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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  白い家の少女 《ネタバレ》 
独特の美的センスと体感温度の低さを感じる本作、ジャンルはサイコ・スリラーになるのだそう。スリラーという言葉から連想される冷たさやミステリアスなイメージは、全てヒロインの弱冠13歳のジョディ・フォスターによって醸されていると言って過言ではないでしょう。13歳というのはロリータぎりぎり最終の年齢。幼いのか理性的なのか、どちらにも揺れる不安定さ。時には「魔性の」と称されてきたこの年頃の少女らの危うい魅力。素なのか天才的演技なのか、判別不可なほど凄い仕事をしているジョディ・フォスターです。 いろんな作品で愛でられてきたロリータたちと並んで、ジョディもあまり笑顔を見せません。意志の強そうな瞳だけど、かと思えばふにゃ、と崩れるもろさも見せて、リン・ジェイコブスもまた正統派のロリータと認定されるでありましょう。(誰に) 惨劇の舞台でありながら、家具の配置や配色が居心地よく考え抜かれた白い家の佇まいも魅惑的でした。 ああそれと、意地悪おばさんもロリコンM・シーンも、いかんなく小物ぶりを発揮してジョディとの格の違いを際立たせてくれました。ある意味グッジョブな人たちでした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-02-12 00:01:52)(良:1票)
2.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
御存知、スピルバーグがその名声を決定的にしたパニック映画の金字塔。数年ぶりに観ても面白い。“怖がらせ”にあたって、人の生理を熟知したかのような音楽やカット割り。「まさか」という気の持たせ方の技巧が洗練されているのです。船底からのぞく人の顔、不意を突いて出現する巨大ザメの迫力、その都度腰を抜かすほどびっくりしたものです。 水面下で近づくサメを「樽」で視覚化した手法もうまい。ぱっと見「樽」なんだけど、こいつがけっこうな速さで近づいてくる恐怖ったら。あえて観る者の脳内で「サメ」を想起させる、遠まわしでいて効果的な見せ方。うーん凄い。 さらに特筆なのは男達のドラマが胸熱に交錯する、物語性の高さですよね。遊泳禁止を訴える署長と学者は二人とも島外の人間で、経済優先の町長らと対立する図式は納得ですし、船に乗ってからの三人が角突き合いながらも徐々に(酒の力を借りながらだけど)戦友となってゆく描写も的確。特に人生を「vs サメ」に捧げたクイント役のロバート・ショウは圧巻。こういう武骨な俳優さんを近年見かけなくなったなあ、としみじみと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2018-03-18 23:17:43)(良:2票)
3.  白い肌の異常な夜 《ネタバレ》 
「異常な」とは凄い邦題だけども、なんか訳者の気持ちが分かる。なんつうか「ヘン」なんですよこの作品の手触り。登場人物がですね、皆こちらの思う線とズレがあって、そのズレが「意外で興味深い」というんじゃなくて、「なぜにそうなる」と不可解なんですな。 まずイーストウッド。のっけから12歳の少女にキスをかまし、ロリータから熟女まで幅広すぎな女好きぶりを隠すことなく発揮。一見誠実そうに見えるだけに、その節操の無さはちょっとひく。さらに脚をとられた(!!)後の亀殺しや”学園まるごとハーレム宣言”にはさらに引く。 ”貞淑な”女学院の生徒さんたちにはまるで商売女みたいのがいたり、グロ好きがいたり。規範となるべき女先生の「死ねえええ」の咆哮には、一体どこが淑女やねん、と目が点だ。しかもしかも女校長は兄と関係があって、小間使いの黒人女もその兄と何かあるようで、カオスさながらのこの話一体どこに着地するんだと恐慌状態になりながら観てたら、イーストウッド毒キノコ殺害事件にて投了。こんな話あり?独特が過ぎて忘れ難いけどさ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-14 23:04:28)(良:1票)
4.  ジャスティス(1979)
ちょっと雰囲気がTVドラマみたいにライトな感じが多々あります。委員会はあまり脅威を感じないままだし、じいちゃんの描写も彼女との関係ももう少し掘り下げようと思えばできたのにな。特に、終わり方は今観るともうすこしフォローがほしいところ。 とはいえ、ワタシはこの作品が大のお気に入りで、なぜかと言うとアル・パチーノがかっちょいいからである。彼は背が高くないし、今作では忙しすぎでよれよれで、高所恐怖症のためヘリの機内でパニックになる姿は大泉洋みたいだ。なのに、愚直に正義に邁進するその姿は震えが来るほどかっこいい。権力に翻弄され、最終的に彼がどう出るのか。パチーノファンは必見の一作。
[DVD(字幕)] 7点(2015-12-02 00:21:35)
5.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 
75年にしてこの堂々たるジャパニーズ・クオリティ。いや感激です。 今観ると確かに古い。乗客らが、情報が一つ一つ入るたびにパニック起こして各車両にふれて回るとか、まさかの喫茶店全焼とか、今の感覚ではちょっと無理だろう。 けれど当時観ていたなら相当面白かっただろうと思う。危機が去ってはまたやってくるその展開の速さ、鮮やかさ。職務遂行に苦悩する宇津井健のサイドストーリーも相当な重みだ。高倉側の事情ももう少し欲しいが。 昭和の空気が残る画は垢抜けなく、CGなんか無い時代。だけどその分、こじゃれた感の無いガチなサスペンス感にあふれてる。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-11-05 23:57:30)
6.  地獄の黙示録 《ネタバレ》 
ベトナム戦争てのはアメリカによる”大国の貧国苛め”が世界中に露わになった、米国史における拭いがたい汚点であろう。人間の持ち合わせる道徳感にあまりに反することばかりやらされて、ただ中にいる米国の兵士たちは精神に異常をきたしてゆく。あまたのベトナム戦争映画はほとんどがこの路線で描かれているように思うが、さすが御大コッポラ作品は狂いっぷりが尋常じゃなくリアルだ。私が見たところ、正気を保っている人物は一人としていなかった。 いかにもコッポラ的な粘着質な映像。影の濃さは息苦しく圧倒的だ。どうしたってナチの第三帝国を想起せずにいられないワーグナーの旋律にのせて機銃掃射をしてくるヘリ群の悪魔的な演出には、コッポラの天才を誰もが確信するところだろう。 カーツ大佐役のM・ブランドは何もしていない気がするし、M・シーンの大根ぶりは息子と同じで、その名の高き割にはがっくりするところも多い作品だけど、とにかく監督の執念が焔だっているかのような熱(苦しい)映画だ。これだけの熱量を発する映画はそうそう無い。
[DVD(字幕)] 7点(2015-10-10 00:02:34)
7.  ジョン・カーペンターの要塞警察 《ネタバレ》 
カーペンター監督は自らの嗜好を余さず訴えてくることに長けている人で、これまた彼のやりたいことがストレートにフィルムに刻まれた一本ですな。それはもう潔いほどに。 制約空間での絶体絶命シチュエーションが、まず得意分野らしい。「敵」と「味方」も実にクリアー。敵は子供殺しの極悪連中だ。全く共感の余地無し。奴らは数も不気味なほど多いし、死体を速やかに処理して平穏を装ったり、車の中で待ち伏せしてたりと、頭も回る強敵だ。じりじりと差し迫る緊張と、サイレンサーの静かな不気味さと、降り注ぐ銃弾の嵐、この強烈な対比。 わずかに残った警察署の4人(のち3人)が、こんなに突然始まるカオス空間の中にあって、皆腹をくくった存在感を見せる。女の事務員がとてもクール。撃たれてたなあ、女なのに。子供を殺すカーペンターだもんな、それくらいの演出はへっちゃらなんだな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-20 00:03:07)
8.  ジャッカルの日 《ネタバレ》 
格好の良い、二枚目な映画。演出も主人公もストイック。“必要なこと”のみを確実に仕上げてゆくプロの手腕をこれまた無駄の無い脚本で すっすっと描く。いやあーかっこいい。 やっぱり、E・フォックスに尽きます。この映画、風光明媚であるし、白のアルファロメオや銃身の細い改造銃など小物まで粋なんだけど、この男優がまた物腰に品格あって所作がキレイなんですな。隙がなく冷徹で 殺し方まで血で汚さず、すっと事が済んでしまう。物語上、男爵夫人からゲイ氏に至るまでが惚れるキャラクターでなくてはなりません。その点、E・フォックスは実に適役でありました。 重大事件を扱うに当たって、なんだか事なかれに流れがちな仏閣僚の面子や、有能さでは軍配のあがる英国捜査機関の働きぶり、ハニートラップを仕掛けるテロリスト組織など、脇のドラマもちゃんと140分に落とし込んでいて、あちこちに見ごたえがあります。「あなたたち全員を盗聴しました」の場面は笑ったなー。
[DVD(字幕)] 8点(2014-11-13 00:13:15)
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