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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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41.  仁義 《ネタバレ》 
メルヴィルの映画で描かれるギャングたちは、ゴロツキである前にその道の“プロフェッショナル”だ。 本作はメルヴィル作品の中で最も寡黙であり、静かであり、鮮やかな一篇だろう。  銀行を襲うまでのシークエンスには一切無粋なセリフが無く、彼らは練られた計画によって緻密な機械の如く「仕事」を完遂させる。しくじればブタ箱、或るいわ死刑台・・・ミスは許されない。  その様子は余りに淡々とした描写だが、丁寧かつ持続された緊張は我々を画面に釘付けにする。そしてポツリとつぶやかれる「仁義」の一言。たった一言にこれほど重みがあり、これほどの意味が込められた作品は滅多にお目にかかれない。 「モラン神父」や「海の沈黙」で常に会話を重視した作風のメルヴィルだからこそ、“寡黙”な仕事人たちが心の中で交わす“以心伝心”を描けたと俺は思う。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-04 18:33:40)
42.  十字路の夜 《ネタバレ》 
フィルム・ノワールは「マルタの鷹」以前に誕生していた。 フリッツ・ラングの「M」の影響をダイレクトに受けたヨーロッパ。そのフランスのジャン・ルノワールは「十字路の夜」を完成させた。 冒頭の“遺体発見”のシーンの見事さ、煙草の煙が構築する退廃的な空間、男を破滅に導く女(ファム・ファタール)の登場・・・加えてルノワール特有の“水の音”が、作品を更に幻想的なものにしている。これをフィルム・ノワールと言わないでどうする。 終盤で胸元の傷の痕を見せるシーンがエロチックだこと。刑事の後ろで着替える時の太もものエロさ。やはりルノワールに“巨匠”だなんて面倒なレッテルはいらない。偉大なる“むっつりスケベ”だ(尊敬ゼロだろ俺)。  暗闇から突然発砲して来る狙撃手、終盤の畳み掛けるような事件、銃撃戦、車上と夜景のカメラワークの迫力! 助監督のジャック・ベッケル、既に「現金に体を張れ」で見せた暗闇の迫力をとことん見せてくれる。 派手な銃声はいらない。淡々とした音の方が、夜の静寂を切り裂くのに相応しい。  最後の最後まで息を抜けない演出だ。“狙撃者”のやり取り、ラストシーンの別れ際・・・見事、見事である。傑作だ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-30 19:53:55)(良:1票)
43.  処女の泉 《ネタバレ》 
エグい。ベルイマン作品で一番エグい部類に入る作品だ。 中盤の“例のアレ”は「沈黙」並にエグい。神にいくら祈っても何もしちゃくれねーよ。神がこの世で一番頼りにならない!!神を心の支えにして生きる事が人間の強みであり弱みだろう。 マックス・フォン・シドウが“標的”を前にナイフを突き立て、まるで死刑執行人のようにイスに座り待つ。この場面がスゲー怖いのよ。シドウがナイフで“死刑執行”していく場面は黒澤明の「羅生門」で見た独特の殺陣や戦闘を思い出す。 ラストの少女から湧き出る泉は何を物語んだろうね。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-21 14:17:59)
44.  死刑執行人もまた死す 《ネタバレ》 
ラングは人によっては「ドイツ時代よりも冴えがない」という人もいると思うが、俺はアメリカに来てからの方がより面白くなった監督だと思う。 1930年代~40年代はドイツ時代の「M」や「怪人マブゼ」から連なるラングの黄金時代だ。アメリカ時代は「ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ」や「スカーレット・ストリート」「激怒」が最高だと思うが、この作品もラングが生きてきたドイツへの望郷とナチスへの反抗が詰め込まれた傑作。 劇中で命を燃やすレジスタンスたちはラングの分身。 麗しき女性たちにはドイツ時代に長年コンビを組んだ愛しきテア・フォン・ハルボウの面影でも刻まれているのだろう。  サスペンス映画としては2時間オーバーと長尺だが、ダレも飽きも感じさせない密度。 銃撃戦はほとんど無いが、徹底した骨太のドラマとスリリングなやり取りの数々で次から次へと楽しませてくれる。  また、レジスタンスを処刑するゲシュタポ側も一歩間違えれば問答無用で殺される・・・その辺の怖さ。  何より本作が求めるものは「屈しない」という事だ。 戦争に屈してたまるか、独裁に屈してたまるか、俺たちは自由に生きるんだ、自由のために闘うんだ、自由のために死ぬんだ。負けてたまるか!!  処刑台に連行される男たちは、実に清々しい顔つきで散っていく。「あの世で会おうぜ!!」  Not The End.
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-14 16:38:45)
45.  女王陛下の007
文字通り“一発”の弾丸レーゼンビー。 007シリーズにおいて異色とされる本作だが、むしろ小説からして見ればコネリー版007が異色というか“異常”である(褒めてる)。 イアン・フレミングもビックリだろうぜ。まさかボンドが野獣みたいな(賛辞)ゲドゲドの悪党面(大絶賛)のショーン・コネリーになろうとは(だからコネリーはカッコ良いのだ)。 映画ファンにとってはコネリーが唯一絶対のボンドになってしまった。そしてアホ(褒めてる気がする)のテレンス・ヤングのせいでハードボイルド風ギャグ映画になってしまった(そこがボンドシリーズの良いところです)。  そんな007ファンにとって本作「女王陛下の007」と「カジノ・ロワイヤル(2006)」は異質に見えたのだろう。 だが俺はその異質と言われる誰よりも“普通の人間臭い”ジョージ・レーゼンビーの「007」が好きなのだ。 冒頭の曲の掛かり方が素晴らしいじゃないか。 スキーによる格闘戦なんか超カッコ良いじゃないか。 ラストシーンのレーゼンビーの演技はシリーズ屈指、いやレーゼンビーにとってもベストな演技だと思う。 そうだ、これは「007」じゃない。紛れもなく「007」だ(どっちだよ)。 誰でもショーン・コネリーのような野生やプロース・ビアスナンのような中年ダンディズムに達せられるワケじゃない。 かといって、ダニエル・クレイグのような屈強な戦士になれるワケでもない。みんながスーパーマンになれるワケないじゃないか。 コネリーやブロスナン、クレイグにできない事をレーゼンビーはやってくれたと思う。誰よりも普通で、誰よりも哀しみを背負ったリアルな「007」として。   え?ジュン・ヒューストンの「カジノ・ロワイヤル」?何ソレ?オーソン・ウェルズには美味しいの?
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-13 17:57:36)(良:3票)
46.  深夜の告白(1944) 《ネタバレ》 
ワイルダーの傑作は数あれど、個人的に最高傑作を一つ挙げるとすれば「深夜の告白」になるだろうか。 レイモンド・チャンドラーと組んだシナリオというだけでも凄い。 「失われた週末」「サンセット大通り」に先駆けた初期の傑作フィルム・ノワールであり、ワイルダーが余り好きで無いという人間にもオススメする作品だ。  真夜中のハイウェイ。 冒頭から車をブッ飛ばして会社に駆け込む一人の男。どうやらこの男はかなりワケ有りのようだ。 そこから回想形式で事の顛末を告白していく形式が面白い。 如何にして事件に至ったのか。倒錯的なサスペンスとして、中盤から徐々にスリルを増していくストーリーが面白かった。 エンジンが中々かからない場面も異様に緊張感を盛り上げる。 バーバラ・スタンウィックの悪女振りも最高。真の主役はフレッド・マクマレイではなくエドワード・G・ロビンソンなのかも知れない。どちらも素晴らしい名演だ。  ワイルダーと組んだレイモンド・チャンドラーだが、この二人の折り合いは最悪と言っても良い。 ジェームズ・ケインの原作が元だが、そもそもチャンドラーはケインの作品が大嫌いだった。元々金欲しさで契約を結んでいたに過ぎず、ケインと同席しようものなら遠慮なく作品を酷評するほどだった。ワイルダーも余り好きではなかった。 ワイルダーが長くコンビを組んてきたチャールズ・ブラケットまで「糞」呼ばわり。こんな状況で一体どうやってこの傑作が生まれたのだろうか。不思議でしょうがない。  だが、それと作品の完成度は別だ。 チャンドラーの鮮やかな脚色、ワイルダーの辛辣な人物描写。制作現場のギスギスした空気は、そのまま映画の面白さに結びつく。 そんな二人を不安に満ちた表情で見守るかのようなミクロス・ローザの音楽も秀逸だ。いや、実際にカメラで見守るのはジョン・サイツの見事な撮影だろうか。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-11 21:32:42)(良:1票)
47.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
「ヒズ・ガール・フライデー」「イヴの総て」に並ぶセリフ劇の傑作。 フランクリン・J・シャフナーが演出を手掛けたドラマが原作だが、映画版となったシドニー・ルメットのこの作品もモチロン面白いし、リメイクとなるウィリアム・フリードキン版やニキータ・ミハルコフ版もまた面白いんだよなコレが。 同時に、ハリウッドのアカデミー賞ってシステムがクソッたれだという事もよーく解る作品だ。 あの雨上がりのシーンを撮影した名カメラマンのボリス・カウフマン! ソ連出身、「これがロシアだ!(カメラを持った男)」を手掛けたジガ・ヴェルトフの弟、 「アタラント号」「波止場」「ベビイ・ドール」を撮ったカウフマンに撮影賞を与えないなんてアホなのか? そりゃあ、受賞した「波止場」に比べたらシーン数は少ないだろうよ。 だが、ラストシーンにおけるカウフマンの撮影が無かったら作品の評価そのものが割れるほどだと俺は断言したい。 何と言ってもヘンリー・フォンダが闘いを終えて外に出るシーン。 今まで降っていた雨が止み、法を巡る論戦からの、密室からの解放感。濡れたアスファルトから漂う蒸気の涼しげな様子。その場所でフォンダと御老公が互いの健闘を讃えてそれぞれの名前を聞くシーン。 このシーンの何ともいえない空気感というか、一仕事終えた後のあの達成感。 それがラストシーンに刻まれているのよ。 密室において繰り拡げられる12人の男たちの言葉をぶつけ、言葉による殴り合い。たった1人の少年の命のために。 無罪なら(人生を)延長、有罪なら即座に・・・無駄と解ったらブッ殺して(死刑)楽にしてやればいいのだから。 異を唱える1人の男がイカれているのか、 それとも何の疑問も抱かず問答無用で少年に死刑を下せる11人の男たちがイカれているのか。 セリフだけかと思いきや、証言を思い返す内に出てくるナイフ、現場再現、子供の写真、そして眼鏡。 フォンダの言葉だけが11人の男たちを動かすワケじゃない。 過ぎる時間、暑さ、降りしきる雨、雨、雨。心も身体も消耗、誰が最後まで粘り、誰が最後に折れるのか。 12人の、そして傍観者・伝達者として部屋に出入りする13人目の男。 欲を言えば例の女性や例の御老人の姿も一瞬でいいから見せて欲しかった。 ま、そこは小説のように想像に任せるとしましょう。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-11 02:19:02)
48.  少女ムシェット 《ネタバレ》 
再見。 何度見てもハートフルボッコの筈なんだがなあ…ヒロインの健気な姿を見るだけで元気になれるのは何故なんだろう。  「バルタザールどこへ行く」に並ぶ、少女の不幸を冷徹な眼差しで…いや見守ってやることしか出来ない無力さに打ちのめされるシネマトグラフ。 この映画を見て落ち込んだという方には同じブレッソン「スリ」「ブローニュの森の貴婦人たち」、ドタバタコメディ「公共の問題(公共問題)」、良い意味の“ハラハラ”を味わいたいんだよという人には「抵抗」を見て心を癒すことをオススメします。   薄暗い部屋で心配事を語る疲れ切った女性、森の中で茂みをかき分ける者、帽子から輪になった紐を取り出し、木の枝に括りつけて草木の上に置く者、“仕掛けた”者が待っていたもの、引っ掛かり悶える鳥、それを掴み取る手、一部始終を見届ける視線。 抜け穴、収獲、すれ違う帰還者と登校途中の少女。  授業でみんなが歌う中で口をつむぐ理由、だからって突き飛ばしピアノの前で首根っこ掴んでまで曝しものにするこたぁねえだろ。何度も歌わされ、嘲笑され、耐えきれなくなり顔を覆い泣き出してしまう。誰も助けちゃくれない。 男の子もわざわざ呼び止めてズボンを脱いで見せつける嫌がらせ。  家に帰れば父親たちは夜遅くまで酒に溺れ(警察にバレないように酒瓶を布で隠して)、冒頭で語っていた母親は病で寝込み、夜泣きする赤子の世話と忙しい。  だが彼女もただ黙って耐えるだけの少女じゃなかった。 ちょっと大人の男に視線を送っただけで平手打ちを浴びせるようなロクでなしの父親だ。教会にもわざと泥まみれの靴で入るのは、突き飛ばされるのが分かっていても暴力を振るう父親へのせめてもの抵抗。 それは散々な目に遭っているのにどうして宗教にまで縛られなきゃならないの。何もしちゃくれねえ宗教なんぞを信仰する馬鹿馬鹿しさ、冗談じゃないと彼女が…ブレッソンが叫びたかったことなのかもしれない。  下校時には道脇の茂みに伏せるように隠れ、女生徒たちに泥をブン投げまくる。例え振り返ったとしても隙あらば投げることを繰り返す。 幼い少女たちは下着が露になるのもお構いなしに鉄棒を回り、香水をかけ合い、男の子が乗るバイクにまたがり、早く大人になりたそうに振る舞う。 遊園地に行くのは憂さを晴らすため。ゴーカートのぶつけまくりぶつけられまくることが許された運転、回転飛行機で飛ぶように二人きりの男女を見つめる視線。  密猟の男たちが河原で拳を浴びせ揉みくちゃになるのは、仲直りし飲み合うため。  スカートからのぞく女の肢体、ストッキングを止めるバンド、泥に埋まり残される靴、雨に濡れた少女を“捕まえる”ための誘い、手の出血を焼けた枝で止める荒療治、蝋燭立てになった酒瓶、机の上に逆さまで並べられた椅子、カバンの中にしまわれる小銭?、ふら付き発作が起きようが泡を吹くまで飲んだくれブッ倒れる。虚空を見つめて目を開っきぱなし、そんな姿に思わず歌うのを嫌がっていたはずの少女が男を介抱するため、子守唄を聞かせるように歌声を響かせる。 豹変、酒瓶の山を落とし割り、机を薙ぎ倒し、燃え盛る火の前まで追い詰め襲い掛かる。どうして男ってこんな奴しかいないの?という絶望。  木の枝に紛れる逃亡、辛いことがあったら母親の手を掴み慰めてもらう。わずかに残った希望…。  森番に部屋の中まで連れられ夫婦揃って説教を喰らい、ミルクを買いに行った先で親切にスープとパンを振る舞いポケットに“ほどこし”を入れる女主人。ポケットに手を入れる「スリ」とは真逆の行動で彼女に幸せが訪れるのか…それを粉砕する様に割られてしまうカップ。机の上に投げ捨てられる“ほどこし”。  文句言いながら渡されるほどこしなんて御免だよと、絨毯を泥だらけの靴で踏みにじる。  ウサギ狩りで猟銃が刈り取る命、命、命。「バルタザールどこへ行く」の動物たちがそうだったように、この映画も容赦なく犠牲になっていくのだ。  もらった服も木の枝で引き裂き、寝転がり草まみれにし、それを纏いながら転がって、転がって、転がり続けた先…。
[DVD(字幕)] 9点(2014-02-28 18:41:11)(良:2票)
49.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
ハワード・ホークスの傑作「リオ・ブラボー」の換骨奪胎、そして「虎鮫(Tiger Shark)」やクリスティアン・ナイビイと組んだ「遊星よりの物体X」といった作品へのオマージュも散見されるパニック・サスペンスの傑作。  日本で言う虎鮫(Cloudy catshark)は小さい鮫だが、アメリカの虎鮫・・・いやイタチザメ(Tiger Shark)は巨大な顎で人間を食いちぎるモンスター。  日が落ちた海岸の闇、恋人と戯れる水着の女性は海原に飛び込む。何も知らない彼女は、水中で優雅に脚を動かしている。海の底から獲物めがけて徐々に浮上する“捕食者”の視線。ジョン・ウィリアムズの不気味な音楽が恐怖を最大限に盛り上げる・・・イーゴリ・ストラヴィンスキーの「春の祭典」は、“捕食者”が奏でる夏の悪夢へと変わる。  前半は恐怖から逃げる事しか出来なかった人々。それを、鮫に因縁を持つクイントの一撃がこの映画の流れを変えてしまう。   「ジョーズ」は、身近な海に潜むサメの恐怖を描いたパニック映画だが、ただ人がギャーギャー叫ぶだけの映画ではない。 その恐怖に屈するか、サメに勝つか。そんな人間の愚かさや葛藤のある人間ドラマが一番の見所だね。  後半のガラッと変わる展開も面白い。  サメとの因縁が深いクイント。討伐組を引っ張る頼もしい男だが、次第にサメとの因縁や過去の哀しみを語る姿・・・最後の最期まで誇りを持って戦ったカッコいいオッチャンだ。 本編ではカットされてしまったが、店で子供と戯れるシーンとか、見れば見るほど好きになる人だ。 ジョーズは、魅力的な登場人物が多くて何度見ても飽きません。 それにサメが近づく度に緊張を極限まで高めるジョン・ウィリアムズの音楽!あの音楽を聞くためだけでもまた見たくなってしまう。  終盤はいよいよその恐怖の的との真っ向勝負! これ以上、誰も死なせたくない。人間の意地、サメにもサメの生き方を通さなきゃならない意地、こっちにも生きるための理由がある。だから戦う!  壮絶な決着の後に訪れる、静かなラスト・・・怖いけど、良い映画。
[DVD(字幕)] 9点(2014-01-31 10:58:35)(良:2票)
50.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 
ダルトン・トランボ自らの小説「ジョニーは銃を取った」の映画化。  オープニングのドラムの連打。  まるで機銃を掃射するように一つ一つ叩かれる音は、機銃に斃れていく兵士の叫びでもあるのかも知れない。  トランボの戦争に対するあらゆる怒りがこの映画には詰まっている。  戦争が起こる度に原作小説を発禁にしてきたアメリカ政府の傲慢。  「人間」として殺され、消耗品の「弾丸」という兵士にされていく人々。  戦争そのものに殺されていった人々の叫びをトランボは聞いたのかも知れない。  原作は第二次大戦が勃発した1939年。  まだ第一次大戦の暗い影を引きづっているような時代に続けざまの戦争。  第一次の頃に子供だった人間が、大人になった途端に戦場に出され殺されに行く。  何処にいたって戦場だ。子供も大人もみんな無差別に焼かれる。  戦争したけりゃてめえらだけでやれ。どうしてこんな争いのために我々が殺し殺されねばならんのだ。  顔を焼かれ四肢をもがれた「ジョニー」からはそんな激しい怒りが伝わって来る。  美しき過去の「幻想」、光の届かない闇の「現実」。  戦場に行けば二度と戻れないかもしれない。だったら死ぬ前に好きな人を思いっきり抱きしめてやりたい・・・。  叫びたくても叫べない、  触りたくても触れない、  泣きたくても泣けない、  眼をつぶりたくてもつぶる眼も無い。  こんな人間を誰が作った!  「ジョニーよ、銃を取れ」と無責任に叫んだ全ての人々だ。  自分の利益のために他人の死体を踏みつけにしてきた多くの人間だ。  トランボはそんな人間への怒りを命懸けで叫んだ。  何が赤狩りだ。  何がプロパガンダだ。  ジョニーの気持ちを否定できる奴なんざこの世にいない。  何故ならジョニーの苦しみはジョニーにしか解らないのだから。  我々はジョニーのありのままを受け止め考える事しかできないのだから。
[DVD(字幕)] 9点(2014-01-31 10:54:28)(良:1票)
51.  死の谷 《ネタバレ》 
ラオール・ウォルシュが描く西部劇の傑作の一つ。  ウォルシュ監督の「ハイ・シェラ」を西部劇としてより洗練させてリメイクした。  現代的な様相、何処か虚無的な雰囲気、ファムファタール(悪女)の誕生・・・フィルム・ノワールとしても面白い西部劇だ。   ガンファイトは物足りないと感じる時もあるが、冒頭から脱獄、駅馬車の襲撃など要所要所でアクションが程よく入り人間ドラマもかなり面白いのでダレが無い。  ラストの警備隊の追撃や二人の最期はガンファイトとしても素晴らしい&壮絶なシーンを見せてくれた。   本編は白人とインディの哀しき運命を描くストーリーだが、この映画は「生」と「死」が強調されている。 白黒の画面だからこそそれを色濃く感じられる。  主人公は犯罪を犯した“罪人”であったが、一度牢獄から出て「カタギの人間」としてやり直そうとした。  旅を続ける傍ら様々な事件に巻き込まれ、インディアンの混血の娘に惹かれる。  二人は次第に強い絆で結ばれていく。  祝福する者は誰もいない教会での結婚式・・・社会からはみ出した者同士にしか解らない痛みと温もり。 しかし運命は主人公を元の犯罪者という逃れられない「死」へと追い込んでいく。  一度犯罪を犯せばその烙印を一生背負う。  一度人を殺せばもっと重い烙印を背負い続ける。  そんな事を言われているような胸に響く映画だった。   この映画は90分だが、「たった90分」と思うほど時間が早く感じられる。  もう30分この二人のやり取りが見たいくらい切なくなってしまう幕切れだった。  握った手・・・二人は一緒にあの場所へ行けたのだろうか・・・。 「暗黒街の弾痕」といい、「ボニー&クライド/俺たちに明日はない」といい、どうしてこんなにも切ない映画が多いのか。
[DVD(字幕)] 9点(2014-01-30 10:10:01)(良:2票)
52.  情婦 《ネタバレ》 
アガサ・クリスティーよりもパトリシア・ハイスミスの方が面白いと思う俺は正直クリスティーの映画化作品はどれもハズレばかりという印象。 だが、ワイルダーのこの「検察側の証人」はクリスティーの傑作短編群にも引けを取らない、数ある映像化(ドラマは除く)の中で唯一と言っていい傑作! 俺個人はワイルダーといえば「深夜の告白」や「アパートの鍵貸します」だけど、この作品も一気に引き込まれるし何よりチャールズ・ロートンとエルザ・ランチェスターといった面々のやり取りがとにかく楽しくて面白い。 ワイルダーの映画って狙いすぎててイマイチ笑えないのだけど、この作品は冒頭から笑いっ放しだった。 裁判の幕が上がるようなオープニング、そこに向う役者を揃える様に一人ずつ登場人物が姿を現す。 老練な弁護士ウィルフリッド、それを何かと心配する看護婦のミス・プリムソル、ウィルフリッドを助けるブローガンムーア、殺人の疑いをかけられるレナード、そして謎の女であるクリスチーネ。 ウィルフリッドとプリムソルが夫婦喧嘩(チャールズ・ロートンとエルザ・ランチェスターは何度も共演するガチの夫婦)をしながら車で事務所に向う場面。二人が喋るだけで楽しくなってくる。階段のリフトを見て子供のような表情を見せるロートンが面白い。このリフトのやり取りだけでも見ていて飽きない。 ところどころ伏線としか思えないセリフばかり。 何?マッチがない?君は悪い奴だ、え?ライターはある?君は良い奴だよ・・・都合良いなあ本当。 やっと退院しかたかと思えば山ほど来る依頼に口うるさい看護婦。葉巻もロクに吸えない、杖に仕込んでまで吸おうとするヘビースモーカー。 そんな彼を動かしたのはその葉巻だった。ポケットの葉巻を見て飛びつくウィルフリッド。葉巻目当ての依頼承諾がとんでもない事件に発展していく。その葉巻を「あ、そうだった」と思い出したかのように返すウィルフリッド。嫁にバレたらマズい。 モノクルの“光”で心理分析、法廷でもウィルフリッドの薬で経過時間を表現したりと単なるセリフ劇に終わらせず一切退屈させてもらえない面白さ。 レナードとクリスチーネの過去も面白い。コ-ヒー1杯飲むためにキスを繰り返す“楽しい取引”、タバコとガム、ベッドにダイブで天井崩壊、ディートリッヒの生脚。 ダメ男を助けるための大芝居、そんな尽くす女を裏切るかのような二重三重の大どんでん返し。
[DVD(字幕)] 9点(2014-01-22 00:26:30)(良:1票)
53.  シャレード(1963) 《ネタバレ》 
純粋な娯楽として大いに楽しめる傑作サスペンス。  ヘップヴァーンのサスペンスと言えば「暗くなるまで待って」も面白いのだが、やっぱり「シャレード」の方が楽しくて好きだったりする。 なにしろ「北北西に進路を取れ」のケイリー・グラントのコミカルなキャラクターが楽しい。  ヘプヴァーンとグラントのやり取りは本当に飽きない。 疑心暗鬼が薄れたり高まったりの繰り返しもドラマを盛り立てる。 地味にジェームズ・コバーンまで出ているのも忘れがたい(当たり前だけど若っけえ)。  冒頭からセンスの塊のようなオシャレなオープニング、ヘップヴァーンの颯爽とした登場シーン。神オープニング。  今回のヘップヴァーンは色っぽいなあ。 オレンジを取るエロイ「ゲーム」で見せる艶めかしさ、パジャマ姿で髪を後ろに結ぶヘップヴァーンの可愛さ。  ストーリーは真犯人をめぐって様々な関連人物が登場するが、一人、また一人と消えていき最も信頼していた男にも裏切られるような展開はハラハラドキドキだ。 でもドーネンのユーモアに溢れた演出であまり殺伐とした空気はない。 なのに一切ダレる事なく楽しんでしまった。  ラストの劇場におけるクライマックスも面白いアイデア。
[DVD(字幕)] 9点(2014-01-21 23:33:56)
54.  ショーシャンクの空に
スティーヴン・キングの小説「恐怖の四季」に収録された「刑務所のリタ・ヘイワース」が原作。 スティーヴン・キングらしい「人間賛歌」と「不気味な宝探し」に溢れる。 原作のタイトル通り、リタ・ヘイワースやマリリン・モンロー、ラクウェル・ウェルチのポスターの使い方の巧さ。 その時代時代を代表する女優であり、世間から断絶された刑務所の時間経過をより解りやすくしている。 彼女たちが隠す「秘密」も大きな伏線となってくる。 所々に散らばった伏線、人間賛歌のヒューマンドラマから巌窟王になっていく切り替えの面白さ。 憎悪を超えた「理解」と「反撃」の数々。 冤罪によって収監された主人公のアンディ。 博愛主義でも偽善で物を言う男でもない。 いつも他人のために悩み、怒り、戦った。 ただ単に安らぎを求めていたのだから。 どんな暴力にも屈せず、望みを捨てずに懸命に生きる姿、古株のレッドやブルックスといった個性豊かな囚人たちとの心の交流。 最後の最後まで生きる事に執着した人々の人間賛歌も心地良い。  ティム・ロビンスの野心が見え隠れする奇妙で魅力な人物像、 モーガン・フリーマンの温かみのある演技。  同時期に「フォレスト・ガンプ/一期一会」、「パルプ・フィクション」、「スピード」といったキワモノ映画(大賛辞)のオンパレードに飲まれた不遇。 その中でもこの映画は最もおとなしく、最もパワーを爆発させた映画では無かろうか。
[DVD(字幕)] 9点(2014-01-20 16:19:49)(良:2票)
55.  死んだ時間 《ネタバレ》 
ルネ・ラルーの短編。  後の「ファンタスティック・プラネット」等に繋がる、石ころのように転がるありとあらゆる死、死、死が詰め込まれた内容。  実写、暗闇から近づくと現れる星、日本の子供たちが遊ぶ様子、おもちゃの銃を撃ち合うごっこ遊び、遊びが本物の銃を握りしめる殺し合いへ。 戦争、燃え上がる飛行機、砲撃、爆炎、突撃する兵士、突如頭を吹き飛ばされたかのような男と廃墟のアニメーションに切り替わる。拡がる地獄絵図。  暗い雲に覆われた空、四肢を吹き飛ばされた瞬間のまま固定された人、人、人の形をした人もの。血はないが人形…いや石のように固まった命。 下を吹き飛ばされた家、死体のように折り重なる脚脚脚、胴体だけが残り赤ん坊が吸い付こうとする裸体、瓦礫に埋もれ何かを手に持つ腕、瓦礫の中から何かをついばむカラス、首を吊らされた損傷遺体。 口づけだけが残る恋人、水の中から手を伸ばす穴の開いた手、削られた空間に火が灯る遺体。 死体に剣を突き刺す躯骨と豚の上に君臨する黒い体躯の者、そこに集う人々。祈るように。  貯金箱?顔を覗かせ見つめる包帯の男、松葉杖をつきながら近づく男に敬礼。  突如実写の魚が泳ぐ海の中へ。 引き釣り回される魚、飛びまわり撃ち殺される鳥、剣を突き立てられる闘牛、暗殺の瞬間が描かれたイラスト、短剣、拳銃、床に転がる遺体。  橋走る機関車、謎の露出狂女、箱に閉じ込められた者の山、その下に拡がる空間に座主もの、見つめ合う恐怖に怯えるような視線と冷めた視線、人間跳び箱、飛び越えた先に飛び込む、火にくべられる脚、廃城?  実写の処刑台、絞首刑、銃殺、斬首、首が地面に斬り落とされる瞬間(閲覧注意)、電気椅子。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2016-09-09 16:22:29)
56.  シッコ 《ネタバレ》 
マイケル・ムーアの最高傑作として評価の高い作品。  とりあえずDVDで笑顔を見せるムーアを殴りたくなったのは俺だけ? 初っ端からブッシュの演説、脚の怪我をみずから治療医療保険を持つことができない人々の現状、指を失った者の選択、たらい回しにされる両親 、子供はただ泣くしかない、これみよがしに悲しそうな子供の顔を見せつけること。  老骨に鞭打つ仕事人、酷い理由で保険が下りない人々、赤い丸やラインを引き強調、著名なwwwww映画作家wwwww、一般人や保険会社、刺客、医師といった人間にもインタビュー。 リストを「スターウォーズ」のパロディで映すのに爆笑。  保険に入れた人々は幸せ…なんて思っていた時が私にもありました、、何故チャップリンのマッサージ、人種差別問題にも踏み込んでいく、過去を示すザラザラのフィルム、写真 、ホワイトハウス、椅子で足を組む男、ニクソン、クリントン、、赤狩り、ジョン・ベルーシ?、政治家どもの茶番、人を診るのに嘘を糞のように垂れ流し、主義もクソもあるものか!  ムーアの評価:カナダ最高 ま た カ ナ ダ か  もう結婚しろよおまえら、トミー・ダグラス、ソ連のプロパガンダ映画、労働、アメリカに当てはめる歌、ムーアは偏見に満ちたアメリカ人となってインタビューしまくる。 戦争を潜り抜けたイギリスだからこそ、イギリスを戦勝国呼ばわりするのは大間違いだ。 広大な植民地を失い、街も焼野原、チャーチルはボケナス、フランスは革命の国、薬のCM、奴隷のように、テロリストになぜ医療を、その癖イラクは空爆、直訴するための船出。 キューバ「訴訟も辞さない」 カストロ「誠に遺憾である」 治療を受ける人々、自分のアンチサイトまで取り上げるからこそムーアは強いのだと思う。そんな自分を楽しんでさえいるのだろう。  最後は命の洗濯を頼みに今日もムーアは歩き続ける。
[DVD(字幕)] 8点(2016-08-26 06:54:01)
57.  地獄のケーキウォーク踊り 《ネタバレ》 
「地獄のケークウォーク踊り(地獄のケーキウォーク踊り)」。  鋭く尖った結晶がひしめきあうような洞窟、薄い布をヒラヒラとまとった二人の女性が画面を横切っていくと、その次は複数の女性が同じように駆けていく。  すると洞窟の奥の結晶たちは引っ込み、白い煙と共に悪魔たちのケークウォークダンスのはじまりだ。でんぐり返しに松明を持った悪魔たちの狂騒、髭ぼうぼうの賢者?みたいなオッサンが悪魔に早変わりして踊り、火が燃え盛る中を女性のダンサーたちが次々に現れ踊り続ける。女性たちの上を火玉が飛び交い、薄暗い洞窟を照らすような真っ白い衣装。黒い肌が際立つ。  お次は巨大なケーク(ケーキ)が神輿のように担がれてきて、ケーキを吹き飛ばすように悪魔の御登場。マントを奪い合っていた思ったら発火して二人の男は炎に包まれ、悪魔が笑いながら踊り狂う。あまりの狂いぶりに悪魔の脚や腕は肉体を離れて踊り続け、悪魔は木端微塵になる。 華麗に踊り明かす人々もまた灰燼と化し、最後の悪魔が奈落に消えて辺りは地獄の炎に包まれる。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2015-07-28 17:15:07)
58.  地獄の鍋 《ネタバレ》 
今回はカラーフィルム版を鑑賞。  ぐつぐつと煮えたぎる風呂のような鍋、三つ又を持った悪魔が姫?らしき女性を連れてくる。 白い布を取り出して王女をくるみ、そのまま鍋に放り込んでしまった。お次は従士?を放り込んで縛り付けていてもう一人の従士も鍋に。  悪魔は長い棒で鍋をかき回し、すると鍋から人の形をした煙がはばたくように3つ出現する。化身は火の塊となって悪魔たちを追い回し鍋を破壊する。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2015-07-28 17:06:51)
59.  新米雑役夫 《ネタバレ》 
「新米雑役夫(新米用務員)」。 掃除を頼まれ箒を持ってエレベーターに乗ろうとするが、先に行かれてしまいしかたなく階段をトボトボと上る。 ゴミ箱をひっくり返して散らかしてしまったり、落ちた本をゴミと間違えて入れてしまったり。 箒で尻を撫でる電話交換手への新手のセクハラ、窓に座ろうとしてあやうく落ちかける、窓の下に広がる高さ、上から降りてくる窓に落とされかける。 雑巾を絞れば女性にかかり、バケツを落とせばおっさんにぶっかかる。怒りにきたおっさんの剣幕にモップでコケる、バケツで転ぶ。  人がいない間に金庫の書類を探す、閉められたカーテン、物陰で現場を目撃してしまう、口を封じようと襲いかかる、抜かれる拳銃。 ふいに部屋に入ってきてケツを蹴り、杖で銃を払い、股の下から銃をつきつける!発砲した弾丸が下の警官に知らせる。珍しく?綺麗な終わり方。
[DVD(字幕)] 8点(2015-07-14 13:28:30)
60.  蒸気船ウィリー 《ネタバレ》 
子供の頃、ミッキーのビデオで見て以来。 黒い煙を噴き上げる蒸気船。口笛をふきながら舵を切るミッキー、伸びる胴体、五月蠅いオウムにバケツごと水をぶっかける。 細い牛にデカいベルト、それを草を食わせて太らせる。乗船し遅れた乗客をパンツごと引き上げる。楽譜とギターはヤギに食わせる餌。音だけが残る。 楽器になるyアギ、ありとあらゆる物が楽器と化す楽しさ。猫やガチョウ?、子豚、豚、牛の歯すら楽器に。 俺が見たビデオ版(Disney ミッキーマウス/ブラック&ホワイト特別保存版)には豚の母親が仰向けになってアコーディオンのようにされるシーンはカットされていたかも知れない。 硬そうなチョコ?ガム? ハメを外しすぎた罰に、芋の皮むき。五月蠅いオウムは再び叩き落される。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2015-06-10 18:25:00)
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