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コメント数 2394
性別 男性
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1.  東京裁判
凄い、4時間37分(!)があっと言う間の面白さ。ここには敗戦国への憐憫も批判も、戦勝国への妬みも告発も無い。東京裁判という茶番劇を通して本作が総括したのは戦争犯罪ではなく、戦争そのものの不条理。自らの利益だけを追い求める一部の人間達の疑念と恐怖が戦争を生み、前線で無関係な人間が殺し殺される。運良く戦火を生き延びたとしても、戦後、全く理不尽な理由が正当化されて殺し殺される。どう転んでも殺し殺されるなら、誰も戦争なんてしようと思わない。私はここまで戦争の無意味さを描いた映画を他に知らない。最前線の地獄や被災者の悲劇を描いた作品を観ても、これ程の嫌悪感を持ったことはない。そーゆー意味で、これは究極の反戦映画である。マイケル・ムーアもこれ観て勉強しろ、10点献上。
10点(2004-08-16 13:33:42)(良:3票)
2.  トラフィック(2000)
インディーズ嫌いの私は、黄色く褪せた手持ちカメラの映像で「やっぱり…」と一旦がっかりしたんですが、その後どんどんと物語に引き込まれていく。激しい場面転換の続く複雑な物語を、シーン毎の色分けで表現するなんてすごい(そうなるとコマ落ちのような編集の味も解ってくる)。アメリカでは麻薬取締の最高責任者が敗北を認めたみたいな展開で話題になったそうですが、それぞれのエピソードに希望の持てるラストが用意されており、決して誰も敗北していない。無罪になった麻薬密輸人の捜査は執拗に行われ、いずれ有罪が立証されるでしょう。ダグラス演じる判事も家庭での戦いに勝利し、いずれより大きな戦いへと戻っていく。メキシコでは子供達が健全に遊び、麻薬に手を着ける割合も確実に減っていく。…そう信じたい。とにかくちっとも嘘臭くない希有なアメリカ映画です。で、思わず8点献上。
8点(2001-12-06 22:47:43)(良:1票)
3.  12モンキーズ
テリー・ギリアムの世界観が受け入れられるか、られないかで評価の分かれるところだと思います。私好きです。夢、廃墟の街、12モンキーズのビラ、それらが収束した時、終末が訪れます。良くできた映画だと思ってるので8点献上。
8点(2001-08-01 17:35:03)
4.  ドリームガールズ(2006)
(ちょっと長め) 全体的に少し駆け足気味の印象ながら、中盤以降は一曲一曲をじっくりと聴かせてくれる上、それぞれのパフォーマンスが素晴らしいので、満腹感の高い上質のブラック・ミュージカル映画に仕上がってると思います(前半の曲はストーリーを語る様に構成され、後半は登場人物の心情を切々と語る)。カーテンコール風のエンド・タイトルも中々洒落てます。そして特筆すべきは、アカデミー助演女優賞にもノミネートされた新人ジェニファー・ハドソン。物語的には彼女の演じるエフィが主人公と言っても良い位なので、むしろ主演女優賞候補でも不思議は無い。ジェームズ・ブラウンの「プリーズ、プリーズ、プリーズ」を思わせる“And I Am Telling You I'm Not Going”は圧巻。その後の“I Am Changing”も泣かせます。アカデミー賞俳優のジェイミー・フォックスも、主役扱いのビヨンセも彼女の前では霞んで見えます。時代性も良く再現されてるので、モータウン・サウンドが好きな人には特にお薦めします。ただ戸田奈津子には、もうミュージカル映画の翻訳はやらせないで欲しいと思いました…、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2007-02-03 00:05:20)(笑:1票) (良:1票)
5.  トランスアメリカ 《ネタバレ》 
前半は確かに淡々とした展開ながら、性同一性障害を抱える人間(しかも人の親)の複雑で微妙な心情は良く表現できていたと思う。彼らの旅の目的地は西海岸ですが、本作の目的地はブリーの実家。彼(彼女)は息子だけでなく、家族全員との決着をつける必要があったのです。そして、性転換手術をして晴れて「女性」になった父親と、希望通りポルノ男優になったゲイの息子の間に芽生える新たな絆。ブリーの心の中に育まれたものが母性愛なのか父性愛なのか判りませんが、「親の愛情」であることには変わりない。保守的な人からすれば悪夢の様な光景かもしれませんけど、これが白黒・左右・男女の境界が曖昧な現代のハッピーエンド。“trans-family”も紛れも無い家族の形の一つです、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2006-08-12 00:04:38)
6.  永遠<とわ>の語らい 《ネタバレ》 
(私もちょい長め) これ、ラストが無かったらホントに唯の(しかも少々退屈な)地中海クルーズ映画。比べるのも何だけど、作品の印象としては「DEAD OR ALIVE/犯罪者」に近い感じか。マノエル・デ・オリヴェイラとしては、確かに「世界情勢」のメタファーも意図したんでしょうけど、私自身はもっとドメスティックな皮肉(もちろんポルトガルにとって)を感じました。この母娘の史跡巡りは、言い換えれば戦場跡地巡り。未来を担う子供は、その地を踏む度に教訓を得ようとしてるのに、インテリで能天気な大人は「それは遠い過去のこと」と繰り返すばかり。自国の国力や文化の自慢大会と化している「西側クラブ」への入会も、一旦は辞退するものの“captain”のプレゼントに抗しきれず、半ば強制的に参加させられてしまう(この時、ポルトガル語だけが放棄させられる)。そしてポルトガルは「アメリカからの贈り物」によって危機に見舞われ、初めて「それは遠い過去のこと」ではなく、「今現在も続いていること」であると悟るのです。しかし、全ては遅きに失する。エンドロールが終わるまで映し出されるジョン・マルコヴィッチの表情こそ、目の前で起こってしまったことを理解できない「善意のアメリカ人」の顔なのです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-13 00:04:16)(良:3票)
7.  独立愚連隊西へ
「独立愚連隊」の名前を借りただけで、前作とは全く繋がりの無い続編。その上、コメディ色が強くなっただけでなく、日本軍に対する皮肉も辛辣さを増し、エピソードやアクション・シーンもぐっと増えて、前作よりも全然面白い続編となってます。彼らにとって軍旗は役立たずの布切れ。しかしそこに男の魂を感じ取るや、何よりも大切なものに変わる。飄々と振舞いながらも命の重さを知る、本隊と対極に位置する愚連隊の面々が相変わらずカッコ良い! 本作を観れば岡本喜八という人が、邦画界では如何にモダンな映画監督だったかが良く判ります。ところで、【ロンメル元帥】(略名)さんの提案には激しく賛同。でも、戦争娯楽アクションと言っても、「戦国自衛隊1549」や「ローレライ」レベルでは話になりませんけどね、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-24 00:04:15)
8.  ドライビング Miss デイジー
ほのぼのとしたヒューマン・コメディの体裁をとった小品ですけど、この映画の主題は「老い」でも「差別」でも「友情」でもなく、明らかに「アフリカ系アメリカ人の地位向上の歴史」にある。ポイントポイントのエピソードは差別問題を提起するのではなく、ずっと同じ仕事に就きながら、確実に暮らし向きの良くなっていくモーガン・フリーマンを描いている(最終的に文盲の使用人の孫は大学に通ってる)。そう考えれば、心優しき裕福な保守層が選ぶ作品として、アカデミー賞は非常に相応しいんじゃないでしょうか。特に感心するのは、僅か98分で30年近くを見せきる構成と、その作り込み。「○年」等というキャプションに頼ることなく、自動車と風俗とメイクと演技だけで確実に時代を表現できてる。これぞ映画の醍醐味ですヨ、7点献上。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-19 00:05:34)(良:2票)
9.  東海道お化け道中
本格時代劇路線に戻った大映妖怪シリーズ第三弾は、ヤクザ同士の争いに巻き込まれた幼い少女の逃避行と、少女を守る腕の立つ渡世人の活躍を描く弥次喜多物。東海道の宿場宿場に妖怪達も棲んでいるという設定なので、彼らも無理なく頻繁に登場してきますが、今回は妖怪達よりも人間達の物語が(オーソドックスながら)とても人情溢れる大人向けのドラマになっていて、個人的には映画としての出来も三作中一番だと思います。私もクライマックスでは思わず目が潤んでしまいました。それでもラストは、ちゃんとお馴染みの百鬼夜行で締めくくってくれてますヨ、7点献上。
7点(2004-11-09 00:10:34)(良:2票)
10.  東京ゴッドファーザーズ
ファンタジーには確たる現実感が必要と以前書いたことがあるのですが、本作でそれを演出しているのが「幻魔大戦」を超える緻密な東京の描写。実写映画でもここまで東京のディティールを描いた作品は中々ありません。外国映画が存分に自国の都市を舞台にしているのに、本作の内容も含めて、これがアニメでしか描けないという日本の現状は憂慮すべきです。で、前半のコメディ・ドラマから終盤のアクション・シーン、そしてクライマックスの奇跡まで、非常に良く練られた脚本にも大満足です。これは「奇跡」の物語。それを「都合が良すぎる」と言っちゃあ、お終えよ、7点献上。
7点(2004-07-22 17:36:30)
11.  トレインスポッティング
私も、ユアン・マクレガーから言わせれば「残った寿命を勘定する生活」を送ってる者の一人ですけど、その生活って凄~く大変なんだぞってことが、この登場人物達は丸っきり解ってない。いや、解ってるからこそそこに近づかないのか? その描き方が余りにも清々しくって魅力的だったからか、こーゆー何にも気にしない自堕落な生活に少し憧れてしまった。私もちょっとクスリを試してみようかな…、なんて思ったりもした。そーゆー意味で本作は、「レクイエム・フォー・ドリーム」なんか問題にならない位かなり危険な映画だ。世界的に話題になっただけのことはありますね、7点献上。
7点(2004-05-05 00:02:26)
12.  トイ・ストーリー2
皆さんと比べて何故か続編を評価する傾向にある私は、このシリーズに於いても問答無用で本続編を評価します。最初の企画はビデオ・リリースのみだったというのが信じられないクォリティの高さ。また、私は鑑賞の順番が逆になってしまいましたが、本作には「モンスターズ・インク」の原型とも言える物語的ダイナミズムと技術的エッセンスが惜しげも無く詰め込まれています。そして続編でこそ味わえる面白さも抜かり無く用意されてる。ここまで妥協の無い且つ子供向けの良質なエンターテインメントには敬意を表したい。しかし、「モンスターズ~」を先に観てしまったという自身の落ち度の所為で7点献上。
7点(2003-05-13 07:15:12)
13.  となりのトトロ
妖怪の民間伝承と幼い姉妹、優しい父親と病弱な母親、そして田舎の優しい人達など、陳腐なモチーフでここまで感動的なストーリーを展開するのはさすが。これこそ日本が世界に誇るファンタジー、そして史上最強の子供向け映画(大人をも魅了するのはこの舞台設定のせいなのか)。そう、妖怪は悪さもするけど人間を助けてもくれる存在なんですよ。人間の隣りにまだ妖怪の住んでいた時代が、きっと最もバランスのとれていた時代なんでしょうね。7点献上。
7点(2001-12-06 22:55:50)
14.  トイ・ストーリー
ものすごく良くできた冒険活劇。ウッディとバズのキャラクター設定の勝利。しかし、いかんせんCGでは人間と玩具の区別がつかない(人間を登場させなければ良かったのに…)。特にMacファンでもないけど、スティーブ・ジョブスのフロンティア・スピリットには敬服します、ってことで7点献上。
7点(2001-08-13 12:37:39)
15.  遠い空の向こうに
クリス・クーパー、頑固親父が最高のはまり役。ローラ・ダーンも(重要だけど)超脇役ながら諭すような笑顔が印象的。オープニングのスプートニク打ち上げ成功のナレーションのシーンだけで主人公達が住む町が分かり、そこに誘われるような感覚にさせるのはすごい。やっぱり感動するように作っているからズルイと思うけど、こりゃ感動するって。7点献上。
7点(2001-08-11 21:39:03)
16.  ドンファン(1995)
私はマーロン・ブランドの方に男のロマンを感じました。結局最後までドン・ファンが何者か分からず、本物なのか、ただのいかれぽんちなのか? ま、ファンタジー映画なので許しましょう。7点献上。
7点(2001-08-01 17:43:44)
17.  トゥモロー・ワールド
カメラは主人公から決して離れず、ワンシーン・ワンカットを貫く。観客は主人公の見る世界と同じ世界を見ながら「トゥモロー・ワールド」を進んで行く。大規模なアクション・シークェンスも緻密な計算と、それとは判らないデジタル処理で恐ろしくリアルに作りこんである。また、切り返しのシーン等ではドグマみたいにカメラを振る様な愚かなことはせず、きっちりとカットを割り、観客にカメラの存在を意識させない。本作はアルフォンソ・キュアロンのこだわりとセンスが遺憾なく発揮された仕上がりです。しかし「主人公の見る世界」しか描かれない為、肝心の「ヒューマン・プロジェクト」の実態や不妊への対応、そしてキーの秘密等、物語の設定が掘り下げられていないことには不満が残りました。それでもSF映画のスタイルとしては非常に新しく、一見の価値ある作品だと思います。それに、子孫を残せなくなる人類というのは、かなり現実感のある題材じゃないでしょうか、6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2006-11-30 00:08:27)(良:1票)
18.  トランスポーター2
ホントにあり得ないアクション・シーンのてんこ盛り。尺は更に短くなれど、前作が大人しく見える程パワー・アップしてます(ほとんど「チャーリーズ・エンジェル:フルスロットル」の域。何回か笑っちゃいました)。「細菌テロ」という設定の割には非常に小ぢんまりした展開だし、ストーリー的な説得力は皆無と言ってもいいですけど、これなら「1」より全然楽しめます。格闘シーンには、例によって往年のジャッキー映画を髣髴とさせる激しくも楽しい殺陣が付けられ、スー・チーからバトンを受けたケイト・ノタ嬢は全編ランジェリー姿でセクシー度もアップ。常にダークスーツを着こなすジェイソン・ステイサムも渋さが増してました。一番凄かったのは、どんな状況になっても埃一つ、傷一つ付かないアウディA8でしょうか…(欲しい)、6点献上。
[試写会(字幕)] 6点(2006-05-29 00:27:13)
19.  ドクター・ドリトル2
続編好きの私から言わせて貰えれば、全然こっちの方が面白い。ドリトル先生の周辺の騒動だけで終わってた前作に対し、こちらは世界がグッと広がって、動物達も家畜主体から野生動物主体になり、先生の家族にもちゃんとエピソードが与えられてます。また、企業vs環境保護という今日的問題をベースにした上で、動物と人間でバディ・ムービーを再現しており、物語の焦点を色恋沙汰にしたお陰もあって、充分大人も楽しめると思います。もちろん、甘々であり得ない展開のファンタジー・コメディに違いありませんが、前作のテーマよりはよっぽど好感が持てました、6点献上。
[地上波(字幕)] 6点(2006-01-14 00:02:29)
20.  独立愚連隊
戦争映画と言うよりは、【ロンメル元帥】(略名)さんが書かれてる通り完全に西部劇。ウエスタンの日本への翻案としては、日活の無国籍アクションよりも遥かに方向性が正しく、現在観ても全く古びた感じはしません(逆に日活アクションの古臭いこと古臭いこと…)。岡本喜八のダイナミックな演出は破天荒な登場人物達をイキイキと描いており、特に「渋い脇役」位の認識でしかなかった佐藤允と中谷一郎が、腹に一物があっても決してそれを表に出さず、且つ思い切り肝が据わってて凄くカッコ良い! 私としては愚連隊全員に、狡猾に生き延びて欲しかったですけどね、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-24 00:03:54)
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