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1.  サボテン・ブラザース 《ネタバレ》 
発想一発でシンプルに勝負、内容は素直に勧善懲悪。こういうのはそれでいいのです。クライマックスの「作戦」なんてのは、ネタとしても優れている上に(アミーゴの理念が村全体に拡がったという象徴機能も込み)、ビジュアル面でもインパクトがあって美味しかったりします。
[DVD(字幕)] 8点(2020-01-07 01:26:23)(良:1票)
2.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》 
演技については、男優陣はただ騒がしいだけ、逆に女優陣はただそこにいるだけで、全然魅力的に撮られていない。しかし、それでも中盤以降面白さがせり上がってくるのは、昨日と今日の短期間のやりとり、1個のリモコンを取りに行くというしょうもない目的、というごく狭い範囲から、軸足がぶれていないところにある。だから、作品世界がきちんと完結しているし、滅茶苦茶なことをやっていながら妙な身近さを感じさせる。あとやっぱり、同一場面の多角視点的な描き方は大好きなのです。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-04-27 02:23:08)(良:2票)
3.  山椒大夫 《ネタバレ》 
奥方の田中絹代、遊女の田中絹代、そして老婆の田中絹代。この3発の爆撃だけであまりにも強烈。これぞ役者、これぞ俳優。●映像面で印象に残ったのは、実は、最後の感動の再会からさらにその後、カメラが遠景を捉える中で、漁婦が黙々と作業を続けている風景。親子の再会という壮絶なドラマも、誰も気づかない、一番近くにいる人すらまったく気づかない中で、ごくひっそりと行われている。かつて存在した無名の町民・村民に対する製作者の祈りすら感じる。●姉弟を兄妹に変更してしまったのは、やはり大いに違和感がありました。荘園内での成長上の変化や、逃亡の決断のシーンに説得力がありません。
[映画館(邦画)] 8点(2015-05-17 01:36:33)(良:1票)
4.  サンダカン八番娼館 望郷 《ネタバレ》 
事実の持つ圧倒的な説得力に言葉を失う。近代日本の黒歴史の陰で辛酸を嘗め続け、そして誰からも気づかれることなく忘れ去られた名もなき一般の民に誠実に光を当てた監督の(そしてもちろん原作者の)姿勢にまず敬意を表したい。現在、取材時点、そして回想の3つの時系列が巧妙に交錯し、その中で、現在に生きる私たちにも、重みを持って歴史を振り返ることができる仕掛けになっている。娼館の描写は、必要以上に湿っぽくせずにポイントを絞っているが、それでも元娼婦たちの苦難は伝わってくる。それは、最初に彼女の居宅であるあばら家を映すだけで、すべてが表現されているからである。そしてもう一つ、このドキュメントの重要な点は、内容はもちろんだが、それが明らかになった過程にある。当時はもはや誰もが忘れていた、もちろん当事者たちも決して語りたがらない、普通に聞きに行くだけでは誰も答えないであろう対象事実について、原作者は、誰もが躊躇するであろうあばら家(原作では、ムカデが畳の上を平気で這い回っていたとあった)に腰を下ろし、横になり、生活をともにすることによって信頼され、話を聞くことができた。その辺の経緯がきちんと描写されているのも素晴らしい。そして、このような事実の重みに真摯に向き合っていった俳優陣の頑張りについても讃えたい。
[DVD(邦画)] 8点(2009-02-28 02:02:40)
5.  さくら隊散る 《ネタバレ》 
証言者や関係資料が現存するうちに、何としてもこのことを記録に残さなければならない、という制作者の真摯なばかりの思想と、そして祈りが通じる作品。死傷者の数が重要なのではなくて、大事なのは、その一つ一つに「背景」と「存在」があるということ、そしてそれが問答無用で断ち切られる容赦のなさ。そのことを伝える証言者の一言一言、そして再現ドラマは、これからも価値を失うことはなく、そして余りにも重い。
[DVD(邦画)] 8点(2008-12-13 13:26:00)
6.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
シャワーシーンとラストが凄いだけではなくて、あらゆるシーンに細心の注意が払われているから、そのメインの場面が輝くのです。探偵が電話からモーテルに戻ってくるシーン。ノーマンは何か作業をしているっぽいが、その表れ方がごくさりげない。しかもそれは、その前の会話で、今からその作業をしますと言っていたとおりのものだ。だからこそ、ミスリードとして機能している。そして、探偵が上の家にたどりつくと、母親が襲ってくる。途中で事務所を捜索しているから、時間的・空間的なつじつまは合っている。あと、序盤でマリオンが車の中から社長を見つけるシーン。ここは、何気ないことでも恐怖に感じるという彼女の緊張の心境を表すと同時に、後で失踪が明らかになった際、事件性を否定する根拠として機能している。そもそも、横領から始まる導入自体が、捜査に警察の関与が入ることを否定する根拠となり、作品の重要な前提を構成しているのだ。ここまでいろいろとつじつまが合っている脚本って、あまりない。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2004-02-02 01:28:51)(良:1票)
7.  ザ・ペーパー
電話が何本も入ってくるとき、用事が立て込んできたときなど、まるでジェットコースターのようなスリリングな気分を味わうものですが、この作品は、それをごく自然に脚本の中で表現してしまったのが凄い。ストーリーについては、一瞬、拡散したかな?と思ったのですが、それを破綻なくまとめ上げた終盤は見事でした。真相追求型ミステリーとしても、実は良くできています。
[DVD(字幕)] 8点(2003-10-15 00:04:56)(良:1票)
8.  さよならくちびる 《ネタバレ》 
冒頭からいきなり「解散」の宣告で始まる。しかもその理由の説明もなし。これはもしかしてありがちサクセスストーリー系音楽青春モノとは違うのでは、という予感が走りますが、はたしてそのとおりでした。一つ一つのシーンの撮り方が丁寧だし、台詞も軽くない。だから、すべてが本音のぶつかり合いになっています。また、デュオのくせしてちっとも仲が良くない主人公2人の関係性も心地良く感じますし、それを扇の要のごとく的確につないでいる成田凌もいい仕事をしています。いろんなライブハウスの風景をきちんと作り込んでいる点も含め、制作側の手抜きのなさを感じます。難点は、このグループの立ち位置自体がはっきりしないこと(インタビューでは「飛ぶ鳥も落とす勢い」と言われていながら、ライブではガラガラだったりするし、かと思えば最後の函館では突然満員で大受けだったりするし)。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-12-26 00:45:09)
9.  The Witch/魔女 《ネタバレ》 
筋立ては至ってシンプルだし、類似先行作もいくつもありそうなんだけど、とにかく見せ方が上手い。前半は、のどかな青春ストーリーの枠組の中で、暗い影がじわじわと見え隠れして忍び寄ってくる。そして、いざ喫水線を超えたあの瞬間は、それまで溜めに溜めた前フリからの爽快感が炸裂します。そこからは濁流の勢いです。また、主演の彼女は表情だけですべてを語る表現力を有していますし、それぞれの敵キャラも存在感を発揮しています。アクションシーンも、ただ速くシャープなだけではなくて、何をやっているのかがきちんと分かる撮り方になっていますし、ひたすら動き続けるのではなく随所で「間」を重視しているのが、かえって鋭さを強調しています。
[DVD(字幕)] 7点(2023-09-28 01:03:56)
10.  聖の青春 《ネタバレ》 
単に将棋にネタとして乗っかっただけの内容だったら許さんぞと思いながら見始めたのですが、予想外に良い内容でした。村山も羽生もいちいちいろいろそっくりで楽しいんだけど、何といってもMVPはリリー・フランキーの森信雄!単に雰囲気が似ているというだけでなくて、すべてのシーンのすべての芝居が、「村山への師匠愛」というこの人の本質を体現しています。●それから、将棋を指す指の動きの一つ一つはもちろん、対局中の仕草、記録係や立会人の作法、控え室の光景や大盤解説の風景まで、きちんと丁寧に作っているのがよく分かるのです。それと、対局中って(終了後もですが)、当然ながら沈黙が支配する世界になるのですが、それを恐れずに(ヘタな台詞だの何だの入れずに)堂々と撮りきっているのも素晴らしい。●降級時の切れ負けの一局、相手のモデルは田中寅彦ですよね。ほんの一瞬の登場なのに、こういうところも丁寧です。●気になるキズは、クライマックスの対戦中、あの安食堂サシ飲みシーンを回想でそのまま出してしまったこと。ここはそんな回想なしの方がよかったと思うのですが、かりにやるとしても、対戦の風景に台詞だけを断片的にかぶせる、とかでしょ。そうでないと、2人が対局に集中していることにならないよ。●しかしいずれにしても、村山聖という早世の天才の名を後に残した作品としての功績は大きいと思います。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-05-09 00:10:53)
11.  砂漠の鬼将軍 《ネタバレ》 
いろいろエピソードのありそうな人なのに、90分前後でどうやってまとめるんだろう・・・と思っていたら、冒頭で、「イギリス人捕虜が後に関係者をたどって判明しました」という視点を手際よく提示(結局、本人に会ったのは一瞬だけ、というのも逆にドラマチック)。この構成が巧妙で、それに続く本編の焦点を絞ることに成功しています。その後も、何が起こっても各登場人物は慌てず騒がず、常に冷静に事を運んでいますし、それが作品の気品と節度を保っています。しかし何といっても白眉なのは、階段を上がってくる夫の気配だけですべてを察知し、いざそれを悟っても涙の一滴も流さないジェシカ・タンディだと思う。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-13 01:29:37)(良:1票)
12.  サンキュー・スモーキング 《ネタバレ》 
これはまた実に痛快です。ここから15年経った現在だからこそ、もっと広まってほしい作品です。嫌煙運動の胡散臭さをけちょんけちょんにけなす一方で(ミスター・マルボロに金を受け取らせるテクニックとか、突然現れるテロリストとか。「吸ってたから助かった」というオチも凄い)、主人公の軽薄さも際立たせることで、論争のレベル自体が所詮そんなもんだ、という視点まで提示しています。また、こういうときは往々にして足を引っ張りがちな主人公の子供が、予想に反して最後まで機能していたり(顔つきはちょっと合ってなかった気はするが)、なぜかいつもレストランの同じ席にいる3人組の構図も何とも言えない可笑しさを提供していたりと、脇役の配置も上々です。ラストはちょっとあっさり風味にすぎる感じもしますが、長編デビューでここまでやれば十分です(ライトマン監督、この時点で28歳かあ・・・)。
[DVD(字幕)] 7点(2020-09-15 00:33:34)(良:1票)
13.  ザ・タイタニック<TVM> 《ネタバレ》 
これがキャメロン版の1年前なのですが、びっくりするくらいキャメロン版と同じ。「SOSタイタニック」にもキャメロン版の元ネタがてんこ盛りだったのですが、これも随所に似たようなシーンや似たような演出があります。違いは、キャメロン版ではしつこいくらいあった室内や廊下の浸水・流水シーンがほとんどないのと、こっちは「救出されて以降」のあれやこれやが割と長い点でしょうか。あとは、こっちは群像劇風なところかな。●全体としては、テレビ用とは思えないくらい、美術も衣装もエキストラも凝っていて、大スクリーンで見ても十分だったのではと思います。前半の豪華絢爛な船内も、後半の徐々に沈没が進む光景も、両方ともきちんと撮っています。これだけで低い点はつけられません。●弱点は、登場人物のほぼすべてがことごとく変というかずれているというか人格的に問題ありなところであり、したがって後半に船が沈んでもあまり悲劇に見えません。何でわざわざそうしたんだろう・・・。
[DVD(字幕)] 7点(2020-04-23 01:37:06)
14.  最愛の子
未整理な部分や中だるみな部分やバランスの悪い部分もあるにはあるんだけど、何よりも、監督のこの問題に対する真摯な想いが一直線に伝わってくるのが良い。子が発見されるまでの段階でもとてつもないハードルがあるが、「発見された後」には、それまで見えなかった新たな障壁が、すべての関係者に一斉に降りかかってくる。その丁寧な視座が確保されているという点において、この作品には価値がある。
[DVD(字幕)] 7点(2019-12-19 01:54:49)
15.  猿の惑星 《ネタバレ》 
いや~、このオチを知らずに見られたというのは、本っ当にラッキーでした。見ている間も、「猿軍団に出会うまでやたら長くて、しかもどうでもいい風景ばかり映してない?まあ、60年代だからね」「猿が普通に英語喋るの?無理矢理でも、猿語か何か作った方がよくなかった?まあ、60年代だからね」などと思っていました。それが全部伏線だったとはね。自分の鈍さに感謝したい。●で、ラストの効果を劇的にしているのは、その前の人形のくだりで「やっぱり人間様は素晴らしい!」と上げておいての二段オチだということ。そして、場所がどうこうだけではなくて、「猿は人間から進化したのだ」という猿たちの主張を、「あ~はいはい、所詮猿が言ってることだからね」と思わせておいて、実はそれが全部真実を指していた、というように、見る側の世界や感情までを全部反転させているということ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-08-29 01:12:44)(良:1票)
16.  サン★ロレンツォの夜 《ネタバレ》 
随所で駆使される遠景や奥行きショット。とりわけ、聖堂の爆破を、扉から漏れる煙を外から映すだけで表現してしまう手際(その後に外を避難する人の数が妙に少ないのも、中の光景を想像させて、かえって生々しい)。麦畑の戦闘での、全体が見えない、したがって個々の生き死にも一瞬先がまったく見えないという撮り方のリアリティ。ラスト、解放されたグループのリーダーが「3時間だけ物思いにふけった」という絶妙なほど的確な描写。そうそう、トラックで連れ去られたロザーナのその後が何もふれられないのも、さりげない容赦なさを際立たせています。つまり、骨は単純なはずなのに、一つ一つの積み重ねにおいて、少女視点を貫き、しかも描写過多を周到に避けることで、見る側の我々の背後にも迫るほどの厳しさを突きつけてくるのです。表面を流れる血は、見た目は派手でも、拭えばなくなってしまう。どこからともなくじわっと滲んでくる血ほど、その流れを止めることは困難。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-06 01:04:35)
17.  The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 《ネタバレ》 
ミシェル・ヨーというきちんと演技のできる人が、アウンサンスーチーという世界に感銘を与えた実在の人物という重大な役柄を得て、その持てる力を存分に発揮した作品。彼女は作中で再三にわたり、「誰も死んではならない」と繰り返す。それは民衆のみならず、敵対する軍部の人間についてもそうなのだろう。だから、どんなに怒りが込み上げても(とりわけ、軟禁が一度解かれたものの、民衆との接触を禁じられた際の静かな怒りの表情は凄い)、それを感情に任せて相手にぶつけることなく、「次に自分は何をすべきか」に考えは常に向いているし、その意志の力があるからこそ世界規模での支持を得られたということも伝わってくる。また、夫婦間において、愛情や信頼だけではなく、相互に敬意が存在する描写も的確。年月の経過の描写にも無理がない。というかリュック・ベッソン、いきなりこんなに本気を出されると、びっくりするんだけど。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-03 01:02:46)
18.  ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦 《ネタバレ》 
スパイダースというのは、そもそも存在自体が奇跡だったようなグループなのである。日本の芸能界(本来の意味)の至宝である、堺正章、井上順、かまやつひろしが、同じ画面内に存在して動いている。そのことだけでも奇跡である。そのスパイダースを、存分に映像面で駆使しようとして単純明快に作られた作品。悪い内容になるはずがない。●ただし、決してスパイダース頼りというのではなく、中身も案外(?)きちんとしている。「テレビで偶然見たチノちゃん(松原智恵子)に会うために、『一直線』に歩いていく」というただそれだけのコンセプト、それを真剣に大真面目に描こうとする制作態度(だからこそ醸し出される面白さ)。何よりも凄いのは、歩いていく七人が常に縦一列等間隔という絵面上のこだわり。「型」が存在するからこそ「型破り」が面白い、という笑いの鉄則を、とてもよく分かっていらっしゃる。●その上で、牛が列車に轢かれた瞬間にステーキになっている(それを当たり前のようにバクバク旨そうに食べるメンバー!)とか、死刑執行室の13階段まで一直線に進んでいくとか、今では誰もが委縮しちゃって手を出さないような描写まで平然と取り込んで進んでいく、膨大なエネルギー。これぞ60'sならではの熱さ。制作者は別に自分たちを熱いと思っていないのが、さらに熱い。●そして、意味もなくフル演奏(しかもステージ衣装で!)される「風が泣いている」とか、突然ゲスト的に登場するヴィレッジ・シンガーズが歌う「バラ色の雲」とか、無駄なファンサービスがさらに洒落ているのです。そこまでされたらもう何も言えん。●純粋に映画としては一応この点数ですが、この貴重な自信満々の暴走ぶりという価値においては、紛れもなく10点。●山内賢と仲間たち(ヤング&フレッシュ!)の演奏まで見られてしまうのは、もはやオマケとかサービスとかいう領域をはるかに超えているが、本職のGSより明らかに演奏が上手いのは、いかがなものかと思うぞ。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-28 02:40:04)
19.  サラの鍵 《ネタバレ》 
前半は、過去パートと現在パートがばらばらな上に現在パートの描写が凡庸で、さしたる工夫もなく終わってしまうのかと思っていたのですが、後半、両者が融合してからはぐいぐいと最後まで進んでいきます。●メインと思わせる「鍵」の点が着地してからも、ドラマはそこでは終わらない。サラにはその先の人生があるから。そして、その後を継ぐ人たちの人生は今につながっているから。したがって、「鍵」は歴史上の一寓話というだけではない、生身の重さを持っています。そのことを明確にしただけでも、作品としての価値があります。●ヒロインの設定はいかにも安直で、高齢出産云々というのも、年代的なつじつま合わせとラストシーンを作りたいというためだけにそうしたとしか思えません。せっかくK・S・トーマスを引っ張り出した意味がありませんでした。
[DVD(字幕)] 7点(2015-02-13 02:22:12)
20.  ザ・マジックアワー 《ネタバレ》 
相手を脅すと見せかけて実は全部演技、みたいな話はいくらでもあって、それを真裏から見たらどうなるか?がこの作品の出発点なんですよね。その力点が統一されているので、拡散しそうになっても踏みとどまって最後まで一気に見せ切ってしまうのです。ただ、もう少し整理して凝縮することはできたと思います。とりあえず、深津絵里はむしろ最初と最後だけ登場、くらいでちょうどよかったのではないでしょうか。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-02-12 21:10:38)
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