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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2008
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  いつか晴れた日に 《ネタバレ》 
ジェーン・オースティンって基本 少女マンガだと思うんだけど、ベタなラブストーリーをこうも格調高く美しく撮り上げたアン・リーの手腕は大したものです。彼の作品では感情の発露がいつでも節度をわきまえていて慎ましい。そこんとこがこの原作の時代性にはまったのでしょうか。 三姉妹の配役がベストです。マーガレットは愛らしく、ウィンスレットは若く瑞々しく、とても綺麗。そして演技が巧み過ぎてたまに鼻につくE・トンプソンですが、今作の“耐え忍ぶ長女”役は学級委員長的な彼女のキャラにぴったりでした。 翻って男性陣は時代劇の衣装がなかなかキビシイ。着こなせてないのはH・グラントだけではないような。でも各人、演技力でそこはカバーしてます。クサい台詞も浮いてません。 オースティンの話を聞くたび、社会保障も相続権も無い時代の女たちの生きる厳しさを思います。玉の輿に乗るしか生活が保障されないのだから、そりゃ必死にもなりますわな。そして恋バナのお節介ばかり焼く中年のオバサンたちも健在。息せき切って仕入れたゴシップの披露に及ぶ、その逞しさ、正直さには苦笑い。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-12-03 00:18:01)
2.  イル・ポスティーノ 《ネタバレ》 
イタリア映画の、何者でもない人たちの人生を語る、その訥々とした語り口が好き。出てくる人たちは皆普通の、生活はちょっと苦しくて、でも基本善良で恋したり瑣末な人間関係に悩んだりして生きている。おんなじだ、私らと。 主人公もまた、一人の郵便配達人で何ということの無い人生を送るはずが 世界的に著名な詩人と出会って共産の思想や詩の世界に触れてちょっとだけベクトルが変わる。 人との出会い、その化学反応が彼の人生の終焉にまで影響したのだと観る側は衝撃を伴って知らされるけれど、ドラマチックに盛り上げる演出は一切無くて終始映像は穏やかなままだ。美しい地中海の寄せては返す波のように、繰り返し日々は過ぎてゆく。この穏やかさがラストのショックの緩和剤になっている。 何かをどーんと訴えてくる種の映画ではないけれど、人間を愛おしさでくるんだような大切な一品。思い出すと泣けてくる。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-06 00:24:54)
3.  いとこのビニー 《ネタバレ》 
キャラクターの描き出し方がとても巧い映画だなあと思った。会話、服装の演出にセンスを感じる。マリサ・トメイの個性出しすぎのファッション!当時であっても肩パット大きすぎでしょ、という位の押しの強さ。ジョー・ペシは革ジャン一辺倒、ゆえに判事に怒られ、若者二人はいかにも貧乏学生風のアメカジ。人は服装から。ううむ巧い。 人物の会話もひとつひとつが印象的。学生とペシの初面会の時の誤解に基づくコント風一幕や、服装にしつこく言及する判事、特に蛇口の閉め方をめぐってのペシとマリサの口論には脱帽してしまった。あまりの斜め上の展開に呆気にとられつつ笑ってしまう場面だけれど、「会話」によっそれぞれがどういう人間か説明し尽くしていて、ここではペシもマリサもかなり弁が立つのね、と印象づけることに成功している。劇として高度な脚本だと思う。 だらだらと無能ぶりをさらしていたペシが後半怒涛の追い上げを見せるくだりは爽快。勢いでオスカーを取ったであろうマリサもお見事。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-30 16:45:28)(良:2票)
4.  苺とチョコレート
社会体制がどんなであっても、おかまのひとって共通してこんな風なんだなあ、とびっくり。描かれるキューバの共産主義が、反体制の芸術家にあまり厳しく迫害しないのにほっとした。あくまでこの映画では、なのかもだけど。それにしてもゲイの彼、切ないほどに恋心の演じ方が上手い。想いをこらえての目線なんかその辺の女子より女らしく、いじらしいんだなあ。どこかで彼の恋が成就してほしい。
[地上波(字幕)] 7点(2011-10-05 16:33:46)
5.  インサイダー 《ネタバレ》 
見応えのあるドラマではあったですけど、ちょっと長すぎでは。たいていこの手の内部告発モノは、会社からの妨害・脅迫にめげずに信念を貫き、法廷での証言シーンがクライマックスとなるのが定番。本作は法廷劇が終了した後にアル・パチーノ扮するバーグマンのジャーナリスト魂炸裂の奮闘劇が第二部として展開するのですが、この後半部があまり観易くありません。一介のTVプロデューサーが人脈を駆使してタバコ会社の個人調査内容に対して反証を用意できたり、新聞社と駆け引きしたりのフィクサーぶりにはちょっと理解がついていきませんでした。 ワイガンドがどの程度の嘘つきだったのかちゃんと描写が無いのにも不満です。 結局タバコ会社の悪辣ぶりはメインテーマじゃなくアル・パチーノが主役だったのでしょうけど、ラッセル・クロウの苦悩場面も多くてポイント絞れてないんじゃないかな。そういや冒頭のイスラム部分も変に力入り過ぎで(その後一切触れもしない・・)バランスが悪いよね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-02-29 23:03:25)
6.  インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 《ネタバレ》 
アメリカ人のバンパイア、てのが違和感あるなあ。ジーンズとポテトとプレスリーの風土だからなあ いたとしたってゾンビだろうなあ。やっぱり吸血鬼といえば古城をバックに湿気とコウモリ、石畳と十字架が必須アイテム、という世間の(ワタシの)イメージに対して「俺たちだってできるぜ」とばかりハリウッドがご用意した美男俳優の二人ですが・・、どうでしょうこれ。首までフリル過多な衣装に身を包んだところで似合わないことおびただしい。ヨーロッパの俳優だったら着こなせるんじゃないかな、これ。ヴァンサン・カッセルとか数十年前のジェレミー・アイアンズとか。お話はというと、奇しくもトムがラストで言い放ったブラピの「何世紀にもわたる愚痴」、もうそのまんまなのでした。あと、座った目つきでトムの首を掻っ切ったキルスティン・ダンストが若輩ながら一番のお芝居してました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-11 00:10:18)
7.  イン・ベッド・ウィズ・マドンナ 《ネタバレ》 
マドンナというアーティストの、プロ根性がよく伝わる映画だったと思います。ただこの頃は精神強迫的なまでに鍛え上げられた筋肉もりもりの腕っぷしや、野太い発声などのマドンナ第2期で(何期まであるのかは判然としない)、ごく初期のholidayやmaterial girlのおきゃんな感じが好きだった私にはちょっとついていけないものがありました。20年近く経った今も、トップで活躍しているのは、このひりつくようなプロ意識の賜であろうとは思いますが。あまり映画の中で幸福そうな表情が無いんですよね。
[映画館(字幕)] 6点(2012-07-22 00:56:48)
8.  イベント・ホライゾン
後半、グロに走るまでは重厚な美術に目を奪われて期待値はかなり高かったのですよ。漏れ出した冷却水が無重力でぷわぷわしていたり、”重力を入れた”ら浮遊していた死体が肉塊となって落下したりの描写は宇宙船内部の画としてはかなりのハイレベルであります。 それがなあ。”宇宙の果ての究極の悪夢”がたかだか拷問であるはずがない。肉体的苦痛を伴うグロテスクをわざわざ海王星近辺で行う意味が一体どこに? 映像が見事なものだから、「わーすごく遠い所まで来ちゃった、宇宙って怖いなあ」と心理的には充分ぞくぞくしていたのです。その「獏とした不安」が単なるスプラッタ現象になっちゃった時の落胆つうか脳が「え?」と混乱するというか。ラテン語まで持ち出して哲学的な雰囲気も醸していたのにねえ。なんだかな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-29 00:22:12)
9.  依頼人(1994) 《ネタバレ》 
ちょっと大人たちにイライラして、あまり楽しくなかったな。原作はもっとサスペンスフルなのかしら。 結論から言うと目撃者である子供を守るにはFBIの証人保護プログラムに頼る、その一択しかないわけで、それって話の序盤からそう言っているのにこの小僧が無益に駄々をこねて逃げ回り、指導すべき周りの大人ここでは弁護士サランドンはなんら有用なアイデアを出さぬまま子供に振り回されている。何をやっているんだ。 この子がすぐ逃げる、そこをマフィアに狙われるという追いかけっこが必然性に乏しいシチュエーションばかりで、尺稼ぎのための演出にしか見えなくてしらける。保護房から仮病を使ってまでなぜ逃げるんだ小僧。案の定怖ーい兄ちゃんが銃持って追ってくるじゃんか。 11歳の子供と不法侵入までして死体を確認しに行く女弁護士、そのあまりのリアリティの無さにびっくり。娯楽映画だからといっても「そんなばかな」度数が高いと嫌になります。私はこの映画ちょっとイヤでした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-08-01 17:56:59)
10.  インデペンデンス・デイ
悪の権化まんまのエイリアンとそれをやっつけるアメリカ人か。かの国の人は戦うこと好きですなあ。設定も展開もなんにも意外性がなくて特に前半1時間弱もパニックシーンが続いて睡魔に襲われた。作品にユーモア感覚がないのがしんどい。B・プルマンさー 「持ってかれる」脇役のキャリアが長いこの人に大統領をやれって、可哀想ですよ。やっぱ無理だったじゃん。
[DVD(字幕)] 4点(2011-09-22 12:41:34)
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