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21.  ドノバン珊瑚礁
これまた愉快、愉快、いや、愉快というよりは痛快というべきな如何にもジョン・フォード監督らしく喧嘩のシーンとその後のすっきり感が何とも楽しくて良い。この島の住民達の人柄の良さ、ジョン・フォード監督の映画に出てくる人達はいつもどこか温かみを感じさせてくれる。大笑いするとかいうようなドタバタコメディではないけど、そこは何を撮らせても外れがないジョン・フォード監督らしく人情味のあるコメディ映画として楽しむことが出来る。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-21 22:26:56)
22.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 
男臭い映画を撮らせたら恐らく現役の監督の中でも一番ではないかと思うほど男臭い映画を上手く見せる。いや、見せるというよりは魅せる。魅了することの上手い監督、それがコーエン兄弟である。私はそう思っている。そして、コーエン兄弟に西部劇、これは絶対に大きなスクリーンで観るべき映画であると思って観てきました。コーエン兄弟らしく徹底した男臭さ、それは男だらけの中で唯一の女性、父親を殺され、復讐の為に執念を燃やす女、マティにしても男ぽいのである。気の強さ、それは銃を向けられても、相手に向ける時も女というよりも男のような感じが常に漂い続けている。ジェフ・ブリッジス演じる保安官コグバーンと共に馬に跨り、森の中を歩くシーン、西部劇ならではの力強くて美しいショット、空に鳴り響く銃の音、川辺の水の色、夕焼けの空の美しさ、何度となく降り落ちる雪の美しさも印象に残る。穴に落ちてしまった後、助けられるマーティと助けたコグバーン、蛇に噛まれた手から血を吸い取るシーンの惨酷さ、色んな意味で人生は惨酷である。星空の元、馬に乗る二人のシーンの何と言うべき美しさ、これは西部劇ならではの美しい映像である。大人になった彼女のラストの背中が語る人生の辛さ、父親を失い自分の片手までも失った彼女の辛さ、色んなものがこの映画を見ていると感じてきます。コーエン兄弟作品では「ノーカントリー」がアカデミー賞を獲得しているけれど、私は圧倒的にこの映画の方が素晴らしいと思うし、好きです。最後にしつこいようだけどこの映画を観て映画は、特に西部劇というジャンルは劇場で観る。劇場で観てこそだと改めて感じた次第であります。コーエン兄弟、次はどんなジャンルに挑戦してくれるのかな?個人的にはコーエン兄弟によるミュージカルなんて楽しそうです。
[映画館(字幕)] 8点(2011-06-16 22:43:09)(良:1票)
23.  飛べ!フェニックス 《ネタバレ》 
どこまでも暑苦しい男達、その暑苦しさがこの映画を物語っているように感じられる。作品全体に常に付きまとう男と男による一つの目的に向う者達、何か目的を持つことは素晴らしいとこの映画は語っている。タイトルにあるフェニックス号が飛び立つ瞬間の男達のあの楽しそうな表情、あれがあるからこそどんな苦悩も頑張ってこれたのだ!と身体全体で喜びを表すシーンがこの映画の良さを表している。
[DVD(字幕)] 8点(2010-10-03 12:01:46)
24.  特別な一日 《ネタバレ》 
冒頭、大勢の人達の大騒ぎ的なパレードのシーンにおける映像に込められた力強さと同じように強い心で生き抜くソフィア・ローレン、彼女にとっての特別な一日は出逢った男、マルチェロ・マストロヤンニとのひと時であり、それはヒトラーが訪れた日がイタリア国民にとって特別な一日であるのと同じであったに違いない。これはそんな特別な一日の出来事を描いた映画であるが、誰だって自分にとっての特別な日が欲しい。そういう思い、願いが心の中にあるばすです。ソフィア・ローレンの演技の凄さと相成って生まれる女の愛、それに対してゲイである為に女を愛する事を知らないのに、何とか応えようとお茶目な姿を見せるマルチェロ・マストロヤンニもこれまたお見事!単なるメロドラマ、不倫ものとは一味違う大人のドラマの奥に感じられる歴史の重さが感じられる作品として見応え十分!音楽を一切、使わない映画作りというのも新鮮であり、聞えてくるのはラジオから流れてくる声や雑音だけであり、そんな中で演じられる名優の名演技が一層、ドラマとしての深みを与えている。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-10-28 22:38:52)(良:3票)
25.  ドラゴンへの道/最後のブルース・リー 《ネタバレ》 
流石、ブルース・リー!スープの吸い方からしてとにかく豪快である。豪快と言えば何もスープの吸い方だけでなく、生身の肉体、CGなんかではない本物のアクションを観ることが出来る。そんなブルース・リーがあのコロシアムでの決闘シーン、相手の男、チャック・ノリスとの対決の前にお互いが服を脱ぎ、そして、相手に対して背を向けて屈伸運動をはじめる。流石は武道を志す人間は違う。今、やたら世界チャンピオンに対して挑発している亀○とかいう兄弟とは大違いである。先に攻めようと思えばいくらでも攻めれるのにそれをしない。相手に対してきちんと礼を怠らないところが素晴らしい。これこそがスポーツマンの心である。素晴らしいと言えばもう一つ!この映画が良いのは見た目強そうな奴が本当に強いというよりも、見た目弱そうなブルース・リーが服を脱ぐと凄いという所にある。あの超人的な肉体に世の多くの男はまず憧れるであろう!私もあんな身体になりたい。そして、ブルース・リーのように強くかっこ良くなりたい。但し、行く手にはいつも銃とナイフというそんな人生だけは嫌だ。てことでやはりブルース・リーのようにはなれない。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-09-11 21:53:37)(良:1票)
26.  殿方ご免遊ばせ 《ネタバレ》 
「殿方ご免遊ばせ」なんて男心を刺激する素晴らしいタイトルだ!素晴らしいと言えばブリジッド・バルドーの暴れぷり、お茶目な姿、そして、男なら誰もが絶対に眼がそこに行ってしまうこと間違いなしの衣裳、胸元を強調した衣裳についつい眼が行ってしまう。これは完全にブリジッド・バルドーを見る映画である。浮気癖のある夫への当て付けのようにして、殿下を口説くというその凄さには流石の殿下までもが狂ってしまいます。狂ってると言えばもう、あのまるで11PMのオープニングのような音楽に乗って前は白のエプロン、一歩後ろを向けばミニスカートという男にとっては最高の女のあるべき姿に殿方所か、世の奥方にご免遊ばせと言いたくなるぐらいとにかくブリジッド・バルドーが良い。とにかく可愛くて、可愛くてたまらん。それにしても監督って仕事は羨ましく思える。女優を自分の好きなように好きなかっこさせて、楽しんでるのが解るぐらいこの映画はまるでブリジッド・バルドーの着せ替え人形でも見ているようである。ベッドに裸でバスタオル一枚だけで横にして、夫であるミッシェル、こいつの名前がミッシェル・ルグランなんて、なんて洒落た名前だ!フランスを代表する有名な音楽家と同じではないか!にパジャマを探させるふりして、ブリジッド・バルドーの首筋にキスさせたり、その他、男なら絶対に好きな服装ばかり着させたり、水着姿まで見せたりと、チキショー!監督もあの夫役の俳優も殿下も出てくる男達がどいつもこいつも羨ましいたらない。あのブリジッド・バルドーに抱かれている犬が一番、羨ましかったりする。最後、殿下を見送る時のブリジッド・バルドーがこれまたたまらん。殿下と二人で同時にくしゃみまでしてみせたりと、何と心憎くて気の利いた演出、話としてはよくあるドタバタ喜劇でそれほど新鮮味はないが、眼の保養には最適な映画であるということでこの映画についての感想を終えたいと思う。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-05 21:19:41)(良:1票)
27.  どん底(1957) 《ネタバレ》 
黒澤映画の中でも、特に白黒の黒澤映画の中にあっても比較的評価が低く、一般受けもされてないような作品ではあるが、私はこの映画も好きです。単なる貧乏な人間の集まりの話でありな゛らそれが何故、面白いのか?と聞かれたら私はこう答える。貧乏長屋に集まる貧乏な人達、ここに集まってくる貧乏人達の中には狂気というものが充満している。例えば長屋の大家である中村鴈次郎はいつも何かに怯えている。その女房の山田五十鈴は物凄い悪女ぶりでまるで人間というよりも獣の如く、鬼のような表情で常に狂ってる。山田五十鈴が愛する男である三船敏郎の泥棒には善と悪との両方の顔を持ち、香川京子に対して惚れてるからこそもう、泥棒なんて辞めようと思ってる。そんな二人の仲の良さそうな所を見て嫉妬し、狂乱し、その後、起きる殺人事件について香川京子を罠へとはめよとする。他にも鋳掛屋の東野英治郎にしても常に怒っているし、その妻もまた他人に対して怒りをぶつけている。役者崩れの藤原鎌足、遊び人の三井弘次、殿様と呼ばれている千秋実、いずれの人物にしても人間て如何に馬鹿な生きものであり、感情を抑えようとすればするほど抑えられなくなるものであるというものを見ているようであり、謎めいた部分が多く、お遍路としてやってくる善人のような老人、左卜全にしても見掛けは良い奴かもしれないけど、本当は悪い奴なのかもしれない。気まずくなった途端に去って行っていってしまう。長屋というたった一つの空間の中だけで色々な人物による何とも可笑しなやりとり、あの変な歌、トントンちきめ♪トンちきめ♪こんちきしょう♪こんちきしょう♪地獄の沙汰も金次第♪仏の慈悲も金次第♪て歌に合わせて踊る男達、ここには人間なんて所詮は馬鹿な生きものなのさ!とでも言ってるようであり、またあの三井弘次の残した台詞「ちぇっ、折角の祭りが台無しだぜ」には何だか昭和の名人と呼ばれている人達の古典落語でも聞かされているような震えに襲われたのと当時にどん底に生きる人間の哀しさや辛さのようなものを見た思いでいっぱいになりました。
[DVD(邦画)] 8点(2009-01-11 11:59:58)(良:1票)
28.  ドラえもん のび太の宇宙小戦争 《ネタバレ》 
久しぶりに見て改めて感じた事の一つ8歳にして大統領とはすげ〜な!しずかちゃんの入浴シーンでのサービスカットは大人向け?いや、子供向けだよねと初めて見た時は友達と会話したのを思い出します。しずかちゃんと飯のどっちが大事だとスネ夫に食ってかかるジャイアンの言うことは正しい。どんな状況でも立ち向かおうとするジャイアン、今作でもジャイアンは相変わらずかっこ良い。かっこ良いと言えば何時もは逃げ腰なスネ夫がかっこ良い。しずかちゃんの為に頑張るスネ夫の姿が見られる作品としても忘れられないドラえもん映画!忘れられないと言えば、既に何人もが書いてるけど武田鉄矢の歌う少年期が素晴らしすぎる。ドラえもん映画史上最高の音楽だ!
[CS・衛星(邦画)] 8点(2008-11-09 08:43:51)
29.  友だちのうちはどこ? 《ネタバレ》 
「友だちのうちはどこ?」って、おいおい!友だちなんやろ!友だちなのになんで家も知らないんだよ?だのノートに宿題やらなかったぐらいで退学だなんて、そんなアホな?とか色々、疑問もあるけど、そういう疑問以上に良い映画だと素直に感じることの出来る映画であると観終わった後の気持ちの良さ、爽快感、心地の良さを心から味わうことが出来た。この映画は友だちの大切さと子供の心の純粋な気持ちというものをきちんと描く事に成功している。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-09-09 22:03:55)
30.  ドラえもん のび太の恐竜
ドラえもん映画劇場版の記念すべき第1作は小さい頃、母親と観に行きました。ピー助との切ない別れに泣きました。ピー助を隠そうとするのび太の優しさにドラえもんという国民的アニメの良さが現れている。
[映画館(邦画)] 8点(2008-06-08 21:40:33)
31.  東京暮色 《ネタバレ》 
小津監督の映画の中でも好き嫌いで最も評価が分かれる映画ではないでしょうか!小津映画の特徴であるユーモアラスな会話がここではあまり見られない。しかし、相変わらず画面を通して、見ているこちらにも何かを訴えているようなそんな語り口を感じることが出来る。小津映画史上、最も暗い。まるでホラー映画のような冷たさ、寒さを感じる。のどかな日常の中に見える家族への問い、結婚して家を出たものの、夫と上手く行ってない姉(原節子)にそして、男に騙されて妊娠してしまった妹(有馬稲子)とこの姉妹、二人の終始怒っている顔付き、不機嫌そうな態度、その一方で妻に逃げられた父(笠智衆)と父だけでなく二人の娘まで捨てて別の男と逃げた妻を演じている山田五十鈴の演技が素晴らしい。娘からはああだこうだと散々なことを言われつつ、母親としての辛さを見事に演じ、人生の辛さとは何かを訴える。又、一方では二人の娘達がいなくなった後、一人だけの生活をするこことなった父(笠智集)の背中が語る一人暮らしの生活の寂しさ、哀愁、ラストの笠智衆演じる父のあの姿は本当に人生とは何か?一人暮らしとはこれほど苦しいものなのか?という寂しさがにじみ出ていて泣けてくる。これほど暗く重苦しい小津作品は他にはないと私は思うが、これだけ暗い内容にも関わらず音楽はどこか喜劇っぽいのは、やはり小津監督という監督さんは喜劇の監督さんだとこの映画を見て感じることも出来る。好き嫌いはともかく小津監督らしい人生に対する問いかけ、家族とは何か?そういう内容にこれもまたやはりどこから見ても小津映画!私はやはりこんな暗くて重い作品でも支持致します。
[DVD(邦画)] 8点(2007-11-05 19:49:06)(良:1票)
32.  東京オリンピック 《ネタバレ》 
驚いた。流石は市川崑監督だ!ちょいとそこらの記録映画とは違います。オリンピックの記録フィルムを撮るに至って、いきなり東京の街を破壊するというシーンから始まるのには驚かされる。オリンピックを成功させる為に何が必要か?それにはまずは競技会場の設置が必須条件となる。ということは何を意味するか?要するに全て壊した上で新しいものを作る。この発想、それを映像として残す。こんな始まり、誰が思い付きますか?オリンピックの映像となるとただ走ったり、投げたり、戦ったりとそういうシーンだけ映すのかと思わせて、この始まり。そして、この作品、当時のオリンピックに関わった人達の熱い思いが映像として迫ってきます。東京オリンピックを見たことのない私でさえも、当時の躍動する選手達の息使いや地元開催のオリンピックにかける精神のようなものがひしひしと伝わる。いやはや、市川崑監督が一流の監督であり、映像作家であることの証明している見応え十分の記録映画を観た思いでいっぱいになりました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-04 23:45:42)(良:1票)
33.  トラック野郎 故郷特急便 《ネタバレ》 
お~い!そりゃねえぜ!桃さんよう!せっかく、石川さゆり演じる結花さんに「私、あなたの奥さんになるの!」てあんなこと言われてるのに、でも、それでもやっぱり桃さんは桃さんなんだよね。桃さんらしく、同じドサ周り同士、トラック野郎としての男生きに、そして、愛する女のためにと自分を犠牲にして尽くす姿、それは桃さんらしい別れの台詞にこれぞ桃さんなんだ!これぞトラック野郎なんだとばかりにこれまたとにかくやたら熱い!ライバルとの喧嘩の後のなんだかスッキリとした爽快感、相変わらず、やってることは滅茶苦茶だけど、そんな星桃次朗という男に惚れた。何もかもかっこ良過ぎる。このシリーズのこれが記念すべき10本目にあたる今作、どことなく女の哀しい部分がより強調されているけど、そんなドラマとまた男のバカな一面がやたら熱くて気持ちが良い。
[DVD(邦画)] 8点(2007-05-18 21:53:34)(良:1票)
34.  トラック野郎 度胸一番星 《ネタバレ》 
切ないなあ!桃さんの恋がようやく叶った。夢を掴んだて思っていたのに、本当に切ないぜ!父親の夢である「金山」金探し、そして、金を掴もうとした瞬間、大雨によって流される土石流の犠牲となって亡くなってしまう桃さんの恋のお相手で桃さんに初めての逆プロポーズをする片平なぎさ演じる水名子さんが本当に哀しい。桃さんとトラック仲間で一番の親友、ジョナサンとの喧嘩に友情、ライバルジョーズこと譲治との喧嘩、そして、そんなライバル達が桃さんの見方となって最後は応援する。これこそ正にこのシリーズならではの熱い、熱い男達の友情にどんなに滅茶苦茶でも私はやはりこのシリーズが好きです。最後に一言!「故郷は遠くにありて、思うもの」良い言葉です。
[DVD(邦画)] 8点(2007-05-17 21:02:59)
35.  囚われの女
何だか凄い物を見た様な気がする。まるで、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー番の増村映画でも見ている感覚を覚える。見てはいけないけど、見たくなる。そんな妄想映画!それにしてもこの監督の作品、相変わらずの怖さ、ヒッチコックとは違う怖さというものがある。この監督の作品に外れ無し!
[DVD(字幕)] 8点(2007-05-06 12:34:08)
36.  ドラえもん のび太の魔界大冒険 《ネタバレ》 
始まってすぐの夢のシーン、のび太が見ている夢が自分がヒーローである。何だか寅さんみたいだ。そんなのび太が魔法を使いたいからという理由でもしもボックスを使って魔法の世界を作るがそこはとんでもない世界だった。ドラえもん映画の中でもダークな世界、何とかして元の平和な暮らしを取り戻す為に悪戦苦闘する。何故、早くタイムマシーンの存在があることに気が付かない?ドラミちゃんだって、ドラえもんと同じもしもボックスがあるんじゃないのか?て思っていると助けに来るドラミちゃん、ドラえもんだけでなく、ドラミちゃんの活躍を見せてくれてる作品として、ドラミちゃんだってちゃんとした仲間だ。ドラえもんというアニメに欠かせない存在として描いてるのが良い。ドラえもんが出してくる沢山のひみつ道具をどう使うか?そんな楽しみもこの映画の見所の一つである。ホラーぽい雰囲気の中でもほのぼのとする場面を忘れてないのも良い。
[DVD(邦画)] 8点(2007-02-26 22:28:01)
37.  東海道四谷怪談
いやあ、驚いた!「四谷怪談」ものって単なる不気味なホラーだとばかり思っていたけど、これだけ美しさを感じる「四谷怪談」が存在していたことにまずは驚かされました。天知茂のニヒルさが抜群の効果を上げているのと同時に若杉嘉津子の「お岩さん」の怪しげな雰囲気、どこか歌舞伎の世界を感じるこの映像美、単なる幽霊ものでないその雰囲気に溝口健二監督の「雨月物語」を初めて観た時のような感覚を覚えた。それにしても単なる幽霊ものの話でありながらも、やっぱりこの映画の持っている雰囲気は歌舞伎の世界に通じるものがある。上手く言えないけど、いかにも日本的な様式の美しさを感じるのです。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-01-07 23:45:04)(良:2票)
38.  トラック野郎 望郷一番星 《ネタバレ》 
このシリーズ、まじめに観たのは初めてだけど、面白かった。沢山ある中でどうしてこれを選んだかというと、皆さんの評価が最も高かったのと、それとマドンナに島田陽子て名前を見つけた(この頃の若い島田陽子の美しさは本当に良い。桃さんやなくても私も惚れるぜ!「犬神家の一族」の珠世さんに「砂の器」の高木理恵子も勿論良い)のともう一つ、明日に迫った有馬記念の前に観るならこれだろう!ハイセーコーが出てくるてパッケージに書かれてたもんで、いやはや、なんて言うのかなあ?とにかく桃次郎の男っぷり、気風の良さにそして、バカで不器用、それでも男らしく厚い厚い人情味溢れる人間性に惚れた。男が惚れる男とでも言ったら良いのかなあ?こういう男に男は弱いものです。そんな桃次郎のフェリーの上でのシーンの笑えること。笑えること。マドンナの島田陽子演じる亜希子に惚れた桃次郎が嫌いだと言ってた馬が好きになるという話なんて、何か知らないけど良いなあ!て気分にさせられるし、思い込みの激しさと結局は好きになった女は別の男と一緒になってふられてしまうなんてどこか男はつらいよの寅さんに通じるものがある。だけどいつまでもぐだぐた言わずに「おめでとうございます。」と祝福する姿なんて正しく寅さんと一緒で観ていて気持ちが良い。喧嘩のシーンも沢山出てくるんだけど、ちっとも後味の悪さがない。いや、むしろ気分爽快になる心地の良さ、確かに内容としては下ネタだけらけの下品な部分もある。だけど、アメリカのコメディ的な下品さとは全然違って、この作品は日本的な男達のバカで厚い人間たちのドラマであると言える何とも見終わった後の気持ちの良さは日本人で良かったと思える清々しさです。こうなったら残りのシリーズ全部観てやろうと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2006-12-23 12:42:43)(良:1票)
39.  都会のアリス
この作品と「ペーパー・ムーン」を比較している人が何人かいるけど、私も「ペーパー・ムーン」よりも、この方が好きです。この作品の監督でもあるヴィム・ヴェンダース監督って「パリ・テキサス」を観ても感じるけど、ロードムービーを撮るのが本当に上手いと思う。小津監督を尊敬しているというだけあって、どことなく小津監督の世界に通じるものがあります。少ない台詞と何気ない会話の中に見える二人の表情、それを映し出すカメラワーク、流石は小津監督を尊敬していることだけはあると思えるぐらい、淡々とした話を無駄な台詞と無駄にカメラを動かさずに見せる。モノクロの映像と美しく心地の良い音楽が味わい深さをより強くしている感があって、一度観たらいつまでも心に残りそうなぐらいです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-16 20:58:41)
40.  どん底(1936)
ジャン・ギャバンの愛嬌溢れる演技も一度、観ただけで強い印象を残すほどの温かさ、正しくこれこそジャン・ルノワール監督の作り出す世界!この監督の描く人間ドラマの中には人間としての温かさがきちんと描かれていて、私は好きだ!話としてはかなり悲惨な話で、次から次へと起きる不幸な話を単なる不幸な話として描かずに、爽やかな感じで描くところも良い。タイトルこそ「どん底」とあるけれど、けして、どん底な気持ちのまま終わらないところも流石はジャン・ノルワール監督!この監督が一流と言われる所はそういう所だと改めて感じることが出来ました。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-31 22:37:02)
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