21. エリザベス
《ネタバレ》 ケイトブランシェットの地味めの容貌が吉と出ました。これ、可愛い系でもセクシー系でも超美人系でもダメですよね。これはリアルに見える映画だった。「へー。1世てこんな生活しとったんかー」と覗き見感覚もあり。フランス王(王子?)とのやりとりが良かった。大人のあしらい、しびれますねエリザベス。「男を人生の中心に置かない」というのは、ロシアのカテリーナ2世にも通じますね。そこに至るまでには色々あるわけですが。「私は父の娘です」て、すごく重要なセリフなんですよ。母を切ることでしか、自己肯定できない立場にあったんですから。そして「父の娘」(しかも女癖の悪い父)であることが彼女のアイデンティティのすべて。とにかく「本物に見える」こと、「本物の威厳を感じさせる」こと、がんばったと思います。ラスト荘厳。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-20 17:46:11) |
22. NYPD15分署
《ネタバレ》 オリバーが絡んでいるが、これはけっこう好きだ。どんでんもあるし。とにかくチョウユンファ。顔がゆるんでしまうなあ。ユンファの部屋の、キッチンの蛍光灯が、「青い」んですよ。「青」なの。「へー」と思ってハンズで青い蛍光灯を買ってきてキッチンにつけてみたけど、ただ暗いだけだった。即やめた。娼婦とHのあと、青い蛍光灯のキッチンで鼻歌もんで料理をするユンファ。このシーンが見られただけでも、もうけた。フェロモン出てます。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-15 21:32:03)(良:1票) |
23. エム・バタフライ
《ネタバレ》 中野翠と石川三千花の仲良しコンビがものすごくこきおろしていたので「そんなにすごいのか」と思わず見てしまった作品。「そんなにすごかった」ですなあ。なんか「見てはいけないもの」を見てしまったとか、「サーカス」とか「奇術」とかいう言葉が浮かんでくる。 ジョンローンは美しいが、女は無理だぞ。香港の実業家とか、やっててほしいぞ。 ジェレミーアイアンズもなあ。「貴族顔」なのに。ジョンローンに惚れる演技ってよくできたなあ。あの及川光博でさえ、女装するとおかまにしかみえないんじゃ。美しい男性が女装したらさぞ美しかろう、というのはおおまちがいなのであった。皆さんがおおまじめに演じているのが痛いなあ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-14 23:03:58) |
24. エクソシスト
《ネタバレ》 この作品の主役はメリン神父である。メリンと悪魔の長い闘いの最終章なんである。メリンが出るまでのドキュメンタリータッチの部分は、観客の興味を引き付けるためにある。「(悪魔は)一匹だ」と断言したメリンのセリフが、主題である。「悪魔は決してお互い協力しあったりしない」ということである。人間は、「人間どうし力を合わせる生き物なのじゃ。そこが悪魔と違う人間の切り札なのじゃ。」という意味だと思う。メリンと悪魔の闘いがメリンの肉体の老化によって一旦敗北に終わったあと、「メリンは殉教しました。えらい人ですね。終わり。」とならなかったのは、若いほうの神父がメリンの殉教する姿を見て、初めて神の力により悪魔を滅ぼすことを信じる気になったからである。メリンが殉教するまで、この人は信じていなかったのだ。若い神父を登場させた意味は、これである。そうでなければ、別にいなくてもよい。フリードキンはいやな奴でも天才。最強の神と悪魔の闘い映画。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-06 18:54:04) |
25. エイリアンVS. プレデター
《ネタバレ》 ネタがネタだけに、まともな評価がされないおそれがありますが、楽しめた。 プレデターと人間の女が協力してしまう、そのアイディアはなかなかよいではないか。 1人のプレデターを特化して描いたのもよかった。もっともよかったシーンは、プレデターが、エイリアンの頭を武器化してヒロインに渡すところ。個人的に、続編のネタを考えて楽しんでしまいました。あのヒロインが子供プレデターを助けて、養育するっていうやつですけどどうでしょう。それで、研究機関から守ろうとして、闘ったりするわけ。そこに、とうちゃんプレデターが迎えにくるとかいうんだけど。いいと思うけどなあ。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 22:49:46) |