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1.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
これは面白い。基本的に陰惨な話で、しかも未解決のまま終わります。雨のシーンが多いせいか、全編にわたってジトッとした湿気も感じます。 でも、登場人物それぞれのキャラがしっかりしていて魅力的。日常にいかにもありそうな、ちょっと悲哀を感じさせる滑稽さも散りばめられていて飽きません。真犯人に迫っているのかいないのか、モヤモヤがずっと持続する感じもいい。特に最後の犯行シーン以降、主人公とソウルから来た刑事の立場が逆転していくのも、もう見事としか言えません。そして最後の最後に「ゾクッ」とさせるあたりもさすがです。すっかりのめり込んでしまいました。 韓流映画らしく暴力シーンは多めですが、見どころも豊富。一級のエンタテイメント作品と呼べるんじゃないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2021-08-12 01:56:58)
2.  サイコ(1960)
超久しぶりに再見。有名なシャワーのシーン以外、結末も含めてまったく覚えていませんでしたが、やはり傑作だと思います。これまでヒッチコックの映画をそれなりにいくつか見てきましたが、個人的にはこの作品がベストかなと。 前半は〝女の性と浅知恵〟(今どきこんな表現をするとアウトですかね)を感じさせる息詰まる逃亡劇、そして後半は一転して猟奇の世界。最後に脅かす気満々の〝人形〟まで登場して、バリエーション豊かなハラハラを楽しませてもらいました。 しかしこれだけ衝撃的な結末なのに、まったく覚えていない自分にも衝撃。人間は忘れる動物であるということを、あらためて実感させてもらいました。だから平気で生きていられるとも言えます。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2023-06-18 02:48:52)
3.  サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 
タイトルのイメージから地味で退屈かと敬遠していましたが、すごくいい作品でした。テーマはタイトルどおり「ルール」でしょう。十把一絡げにルールを定めても、それが全員にとって都合がいいとは限らない。ルールを破ることで誰かが救われるなら、喜んで破りましょうというのが孤児院の話。たまたま先日、米国の連邦最高裁は中絶を認めないという〝画期的〟な判決を出しましたが、ラーチ先生ような存在がますます求められることになりそうです。医師免許の偽造やレントゲン写真の件も人を救うためのルール破り。経緯を考えれば、心に沁みます。 それからサイダーハウスにも杓子定規なルールはありますが、季節労働者たちはハナから守る気がないし、そもそも読めない。では無法地帯かといえばそうではなく、真面目に働くし、商品を汚した者には烈火のごとく怒る。近親相姦という究極的なインモラルに対しても、ある種の〝自浄作用〟が働くわけで。それから主人公とヒロインとの不倫も、きれいすぎるほど跡形もなく決着。 このあたりは宗教観も関係するのかもしれませんが、誰かにルールを押しつけられなくても、人にはそれぞれ自分なりのルールがあって、いろいろ間違いを犯しても結局は「善」に戻るのだというメッセージとして受け止めました。見終わった後に温かい気持ちになれたのは、そのためかなと。
[CS・衛星(吹替)] 9点(2022-07-03 23:16:19)(良:1票)
4.  サーカス(1928) 《ネタバレ》 
とにかくラストの1シーンがすばらしい。喧騒と悲喜こもごものドラマを生んだサーカスの一団が去り、何事もなかったような荒野に1人残る主人公。しかし次の瞬間には、一団とは別の方向へ、いつもの軽快な調子で歩き始めるんですよね。この寂寥感と虚無感と孤独感と、それでも一縷の希望を残すあたりがたまりません。この1シーンを撮るためだけに、わざわざサーカスという〝うたかた〟の舞台を用意したのではないかと思うほどです。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-05-27 03:07:56)
5.  再会の街で
ドン・チードルが出ているという理由だけで何気なく見たのですが、実にすばらしい作品でした。最初は「どうしてこんなヤツの世話を焼くのか」と疑問に思い、しだいに「こんなヤツが身近にいたらやっかいだな」苛立ちを覚え、しかし終盤になると「こんなヤツ」に肩入れし、再生を願わずにはいられなくなっていました。おそらく、制作者の術中に見事にハマったのでしょう。けっしてハッピーエンドではなく、かすかに希望を感じさせるだけで終わる点も、リアリティにあふれています。大きな事件・事故の当事者のみならず、それによって残された人々の哀しみに寄り添うことも重要なんだなと痛感させられます。まさに1000年の1度の大惨事を目の当たりにした後だけに。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-10-18 21:05:36)
6.  ザ・フライ 《ネタバレ》 
超久しぶりに再見。やはり傑作だと思います。グロい印象しか残っていなかったが、やはりグロかった。しかしドロドロネバネバの変異体というのは、「エイリアン」その他のグロ描写の定番なので、さすがに耐性がついたというか見飽きた感があります。それだけ自分も大人になったということで。 それよりもグロかったのは、主要登場人物3人の心の内。まず、堕胎を阻止すべくヒロインを拉致するハエ男のエゴが恐ろしい。昆虫の本能と言われればそれまでですが、一方で学者としての知性も良心も残っているわけで、子孫を残すことが何を意味するか十分にわかるはず。エゴが知性を凌駕する瞬間をまざまざと見せつけられた感じです。これはハエ男にかぎらず、世間一般によくある事例かもしれません。まあ最後の最後に良心を見せてくれたわけですが。 それから、劣化し続けるハエ男を見守るだけのヒロインも恐ろしい。社会的影響を考えるなら、「おまわりさんこいつです」と通報するのが筋。惚れた弱みなのか、記者として一発当てたいという功名心なのか、中盤以降の行動にはやはりエゴを感じます。 結局、ストーカーまがいで憎まれ役だったはずの編集長がもっともまともだったということで。ハエ男のドラマではなく、人間のドラマとしてなかなか見応えがありました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-10-04 03:16:16)
7.  さよならテレビ
テレビの報道番組の舞台裏をテレビが取材するという、その発想が面白い。そういえば見てみたかったと興味をそそられます。 しかし、想像以上に劣化していることがよくわかりました。働き方改革と人材不足と視聴率競争のトリレンマで、こりゃ沈みゆく一方だろうなという感じ。 しかしもっと俯瞰的に見れば、テレビの衰退は構造問題のような気もします。もうテレビ局自体が不要なんじゃないかと。別にニュースはわざわざテレビで見なくても、ネット上でよほど正確・迅速に見られます。あるいは「ジャーナリズム」なら、時間その他の制約が圧倒的に少ない活字メヂィアやネットメディアのほうがよほど有利でしょう。ではテレビの役割は何?という気がします。 だいたい「権力の監視」としきりに強調していましたが、むしろテレビ局のほうが電波利権という権力を無条件に行使している存在です。しかも政治家には一応、選挙というみそぎの装置がありますが、テレビ局にはそれもなし。自分たちが電波帯域を寡占的に制覇している以上、新規参入のおそれもないので、どんな不祥事を起こしても、社会的に不要と見なされても、とりあえず潰れることはない。「さよならテレビ」というショッキングなタイトルをテレビ局の人間がつけること自体、「さよならなんてあり得ない」という余裕の裏返しなんじゃないかと勘繰りたくなります。 本来は国家の貴重な財産である電波について、一部のテレビ局に貸しっぱなしにするのではなく、もっと有効利用の方法を考えたほうがいいんじゃないかとあらためて思いました。最後の中途半端なオチも含めて、ドキュメンタリーとしては十分に面白かったんですけどね。
[映画館(邦画)] 8点(2020-02-03 02:30:28)(良:1票)
8.  座頭市あばれ凧 《ネタバレ》 
TV版も含めて、今さらながら初めて「座頭市」シリーズを見ました。ほとんど勝新の圧倒的な存在感と演技力だけで持っているような作品ですが、予想以上にハマりました。 やたらと「めくら」というセリフが連発されますが、感じたのは差別意識よりも孤独感。そこそこ周囲と仲良く付き合っているように見えても、結局どの組織にも受け入れられず、何もかも単独行動になるという姿が印象的です。最終盤も大立ち回りの後、誰かから祝福されるでも労われるでもなく、そのままあっさり終了するし。 他の作品は知りませんが、こういうトーンが通しテーマだったとしたら、ぜひ見てみたい気がします。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-01-18 01:23:50)
9.  最前線物語 《ネタバレ》 
タイトルと同様、中身も戦争映画にしては地味でした。しかし、それがかえってリアルでいい。幸いにして本物の戦場は知りませんが、緊張あり弛緩あり、だいたいこんな感じだったのかなあという気がします。それに、ラストの皮肉も効いてます。戦闘中か停戦合意かによって、瀕死の敵兵を殺すか救うかが決まる。哀しいような笑えるような。 願わくば、ほぼ同時期に派手で〝スター〟な戦争も疑似体験したマーク・ハミルに、両者の違いを聞いてみたいところです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-04 02:10:57)
10.  寒い国から帰ったスパイ
一貫して静かな緊張感に包まれています。面白いかと問われれば微妙ですが、こういう裏側のひたすら地味な駆け引きによって、表向きの世界は均衡が保たれるのでしょう。その最前線にいるスパイというのは、つくづく厳しい職業だなと思います。よほど愛国心と度胸と私生活を捨てる覚悟がないと務まらないでしょう。最初のほうで「長くやると神経が壊れる」とか言っていましたが、本当にそのとおりだろうなと。しかもそこまで尽くしてなお、国家にあっさり裏切られたりするわけで。 いずれにせよ、なかなか辛口のドラマでした。まさかこの後、スパイでありながら世界中の表舞台で派手派手に活躍する後輩が現れようとは、主人公は夢にも思わないでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-12-04 03:15:08)
11.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 
クリスチャン・ベールとラッセル・クロウありきの作品という感じ。まあ2人がカッコいいだけで十分なんですが、ストーリー的にいささか無理がある気がしないでもありません。特に最終盤、ホテルから駅へ逃げながら走るラッセル・クロウは、なんだか身体が重そうで、それまでの凄腕の悪党のイメージとはちょっと違います。それにこのとき、当人はどういう決着を予想していたのか、すべて想定どりなのか、ぜひ聞いてみたい気もします。 ただ、イラストにまつわる前フリと回収は、ベタとはいえいいシーンだったなと。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-09 02:03:08)
12.  座頭市鉄火旅
「鉄火旅」というタイトルがカッコいい。鉄火場のシーンはそんなに多くはないけれど。頼みの剣にまつわるエピソードもそそります。相変わらず白黒はっきりしすぎた勧善懲悪ドラマで、傷一つ負うことのない大立ち回りが待っているわけですが、秀逸はラスト。これだけ正義のためにがんばったのに、誰に感謝されることもなく、夕暮れの中を1人去っていく姿が美しい。人生とはこんなもの、と教えられるようでした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-05-03 22:41:24)
13.  ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years(2016)
ビートルズに特に思い入れはありませんが、聞き覚えのある、なおかつ今日でも聞き飽きないような名曲をよくもまあ次々と生み出せたものだと驚くばかり。しかもこれ、活動期間で言えば前半だけのはず。キリストだのベートーヴェンだの言っていましたが、たしかにそれに匹敵する天才かもしれません。 それに、観客が泣き出したり失神したり発狂したりするシーンも衝撃的。それも一部の〝信者〟だけではなく、世界各地で同じ現象が起きていたことがすごい。今から見ると違和感がありますが、当時の音楽としてはよほど斬新で麻薬的だったのでしょう。 そして最後の屋上ライブのシーン。これまでにも何度か見たことはありますが、2時間を経て見ると重みが違いますね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-31 23:06:09)
14.  三度目の殺人 《ネタバレ》 
十字架とか、カナリアとか、淫行とか、殺人教唆とか、いろいろモヤモヤさせたままで終わったのは、真相究明より事務手続きとしての裁判の結審を優先するという、世の中の世知辛さのようなものを見せたかったのかなと拝察します。こういう事例は司法に限らず、社会全般に無数にあるわけで。そんな妥協の産物として死刑が宣告されることを、「殺人」と称したのかなと。 それはそれとして、ただし最後のセリフに出てくる「器」の意味がわからない。何かの比喩なんでしょうが、ラストシーンでのモヤモヤはキツいです。もっと腑に落ちる言葉があるような気がします。 ついでに言うと、つかこうへいの「熱海殺人事件」を思い出しました。まったく対象的な作品ですが、目指した方向は同じかもしれません。   
[地上波(邦画)] 7点(2019-11-04 01:47:38)
15.  残穢 -住んではいけない部屋-
電気点けろよ。それだけで諸問題の8割は解決するのでは? そんなことを言っては身もフタもありませんが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-10 06:14:28)
16.  ザ・ウォーク
2Dでの鑑賞ですが、それなりに楽しめます。全編に軽いノリで浮ついた感じがいい。今日のyoutuberの走りみたいなものかなと。主人公君もがんばっていましたが、WTCビルへのオマージュ的な印象が強いですね。 まったく余談ですが、この主人公君が「スノーデン」氏でもあると知って驚き。なかなか芸域の広い役者さんのようで。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-03-13 01:51:35)
17.  ザ・ロック
良かれ悪しかれ「ザ・エンターテイメント」という感じ。他の方も指摘されていますが、何より音楽がカッコいいですね。この映画にもったいないぐらい。 しかしエド・ハリスの見せ場が意外に少なくてがっかり。目的が名誉回復なのかカネなのかもよくわからず。だいたい、いくら政府に恨みがあっても、現役の軍人たちが自国の一般市民を危険に晒すようなマネはしないでしょう。 とはいえ「The West Wing」以来のジョン・スペンサーのファンである私としては、けっこう楽しめました。残念ながらもう故人ですが、この方は冷静(冷徹)な政府要人役がよく似合います。 余談ながら、最近試供品でもらった洗剤が〝化学兵器〟にそっくり。これも軍事技術の民間転用でしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-27 02:20:34)
18.  ザ・バンク -堕ちた巨像- 《ネタバレ》 
見どころはラストのワンシーンに尽きます。2時間かけて世界を飛び回り、仲間や容疑者を殺され、やっと核心に迫ったと思ったところであっさり水泡に帰す。これほど徒労感のある映画も珍しいと思います。しかし、それがリアルでクールでいい感じ。もしかしたら、どこかのメガバンクがスポンサーにでもなっているんじゃないでしょうか。「追求してもムダだよ」と知らしめるために。 
[地上波(字幕)] 7点(2014-07-31 21:42:05)
19.  サブウェイ
イザベル・アジャーニの絶品の美しさ。最大の見どころはこれでしょう。ストーリーを真面目に追うとイラッとします。でも、こういう地下生活も楽しそうですね。日本でいえば渋谷・新宿あたりはヤンキーに占拠されそうなので、大手町あたりが快適でしょうか。ドロップアウトした元エリートサラリーマンとかがゴロゴロいそうです。
[地上波(字幕)] 7点(2014-06-25 01:25:46)
20.  さよなら子供たち
悪い映画ではないけれど、むしろ良質な作品だとは思いますが、もしシナリオ段階でハリウッドや日本映画界に持ち込まれたら、全面書き直しになっていたことでしょう。あまりにも描き方が平坦で、微妙で、観る側に“読解力”を強いるから。「古文」の授業で短歌や俳句の解釈をやらされているような感覚です。 けっして米日の映画が優れていると思っているわけではありません。要は「文化の違い」かなと。それはちょうど、あの竹馬の妙な乗り方を見て感じた違和感と重なります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-02 02:27:45)
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