1. 地獄変
私、こんな映画作ってみたい。邦画が次第に衰退していく時に作られたものであるがこのパワーは何なのか・・・と考えてしまう。実力のある俳優たちがしっかりと演じ、セットに対してプロの誇りをかけて作り上げれば、こんな映画が出来てしまうのだろうか。今、是非こんなの作ってほしいのだけれどもなあ。仲代の鬼気迫る演技は(まあ、人によっては舞台俳優らしい大げさな演技となるのかもしれないが、あの「目」の力だけは俳優を目指す人は参考にしてほしい。)素晴らしいと思う。少年の弟子を鎖でつり下げるシーンや、火の粉が舞う中ジッと牛車を見つめるシーンは原作のイメージ通りですごいと思った。 [CS・衛星(吹替)] 10点(2005-10-22 19:32:46) |
2. 白い嵐
泣きたいときにお勧めの映画。かわいい男の子がいっぱい見たいと言う人にお勧めの映画。Stingが好きな人にもお勧めの映画。エンディングの曲「ヴァルパライゾ」何度も何度も聞いています。聞く度に映画のイメージと重なって,また泣けます。 10点(2002-12-15 12:57:59) |
3. シティ・オブ・ゴッド
《ネタバレ》 忘れられない映画の一つとなる事は間違いない。ただし、私にとってはあまりにも現実から離れた世界である。だが、映像からはそんな非現実感はほとんど見えてこない。そのギャップを頭の中で埋め合わせるのに必死であった。この映画はだれでも見ていいという映画では無い。人が死ぬのをこれほど軽く、そして当たりまえのように、日常的に描いた映画としての印象が残る。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-06-11 01:37:03) |
4. ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲
「サイレント・ボブ」に引き込まれた。面白い!!!!久々に笑えた!!!マーク・ハミルこんなになってたかあ。気がついたら彼が作った映画(と、いってもドグマと合わせて2つだけだが)は私の中では評価が高い。普段みんなが普遍的に頭の中で想像するようなこと(エロいことも、映画を見てこんなんだったらおもしれえのになあということも、道歩いたりぼーっとしてたりしてふと思いつくようなこと)をこんなに上手く映像にできるのは天才だと思う。本当、すごい 9点(2004-11-15 11:55:42)(笑:1票) |
5. 十二人の怒れる男(1957)
「~評決のとき」を見て、再度、オリジナルを見ました。映画の師匠である母に、中学生ぐらいの時、勧められるままNHK(たぶん)で見たのが最初だったと。私の映画人生を左右する一本だった。是非、多感な少年少女に見ることを進めるべきだと思う。大人を信じられず反抗期の彼らにとって大人とはこういう汚い面もあるけれども、・・・というものを深く知り、妙に感動してしまったことを今でも思い出す。自分が知らないところで、自分のことを考えてくれる大人がいるかもしれないということがとても嬉しかった。今、思うと映画ってこんな捉え方もあるんだなあということに驚く。見る年齢や性別、人種などなどによって、映画の捉え方は千差万別だということを私が実感できた映画。 9点(2004-07-04 08:45:05)(良:1票) |
6. ショコラ(2000)
あんまり,チョコレート好きじゃないんだよねえ。でも苦みの効いたビターチョコって感じでとてもいいです。「あのギルバートグレイブ作った監督だし・・・」ってなぐらいで見たら見事心を射ぬかれてしまいました。やっぱりデップはかっこいいなあ。あ,デップがいるからビターな感じなのかなあ。 9点(2003-01-14 21:57:38) |
7. シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム
《ネタバレ》 教授がなかなかうまく描かれていたと思う。こういうホームズも良い。でも、やっぱりホームズとワトソンは逆じゃないかなあと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-07-22 00:15:53) |
8. シッピング・ニュース
《ネタバレ》 一見、何の変哲も無いような日常をつなぎ合わせているようにも見えるのですが、一つ一つのエピソードをよく考えてみると日常とはかけ離れたような出来事の連続。実は私たちも気づかないだけで、日常(または、過去に)信じられない事が自分の身の回りに起きている(または身の回りの人がとんでもない事を考えている)のかもしれない。自分自身を見つめ直し、様々な事を清算していくことで、新たな未来が生まれる。自分の中の出来事を振り返ってみると意外に「シッピング・ニュース」的な出来事は多いのではないだろうか。明日から自分の出来事にヘッドライン(見出し)を考えてみるといいかもしれません。ジュリアン・ムーアがフェリーの甲板の上でベンチに腰掛けている所を目立たないように、しかしとても印象深く映し出している所がすごい!<原作を見ていないので納得いかないところ・・・編集者の男が主人公の「ヒットラーのヨット」の話を取り上げたのは単に編集長に怒られるぞ・・といった意地悪のためなのか?そうでないと後のタンカーと美しい船の記事のやり取りが分からない。ブラジル出身のイギリス人の船を壊したのは単に酔った勢いなのだろうか。もちろん出来事としては主人公に祖先の行為を思い起こさせる出来事として挿入したのだろうが、集まった人々の意識はどういう意識だったのか> [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-16 07:45:43) |
9. Shall we ダンス?(1995)
《ネタバレ》 「あっ!こっちの方を書いていなかったんだ」とリメイク版を見てから気づきました。アメリカでのリメイク板より、こちらの方が好きです。「居酒屋ゆうれい」のコメントでも書いたのですが、やはり私は日本人。日本の風景がより心に沁み入ります。アメリカと比べると主人公のちっちゃなマイホーム。それでさえ何か心に響きます。車もちっちゃいし・・・・そして、もちろん草刈さんのダンスの美しさと透き通った雰囲気がとっても良いです。(最近テレビで草刈さんを見て吃驚しました)ダンスの素晴らしさを「日本人」に伝える力があるのはこちらの方が上です。邦画をあまり見ない方はそういう観点から見るとまた違うのではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-19 12:06:20) |
10. シーズ・ソー・ラヴリー
《ネタバレ》 実生活では夫婦で、映画の中でトラボルタ役の夫が裕福と言う設定だから許せるところがあるんでしょう。同じ年頃の子どもが実際にいる身としては、絶対に許せん行為です。特にラストの方ではなんというか胸が焼き付くような感じがします。幼い妹が「私も愛してるわ」と母親にいうところで、純愛もくそもへったくれもありません。ラストの満面の笑みも目にも心にもしみてきません。でも、是非見てみる価値はあると思いますよ。うん。 8点(2004-10-24 17:48:30) |
11. 12人の怒れる男/評決の行方(1997)<TVM>
これで、「12(十二)人の・・・」を全部見ることが出来た。どれが良いとかっていうことも言いたいところだが、きっとどれを先に見たかで決まってしまうと思う。そういう意味では3番目の出来になってしまうが、ストーリーを知っているのに最後までわくわくしながら見ることが出来た。それがこの映画(脚本)のすばらしいところなのだと改めて感じてしまった。 8点(2004-07-04 08:35:20) |
12. ジャンヌ・ダルク(1999)
Milla Jovovich(冗談かもしれんが本人は「”ヨボビッチ”なんだけどなあ」なんて言ってました。)が好きなのでこの点数かもしれませんが,かなり,この雰囲気好きです。史実のジャンヌ・ダルクも以外に彼女が演じているようにかなり切れてたんじゃないかなあと。周りの人間(男ども)も従うふりして結局,利用してただけ。たぶん,そこだけ描きたかった(伝えたかった)んじゃないかと思うと,いい作品だと思う。きれいなJovovichと泥まみれで切れまくるJovovich。信ずるものに突き動かされた人間は良くも悪くも変わるものだと。 8点(2003-11-02 00:34:42) |
13. ジャッキー・ブラウン
この映画のサウンドドラックが半額で売っていたので,今,衝動買いをしてしまいました。「B.フォンダって何歳だったけ?こんなに若かった?」て思いながら見たりしていて面白かったです。で,音楽聞きながら映画における音楽の大切さを感じました。(というのも,音楽だけ聞いても映画を見たときのようにノリノリになれない気がした)音楽の中では"Street Life"(Randy Crawford)が特に良かったです。 8点(2003-05-04 15:54:07) |
14. シャイニング(1980)
いままで食わず嫌いでした。時計仕掛け・・・は後味悪いけど何度見ても新しい発見があって好きです。この映画みたら,映像がせまってくる勢いで・・・こんな特徴的な映画を作れるなんて幸せだったろうなあ 8点(2003-04-20 19:12:48) |
15. 12人の優しい日本人
「怒れる男」を単にリメイクしている訳ではないし,パロディでもないし・・・なんといえるんでしょうね。まず,「怒れる男」を見ておくと「優しい」の一人一人の人物の描き方に驚かされる。あ,それは私が日本人だからかな。日本人にはこっちの方がフィットするので「優しい」の方が上! 8点(2002-12-15 13:03:22) |
16. シャッター アイランド
《ネタバレ》 そこそこ楽しむことができたのでこの点数をつけた。しかし,公開前の宣伝の仕方に問題があると思う。私の場合はあの宣伝で「少しも見逃してはならない」「何か裏がある」と最初から疑ってかかってみてしまったので,水を怖がって顔を洗い,初めて合う同僚と話しているシーンで,「多分この初めて合う同僚は頭の中で想像している人物で,精神病院の患者なのだろう」と想像してしまった。ネクタイや指輪,拳銃,それぞれの人々の仕草・・・そういった細かなところが目に入ってきてしまいストーリー全体を堪能することができなかった気もする。つまり,宣伝であまりにも「この映画にはとってもすごい結末がありますよ」って教えてしまうあまりに,想像の範囲を超えない映画になってしまった。たまには,無音で様々なシーンのカットと題名のみの宣伝(予告編)があってもよいのではないだろうか。きっと,ソッチの方がドキドキしてみることができるとおもうのだが・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2010-11-03 15:19:46) |
17. シャーロック・ホームズ(2009)
《ネタバレ》 原作(もちろん日本語訳だが)の雰囲気からめちゃくちゃ離れているわけではないが,グラナダのつくったジェレミー・ブレッド演ずるホームズが好きなので,せめて髭は剃って欲しかったかなあと思った。柔術もこなし阿片窟にも出入りするホームズなのでダウニー・Jrっていうのはぴったりかもしれないとも思います。オープニングの俯瞰からのベイカー街221番地のとりかたがジェレミーのオープニングと似ていたのは単なる偶然なのかリッチー監督の意図したものなのだろうか・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-27 01:36:42)(笑:1票) |
18. Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
ジェニファー・ロペスが思ったより上手く画面にハマっていたが、やはり草刈さんには負けてると思う。私にとって、この作品からダンスの素晴らしさがあまり伝わってこない理由としてはダンスシーンでの圧倒的なダンスの上手さの迫力とダンスのプロとしての気迫が欠けているからだと思う。J.LOのダンスは素晴らしいが、やはり姿勢や立ち居振る舞いがもう少しであった。あと、ストーリーとして妻に、だいぶ気を使っている。アメリカだなあというのは感じた。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-30 14:02:41) |
19. 人狼 JIN-ROH
《ネタバレ》 ラストで圭を撃ったのは伏ですよね?小屋の中のおっさんは撃鉄を親指で戻していましたよね。結局、伏は狼として生きるしか無いのですよね。gooのあらすじの中ではおっさんが撃ってた事になっていて、ここで見ても半分ぐらいの人はおっさんが撃ったと認識していませんか?それだとラストの意味合いが全く変わってくるののだが、半田の言葉からしてもそうじゃないと思うのだけれど・・・だれか、はっきりさせて欲しい。。。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-02 23:02:09) |
20. シャンハイ・ナイト
ロイ・オバノンという役自体にあまり好意がもてない。前作の方はまだ良かったのだが今回はさらにダメダメっぷりが目についてあまり面白くない。薄っぺらな人物にしか見えない。チャップリンだとかドイルだとか出てこなくても良いんじゃないのかなあ。。。。でも、ジャッキーに敬意を表してこの点数です 7点(2004-07-24 16:31:39) |