141. 四季・奈津子
公開前から結構な人気だっだが、まったくおもしろくなかった。阿木燿子の台詞は全くの棒読みだし、烏丸さんは裸になるだけという感じ。どこをどう鑑賞すればよいのだ。 前年に見た「もう頬づえはつかない 」も同様だったので、もしかすると監督(東陽一)が私と合わないのかも・・・。 [映画館(邦画)] 3点(2011-12-12 22:09:39) |
142. 潮騒(1975)
百恵ちゃん、清純でかわいいのはいいのだか、やはり上品すぎてとても島の娘には見えない。なまこやおこぜを料理するのは無理じゃないかな。それに婿をとるような年にも見えないし・・・。アイドル映画なのはわかるが。 [映画館(邦画)] 4点(2011-12-05 21:21:10) |
143. 潮騒(1964)
《ネタバレ》 今改めて見てみると、昔胸をときめかして見たのが嘘のようだ。その頃は小百合さんということだけで、ぼっとなっていたのかもしれない。 今見ると、映画としてずいぶん甘い。もしかしたら原作もたいしたことないのかも・・・。 ギターによる音楽がどうも不釣り合いのような気もする。 [映画館(邦画)] 4点(2011-12-05 20:08:51) |
144. シュレック
私もとっても好きです。初め吹き替えで見ていたのだけど、途中でやめてオリジナルで鑑賞、この方が絶対良い。 初めから最後まで意外性の連続で実におもしろいし、結末が何といっても良い。大人が見ても結構楽しめると思う。怪物が主役というのも意外だが、意外なところはもっともっとある。(ネタバレになるので書かないが・・・) この映画の主題曲? 「It is you 」をデイナ・グローヴァーの歌で聴いていると心が温まる! [DVD(字幕)] 8点(2011-12-01 20:36:58) |
145. 新・黄金の七人=7×7
《ネタバレ》 実におもしろい。見たのは何十年も昔の話だが、おおまかな筋は今でも覚えている。それほど印象に残った映画であり、私が見た映画の中でもトップクラスのおもしろさだった。脱出作戦もさることながら、本物の○○を印刷してしまうなんて・・・。 ところでこの映画、黄金の七人という名を持ちながら、ポデスタが出てくるのとは全く違う別物だ。いやそれ以上のものだ。8点をつけているが、最低でも8点という意味。再度見れば9点にも10点にもなろうという8点だ。DVDが手に入ったらと思うが、むずかしいようだ。 [映画館(字幕)] 8点(2011-11-24 19:23:53) |
146. 純愛物語
原爆による白血病という悲しい運命は涙を誘うが、主人公男女の生き方には賛成できない。特に女のために良いところ見せようと格好をつけるのは好きでない。しかし戦後の混乱や貧困、原爆の後遺症など、社会背景はよく表されていると思う。 映画としては、江原真二郎、中原ひとみの若き姿を見ることができ満足。 [DVD(邦画)] 6点(2011-11-21 18:22:09) |
147. 処刑の島
《ネタバレ》 予告編の派手な宣伝文句なのに、内容が薄いと思われる映画。おそらく原作に対しての脚本のまずさだろう。石原慎太郎の名前だけでは・・・。 不思議に思ったのは、三國連太郎演ずる大嶽が松葉杖をついているのに、軽々と人を持ち上げたりするのはどういうことだ。 松竹の岩下志麻が大映の映画に出演したことや新田昌(アキラ)の新人らしからぬ演技ということで話題を呼んでいたみたいだったが・・・。 [映画館(邦画)] 4点(2011-11-16 17:05:16) |
148. 人生、ここにあり!
精神病院を廃止するといっても、その後のケアをするシステムがなければむずかしいし、周囲の正しい理解がなければなおさらのことである。 映画は実在の人物をモデルにし、実際に協同組合の活動に基づいているという。そういえば、映画の中で元患者らが娼館へ行くシーンがあったが、実に生々しいではないか。 私には馴染みにくい映画ではあったが、イタリア人の気質を垣間見たような気もする。 [映画館(字幕)] 6点(2011-11-02 14:51:16) |
149. 新・三等重役
社長シリーズは子どもの頃たくさん見たので、今はどれがどれだかわからないのが現状だか、この映画だけは新珠三千代さんの箱田章子役が大変すてきだったのでよく覚えている。この役は原作ではオールドミスということになっているのだが、映画の新珠さんは大変若々しく美しかった。 DVDが出ていないので確かめようがなく、ちょっと点がつけにくいのだが・・・。原作は大変おもしろい。 [映画館(邦画)] 6点(2011-11-01 22:11:26) |
150. ショパン 愛と哀しみの旋律
以前に作られた「楽聖ショパン」より、事実に基づいて作られ真実に近い映画、ショパンとジョルジュ・サンド、そして彼女の子どもたちを中心に描かれている。いわば人間くさいショパンだ。 ショパンの曲を中心にたくさんのピアノ曲がちりばめられてはいるが、やや断片的で惜しい。その中でしっかり聴けるのはサンドとの愛のテーマにもなっている遺作のイ短調ワルツ、非常に哀愁を帯びた私の大好きな曲である。 [映画館(字幕)] 6点(2011-10-20 08:58:28) |
151. ジュラシック・パークIII
ロストワールドよりは良いだろう。最初のジュラシックパークとも関連性もあるし、翼竜も出てくるし・・・。 実はこの映画がシリーズで最初に見た映画、当然珍しかったしおもしろかった。しかし順番通り見ていたら、やっぱり評価は低くなるだろう。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-10-16 18:47:19) |
152. シベールの日曜日
《ネタバレ》 「孤独な男女の純粋無垢な魂の交わり」などと表現すると大げさだろうか。ピエールと同棲していたマドレーヌは、とまどいながらも二人を見守るうち良き理解者となった。しかし残念なことに相談する相手を間違えてしまったと私は思う。 端から見るとピエールはロリコンとか変質者としか見えないのだろう。それが世間一般の常識だ。ナイフを持ったまま女の子に近づけば、結果は当然予想ができる。しかしそれがどんなに悲しいことか。ラストのシベールの叫びは、教会音楽の「ミゼレレ」と重なって、深く心に突き刺さる。 二人が会っていた湖の景色が美しかった。 [DVD(字幕)] 9点(2011-10-08 22:55:54) |
153. 白い家の少女
すごい緊迫感だ。これを演じた13歳のジョディ・フォスターは見事というほかない。。ラストのショパンのピアノ協奏曲は、とても印象的だ。 [映画館(字幕)] 7点(2011-10-08 13:50:55) |
154. 女王蜂(1978)
《ネタバレ》 中井貴恵に対する評価が一般には厳しいが、私は当時はそうは思わなかった。当時は化粧品CM出演などもあり、期待の大型新人と騒がれていたように思う。ただ佐田啓二の娘ということで、本人はたいそうプレッシャーを受けていたようだ。 映画は原作を読んで熟知していたのでまずまずだった。 [映画館(邦画)] 6点(2011-10-08 01:39:34) |
155. 幸福のスイッチ
家族の中では(特に親に対して)なかなか素直になれないものです。自分がどんなにわがままを言ったり反抗しても、暖かく見守ってくれる親の存在に気づいた時、親のありがたさを感じ、家族の絆が深まるのだと思っています。 この映画は「儲けは二の次、サービス第一」という父親の心情がよく出ています。本当に良い映画でした。 [DVD(邦画)] 8点(2011-10-05 01:34:55)(良:1票) |
156. 深夜の告白(1944)
結論が先に出ていても、最後まで見る者をはらはらさせるよくできた映画だ。こういうのを心理サスペンスというのだろう。バーバラ・スタンウィックの金髪(かつら)が気になったが、悪女を強調するためかもしれない。 最初見たときは、嫌疑が別方向へ行って何もフィリスを殺さなくてもと思ったが、やはり飛び乗った電車は終点まで降りられないのだと思い直した。それと主人公が、いったんキースが疑いだしたら、間違いなく真実をつきとめるという凄さを感じた。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-04 23:36:13) |
157. 地震列島
東日本大震災が起きてから、「日本沈没」や「大地震」はすぐに思い出して再鑑賞(再々鑑賞)したが、この「地震列島」はなかなか思い出せなかった。それほど印象が薄かったというか、つまらなかったからだろう。 この映画を見たのは、先の2つの映画のほか「ポセイドン・アドベンチャー」なとの多くのパニック映画を見た後だった。そのどれらと比べても見劣りがする。 地震が30日以内に起きると予言しても、その根拠があやふやなものだし、それを信じての行動も共感を呼ぶものではない。またそれが当たったとしても決して褒められるものではない。そしてまた妻と愛人の三角関係も「大地震」と重なって新鮮さが感じられなかった。 [映画館(邦画)] 4点(2011-10-03 05:57:45) |
158. 人生の逆転
ストーリーはおもしろいが、都合良く行きすぎ。もう少し綿密に作らないと、最後のほうがよくわからないし、感動も何もない。 [DVD(字幕)] 4点(2011-09-25 14:51:42) |
159. 知りすぎていた男
自作のオリジナル「暗殺者の家」をリメイクしただけあって、よくできた映画だ。サスペンスの緊迫したシーンと、ユーモア溢れる息抜きのシーンがほどほどにミックスされ、退屈せずしかも緊張感が途切れることなく引きつける。 またラストでは、本職の歌手ドリス・デイを起用した意味が遺憾なく発揮される。「ケ・セラ・セラ」は子どもの時からよく知っていた曲だったが、この映画のために作られたとは知らなかった。(無知) [ビデオ(字幕)] 7点(2011-09-01 21:27:53) |
160. 紳士は金髪がお好き(1953)
《ネタバレ》 楽しくて、おもしろくて、笑えるミュージカル。いや途中船に乗っているときはミュージカルだということを完全に忘れていた。それほどコメディになりきっていたということか。 金髪のローレライと黒髪のドロシーのコンビが実によい。髪の色だけでなく性格もずいぶん違うけど、親友というのがよく分かる。ずっとローレライの方が目立っていたけど、法廷ではあっと驚くドロシーの変身。いやーびっくり、金髪にだまされた。 途中10点満点つけようかと思ったけど、最後のまるく収まったのがどうもピンとこなかったのと、厳粛な法廷を汚したのでマイナス。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-27 16:21:28) |