1. ザ・テノール 真実の物語
《ネタバレ》 ユ・ジテと伊勢谷の友情関係もさることながら、妻であるチャ・イェリョンもこれを上回るかのような存在感。 北乃きいが意外にも見せ場を作り、前半は四者四様の活躍で全く飽きることなく時間が過ぎました。 後半に多少無理に感じられる展開はあったものの、安心して泣ける作りになっています。 オペラ公演がベースなだけにラストへ向けて盛り上げる展開はさすが。ここで伊勢谷、北乃がもう少し絡んでくればなお良かったのですが、ここは主演に花を持たせたということで。 非常にベタなストーリーなんですが、不覚にもクライマックスで嗚咽寸前・・・単純な性格なのでこういう演出には弱いですわ~(^^; 珍しく色々考えずに清らかで前向きな気持ちにさせられました。 個人的には今年一番の掘り出し物です。 [映画館(吹替)] 9点(2014-10-22 22:16:13) |
2. サイド・エフェクト
本作に関してはルーニー・マーラの静かながらも強烈な個性にはまってしましました。 美人ながら幸薄い雰囲気の役が本当に似合っていたと思います。 動と静のギャップの激しさにも惹かれました。 これだけでも見た甲斐がありました。 もちろんジュード・ロウも良かったですし、女医とのまさかの関係発覚など見所はたくさんありましたが、個人的にはやはりこの女優の存在感に尽きます。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-03-24 22:54:22) |
3. ザ・ワーズ 盗まれた人生
《ネタバレ》 小説家が語るフィクションの中で老人がフィクションを語る…という面白い構成でした。 全体の雰囲気が良かったですし、個人的には掘り出し物を見つけたという思いです。 テーマがテーマなだけに深入りしてドロドロになるストーリーかと思いきやそうではなく、けっこうコンパクトにスッキリ話がまとめられていた印象です。 結局、現在の主人公、若いころの主人公、そして老人と三者ともそれぞれ誠実なのだと思います。 それゆえに物語に入り込めましたし、それぞれの苦しみもビンビンと伝わってきました。 ラストが唐突に終わったため、エンドロールのときに色々想像を巡らすはめに・・・鑑賞後の余韻を楽しめる作品だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2014-04-05 16:46:41) |
4. さんかく
男は単純だ。男は計算しない。男は女に弱い。男はサイテー、そして、やっぱりサイテーだ。男ですいません。 [DVD(邦画)] 7点(2013-10-09 23:18:26) |
5. 最強のふたり
《ネタバレ》 実に心地よいストーリー。 言動はまったく「心地よい」ものではないのですが、日本じゃまず作れないだろうと思うようなタブー無視は心地よかったです。 一方で、心地よさばかりが続き、話にこれといった起伏がないため、無難な作品とも言えるのではないでしょうか。 これは実話に基づいているから・・・ということで致し方ないのかもしれません。 また、この実話自体がもはやファンタジーゆえに、あくまでも"よくできたコメディ"。 障害者とはいえ、そこには”お金が十分にある”という大前提がありますので、いわゆる"感動作"ではなく、あくまでも"よくできたコメディ"として楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-07-27 16:41:54)(良:1票) |
6. 柘榴坂の仇討
《ネタバレ》 メインキャストが中井貴一、阿部寛、広末・・・ということで安心して見れました。 その中で意外だったのは、直吉(阿部寛)に惚れているバツイチ女役の真飛聖が可愛く見えたこと。 余談ですが、チョイ役出演の吉田栄作には「老けたな~」の印象。そして、もっとチョイ役出演の堂珍を気の毒に感じてしまいました(^^; 結末としては、とにかく”いい話”。それまでの展開をすべて台無しにするほどの”いい話”でした。 これは時代劇の皮を被った古き時代のトレンディ・ドラマか?さすがにミサンガには興醒めしてしまいました。 [映画館(邦画)] 6点(2014-10-22 22:11:26) |
7. ザ・ウォーカー
《ネタバレ》 世界が荒廃した状況に宗教が絡み、本来なら重苦しい作品になりそうですが、本作は良くも悪くもエンターテイメントに徹しています。 良く言えば気軽に楽しめる。悪く言えばノリが軽すぎる。 話は本当にシンプルです。 単純に西へ西へ一直線。 ひたすら西へ向かう直向な姿と異様な強さはまさに「世紀末救世主伝説」かと思わせるような雰囲気。 ヒロインが暴漢に襲われピンチ→突然暴漢がダウン→その後ろに弓を構えた主人公が・・・まさに某「世紀末救世主伝説」にありそうなシーンではないですか^^; こういったベタさ加減はけっこう好きです。 その何十年も生き延びてきた主人公が、チンピラ風情の親玉の弾丸に沈むのは意外でしたが・・・ ラストはプチ・サプライズで特筆すべきものでもありませんし、ヒロインがついてきてからはこれといった見せ場はないし、これといった凄い作品ではないですが、とにかく単純明快なのがいいところ! [DVD(字幕)] 5点(2011-06-26 23:10:24)(良:1票) |
8. サプライズ(2011)
《ネタバレ》 どんでん返しもの好きにとっては実に挑発的なタイトルだったので、淡い期待を抱きつつの鑑賞…。 けっこうベタな入り、ベタな展開で、これをサプライズにもってくのはキツイだろうと思っていましたが、案の定、不発弾だった感は否めません。 結局、ヒロインがあそこまで道を踏み外しちゃったことが一番のサプライズでした。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-05-07 21:18:08) |
9. さよなら渓谷
《ネタバレ》 ネタバレしているキャッチ・コピーにつられて鑑賞しました。 通常であれば、このキャッチ・コピーの内容をサプライズとして売ってもいいだけに、さぞかし内容に自信があるのだろうと期待。 見終わってみて、ネタバレはそれほど影響していないと思いましたが、どこかしっくりきません。 何かと「~すぎる」という言葉をマスコミが使うわけですが、本作の「あり得なさすぎる」愛の形ゆえに作品に入り込めませんでした。 これまた理屈っぽい強引な結末は、ご都合主義なハッピーエンドと同じくらい面白くありません。 実力派俳優陣の熱演は光っていただけに残念です 最後にしても、くだらない質問ではなくもう少し雰囲気を作って終わってもらいたかったです。 [DVD(邦画)] 4点(2014-04-06 15:21:40) |
10. 桜姫
パッケージを見るに個性的な芸術が繰り広げられるのかと思いきや、全てにおいて半端なC級映画でした。 原監督じゃないですけど論ずるに値しないと言いたいです。 これはレンタル屋の新作コーナーに堂々と並べる代物なのかと・・・アダルト系Vシネマのコーナーに置いてほしいです。 かといってお色気シーンは中途半端、ビジュアル要素もひどい、ストーリーはわけわかりません。 主演の体当たり演技が売りと思われますが、他の出演者の下品なシーンが多くて主演がかわいそうでした。 何だかんだで結局論じてしまいましたが、桜姫ならぬ桜塚やっくん流に言えば「ガッカリだよ!」 [DVD(邦画)] 1点(2013-12-05 21:28:36) |
11. 貞子3D
はっきり言って論ずるに値しなかったです。 おそらく石原さとみの黒歴史になるに違いありません。 彼女へのお見舞いと、3Dで見ていないどころかDVDも借りずにテレビ(録画)で済ましたことへの自らの反省を込めて1点献上。 [地上波(邦画)] 1点(2013-09-15 22:24:31) |