41. シシリアン(1987)
「マイケル・チミノに裏切られた」と、もっとも強く感じた作品です。劇中も裏切り者だらけです。「ディア・ハンター」で賞賛を浴びた彼が、「天国の門」以降、容易に理解されがたい映画を作るようになったのはなぜなのでしょう。私は公開時に映画館に足を運んだので、怒りをぶちまけてもよいでしょう。お金と時間を返してください! [映画館(字幕)] 2点(2007-01-28 10:36:45) |
42. 新幹線大爆破
《ネタバレ》 パニック映画ブームに乗って公開された当時の評判は今ひとつでした。それが年月を経て、うなぎ登りの高評価となりました。私的にはズーム多用のカメラワークや、場面にそぐわないBGM、気恥ずかしさを覚える群集の描写など、欠点が目立ちすぎて、辛めの点数です。運転手役の千葉真一がアセチレンバーナーを手にクライマックスで活躍します(笑)。このシーンはぜひやらせてくれ、とシナリオを書き換えさせたのではないかと推測していますがどうでしょうか? [DVD(邦画)] 4点(2007-01-24 22:12:42) |
43. シュリ
ヒットした理由はわかりますが、私と相性が悪いとしか言いようがありません。なんだかひと昔前のつっこみどころ満載の和製活劇といった感じで、見ていてちょっと気恥ずかしさを覚えてしまいました。 [DVD(字幕)] 1点(2007-01-20 15:39:38) |
44. シン・レッド・ライン
レビュワーの意見がみごとに分散していますね。確かに評価の難しい作品だと思います。私は心躍るワクワク感がなかったので低評価です。ストーリーをしっかりと追いづらい作りに閉口しました。アカデミー賞に何部門かノミネートされましたが、それほどとは思えませんでした。 [DVD(字幕)] 4点(2007-01-14 01:32:47) |
45. 十戒(1956)
私が映画館で始めた見た洋画だと思います。親が連れて行ってくれました。字幕を追わずともよいように、事前に子供向けの聖書の物語を読まされました。映像の威力もあり、おかげでとてもワクワクして見た思いがあります。名作ですね。 [映画館(字幕)] 9点(2007-01-13 19:20:25) |
46. 食人族
《ネタバレ》 当時、キワ物映画の中では破格のヒット作でした。串刺し女性のでかい看板絵が映画館に掲げられ、気になって仕方がありませんでしたが、とうとう見に行く勇気はありませんでした。確かに人の興味をそそる部分が多々あり、公開当時はそこをうまくついた宣伝が功を奏したといえます。さて、25年の歳月を経て、やっとお目にかかれました。まことに悪趣味です。けれど、自分の映画鑑賞史(大げさですが)の欠落部分を補えた感じがして、鑑賞後は奇妙な満足感ありました。「わかっていても見てしまう」映画ですね。見てしまった以上私の負けです。はい。 [DVD(字幕)] 3点(2007-01-13 14:27:03) |
47. シャレード(1963)
ミステリー・サスペンスに免疫のなかった頃に見たのでたいへんに感動した。スタッフ、キャストが豪華ですばらしい。ヘンリー・マンシーニの名曲と共に忘れがたい名作。 [地上波(吹替)] 9点(2007-01-13 10:13:09) |
48. 地雷を踏んだらサヨウナラ
日本人は、沢田教一と一ノ瀬泰造の名を忘れてはならないと思いました。浅野忠信の爽やかな演技が印象的ですね。観賞後、しばらくして、プライベートで買い物中の彼と街で偶然すれちがったことがあります。圧倒的なオーラを放っていて、格好良かったです。出来に拙さを感じる部分がありますが、事実がベースなので重くずっしりとした作品でした。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-13 07:21:03) |
49. 死にゆく者への祈り
レビューが少なく残念なのですが、いい作品だと思います。面白い原作を小品にうまくまとめた脚本が良いですね。原作を読んでいてもがっかりすることはないですし、未読でもすんなり楽しめると思います。ミッキー・ロークが熱演しています。「ロジャー・ラビット」で弾けていたボブ・ホスキンスですが、本作では抑えた渋い演技を見せてくれます。戦いに疑問を感じた戦士はいったいどこに辿り着けばよいのでしょうか。最後はちょっとせつないものがありました。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-13 00:20:40) |
50. ジョニー・ハンサム
ウォルター・ヒルに裏切られ、ミッキー・ロークに裏切られ、私はなぜ銀幕に夢を求めるのか、と考え込んでしまった作品です。何でそんな行動を取るんだ、と登場人物達に終始つっこみながら見ました。スタッフ、キャスト、けして悪くないメンツがそろっているのですが。 [映画館(字幕)] 4点(2007-01-12 23:36:30) |
51. ショーガール
《ネタバレ》 「スクリーム2」と深い関連のある作品です。という訳でこの作品に興味を抱き、英語ビデオ(字幕なし)を鑑賞しました。どうだと言わんばかりの露出度の高さに目が点となりましたが、お見事と言いたいです。シンプルなストーリーですが、華麗なダンスシーン満載で実に見応えがありました。とくにジーナ・ガーションの美しさに目が釘付けとなりました。確かに評価の分かれる作品と思いますが、私は高めの点数をつけさせていただきます。だって、何回も見ちゃったんだもん。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-12 21:30:17) |
52. シャーキーズ・マシーン
バート・レイノルズ全盛期の作品です。自らメガホンを取っています。バート・レイノルズはもちろん格好いいですが、ヘンリー・シルヴァの怪演も特筆ものです。そして、レイチェル・ウォードがたまらなく美しい。上品なお色気もあり、たいへん楽しめるポリス・アクションムービーです。 [試写会(字幕)] 8点(2007-01-12 20:19:48) |
53. 心中天網島
難解な芸術映画と聞き、いろいろな知識を詰め込み、頭でっかちになって見に行ったものだ。しかし、映像美の前に杞憂に終わった。アート・シアター・ギルド(ATG)といえば、低予算だが良質な映画の代名詞だった。本作はその低予算を逆手にとった秀作といえる。現在の日本映画の力で、CGを使いまくり、総天然色でリメイクするとどうなるだろうか。素晴らしいできになると思うが、篠田の天網島が色褪せることはないと思う。 [映画館(邦画)] 7点(2007-01-07 18:55:10) |
54. JAWS/ジョーズ
《ネタバレ》 音楽がとてもよかったし、ジョーズの造型が素晴らしかったですね。劇場内の全員が腰を浮かすほどびっくりしたシーンが三カ所ありました。みんなが感覚を共有し、一蓮托生の気分になるのは劇場鑑賞の良い点ですね。観賞後は無事に生きて帰ってきた気分を味わえました。 めちゃくちゃに面白かったといえる作品です。 [映画館(字幕)] 10点(2007-01-06 18:54:11) |
55. ジャッカル
名作「ジャッカルの日」のリメイクと称されていますが、実際は暗殺者のコードネームを借りただけの別作品ですね。かなりの期待を抱いて観賞したので、私の腰砕け加減は相当なものでした。物語はかなり破綻しています。しかし、頭を切り換えてアクション娯楽作品と割り切れば十分に楽しめる内容ではあります。「スペース・バンパイア」で好演していたマチルダ・メイの登場にはびっくりしました。 ブルース・ウィリスのビッグ・ネームのおかげで「ジャッカルの日」が再び注目されたので、オリジナルファンとしてはうれしい限りでした。 [映画館(字幕)] 6点(2007-01-01 12:45:34) |
56. シノーラ
見逃していた作品を、テレビ放映に気づきやっと鑑賞しました。スタージェス+イーストウッドでこの出来かぁ、と思いましたが見ることができて満足でした。あともう少し、と注文を付けたくなる箇所がたくさんある西部劇です。しかし、あまり目くじらたてずに、ゆったりとした気持ちで見るのは悪くないものです。 [地上波(吹替)] 6点(2006-12-30 11:13:06) |
57. 白い肌の異常な夜
子供の頃にテレビで見て、けっこう怖かったのを覚えています。テレビ放映にふと気づき、久々に鑑賞し直しました。細部の記憶がよみがえり、けっこうどころか、とても怖いじゃないですか。シーゲル+イーストウッド作品の中では異質に感じる作品ですが、良作です。 [地上波(吹替)] 6点(2006-12-30 11:00:05) |
58. シン・シティ
《ネタバレ》 予告編を見て、ただならぬものを感じ、映画館へ行きました。ミッキー・ロークの怪演が素晴らしいです。絆創膏の位置までコミックと一緒なところに感心しました。マーヴが死んだとは到底思えません。ミッキー・ロークは低迷していたようですが、本作で息を吹き返しましたね。 [映画館(字幕)] 7点(2006-12-29 23:25:24) |
59. 出所祝い
レビューがないので生き証人として。友達が「俺の一番感動した映画だ」というので、お供で名画座に行きました。しっかりと作られており、仲代達矢と丹波哲郎の存在感がとても光っています。五社英雄監督がテレビから映画の世界へ身を投じ、飛躍する過程の重要な作品です。歴史に埋もれた佳作といってよいでしょう。 [映画館(邦画)] 7点(2006-12-29 23:03:01) |
60. 11人のカウボーイ
《ネタバレ》 ジョン・ウェインの新作と言うことでで、ものすごい期待感と共にロードショーに行きました。今はなき渋谷のパンテオンです。西部劇作品にかげりの見え始めた頃の佳作ですね。劇中滅多に死なないはずのジョン・ウェインが死ぬことで、当時話題でした。今となっては高得点・高評価され辛い作品と思いますが、思い入れがあるので8点。 [映画館(字幕)] 8点(2006-12-29 16:13:55) |