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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2265
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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41.  大変な結婚 《ネタバレ》 
 主人公のテソは優しいというより優柔不断。  ヤクザのファミリーは自己中心的で独善的。  主人公の彼女は6年も付き合っているのに、思いやりが感じられず簡単に浮気。  コメディとはいえ、節操のない振る舞いには眉をひそめてしまいます。ラブコメであれドラマであれ、中心人物を100パーセントの気持ちで応援できるという土台は必要かもしれません。  唯一良かったのはヤクザの娘。少々乱暴ではあるが、思いやりがあって家族想い。顔も可愛い。彼女に好感が持てるので、最後までそれなりに楽しく見ることはできます。  肝心のストーリーはかなり大雑把です。特にラストにすすむにつれ適当な展開に拍車がかかります。タクシーで車を追っかけているかと思ったら、次のシーンでは結婚式に。いくらなんでも端折りすぎです。  その一方で、ヤクザの長男と学校の先生の恋愛という、どう考えても必要のないエピソードが放り込まれています。このエピソードも、先生に対する暴力がひどすぎて、全然笑えません。  冒頭のつかみは大変良いです。中盤くらいまでは、いったいどーなることかと見ていられるので、凄く面白いです。  問題はやはり後半でしょう。あまりに大雑把で適当なストーリー展開が残念です。バイオレンスとコメディのバランスも凄く悪かったように思います。  ドタバタにすれば良いってもんじゃありません。ドタバタ劇のなかにも、緻密な計算を入れて欲しいものです。
[DVD(吹替)] 6点(2016-04-22 03:26:43)
42.  ダミー 《ネタバレ》 
 言いたいことを何も言えない人が、腹話術の人形という媒介を使うことで、社会ともう一度新しい絆を作り直そうとしている、ある意味再生の物語です。  また、人生を、そして自分自身を見つめなおしていくのが主役のスティーブンだけではありません。一見強気なお姉さんも、立派な社会人代表のロレーナも、やはりそれぞれ苦悩を抱えているわけです。自分の人生に疑問を持ちながら、妥協しながら生きている人なんて大勢いるよって言われているみたいです。個人的にはこの映画を見ると、妥協しながら生きるのだってそんなに悪くないなとも思えます。  極端にドラマチックな展開などはありませんが、『あるある』『わかるわかる』とか思いながら、その共感を楽しむ作品かもしれません。それに、主役のスティーブンが応援したくなる誠実な青年というのは非常にポイントが高いです。  ちょっと退屈に感じてしまう部分もあるかもしれませんが、後味が悪くないので、見終わった後は爽やかな気分に浸れます。  ただスティーブンの両親はそこまで悪い親とも思えなかったのですが、子ども達から全否定されたうえにプラモデルまで壊されて、少々気の毒です。そして親子の修復はないまま映画が終わってしまうので、それだけが少々心にひっかかりますね。
[DVD(字幕)] 6点(2016-03-09 00:30:44)
43.  ダブルタップ 《ネタバレ》 
 予想以上に骨太で完成度の高いアクション。一般的な娯楽アクションとは一線を画す強烈な人間ドラマ。  血の匂いが、痛みが、こちらにも伝わってきそうなほど臨場感を感じる演出。  初めのうちはぬるい射撃スポーツのストーリーだったのに、その中でも不穏な空気を作り出す伏線はちゃんと張ってあったのですね。  決して楽しんで見られるような作品ではないのに、リックが射撃場で警官を次々と撃ちぬいていくシークエンスは、不謹慎ながらも熱くなるものを感じてしまいます。少なくとも、人を撃ってしまう事で、リックのようになってしまう人は少なからずいるでしょう。そう考えると、日本は銃社会でなくて本当に良かったと感じさせてくれる1本です。  警察のほうにも、多少の非があるだけで、なんとなくリックの行為に正当性を感じてしまう、この気持ちが恐ろしいものですね。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2016-01-02 15:44:04)
44.  ダークシティ 《ネタバレ》 
 SFがすぎるSF。これは好みが分かれそうな作品ですね。  タイトルが『ダークシティ』なのだから、暗くて当然なんですけど、それにしても暗い。そして閉塞感が凄い。  このタイプの映画にしては、説明があまりに大雑把。ちょっと不親切ではないでしょーか。そのうえで、あまりにとりとめのない話が続くので、流石に途中ちょっとダレます。  はっきり言って導入から序盤は、ホラーテイストだし、ミステリーだし、なんか不思議空間だし、それはもう興味津々で見れたんですけど、中盤くらいになって、『もしかしてこれって何でもアリ的な展開になるんじゃね?』って思ったら、まさにそうなっちゃいました。  『チューン』とやらの力で、海と太陽まで作っちゃうとは・・・。本当に何でもアリ。  それでいて超能力合戦の締めくくりはナイフとばして、跳ね返して、ブスッて・・。何でもできるのに超地味な決着。このバランス感覚が何とも・・。  いや、それを言うなら、最早この世界を作っていらっしゃる方々なのに、ジョン・マードックの行方を追う方法は地道な聞き込みって。  この作品は確かに『マトリックス』系列ですし、舞台設定は『トゥルーマンショー』にそっくりです。ただ世界感は『未来世紀ブラジル』を思いだします。リアリティと共存するSFは凄い盛り上がれるのですけど、はじめからすべてがかりそめの舞台設定では、何をされても盛り上がることができません。残念です。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-06-12 04:02:55)(良:1票)
45.  タイタンズを忘れない 《ネタバレ》 
 実話ベースの、人種問題を軸にしたスポーツドラマにしては、確かに『深み』は足りないほうかもしれません。何人かのレビュワーさんの『ダイジェストみたい』というコメントを見て、なるほど。言われてみればそんなイメージがぴったりです。  合併、合宿、白人と黒人の交流、試合、これだけ盛り込んでしまえば、一つ一つのエピソードの余韻に浸る間もなく『ハイ、次。ハイ、次。』と急かされる感じになってしまうのも至極納得です。ただ、それが映画全体に絶妙なテンポとスピード感を生んでいて、途切れることなくラストまで一気に見れてしまう良さがあります。  この作品は『実話ベースの感動もの』の体裁を保ってはいますが、これはもう『エンタメ作品』と割り切ってしまったほうが、楽しく見れるかもしれないですね。  今作を見る前に『リプレイスメント』というアメフト映画を見ましたが、アメフトというスポーツがわかりやすく楽しめたのはそっちのほうです。こちらの作品は状況が少々わかりづらい部分が多く、特にアメフトになじみのない日本人にとってはよくわからないまま試合が展開していくことがあります。『リプレイスメント』が純粋にアメフトというゲームを楽しむ映画だとしたら、こちらは、アメフトに携わる人々の心の機微を楽しむ作品と言えそうです。  
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-10 15:30:57)(良:1票)
46.  太陽に恋して 《ネタバレ》 
 クリスティアーネ・パウル演じるユーリをはじめとして、ユーリの友人や、トラックの運転手のルナなど、きれいな女優さんがたくさん。ドイツ映画なので、普段目にしない女優さんたちばかりで、とても新鮮です。  リズミカルなストーリー展開、享楽的で個性のある登場人物たち。エンターテイメントに富んだロードムービーです。ラブストーリーとしても、程よい切なさを感じます。  個人的にはちょっと飽きちゃうときもありましたので、点数にすると6点くらいになっちゃいます。ですがこれは単に『ロードムービーは飽きる』という個人的な体質の問題であり、この作品の良し悪しとはきっと関係ないでしょう。ラブコメ好きな方、旅好きな方、万人に愛される映像作品だと思います。  ラストのストーリーの収束のさせ方が、いたってシンプル、かつすっきり爽快で、これ以上ないハッピーエンドなのが良かったです。きれいにまとめましたね。
[DVD(字幕)] 6点(2015-04-29 15:49:29)
47.  タイタス 《ネタバレ》 
 映像・美術先行のような作品ですね。普通の中世の政治がらみの物語を見たかったので、クセが強くてとっつきづらかったです。  舞台は中世くらいなのに、車にバイク、冷蔵庫、マイク、ウォークマン、タバコ、現代を象徴するものが次々登場。シェイクスピアの『タイタス』のストーリーを追う一方で、独特なアートな世界に巻き込まれます。現実感がなく、くだらない御伽噺につきあわされているような気分になります。  それに、舞台劇のような科白の言い回しが少々うっとおしく感じられます。割と何度も似たようなことばかり言っているんですよね。上映時間が長すぎるのもそのせいのような気がします。  ただ長尺にも関わらず、最後まで目が離せなかったのは事実です。だとしたら、好みに関わらず見る人をひきつけるだけの力をもった映像作品ってことですね。ですから好きな人にはたまらない映画だと思います。  あまりに理不尽なエピソードが続くので、タイタス一家の復讐劇に最後はある種のカタルシスを得られます。ですが冷静になって振り返ってみると、タイタスの身から出た錆だと言えなくも無いストーリー。息子の一人は自分で刺し殺しちゃってるし、ラヴィニアをサターナイアスに献上しようとしていたし、よく娘や息子の幸せを願っているなんて言えたもんです。こーゆー作品って、そういうとこつっこんだらだめなんですかね?なんかもうよくわかんないです。これだから文学作品は肌に合わない・・・
[DVD(字幕)] 5点(2015-04-05 23:14:07)
48.  TAXi4 《ネタバレ》 
 この作品っていつもつかみが抜群に上手いです。  今回のつかみは『サッカー』。サッカーボールが、シーンが変わってもつながっていくその様子は、何かのCMのロングバージョンみたいです。更にはそのプロローグで、街中でのばっきばきのカーレースも見れちゃうんですよね。これは否が応にも期待が高まります。  ですが悲しいかな、このシリーズはその後続かないんです。本編に入るといつも通り。シリーズが進むに連れて『TAXi』がメインでなくなっていくのが残念です。  また、ストーリーがやたらとコメディ寄りなのも、2作目、3作目同様です。そんで、そのノリに、少々飽きがきています。何より、署長をメインとしたコメディパートに力を入れすぎてしまい、肝心のストーリーを壊しかねない勢いです。今回のように署長のコント中心の構成になれば、純粋な『TAXi』ファンでは逆に楽しめない恐れがあります。  コメディに力を注ぐのは全然構いません。ただし、あくまでオードブルではなく、『添え物的な立ち位置』にいてほしいのです。  それから、ダニエルの活躍が足りない気がするのと、リリーファンとしては、彼女が出ないのがひどく残念です。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-28 06:06:51)(良:1票)
49.  TAXi3 《ネタバレ》 
 見ている側の『慣れ』もあるのでしょうが、シリーズが進むにつれて、スピード感や迫力が物足りなくなってきていますね。  『でかい車が他の車を押しつぶす』『家を壊して進んでいく』『タクシーが雪山を走っていく』面白いのですが、このシリーズの魅力ってそこじゃないと思います。  やはり公道で走ってこそのTAXi。  日常の世界の中に映し出される非日常だからこそ盛り上がるものがあります。そのラインを最初から超えちゃうととたんに作り物感が強くなるみたいです。ですので冒頭のローラーブレードや自転車での疾走が一番面白い気がしますね。  シリーズものとして、おなじみの登場人物、安定したコメディが繰り広げられる展開が大変良いです。すれ違いや勘違いトラブルもおなじみのパターン。もはや定番化したドタバタを楽しむ作品です。個人的には一話完結のドラマを見るノリで見ているので文句はありません。少々ダメだしをしちゃいましたが、やっぱり面白い作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2015-03-04 14:17:14)(良:2票)
50.  TAXi2 《ネタバレ》 
 タクシーがラリー車をぶっちぎる、つかみは満点です。妊婦さんの声が誤解を生む、ベタベタなコメディぶりも健在です。続編はやはりこうでなくては。それに前作でおなじみのキャラクターをみんな出してくれたのも嬉しいです。ダニエルの『なんだかんだ言って良い人キャラ』が、ほっとするし疲れないので、彼が主役はるだけで満足です。今作は新キャラとして、リリーの父親が登場。この人もなかなか面白いキャラクターです。  ストーリーもわかりやすくて良いですね。前作同様、カーレースで決着をつけるシリーズ通しての統一感は◎。ただし、最後の爽快感は前作に一歩及ばず。それくらい前作のラストが良かったってことなんですが。  それから、リリーの出番のほとんどが電話のみだったのはちょっと物足りなかったかも。その分、今回はジャッキーばりのアクションがわずかな時間ではありましたが楽しめたので良しとしましょう。  全体的に、抜群の安定感を感じさせるエンターテイメント作品。こーゆー作品、大好きです。
[DVD(字幕)] 8点(2015-02-08 15:50:18)(良:1票)
51.  TAXi 《ネタバレ》 
 見る人を選ばないフランス映画という感じです。コメディあり、アクションありで、それぞれのバランスがとても良いです。テンポも良いし、ノリも良い、ついでに言うと音楽もなかなか良い。ハリウッド映画のように気軽に見れちゃうのに、見慣れたハリウッド映画とはまた違う雰囲気を楽しめます。  言うなればよくある『刑事のバディもの』なわけですが、これが『刑事&刑事』ではなく、『刑事&タクシードライバー』っていうのが面白いです。どちらかと言うとタクシードライバーのほうが主人公で、どちららかと言うとタクシードライバーのほうが頼りがいがあるのもまた良いですね。刑事と凄腕ドライバーがそれぞれの持ち味を活かす展開が楽しいです。  ダニエルは凄腕で大の警官嫌いでありながら、なんかお人好しなところがあってエミリアンに協力しちゃうのが好感が持てます。エミリアンはエミリアンで、そんなにダメ警官でもないところが逆に良いですね。エミリアンはありふれた普通の、でもちょっとだけ情けない警官。マザコン具合もそこそこなら、ヘタレっぷりもそこそこ。等身大の彼に共感を覚えます。それでいてひたむきに頑張る姿が良いじゃないですか。今作はもう一人。ダニエルの恋人リリーのポジションがかなりグッド。彼女の存在が映画に華を添えています。エミリアンの母親とケーキを焼いて待っているところなんか微笑ましくて何よりです。申し訳ないですが、ヒロイン?がデカ上司のペトラだけでは物足りなかったことでしょう。  そしてカーアクションが凄く良い。冒頭のピザ配達のシーンからして、ローアングルからの撮影でなかなかのスピード感です。今作は結構ローアングルからの撮影が多く、走っているシーンはスピード感があるし緊張感もあります。更には、ちょっと本気出すときにハンドルを変えるっていう趣向がまさに『走り屋』って感じで、わくわくしちゃいますね。  予想がつかない強盗団の追い詰め方もグッド。ありふれていそうで全然ありふれていない新しいオチ。最期にドンパチなんてせずに、あくまでカーレースと信号機操作の工夫だけで勝負を決めちゃったのが◎です。  既存のカーアクションに、既存ではないアイデアを採用するだけで、ありふれた題材でも面白い作品にできるという良い例だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2015-01-02 14:22:42)(良:1票)
52.  ダンテズ・ピーク 《ネタバレ》 
 パニック映画は好きなジャンルの一つですので、点数は甘めになります。  本作はパニック映画としてのバランスが非常に良い作品です。酸性化する温泉に、にごる水。プロローグで火山噴火の恐ろしさを体感し、大切な人を亡くしている主人公だからこそ、噴火の予兆に過剰に反応するプロットに説得力が生まれています。そしてそこで当然生じる関係者各位との軋轢も自然で良いです。もちろんそのために初動が遅れ、危機的状況が訪れるというパニック映画の定石を踏んでいるわけですが、だからこそ面白い作品だと言えそうです。  ただ、主人公のハリー、レイチェルとその家族にスポットをあてすぎたために、パニック映画としての醍醐味に欠ける部分もあります。不特定多数の人々の災害時における状況を映してこそのパニック映画だと思っています。そういった意味では空間の広がりやスケールの大きさに、物足りなさを感じます。  また、山から降りようとしない祖母がその理由を語らなかったり、火山を研究しているプロの地質学者が車で溶岩の上の走りきろうとしたり、少々演出に強引さが感じられます。無理矢理作られた人為的な危機的状況というものは、『ハラハラ』というより『イライラ』しちゃうものです。  とは言え、祖母の家に溶岩が押し寄せてくるシーンなど、映像だけでもかなり怖いシーンがありますので、それだけでも本作に関しては『一見の価値アリ』と言えそうです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-12-08 02:18:31)(良:2票)
53.  ダブル・チーム 《ネタバレ》 
 こーゆーエンタメに特化した作品は嫌いではないはずなんですが、今作とは何故か波長が合いません。島を脱出するくらいまでは面白かったのですが、後半になればなるほど気持ちが冷めてしまいます。  スタヴロスが息子の復讐に始めたことにも関わらず、終盤コメディアクションへと移行しすぎたのが原因でしょうか。動機や、人物設定が活かされないと、こんなにもつまらなくなってしまうものなんですね。  島を脱出するシーンくらいまでは、それなりに丁寧に作っていた印象があるのですが、それ以降はどんどんディティールが雑になっていく印象があります。バラエティに富んだ敵キャラやアクションに頼りすぎてしまっている感があります。ローマでの撃ちあいにしても、勢力図が全然わからないまま、パニック映画のようなアクションが始まってしまい、この辺からちょっとついていけなくなりましたね。  ラストの大爆発、コカコーラディフェンスにしても、CGの質?のせいか急におもちゃのような作り物感が強くなってしまい残念です。このシーンを見ると、CGが使われ始める以前の、昔の映画のほうが良かったという人たちの気持ちがちょっとわかります。  何にせよ、素材は良いし、とにかく面白い映画にしようという気持ちが伝わってくる作品だったのですが、それを感じ取ることができなくて申し訳なかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2014-10-15 11:49:15)
54.  大富豪、大貧民 《ネタバレ》 
 大富豪でありながら借金もある愛の冷めた夫婦が、部下の横領により脱税の罪を着せられて、アーミッシュの村で身分を偽りながら身を隠す物語。  コメディものとしては非常にオーソドックスなもので、そこに真新しさはまったくと言っていいほどありません。笑いの要素も薄く、爆笑できるようなコメディではありません。ひねりもなければサプライズもありません。  ・・・なのに、何故かなんとなく見れてしまうこの映画。そう、この映画にあるのはハートウォーミングな人間ドラマと、見ていればきっと良い結末が見れるんだろーなーという安心感です。  ささやかなサクセスと、控えめな人生修復ドラマ。  地味なストーリーの中に、『お金よりももっと良いものがあるんじゃない?』なんてことをさりげなく教えてくれる物語。まるで疲れた心に甘さ控えめのホットコーヒーでちょっとだけリラックスさせてくれるような、そんな作品でした。  そう言えば見終わったときに時間を確認したら、2時間近く経っていました。上映時間が事前の提示と違うのは、後から追加したシーンがあったりするからなのでしょうか?
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-23 07:22:57)
55.  ダブル・ガントレット 《ネタバレ》 
 邦題でバリバリのアクションものかと勘違いしてしまいました。もちろんアクションはあるのですが、どちらかというとややドラマ色の強い作品です。  組織で腕利きのコンビ、クレアとニックがボスの部下にはめられ窮地に立たされるという物語。ストーリー的にはわかりにくいものではありません。ですが、登場人物の行動規範がいまいちはっきりしないため、ストーリーがごちゃごちゃしているように感じてしまいます。  特に主要人物であるクレアとニックの行動の目的がちょっとわかりづらいのが一番の問題。いったい何をしたいのかがよくわからんのです。だから二人がちょっと活躍しても、なんとなくカッコよさそうな雰囲気出しても、なんかいまいちどれもぱっとしない、物足りないんです。  テンポが不必要にだらだらと感じられるのもマイナス。ドラマよりな割に、登場人物やそれぞれが抱えている背景なんかに深みがまるでないのもいまいち。まさにもの凄く中途半端な作品でした。  面白くないとは言えませんが、これじゃあ面白いとも言えませんぜ。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-20 02:56:55)
56.  007/トゥモロー・ネバー・ダイ 《ネタバレ》 
 007を初めて見ました。ここまで娯楽に徹してくれると気分爽快です。オープニングから凄いです。武器取引の現場の破壊→ミサイル奪取→脱出、それを全部一人でやってしまうスーパーマンっぷり、最高ですね!  携帯や車(ボンドカーって言うんですか?)、ウェイ・リンの秘密基地など、子供心をくすぐられるアイテムが充実しているのも嬉しいです。  更には、中国公安局員の肩書きをもつウェイ・リンが、成り行きではありますがスパイ仲間として活躍してくれるのも楽しい展開です。組織ぐるみでバックアップ体制がとれている雰囲気も大好きです。  まあ難を言うならば、死なないこと、ハッピーエンドが約束されているので、着地点がわかっている分そこに到るまでの過程を楽しむだけの映画というところでしょうか。その割に、その過程の中でおそらく一番の見所であるべき、後半のガンアクション押しがやや冗長な感じがして、多少飽きちゃったところが残念でした。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-07 12:40:11)
57.  ダウンタウン・シャドー 《ネタバレ》 
 いわゆる「スパイもの」の映画ですね。これが大変よく出来ていて面白かったです。確かにミッションインポッシブルを連想させますが、こういった作品の雰囲気が似てくるのはまあ仕方がないですね。それに、チームのメンバーがそれぞれの特技を活かし、時間制限の中、数々の難所を突破するっていうのは、たとえお約束であっても楽しいもんです。  本作は、前半がスパイ的な要素が強く、後半になるにつれアクションが増えてきます。個人的な一番の見所は、ジャッカル、キャッシュ、サム(本当は違うけど)、タイタン、フェニックスの5人が協力して、偽札の型番を奪還するまでのシークエンス。ここではスパイらしからぬアクションも結構見せてくれるのが嬉しいです。それに、楽しそうに作戦を遂行するフェニックスが可愛いのです。でも残念ながらフェニックスが登場するのはここまで。ラストまでフェニックスを活躍させてくれたなら、もっと高い評価になったと思います。  後半は、わりと普通のアクション映画と変わらなくなってしまいましたが、それでも十分に楽しめる内容でした。オススメの1本です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-02 01:47:22)
58.  代理人 《ネタバレ》 
 久しぶりに胸を打たれる映画でした。  麻薬中毒者で、自分の子供をゴミ捨て場に放置してクスリを打ちに行く母親カイラ(ハル・ベリー)。一方、その子供の治療にあたり、それからその子供をわが子として育てる母親マーガレット(ジェシカ・ラング)。  これだけ見れば、当然マーガレットと、その一家を応援したくなるのですが、この作品の見所は何と言っても母親カイラの立ち直り。警察に捕まったことがきっかけで、必死に人生を頑張ってやり直そうとするカイラに自然と心が寄り添ってしまうのです。ただ、マーガレットのルウィン一家も、白人の一家でありながら黒人の捨て子に無償の愛を注ぎ、本当に幸せそうな家庭を築いていくのです。  そしてついに、カイラのカウンセラーによって、死んだと思っていたわが子が生きていたことをカイラは知ってしまいます。ここから物語は加速していきます。親権を取り戻そうとするカイラ。最愛の息子を失いたくないマーガレットとルウィン一家。両者は裁判で親権をめぐり争うことになっちゃうんです。  普通は、裁判ものっていうのは、どちらかを応援したくなるものですが、この映画に関してはどちらかに肩入れすることはないかもしれません。なぜなら、二人から、偽りのない息子への愛情を感じてしまうからです。  そして感動のラスト。最後に二人が抱き合ったシーンは久しぶりに目頭が熱くなりました。何より、黒人の子供(イザヤ)の演技が凄すぎます。とても良い映画に出会いました。
[DVD(字幕)] 9点(2014-01-21 00:53:15)
59.  ターゲット・ブルー 《ネタバレ》 
 まさに隠れ名作。ひさびさの痛快ガンアクション。  リー・リンチェイといえばカンフーばかりが頭に浮かびますが、そのカンフーとガンアクションを融合させるとここまでクオリティの高いものが出来上がるのかと感嘆。  更に、更に。ストーリーも面白い。面白いんです。脇役のみなさんも良い味だしまくりの名演技。ドラゴンボールのカードでカンフー教えてもらおうとするところなんか笑っちゃいます。  個人的にはショッピングモールでの銃撃戦が見所。出るわ出るわ。シューティングゲームかと思うくらいあちらこちらが敵だらけ。しかもみんないろんな客やら従業員になりすましてるもんだから、たまらない。実は胸ポケットにさしたペンで判別できるっていう細かい工夫がまた良いんです。  リーリンチェイが、依頼人と恋仲になりそうで、でもやっぱり職務を優先するところが終始一貫していてかっこいい。素晴らしい。  これはみなさん、ぜひぜひ見てください。
[DVD(字幕)] 8点(2013-12-17 02:54:50)
60.  タイムコップ 《ネタバレ》 
 普通に面白い!  この映画が一番良かったところって、説明しすぎない潔さじゃないでしょうか。  タイムトラベルって、タイムパラッドックスの問題を避けて通れないはずなのに、普通に避けちゃっているところが潔い。この映画におけるタイムスリップのルールはひとつ。自分と接触したらだめ!これだけ。わっかりやすくて最高じゃないですか。小難しい話は抜きにして、タイムスリップとサスペンスとアクションを楽しんでくださいっていうスタンスが大好きです。  題材はタイムトラベルですが、メインのストーリーはタイムトラベル悪用して金儲けしているマッコムをやっつけろってことで、タイムトラベルという題材に頼りきっていないところも好印象。あの人がマッコムの手先だったってことも驚きましたし。ラストの予想通りすぎるハッピーエンドも気持ちよかったです。
[DVD(字幕)] 7点(2013-12-08 22:54:01)
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