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1.  すばらしき世界 《ネタバレ》 
これぞ西川映画と呼べるような、ソリッドだけども多面的な描写が続く。序盤は、役所広司さん演じる三上の社会復帰への奮闘をコメディタッチの描写も含めて描く。下の階のチンピラとの喧嘩やら自動車教習所での悪戦苦闘にはブラックユーモアもたっぷりで苦笑いしながら見てきたのだけれど、後半のあの暴力沙汰から物語がピリリと引き締まり、そもそも「社会復帰とは何か」「まっとうに生きるとは何か」という深みに達していく構成は本当に見事。そのなかで、出てくる登場人物もくせ者ぞろい。身元引き受け人の弁護士夫婦、取材するテレビ局ディレクター、市役所のケースワーカー、スーパーの店主、そして元暴力団の兄貴分まで、みんな「いい人」ではあるんだけれど、でもそれぞれが必死で「まっとうに」生きるためにどこかで三上を突き放している部分を持ってる。「善良」であっても、それぞれの自分勝手な言い分やら事情のうえのことなので、タイミングが悪ければ容易に三上の「敵」にもなるだろうという、そういう危うさを常に感じるのはいい。「無償の善意」などありえないのだ。このあたりの突き放した世界観があるからこそ、一瞬心が通ったと思える瞬間が美しく「すばらしい」。ただ、本作が凄いのは、その「善意の助言」が最後は三村を追い詰めてしまうことだ。その先にあった死は、悲劇というべきなのかどうかはわからないけれど、この「すばらしき世界」の苦みを十分に描いてくれたことは間違いないと思います。余計な部分をそぎ落とした久々の西川節を堪能しました。
[インターネット(邦画)] 8点(2024-01-06 09:36:13)
2.  スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 《ネタバレ》 
もしかしたら自分世代(40代)だと、熱狂的なファンでもなくても公開されるとなんとなく見てきた映画シリーズの筆頭が『スパイダーマン』なのかも。『スターウォーズ』はたぶん思い入れあり過ぎるし、MCUは逆に仕事やら家庭やらで忙しくてフォローする余裕がない。そんな絶妙な距離感でつきあってきたシリーズも、まさかの過去作主人公&ヴィラン勢揃いとなれば、それはそれで懐かしくもあり、気分もあがって楽しい時間でした。とくに、打ち切りによってあまりに中途半端なままだった『アメイジング・スパイダーマン』のピーターにちゃんと「救済」のチャンスを与えていたのにはウルッと来たし、ヴィランそれぞれにピーターらしい結末を用意したのも、ほかでもない「心優しい」本シリーズらしさを感じました。一方で、あまりに苦い結末は、いよいよトム・ホランド版ピーターも、親友や初恋の人と違う人生を歩みはじめ、「子ども」から「大人」への階段を上ったのだと思えば、丁寧に彼の成長を追ってきた本シリーズらしい納得のまとめ方だったと思います。それぞれの登場人物たちにちゃんとそれぞれの結末を用意し、映画会社の都合で作られてきた3つのシリーズをまとめてしまうという力技には、ただただ感心しました。一つだけ、2代目グリーン・ゴブリン(ハリー・オズボーン)をどういうふうに絡ませるのかな、というのが気になっていたのですが、ピーターの台詞で触れるだけで終わってしまったのは、ちょっと物足りなく感じました。もしかしたら問題続きのジェームズ・フランコを起用できない事情もあったのかなーなどと邪推をしてしまって若干物語に集中できなかったのは少し残念。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-29 20:01:02)
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