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1.  シン・仮面ライダー
昼間、会社で先輩にシン・仮面ライダーって見た?あれ、面白よな?て言われ、えっ?マジ? この監督、脚本家、スタッフ等が作ったゴジラもウルトラマンも糞つまらなかったんだがて言ったら、変な顔された上にお前、見る目ないよて言われ、頭に来たから仮面ライダーも見てやることにした。予想通り、いやいや、予想以上につまらない。 もうね、相変わらずシン・ゴジラもシン・ウルトラマンもシン・仮面ライダーも全部に共通するタイトルにある物とは別人が主人公みたいで、今作で言えば浜辺美波演じる緑川ルリ子とかいう女が主人公みたいに目立ち過ぎ。前回のシン・ウルトラマンの長澤まさみ同様、浜辺美波のプロモーションビデオか? タイトル詐欺でしょ! 本来なら主役であるべき仮面ライダー、本郷猛が目立なきゃならない筈なのに仮面ライダーより出番の多いてどういう事? 仮面ライダーのバトルも全く緊張感なし! お遊戯会ですか?てレベル 出演者の下手な演技と相変わらず説明ばかりで、いい加減ににしてくれてなる。 血しぶきさえ出せば、おう!すげ〜て思ってるのか? こんなん子供には絶対に見せられないし、大人が見ても全く面白くもない。 シンて名乗って良いのは、クレヨンしんちゃんとタイガー・ジェットシンぐらいだ! クレヨンしんちゃんほど、大笑いできるわけでもなければタイガー・ジェットシンの試合程、緊張感、殺気があるわけでもない。 全てにおいて学芸会レベルかそれ以下です。シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンに次いで今作も当然0点です。 最後に少しだけ言いたい! 会社の先輩が勧めてくる日本映画は絶対に見ない。
[インターネット(邦画)] 0点(2024-02-15 21:28:16)(笑:4票) (良:3票)
2.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
駄目だ。この監督と脚本家 シン・ゴジラと一緒で無駄に長い説明、ウルトラマンがどうだのこうだのと解説なんか要らないからさっさと怪獣と戦わせろよ!相変わらずエヴァぽい雰囲気に何故、そこまでしてエヴァぽさをエヴァ以外の作品にまで持ち込む? そんなにエヴァがやりたきゃ信者達だけ集めてそういう人の前だけでやってくれ! ウルトラマンてあるのにバルタン星人が出てこない時点で全く楽しめない上にウルトラマン自体が全然カッコ良くもないし、俳優の演技も駄目。長澤まさみのプロモーションビデオか?てぐらい長澤まさみが浮いてるし、目立ちすぎ。 まさか巨大化するとは思わなかったよ。 何から何まで駄目。 この監督、脚本家、シン・ゴジラがヒットしたから今度はウルトラマンかぐらいしか考えてないだろ? 初代ウルトラマンを一度も見たことない人やエヴァンゲリオン信者、庵野秀明信者にとっては良い作品かもしれないけど、そうでない人、エヴァンゲリオンに特に思入れもない私にとっては苦痛でしかない。駄作 シン・ゴジラ同様、大嫌いです。よって0点
[インターネット(邦画)] 0点(2024-02-10 09:00:44)(笑:1票)
3.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
酷い。監督の自己満足、所々で入ってくるエヴァぽい音楽、ゴジラ映画なのに何故そこまでしてエヴァぽくする?ゴジラが可哀想。ただ歩いてるだけなのに何よ?あのやられ方は?在来線にやられる。口の中にコンクリートを注入される。あまりにも酷いし、気の毒だ。酷いと言えば、ゴジラ映画なのに、会議ばかりで誰が主役なんだ?てなるぐらい退屈。ただでさえ多い登場人物にいちいちテロップ入れるなよ!無駄に長い会話と早口、そして、出演者の酷い演技、中でも石原さとみの酷い演技、英語はアメリカ人が見たら間違いなく怒るだろう!怪獣映画としてなら 1点ぐらいの価値はあるが、ゴジラ映画として評価するなら 1点もやりたくないぐらいゴジラに対する愛を感じないので0点以外与えたくない。
[インターネット(邦画)] 0点(2024-02-02 18:29:34)(笑:3票) (良:4票)
4.  しとやかな獣 《ネタバレ》 
川島雄三監督、凄い!こんなにもぶっとんだ家族はまずはいないだろう!人間の持っている醜い部分をここまで徹底的に描くその凄さに何度観ても感心させられる。人間とはお金がかかるとここまで醜くなるものなのか?芸能プロダクションに勤める息子が会社のお金を騙し取るような詐欺行為をする中で、そんな息子に対し、しかるどころか更にお金を稼がせようとする父と母の何とも言えない金に埋もれる悪人ぶりの凄さとまたそんな家庭に対しやってくる人達の何とも個性溢れる人達、それをたった二つの狭っ苦しい部屋、公共団地のあの部屋を覗き込むようにして人間の醜い部分を笑っているかの如く思える監督の演出ぶりの凄さ、これだけ徹底的に笑わしておいて、最後には氷付くような結末に、そして、まるで歌舞伎の世界を思わせる音楽も効果抜群!それにしてもこれだけのメンバーの中でも若尾文子の悪女ぶりと小沢昭一のピノサクの何とも怪しい人物には完全にやられた。
[DVD(邦画)] 10点(2021-02-15 18:47:09)
5.  写楽
フランキー堺が叶えたかった夢の映画化である。アイデアはなかなか面白く、フランキー堺は流石の名演技。しかし、監督が真面目過ぎるのかそれなりに楽しめるけど物足りない。やはり川島雄三監督が生きてる時に見たかった。川島雄三監督が撮ってたらどんな映画になってだろう?と考えるとなんで今更?遅過ぎる。一番撮りたかった時期に何故撮らせてあげないのか?撮りたい映画を撮りたい時に叶えてあげられないのが日本映画の悪い所で川島雄三監督とフランキー堺の名コンビで見たかった。と思うのは私だけではないはず。
[ビデオ(邦画)] 6点(2021-01-24 20:29:52)
6.  新・男はつらいよ 《ネタバレ》 
この第4作、いまひとつ評判良くないみたいたけど、私はかなり好きです。好きな理由に森川信さんのおいちゃんが私は好きで好きでたまらないからである。そんな森川信さん演じるおいちゃんと寅さんとのやりとりが最も面白く、笑える作品はこれだと思う。とら屋でおいちゃんが寅さん相手に「婦系図」を語る場面なんて、笑えて、笑えてたまりません。これを観る度にやっぱり森川信さんのおいちゃんは最高であると感じずにはいられなくなる。
[DVD(邦画)] 9点(2021-01-02 17:55:04)(良:1票)
7.  昭和おんな博徒 《ネタバレ》 
江波杏子が雨の中、自分の夫を殺した男の後ろからそっと近づいて前に現れた瞬間、いきなり敵討ちするシーンで加藤泰監督らしい緊張感漲る演出に流石だと思わずにはいられない。この映画、勿論主役の江波杏子が良い。かっこ良いのだが、脇を固める俳優陣の顔触れも素晴らしい。松方弘樹が中でもかっこ良く、列車に飛び込み自殺を図ろうとする主人公(江波杏子)を止めようとする松方弘樹、暴れまくるチンピラ達を1人で相手にし、追い払う松方弘樹と、どちらの松方弘樹がとにかくかっこ良い。終盤に出てくる天知茂との絡みも見応え有りで、加藤泰監督で主人公が女性の任侠映画と言えば藤純子主演の作品が有るが、同じ様に任侠映画としての面白さ、江波杏子のかっこ良さ、色んな意味でこの映画はかっこ良い人間が沢山、観ることが出来る。江波杏子にとっても、松方弘樹にとっても、代表作品であると言えるそんな作品です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-11-07 13:03:54)
8.  女王陛下のお気に入り 《ネタバレ》 
怖い。女の怖さ全開の何だか昔の昼ドラでも見てる様なドロドロした内容に釘付けになる。とにかく3人の女優の演技が凄い。アン王女(オリヴィア・コールマン)に対する2人の女優レイチェル・ワイズとエマ・ストーンの仁義なき女同志の戦い、嫉妬から始まるドロドロした戦いに一瞬足りとも目が離せません。王室を舞台に繰り広げられる女同志、男が絡んで来ての凄まじく醜い人間関係、出てくる女も女なら男も男でロクな奴が居ません。それだけに女3人がお互いの感情を爆発させる瞬間の怖さ、エマ・ストーン演じる侍女アビゲイルがやって来る前はアン王女に気に入られていたサラ(レイチェル・ワイズ)が見せるアビゲイル(エマ・ストーン)への虐め、いたぶりの凄さ、凄いと言えばエマ・ストーンのあれだけ散々、蹴られたり、馬車から落とされようが、本を投げつけられようが自分は間違ってないんだとばかりの態度、演技も素晴らしい。女ならではの嫉妬、凄まじき演技合戦、とにかく圧倒させらた。プライドとプライド、意地と意地の戦い、果たしてアン王女にとってのお気に入りとは何なのか?どの様にして展開していくのか?先が気になって仕方ない。ラストのアン王女の表情、この映画は英国の王室の舞台裏、色んな意味で日本人には無い英国ならではのドラマとして圧倒的な面白さと下卑で有りながらも美しいセット、イギリスの街並みなども見ることができる。一見、お堅い映画の様でブラックな笑い、不気味な音楽などに単なる王室のドラマではない一級品のエンターテインメント映画だ。
[映画館(字幕)] 9点(2019-02-15 18:17:31)
9.  新仁義なき戦い(1974)
前作で完結した筈が再び制作された仁義なき戦いの新シリーズ第1弾だが、何だろう?キャスティングは相変わらず良い。特に初登場となる若山富三郎のど迫力が凄い。存在そのものが語る迫力が半端ない。金子信雄のいやらしさは現在で嬉しい。田中邦衛も相変わらずだし、色々と見所のある新しい仁義なき戦いの最初の作品としては悪くは無いが菅原文太の役名が変わり、前作までの痺れる格好良さが薄れ、単なるチンピラ風な人間に見えるのが残念です。他にも不満と言えば泥臭さ、作品全体を通してのギラギラした感じも薄れつつある。普通のヤクザ映画ぽく感じるのが物足りない。役者は皆、素晴らしい。昨今の日本の俳優のレベルからしたら数段、上である。それだけに前作までのヤクザ映画らしい群像劇としての面白さもあまり感じることが出来なかったのが残念でならない。
[DVD(邦画)] 6点(2019-02-05 20:17:14)
10.  仁義なき戦い 完結篇 《ネタバレ》 
本来なら前作で終わるつもりでいたが製作したのには深作欣二監督からのこのシリーズのファンサービスとして作った感が強い。菅原文太が刑務所に入れられ、なかなか出てこなかったり、大友役が宍戸錠に変更していたり、不満もなくは無いがそれでもこのシリーズの完結編に相応しい迫力ある演技合戦、凌ぎ合い、菅原文太と小林旭の二人が意見を言い合うシーンの迫力、松方広樹の相変わらずの目付きの怖ろしさ、金子信雄のスケベジジイぶりも健在だったり、野川由美子に対して、いいケツしとるのお〜、それに対する山城新伍のおっさん、よだれたれとるでえ〜のやり取りの可笑しさ、田中邦衛演じる槙原の死に様、死に様と言えば藤純子の看板に倒れて死んで行く桜木健一の死に様も印象に残る。藤純子の看板に抱かれる様にして死んで行くなんて桜木にとっては最高の死に方ではないだろうか?とにかく色んな意味でこのシリーズは全てにおいて役者の演技、迫力、死に様、昨今の日本映画では味わえない役者で観ることの出来るシリーズだと改めて感じると共に原爆記念日である昭和40年8月6日から始まるのを見て、やはり広島の街=ヤクザの街、仁義なき戦い=広島の街であるというイメージが強く感じられてならない。
[DVD(邦画)] 7点(2019-01-26 21:45:54)(良:1票)
11.  仁義なき戦い 頂上作戦
今回はいよいよ警察が絡んで来て、そこに流れる空気、相変わらず出てくる俳優陣の豪華な顔触れには毎度ながら感心させられる。盛り上がりに関しては前作が最高で、やや落ちる。ただヤクザ社会に於ける厳しさ、仁義なき戦いの名の通りの作品として、また広島のイメージ=ヤクザの街が見た人誰もが感じずにはいられなくなる作品 もう、このシリーズを見てしまうと他のヤクザ映画では物足りない。見る気が失せるぐらいとにかく凄い面子、迫力に圧倒させられます。
[DVD(邦画)] 7点(2019-01-19 18:16:10)
12.  仁義なき戦い 代理戦争 《ネタバレ》 
シリーズ最高傑作の名に相応しいヤクザ社会における厳しさ、掟が見事に描かれている。金子信雄の嘘泣き、そんな小池信雄に対して許しを得ようと、ゴマをする田中邦衛のセコさ、このシリーズ初登場となる二人、小林旭、加藤武の人間的魅力、他にも渡瀬恒彦、成田三樹夫格好良さ、そして、前作では脇役的形に回った菅原文太が再び主役級としての格好良さを見せてくれる。相変わらず出てくる面子の顔触れ、熱い演技、このシリーズを見てしまったら他のヤクザ映画などアホらしくて見ていられなくなるぐらいの画面から伝わってくるエネルギー、代理戦争の名の通り、ヤクザ同士の組と組の戦いが見られる凄い映画だ。
[DVD(邦画)] 8点(2019-01-09 19:26:53)
13.  仁義なき戦い 広島死闘篇
前作とは打って変わって、別の意味で半端ない熱量が迸る。菅原文太登場までが長い。女性の描き方が今ひとつだったり、それはドラマという意味での女性の描き方です。男臭さ満載の中での梶芽衣子の美しさ、前作には出てこない千葉真一の暴れぷり、成田三樹夫のスーツ姿の格好良さ、北大路欣也に小池朝雄、そして、そして、ヤクザ映画には違和感しかない前田吟がヤクザ映画に出てるという新鮮さと改めてこのシリーズは役者の演技、熱量が今の日本映画には無いものを感じずにはいられません。荒っぽさ、狂気、前作同様仁義なき戦いの名に偽り無し!改めて広島という街の雰囲気、一作目と同じく感じられてならない広島=ヤクザの街というイメージを決定ずかせてしまった作品ではないだろか!
[DVD(邦画)] 7点(2018-12-28 18:27:26)(良:1票)
14.  仁義なき戦い 《ネタバレ》 
役者の力量、エネルギー、熱い感情等、全て昨今の日本映画にはないものを感じることができる。あの時代だからこそ撮れた映画であって、この顔ぶれだから成り立つ映画でもある。菅原文太のラストの台詞がこの映画を物語っていると言ってもいいぐらい痺れる。山守さん、まだ弾が残っとるがよ。この台詞を真似したい。使いたい。まだやるべき仕事があるのに帰ろうとする先輩に、〇〇さん、まだ仕事は残っとるがよ。と言ってやりたくなることが時々ある。タイトルに偽り無し!正に仁義なき戦いである。ドキュメンタリータッチでのヤクザの戦い、これを観てヤクザに憧れを持つなんてのは間違いであるが故に、ヤクザ社会の恐さ、人としての仁義、更に広島=ヤクザの街、という誤解を招いてしまいそうな作品でもある。
[DVD(邦画)] 7点(2018-07-05 20:26:31)(良:1票)
15.  シング・ストリート 未来へのうた 《ネタバレ》 
ジョン・カーニー監督、この監督の描く世界は何時も何処か懐かしい。自分が監督同様、1980年代の洋楽が大好きで、辛い時でも音楽さえあれば何とかなるという気持ちになる。この映画でも音楽の力は大きく、勇気を与えてくれる。ロック=反抗、この映画の主人公である少年達は自分の気持ちを歌に変えて、未来に向けて喜びも悲しみも全てを歌で表現している。あのアホ校長を馬鹿にする歌、このシーンの爽快さ、それを見て楽しむ他の生徒達、色んな意味でこの映画は気持ち良い。馬鹿みたいにお金をかけなくても、良い映画は成立する。音楽の力は大きい。監督自身の体験に基づいたストーリーとのこと。それだけに説得力十分です。今のところこの監督の映画は全て標準レベル以上の作品として見る事が出来る。これからも注目していきたい監督の一人です。それにしても主役の兄貴の男としてのかっこ良さ、あんなにも弟想いの兄貴なら私も欲しい。そう思える程、本当に素晴らしい兄貴だ!
[DVD(字幕)] 8点(2017-02-10 18:46:20)(良:1票)
16.  じゃりン子チエ 《ネタバレ》 
直ぐに切れる。怒ってばかりで、娘には呼び捨てで呼ばれるし、ろくに仕事もせず、博打きりしてるどうしようもない駄目な大人の代表の様なテツだけどそんなテツが大好きです。自分に正直に生きているし、思い切り駄目な男のアホ全開な所も全て愛しく思えてしまう。娘のチエが内緒で母親に会っていると知ってからの父親としての刹那さ、チエの事が好きで好きで堪らない態度、三人で仲良く遊園地に遊びに行く事となり、その遊んでる時のテツの嬉しそうな顔といい、この作品は人間の喜怒哀楽をとても解りやすく描いている所が大好きです。出てくる人物も個性的な人間きりで楽しめる。自分の大好きな猫が他の猫に金玉を1つ取られ、泣くお好み焼きの親父も大好きです。アントニオの息子の仕返しに手を出さずに耐えた小鉄のかっこ良さは人間並のかっこ良さである。猫だろうが人間と同じで義理と人情を大切にする描かれ方もこの映画の良いところです。大好きな男はつらいよの寅さんを思わせる四ッ谷赤坂麹町、チャラチャラ流れるお茶の水のシーンまで出てくるし、とにかくこの映画大好きです。
[DVD(邦画)] 9点(2017-01-24 21:05:18)
17.  地獄の英雄(1951) 《ネタバレ》 
いやあ、凄い!流石はワイルダー監督作品だ!社会に対する皮肉、新聞者の実体、人間のわがままぶりを見事に描いている。洞窟内で死んでいく男の女との終盤戦の攻防、女の首を絞めた後に刺され、それでも最後まで己の信念を貫き通して元の新聞社で倒れるカーク・ダグラスの演技の凄さ、ワイルダー監督、何を撮ってもどんなジャンルの映画を撮っても平均点以上の映画にしてしまうのが凄い。ワイルダー監督の作品の中にあって、知名度の少ない作品ではあるけど、今時の社会派の映画ではなかなか味わえない素晴らしい傑作!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-11-27 22:52:03)(良:1票)
18.  七年目の浮気
マリリン・モンローは確かに可愛いし、魅力的だ!こんな女性が突如、現れたらこの映画の主人公と同じ気持ちになってしまうだろう。妄想に次ぐ妄想の連続で、そんな妄想を楽しく見せる事は悪くはないし、同じ男としても気持ちがよく解る。それでも、しつこく思えてしまう。例の有名なスカートがまくれ上がるシーンばかりが話題のようなこの映画、やたらとそこばかり取り上げられる事に関して当の本人はどう思っていただろう?少なくとも、私にとってマリリン・モンローの代表作、最高の作品ではない。マリリン・モンローのベストは同じビリー・ワイルダー監督の「お熱いのがお好き」で決まりです。
[DVD(字幕)] 6点(2016-11-18 19:04:48)
19.  処女の泉 《ネタバレ》 
私には神の信仰など深いテーマについてはよく解りません。しかし、この映画はそういう難しいことを抜きにしても人間の持っているわがままな部分、惨酷さ、何の罪もない人がただただ己の欲望、身勝手さによって強姦された挙句に殺されるという惨酷さ、そんな惨酷な部分を描くこの何とも許せない話の中にあって、娘に代わって、また神様に代わって自分の娘を殺した男達を刑に処すというその気持ちは父親としての、また人間の持っている悲しさ、それは殺されたカーリンのことを嫌っていたもう一人の女、インゲリの同姓に対しての嫉妬、眼の前で三人の男に殺される場面をただ目撃することしか出来なかった彼女も一人の人間として苦しんでいる様子が観ていてもよく解る。人間とは如何に惨酷で弱い生きものか?という問いに応えているような本当に見ていても寒気のするような内容ではあるものの、画面全体の美しさ、白と黒とのコントラストの色使いの凄さ、カーリンが教会へと向う場面で馬に乗って行く場面のあの美しい映像美、途中で出会う男達に強姦される場面もその後の殺人シーンにしても殺された後に舞う雪も何かもが本当に美しい映像美として心に残るぐらい本当にどのシーンも美しい。男達への復讐を自らの手でやりとげた父親の見せる涙にこそ人間の持っている悲しい部分が現れてもいるそんな気がしてならない。ラスト、殺されたカーリンの死体を目にして神様は何て罪なんだというようなことを祈る人達、流れ出る水の美しさにはため息が零れる。どうしようもないぐらい観ていてもやりきれない気持ちにはなるので何度も繰り返し観たいとは思いませんが、これだけ人間の矛盾した気持ち、惨酷さ、欲望などを美しく描いた映画は他には観た記憶がない。とにかく一度、観たら忘れられないぐらいの美しさが惨酷な世界と相成って描かれていていつまでも心に残りそうです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2016-10-04 20:14:59)(良:1票)
20.  少女ムシェット 《ネタバレ》 
いやあ、こんな映画はまずはアメリカ映画じゃ敬遠されるだろうし、描かれないだろう。とにかく暗い。残酷。ひたすら暗い。少女ムシェットの表情からしても暗く、殆ど笑わないし、教室で先生に首を押さえつけられて無理矢理歌わされ、一人だけ涙を流し、他のクラスの女の子には笑われ、そんなクラスの子に対して泥を投げつけて命中しても笑う事などしない。その後、遊園地で遊ぶ時も笑わないし、それどころか涙を流し、悲しそうにしている。父親と母親との間でもやはり悲しい顔しか見せない。一人で雨の降る森で鳥の音に反応し、隠れている時に二人の大人たちと出会い、雨でびしょびしょの中で、学校を抜けて来たことを話す。ここでも同じく表情を変えない。この少女の姿にはもう、誰も信用できないといった人を信用できない悲しさを感じずにはいられない。映画のラストでも自らの手で死を選択する事しか出来ずに死んでいったムシェットの事を思うと悲しいというより切なくなり、この作品から人は何故、人生の終わりは苦しい結末を迎えるのだろう?と言ってる様な作品です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-09-24 19:09:08)
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