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1.  宇宙人王(ワン)さんとの遭遇 《ネタバレ》 
最初、この邦題を見て「ふざけた邦題付けちゃって、三流映画丸出しでダメじゃん」と思ったのだが、鑑賞し終えると、この邦題がミスリードの役目を担ってる事に気付くのだ。日本語だからこその「さん」付けによって、「これから出てくる宇宙人は良いヤツだよ」と刷り込まれるのだ。途中、女主人公が宇宙人に対し地球の人道的法律を適用しようとするあたりは、冷静に考えれば失笑ものなのだが、ひたすら紳士的な物言いの宇宙人と邦題によって、もしかしたらそれを認めてもいいストーリー展開になるのかもと思わされてしまう。しかし、職員達が騒ぎ始めたあたりから、ラストの展開は想像出来てしまうのだが、それでもラストのラスト、宇宙人のひと言によって作品は引き締まる。人道人権と一方的な見方でしかない正義にこだわり続けてると後悔するぞというストーリーは、そっち方面の主張を繰り返している人達が鑑賞した場合どう思うのか、ちょっと興味が湧いた。
[地上波(字幕)] 7点(2015-07-15 11:09:30)(良:1票)
2.  運命のボタン 《ネタバレ》 
原作はリチャード・マシスンの短編ということであらすじを調べてみた。小説の方には宇宙開発など一切関係なく単純なSF短編である。知らない人が死ぬから平気とボタンを押した妻だったが、死んだのは夫だった。それで妻はボタンを持ってきた男に抗議する。「知らない人が死ぬって言ったじゃないの」男は答える「あなたはご主人のことを十分知っていたのですか?」と。これはSFショートショートとして実に気の利いたラストだ。でも、これを元に映画を作ってはいけない。このアイデアは長い話には向いてないのだ。そこを無理矢理作ろうとするから、オチも変えなければいけなくなるし、宇宙開発だの贖罪意識だのと複雑になる。複雑にしたものの消化し切れてないから説明不足となり制作者側の意図が伝わらない。伝わらなければ作品の価値は無い。ボタンの箱のようにこの映画も空っぽということだ。
[地上波(吹替)] 1点(2012-09-05 19:35:06)(良:3票)
3.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 
なんて後味の良い作品なんだろうか。ラスト、このままだとこの老婦人だけは幸せじゃないなあと思って観ていたら、キチンと手を差し伸べていて満足。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-08-18 20:27:30)
4.  ヴァン・ヘルシング 《ネタバレ》 
余りのつまらなさに何度寝そうになった事か。アクションとモンスターさえ出しとけば良いってもんじゃない。主人公や周りの人物のバックボーンの掘り下げが足りないために、感情移入できる者が一人もおらず、単なるアクションのオンパレードのみの映画になってしまっている。そもそも、こういうのはドラキュラじゃない。威厳もクールさも無い。当然恐ろしくもなければドキドキ感もない。ハッキリ言ってこういう作品を創るのはカネの無駄遣いだ。そして見る側にとっては時間の無駄遣いと言っていい。一応ヒュー・ジャックマンが出てるので2点は付けておこう。
[地上波(吹替)] 2点(2010-07-06 17:37:40)
5.  ウォッチメン 《ネタバレ》 
長い。回想シーンを合間合間に入れる手法は、度が過ぎると構成が分かりにくくなる。無駄なシーンを削り、オーソドックスな手法で再構成すれば、もっと面白くなるはずなのに残念。また、当時の社会情勢を知らぬ世代は付いていけず、楽しめないんじゃないだろうか。 個人的にはロールシャッハが気に入った。彼一人を主人公にした話を一本作った方が面白いんじゃないかとさえ思う。それにしても、股間丸出しのヒーローは前代未聞。
[DVD(吹替)] 5点(2010-05-31 20:28:54)(良:1票)
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