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1.  白い巨塔
 これはもう山本薩夫のベストといっていい代表作で、出てくる多くの俳優陣たちにとっても、これを代表作の一つにあげないといけない。まず主演の田宮二郎。そのオーバーアクトぎみの軽々しい演技は、勝新太郎の『悪名』シリーズでたっぷりおがめるわけだが、ここでは彼自身とダブるともいわれる強烈な出世欲が前面に出て、しばしば滑稽なほど生な人間像が画面に充溢した。傑作なのは石山健二郎。黒澤明の『天国と地獄』では、いい味をだしていたけれども、スタッフを悩ますところもあったらしい。こっちのほうが実に生き生きしてる。東野英治郎に、田村高廣、小沢栄太郎、下條正巳......。藤村志保もこの頃が一番美しい。それから加藤嘉と滝沢修の堂々たる演技がすばらしい。伊福部明の弟子にあたる池野成も、このなんとも重苦しい音楽が、映画音楽としての代表作だろう。ちなみに、DVD版では選択を決定するたびに、「ただいまより、財前教授の総回診が始まります」という劇中のアナウンスがはいる楽しい趣向になっている。
[DVD(邦画)] 10点(2008-07-03 04:14:31)
2.  シベールの日曜日
どこかへ連れてゆかれそうなほど、危険なほど、甘美で哀しい映画。アンリ・ドカエのモノクロ映像も素晴らしい。
10点(2004-02-10 03:10:44)
3.  紳士協定
勇気ある映画。キリスト教中心社会の裏面をかいま見せてくれる。これを日本社会に置きかえてみれば、こういったテーマをとりあげることの難しさがわかるだろう。傍観者でいてはだめで、自ら偏見と闘うことの必要さを説く、感動的な仕上がりになっている。しかし、この感動を呼ぶ闘う姿勢が、その後の赤狩り時代のエリア・カザンとすんなり結びついてゆかないのは、どう理解すればいいのだろう?
10点(2004-02-05 14:59:22)
4.  純喫茶磯辺 《ネタバレ》 
 どうせおふざけの、ウジャジャけた映画なのだろうと、あまり期待もせず観たのだったが、意外にもしっかりした、良質の映画だった。宮迫博之の変質的演技は、おそらく定評のあるところなのだろう(角川春樹は、宮迫を自作の主演に抜擢するのに際して、てっきり彼を俳優だと思っていたという)から、いまさらなのだろうが、それより、娘役の仲里依紗が出色だった。今後に期待できます。ところで、麻生久美子扮する女が、宮迫扮するオッサンとその娘を前にして、変態客とヤッたといい、「わたしヤリマンだから」といったのは、逆説ながら、善人ぶった即興のウソだったように思えた。再婚なんて、と抗う娘に対し、父親がこれ以上のぼせあがらないように、これで冷めて引いてしまうように、という機転だったように思うが、いかがか。
[DVD(邦画)] 8点(2009-12-21 09:40:44)(良:1票)
5.  真珠の耳飾りの少女
作家の想像力が、一枚の名画から、こんなスケベエでドロドロしたお話を作り上げよった! なにか清純なものが汚らわしいものによって陵辱された気分が残る。それにしても、画面は極上に美しかった。撮影・照明・美術・衣装に引き寄せられて8点。
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-28 04:33:34)
6.  しゃべれども しゃべれども 《ネタバレ》 
 「しゃべる」ことの、自己表現のへたな人間たちが、ともに悩みながら成長してゆくお話。香里奈の仏頂面が案外魅力的だったし、脇をかためる八千草薫と伊東四朗がよかった。それにつけても、皆さんのいうとおり、故桂枝雀の偉大さよ。子役がまねしてなぞっているだけなのに、思わず笑ってしまった。枝雀らくごは永遠なり。
[DVD(邦画)] 8点(2008-05-30 12:22:13)
7.  下妻物語
ううむ、新しい日本映画だ。作りが昔の唐十郎のテント演劇のようなところもあって、よろしおました。
[DVD(字幕)] 8点(2005-09-19 03:09:22)
8.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 
 昔観た片岡千恵蔵主演のオリジナル版(1963)は、こんな三池流のグロやおふざけはなかったが、やはり宿場での決闘シーンが迫力満載で、見ごたえあった覚えがある。しかし、このリメイク版では、明らかに『七人の侍』からパクった人物をつけ加えている。伊勢谷友介の山男は、筋書きや人物設定からして、もう見え見えの菊千代(三船敏郎)じゃないの。この山男が、首に刀がささって死んだはずなのに、ラストでピンピンして復活するのは、あまりに作り事めいて興ざめだった。面白く観て来れたのに、ここは残念。それにしても、名バイプレイヤーの岸辺一徳は、よくもあんな役を引き受けたものだ。ケッサクだけれど、悪趣味きわまる濃い映像。これが三池崇史流なのにちがいない。
[DVD(邦画)] 7点(2011-09-10 12:03:26)
9.  沈まぬ太陽 《ネタバレ》 
日航機123便墜落事故の原因については、どうも解けない謎があるらしいが、このお話はそこにはいっさい触れず、原因は会社が社員の労働環境を改善しなかったところにあった、と暗に限定しているようだ。日航という親方日の丸会社の、政界がらみの、腐れ切った内幕をえんえんと描く。見終わって残る感想は、なんちゅう会社だ、という嫌な気分がほとんどで、「沈まぬ太陽」などという晴れ晴れしたものじゃない。おそらくこれはキツイ皮肉なのだ。「国の基幹会社だから、どうしたってつぶれない」というような。いや、いっそのこと、つぶしてしまえばよかったのだ、という気になるし、主人公はなぜあんな扱われようをされても、それでもやめず、会社のためにせいいっぱい尽くすのか、理解しがたい。労働組合運動の戦いで消えていった「戦友」のため? それとも事故の犠牲者に誠心誠意むくいるため?......どうもわからない。自分ならとうに辞めていると思う。主人公は、ほかにもっとやりがいのある人生をさがすべきだ。というわけで、スタッフが力をあわせて作った映画というのはわかるけれども、すっきりしないし、後味が悪い。それから、画面作りに金はかかってそうだが、カメラの画角が松竹ホームドラマ風で緊張感に欠けるし、音楽が安っぽすぎる。
[DVD(邦画)] 6点(2010-12-13 05:12:23)
10.  書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園- 《ネタバレ》 
 たしかにベタな映画だけれども、地方都市のシャッター商店街、安価な外国製品に押されての地場産業の衰退、そんな状況のなかで地味いっぽうな書道部、いったい何重苦なのか、というような苦しいテーマをあえて取り上げて、一服の爽やかな物語にしあげたのは評価するべき。若い女優陣がよかった。それにしても、当世の男連中の影の薄さよ......。  追伸:河合克敏の漫画「とめはねっ! 鈴里高校書道部」、およびNHKによるそのTVドラマ化からのパクリが指摘されているのを知って、点数を下げました。 たしかに、よく似たところがある。それから、現実では高校の書道部の活動を町おこしのために利用したことはない、と四国中央市の市民から抗議されているのも知りました。どうやら、日本テレビによる演出という疑いがあるらしい。しょせん映画は実話とは違うものとはいいながら、いささか興ざめな話。
[DVD(邦画)] 5点(2011-01-31 16:00:06)
11.  11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち
ひと言でいえば、学生運動として見た三島事件。以前に観た同じ監督による『実録・連合赤軍事件』と似たような雰囲気で、その続編といっていいのだろう。しかしそれに比べると、明らかに薄っぺらで、迫力もなく、これはつまり、若松孝二という映画作家には学生運動はよくわかっても、三島由紀夫はよく理解できていなかった、ということだと思う。
[DVD(邦画)] 4点(2013-05-04 16:07:44)(良:2票)
12.  ジャガーノート
TSUTAYAの「発掘良品」の棚から借りてきたのだけれど、カット割りも絵作りも、まるでテレビ映画か、と思うようなチープな作りで、話の進みも退屈。どこが「良品」なのだろうか。
[DVD(字幕)] 3点(2010-11-18 05:23:59)
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