21. 鉄拳(1990)
”あの「どついたるねん」の坂本順治監督が渾身の力を込めて描くボクシングファンタジー!”当時「どついたるねん」にえらく感動していたわたしに追い討ちをかけるごとく現れた坂本監督の最新作。しかも主演は「トラック野郎」シリーズで大好きな菅原文太と元ミドル級日本チャンピオンの大和武士!挙句の果てにはシュートボクシングのシーザー武志と来たもんだ。「この映画は只者ではない・・・」と勝手に思い込んだわたしは公開初日に劇場に飛び込んだ。そしてあまりの面白さに座席から落ちそうになった。真面目なのかふざけてるのか、現実味の無いストーリーはまさに”ボクシングファンタジー”だった。注目すべくは迫力ある挌闘シーン。ラストの文太&大和のボクシングチームVSシーザー率いる殺人格闘技集団?の戦いは本物の挌闘家だからこそ出せるリアル感と一発一発に痛さを感じさせる撮り方は素晴らしいの一言!特に文太とシーザーの一騎打ちはある意味崇高にさえ感じる名勝負だろう。 9点(2003-11-12 01:22:14) |
22. ティアーズ・オブ・ザ・サン
基本的に”戦場救出モノ”って所でかなり使い古された設定なんですが、それ以前にアクション娯楽でもなく、感動モノとしてもイマイチ。リアリティは無し、実に中途半端で良いとこなしの作品。特にこの手の作品にはリアリティはかなり大切な要因だと思うのですが・・・。そして見る前からある程度は予想していたのですが、ブルース・ウィルス率いるチーム(アメリカ)の行動を正義の行動に見せるため、追ってくるナイジェリア兵にトコトン悪っぽく撮っている所でしょうか。まあ映画だからしょうがないんですけど、なんとなく”アメリカ=善”という所を作ろうとしている所が引っかかりますね。ラストのやたら子供を出す所も「良いことをしたんだ」と押し付けられてるようでもありましたし。最後にモニカ・ベルッチは悪い女優ではないけど、この映画ではあまり好感が持てません。こういう作品に下手にロマンス入れると台無しですよ。B・ウィリスはやっぱり迷彩服よりタンクトップかなァ。 5点(2003-11-04 10:36:37) |
23. デモリションマン
素晴らしい!未来の人ってみんなバカ。本作自体もバカっぽくて良い感じ。スタローン主演作ではトップクラスのバカ映画。わたしの中では殿堂入り! 8点(2003-11-01 02:55:26) |
24. デアデビル
そこそこ面白かった。個人的にこういったアメコミヒーローに良くある完璧ではないヒーロー、スーパーマンではなく一部特殊な能力を備えた人間と言うものが好きだ。また敵のブルズアイやキングピンも良い感じでした。ちょっと気になるのがこの手の作品には当たり前の、やたらCGを使う所だろうか。派手なアクションや空中戦をすべてCGでやられても「これはCG。ほんとにはやってない」という見方をしてしまい、迫力があまり伝わってこない気がするからだ。 6点(2003-10-16 03:09:49) |
25. DEAD OR ALIVE 2 逃亡者
キャストは、ほぼ一緒で前作の話とは関係ない続編と言うところは良いし、話自体もそこそこ良い。しかし全体的にパワーダウンというか呆気ないところが多いのが残念。まー前作が強烈過ぎたと言うのもあるが・・・。主役二人の命を狙う中国人マフィアとの絡みももうちょっと遊んでほしかった。 5点(2003-09-03 16:48:54) |
26. デッドゾーン
新たな能力を授かったばかりに起こる孤独、そして悲劇。何のためにジョニーは意識を取り戻したのか。言葉だけ並べるとクサイけど、そこをクリストファー・ウォーケンは見事に演じている。まさにウォーケンのハマリ役で最高傑作。そしてクローネンバーグ、スティーブンキング。この2人それぞれにとっても本作は最高傑作だとわたしは思っている。 10点(2003-07-01 11:34:41) |