81. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
俳優陣の皆様は、「歌の練習」と、「歌いながら演技をする練習」と、「振付の練習」をもう少しするべきでした。 [DVD(字幕)] 5点(2014-11-03 01:05:22) |
82. スティル・クレイジー
《ネタバレ》 何よりも、作中で登場するストレンジ・フルーツの楽曲が、猛烈に格好良く、強烈に70'sブリティッシュ風なのに驚き。これって全部オリジナルなんですよね?音のボリュームを上げすぎて中断するシーンの曲なんて、ビル・ナイがアレックス・ハーヴェイに見えましたよ。中盤過ぎまでは、浅いエピソードを何となくつなげているという印象は否めなかったのですが、再会シーンとラストのブライアンのはにかんだ笑顔、あれは反則です。あれ一発で映画のイメージも全部塗り替えられてしまいました。マネージャーのジュリエット・オーブリーの立ち位置もいい感じ。こういう作品はイギリスにしか作れませんね。 [DVD(字幕)] 8点(2014-09-25 02:50:13)(良:1票) |
83. スリーピー・ホロウ
ストーリー上の深みは何もありませんが、ナルシストでありながら間が抜けている主人公のキャラクターが面白く、この部分で大幅に得をしています。ヒロインがあまり魅力的でなかったのが残念でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-07 01:58:08) |
84. すべて彼女のために
《ネタバレ》 平凡な国語教師がいきなり脱獄実行というのが面白いのに、延々と準備をしてる風である割には、肝心の作戦自体が目新しいわけではないし、また地道な調査の結果が特に生かされているわけでもない。というか、作戦に関するゴミを適当に捨てていたり、あまり所有者がいないであろう車で危険な部分を実行したりとか、結局細かいところが雑なんですよね。なので、全体が限りなく予定調和的です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-08-28 02:06:32) |
85. スイートリトルライズ
《ネタバレ》 こういう不倫モノは、まず、当事者の生活感を十分に出しておいて、そこから逸脱する背徳感を押し出してこそ、感情と現実のギャップがドラマたりうるのです。ところがこの作品は、夫婦がもともとどんな生活をしているのかもよく分からないし、いざ不倫へと乗り出してからも、感情の乱れや葛藤がほとんど見受けられない。つまり、制作側が都合良く敷いたレールの上を都合良く進んでいるだけなのです。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-07-22 20:58:35) |
86. 助太刀屋助六
コメディチックにしようとしているのに、ネタもキャラクターも弱すぎて、真田広之の全力の演技が空回りしまくっている。全体がえらく中途半端なのです。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-05-02 21:26:03) |
87. スピード(1994)
基本アイディアは1つしかないのだが、これでもかというくらいの仕掛けのてんこ盛りな上に、ただ走るだけではなくて、知能戦的な部分も味付けをされているのが良い。登場人物の背景その他の説明が一切ないというのも、潔くて良い。ひたすらエンターテインメントに徹底し、それ以外の要素は何もない作品ですが、だからこそこの作品は歴史に名を残したのでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-14 00:18:58) |
88. ずっとあなたを愛してる
《ネタバレ》 「動機」をめぐる位置づけが、何とも中途半端だったように感じる。もしそれをドラマの重要要素として構成するのであれば、それをめぐる親族(彼らも知らないはず)との心理戦のやりとりがもっとあってしかるべきだし、そうでないのならば、最後まであえて伏せておく必要はない。またそもそも、そのような事情であれば、本人が黙っていても、捜査の過程ですぐ明らかになるようなことだと思うが(したがって、それを明かされても、事実としての重みに欠ける)。ただし、そのような根本的な問題を差し引いても、K・S・トーマスの演技は見事。 [DVD(字幕)] 5点(2012-11-18 23:49:44) |
89. ストレンジャー・ザン・パラダイス
《ネタバレ》 結局誰も何もしないんですが、その登場人物におつきあいするがごとく、じーっと動かない、正面から撮らない、突然気まぐれっぽくシーンが終わる、という撮影と編集のコンセプトが凄いし、そのまま作品全体を通してしまったぶれなさっぷりも凄い。このインパクトがすべてですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-01 23:11:51) |
90. スウィンガーズ
《ネタバレ》 ふられた男がうじうじと未練にひたる様を延々と見せつけられるだけという、どうしようもない作品。うじうじするならうじうじするで、そのうじうじに格好良かったり面白かったりする部分がないと、映画の主人公としては失格だと思う。電話が重なる場面では、どうせなら2本とかケチなことはいわずに、それまでめぐり会った女性から全員同時にかかってきたりしたら面白かったと思うのだが。ラストの閉じ方がちょっと洒落ていたので何とか+1点。 [DVD(字幕)] 5点(2012-05-17 23:37:35)(良:1票) |
91. ストレイト・ストーリー
《ネタバレ》 何百キロも離れた街にトラクターで旅に出てしまうという発想自体が感動ものだが、それを許してあげる(しかも2度も)娘や、到達したときに大騒ぎせず自然に受け入れている兄が何とも素敵。背景の説明ほとんどなしなのも潔くて良い。原題も含めて、タイトルに何も工夫がないのが残念。 [DVD(字幕)] 6点(2012-02-15 00:08:01) |
92. 砂の上の恋人たち
《ネタバレ》 いきなり「私たちはどうして3Pを開始するに至ったか」を堂々と、正面から、真面目に描写しているオープニングの20分間が凄い。その後も無意味な全裸トークやら海辺でのいちゃつきシーンの連打で、もう楽しすぎ。で、そのまんま完結できるはずがないわけで、そこからどう展開するのかが課題になるのだが、全体がどこまでも一直線なので、これだけエロくても一抹の清涼感を感じる。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-07 12:37:14) |
93. スパイナル・タップ
架空のバンドをここまでもっともらしく作り込んだ執念には敬意を表したいし、それを迷いなく作品として完結させる根性は称賛されるべき。ただし、あまりに実際のドキュメンタリーっぽく見せるべく突き進んでしまったため、デフォルメの要素が少なくなり、逆に笑える部分は減ってしまったのですね。現実と架空のギャップの部分がもう少し欲しいところでした。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-23 23:54:29) |
94. 素直な悪女
主人公を鑑賞するための作品なのでしょうが、そもそもこのヒロイン自体が、キャラクターとして特段魅力的ではありませんでした。見た目とスタイル以外の取り立てる点がないのではやはり限界があります。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-05-06 02:11:35)(良:1票) |
95. スクリーム(1996)
これってほとんど「出オチ」に近いんじゃないでしょうか?ドリューの場面とそれ以降とで、演技、演出、スリル感など、すべてが違いすぎます。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-01-13 02:41:04) |
96. 好きと言えなくて
《ネタバレ》 初期設定からほとんど想像できるとおりの内容。無難ではあるし不快ではないのですが、この内容だけだったら1時間の単発ドラマでもできてしまいます。男はカメラマンだったら、ファインダーを通して見比べたときでも気づかないのか?とか、会話の中でどこか違和感を持つ場はなかったのか?とか、もっといろいろ掘り下げてほしいところでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-06 02:24:39) |
97. すてきな片想い
《ネタバレ》 笑わせようとしている箇所がすべってばかりで、本筋と関係ないシーンも多く、見ているときはマイナスイメージばかりだったのですが、強引なハッピーエンドぶりに、終わってみたら何となく許せてしまいます。内容を的確に象徴させた原題がいい感じですね。ただし、ジャスティン・ヘンリー君があんなになっちゃってたのは、見なかったことにするべきなんでしょうか・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2010-05-11 02:50:13) |
98. スペースバンパイア
もちろん、点数はバンパイアお姉さんに対して。とはいえ、メイクアップや視覚効果も、結構頑張ってましたね。めちゃくちゃ強引なラストのプリミティブな説得力に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2009-12-07 00:51:57) |
99. ストレンジャー(1996)
久々にここまでつまらないものを見てしまった・・・レベッカ・デモーネイって、こんなに華もなければ演技力もない人だったっけ? [DVD(字幕)] 2点(2009-10-02 23:48:55)(良:1票) |
100. スウィング・キッズ
音楽によりかかった内容になっていないことを祈りながら見たのですが、はたして危惧どおりでした。主人公の体制に対する反抗の背景や動機の描き方が凡庸であるため、登場人物は基本的に何がしたいのか、またジャズとそれがどう結びつくのかが不明確です。「この辺でそろそろダンスシーンを入れるか」というタイミングだけでジャズが入れられているように見えます。バーバラ・ハーシーの堅実な演技に5点。 [DVD(字幕)] 5点(2009-09-07 00:15:37) |