21. 13日の金曜日・完結編
特撮担当をサヴィーニに戻す事によって、スプラッタとして最低限の威厳が保たれている。脚本とキャスト、次回作を匂わせる演出は、ハッキリ言ってダメダメですが。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-02 00:22:11) |
22. 13日の金曜日PART3
《ネタバレ》 OPとEDの音楽が異様にダサい。その軽妙な音楽のおかげで、余計なコメディ要素が加味されたように思える。 あと、ボットン式便所での喫煙(ハッパ含む)は、超危険。メタンが充満している可能性があり、ヘタすればサマーキャンプの湖畔でアヘアヘする以上に危険。爆死を恐れる良い子は真似しないように。 [DVD(字幕)] 5点(2011-10-30 00:32:27) |
23. 13日の金曜日PART2
前作の特殊効果・サヴィーニがいないと、こんなモンかとガッカリする。 [DVD(字幕)] 3点(2011-10-25 00:14:37) |
24. 13日の金曜日(1980)
《ネタバレ》 サマーキャンプで仲間の目を盗み、性行為に及ぶという羨ましくも怪しからん男女が犠牲者になる。今では通例化されたと言って過言でない、ホラー・スプラッタームービーに於ける死亡フラグの先駆ですね。 ベタ過ぎてどうということは無い作品ですが、特殊効果の頑張りや、ちょっとしつこいカメラワーク、そして何より音楽がとてもイイ。 …蛇足ですが、さすがにもういい年なので「キャンプ場にて劣情をもよおすようなやんちゃっぷり」は薄れてきたが、女子に脱衣モノポリーなどという魅力的なゲームに誘われた日には、さすがの私もどうなるか解ったモノではない。 脱衣モノポリー。生死を分ける、まさかの分水嶺である。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-19 23:18:58)(笑:1票) |
25. 重力ピエロ
《ネタバレ》 他の伊坂原作映画と比べるのは筋違いかもしれませんが、テーマに引っ張られたせいかテンポが少し重い。 ですが、ムリヤリに感動させようとするイヤラシさがないので、印象は悪くない。 蛇足ですが、整形後・夏子の「美麗なビジュアルに反した非モテ女子の口調」が、ギャップ萌えの私としてはツボだった。 [DVD(邦画)] 6点(2011-10-11 00:36:38)(良:1票) |
26. 修羅雪姫 怨み恋歌
この作品が二作目とは露知らず、鑑賞してしまいました。その内にでも一作目を観て、改めてレビューさせて頂く所存です。 とりあえず、この作品の「いかにも小池一夫!」という世界観、ステキ過ぎます。 そして梶芽衣子の「眼力」に魂を射抜かれつつも、ちょっと「日本髪」はイマイチだったなぁと感じてしまう私でした。 [DVD(邦画)] 6点(2011-04-28 13:16:27) |
27. 死霊の盆踊り
《ネタバレ》 【映画で鑑賞者の心は殺せるか?】 本作品を観れば、言わずもがな。 答えは当然「イエス」である。 今後ゆさゆさ揺れる乳を見るたび、この作品を思い出してしまわないかが、非常に心配な私だ。 [DVD(字幕)] 0点(2010-09-22 02:35:48)(笑:1票) (良:1票) |
28. 11人いる!
SF考証の細かい突っ込み所はさておき、そこそこ面白かった。原作を知らぬが故か、美術やキャラクターは、そんなに悪くなかったような。 蛇足だが、貧しい集落出身の受験生タダ役に神谷明、貴族出の受験生役に古川登志夫。なかなかシャレが効いたキャスティングです。 そして「11人」目のレビュアーというのは、ちょっと光栄? [DVD(邦画)] 6点(2009-12-11 06:09:18) |
29. Genius Party Beyond
前作に引き続き、好きな映像作家が目白押しな豪華作品集だったのだが、今作は非常に退屈だった。 [DVD(邦画)] 3点(2009-11-09 03:17:07) |
30. 女囚さそり 701号怨み節
一作目の衝撃、二作目の混沌さ、三作目の痛快さからして、四作目はグズグズ。 脚本のテンポ、演出が大人し過ぎて、突っ走れていない。 「さそり・梶芽衣子」の相変わらずの美しさだけで突っ走るには、色々と邪魔が多かったように思える作品。ファンとしては非常に残念なシリーズ最終作品である。 [DVD(邦画)] 4点(2009-11-09 02:36:18) |
31. 女囚さそり けもの部屋
三作目にして、さそりの凶暴性は、もはや都市伝説の域に。その美しさにとやかく言うつもりは皆無だが、ちょっと怖いよ!下水にガソリンを撒く警察の無茶も、ちょっと怖いな! [DVD(邦画)] 7点(2009-10-30 03:07:20) |
32. ショーン・オブ・ザ・デッド
愛すべきバカZOMB…もとい、愛すべきバカ「奴ら」映画。 [DVD(字幕)] 8点(2009-10-12 03:13:43) |
33. 女囚さそり 第41雑居房
《ネタバレ》 白石加奈子の毒素たっぷりな怪演技も凄まじいが、たった二つの台詞と狂気じみた美しい眼光だけで他の追従を全く許さない梶芽衣子の、圧倒的な存在感が超ステキだった。 相変わらずの「あらぬ方向」にブッ飛んだ世界観と演出でしたが、何ともクセになる味わいです。この監督の作品。 [DVD(邦画)] 8点(2009-09-24 22:56:23) |
34. 女囚701号 さそり
ツッコミ所も梶芽衣子への賛辞も、言いたい事は山ほどあるが、ここは割愛。 個人的一番の見所は、女性看守の潜入捜査を見破り、性の僕にしてしまう「さそり」の毒牙。驚愕。愚息も衝天。 [DVD(邦画)] 7点(2009-09-21 03:21:30) |
35. 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
この闘争、叫ぶことや戦うことを忘れてしまった世代の私としては、歯噛みを覚えるくらいに理解し難い。もはや羨望と言ってもいいくらいに。 [DVD(邦画)] 9点(2009-08-28 12:09:55) |
36. 真説 タイガーマスク
駄目な脚本、アホウな設定、ダサい演出、ズブの素人に毛が生えたかのようなカメラワーク、(哀川翔を除く)出演陣のベタベタ・ダメダメ演技など、どれを取っても超一流。さすが那須作品です。 先ずは「どこが【真説】なんだよ!【川口浩の秘境ジャングル探索!】以下の信憑性じゃねぇか!」と激しくツッコんでみましたが、その後は鑑賞している間にツッコミを入れた回数など、数えたところで詮無きこと。全身打撲を負った人に「何処か痛いところは無いですか?」と聞くようなモノです。まったく、素晴らしい欠陥作品っぷりです。 しかし那須監督。Ⅴシネマ界においてもその欠陥っぷりに何ら遜色無く、プロレスを題材にしているというケレン味を差し引いても、揺るがない氏のセンスには脱帽です。 氏亡き今、もうこんな駄目クオリティの高い作品をお目にかかれる事もそうそう無いでしょう。時間と金をドブ捨てたよーな、このひと時を!本当にありがとう那須監督! [DVD(吹替)] 1点(2009-08-28 11:57:19) |
37. 少林寺拳法
《ネタバレ》 高校三年間、部活で少林寺拳法を嗜んでいた私としてはとても興味のある映画だったのですが、何の因果かマイナーゆえか、今の今まで完全にスルーしていました。 とりあえず冒頭から「中国で1300年の歴史を持つ少林寺拳法」という嘘っぱちナレーションから度肝を抜かれてしまう。 舞台は大阪・天王寺と香川・多度津なのに、戦後という時代描写と千葉真一のケレン味も手伝って、すっげえ無国籍感。 全体的に宗道臣の「喧嘩青春時代」の武勇伝OF千葉真一?と思わせる胡散臭い思惑が鼻についたが、ソコハカと香る浪花節、アクションの痛快さ、そして片腕や○○○をポン刀やハサミでズバズバ切られていくという血生臭さ、等の組み合わせの妙のお陰か、退屈せずに鑑賞できました。和製アクション・ムービーとしてなら、北村龍平の52,000倍は面白い。 千葉真一のハマリ役っぷりと、志保美悦子と天性ともいえるB級女優っぷり、若かりしころの力也サンのプレスリーっぷりも、可笑しかった。 蛇足ながら一応説明するなら、本場中国「嵩山少林寺」の歴史が1500年ちょいで、嵩山少林寺を【ルーツ】にして独自の格闘技理論を展開した和製格闘技が「少林寺拳法」である。ちなみに少林寺拳法の歴史は60年ちょいである。 [DVD(邦画)] 6点(2009-08-24 11:56:16) |
38. 純喫茶磯辺
ダサい事この上ない喫茶店を軸に、店主・その娘・従業員・常連が織り成す、美しくは無いがクスリと微笑ましい間抜けで憎めない人間模様が面白い。 今日もどこかでこんな間違いだらけの純喫茶がオープンして、そしてヒッソリと閉店していくんだろうなぁ。 [DVD(邦画)] 7点(2009-05-29 04:42:20) |
39. 12人の怒れる男(2007)
《ネタバレ》 ロシアというお国柄なのか、テンポの悪さと脚本のクドさが気になってしょうがなった。ナイフにまつわるどうでもいいエピソードや、個々の「イイ話だがクドい長さ」も聞いていてしんどい。 しかし、取っ付き難そうなロシアの現状や人間像を見せる演出、ロシア(チェチェン)情勢と「12人の怒れる男」を融合させたセンスは賜物で、原作に突っかかるような後半の展開、落下地点も面白かった。カメラワークも格好いい。 なんで学校の体育館で?と感じながら観ていたが、否、結構悪くない設定なのかも。 ベタながら、迷い込んだ小鳥に話しかけるラストシーンも美しい。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-27 17:22:10) |
40. Genius Party
《ネタバレ》 各々の監督に「創造の制約・ナシ」というルールで作られた作品群だけに、どの作品も個性的。しかし個人的な趣味もあるだろうし、七作品中・何作品好きになれるかという所で評価が分かれるんじゃないでしょうか。 一作目・福島敦子「Genius Party」映像センスとイメージ力のカタマリみたいな作品。このGenius Partyの作品群の先鋒を、見事にこなしている。この先の作品に期待感が深まる出来。 二作目・河森正治「上海大竜」冒頭、翻訳ナシで物語が進むのでチョッと驚いた。中国語で何を言ってるのか分からないまましばらく物語りは進むが、何を話しているのか何となく分かる演出が巧い。近年のテレビアニメっぽさも残しつつ、ソコハカとセンスを匂わせる匙加減が、見事。 三作目・木村真二「デスティック・フォー」不気味でドロドロとした万人受けはしない世界観を、堂々とキュートな作品に仕上げた監督のワガママさが面白い。観ていて疲れたが、面白かった。 四作目・福山庸冶「ドアチャイム」不条理SF作品。個人的にはどうも好きになれない福山庸冶。アニメにゃ向いていないか?とも、思った。最初に絵を観て「井浦秀夫がメンツにはいってんの?」と思ってしまった。 五作目・二村秀樹「Limit Cycle」苦手。でも、非合法な樹脂とかやりながら映像美を楽しむにはイイかもしれない。やりませんけど。笑。 六作目・湯浅政明「夢みるキカイ」超シュールな世界観を好き放題やった感じ。この監督のアタマのナカはどうなっているんだろう、と、毎度おもう。流石。 七作目・渡辺信一郎「Baby Blue」他作品と比べて一番分かりやすく、共感しやすい。しかし、不思議と他作品と足並みは揃っていて、浮いてない。ナベシンが青春モノ?と、違和感を感じつつも、やっぱりナベシン節というか。何やっても絵になる監督だなぁ。 総評してみて、いけ好かないイメージ先行型オムニバスとも監督のマスターベーション的作品集とも、取れなくも、ない。が、色々なシガラミを無視して好き放題創られた監督たちの作品群を少しづつ楽しめる、という豪華さと、それを実現させたスタジオ4℃のフトコロの広さ・深さ。そこを評価したい。 [DVD(邦画)] 8点(2008-08-21 21:56:47) |