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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4673
性別 男性
年齢 41歳

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41.  オンディーヌ 海辺の恋人 《ネタバレ》 
ある日、引き上げた網の中に女が 入っているのを見つける。 娘はその女を人魚だと信じる。という、 ツカミはOKみたいな設定ではあるんですが、 そのオンディーヌが人魚にも見えず、 そして神秘的にも見えず、 普通の一人の女性なんですよね。 歌を唄ってたら大漁になるみたいな描写は あるけど、それだってたまたまでしょ、 の一言で片付けられる程度のことだし。 最初の時点で「病院に連れてかないで。 誰にも言わないで」て言うてる時点で、 まともな過去ではなさそうだなっていうのも わかっちゃう。 雰囲気的には嫌いじゃないけど、 たいした深みのある話でもない。
[DVD(字幕)] 5点(2013-07-03 22:15:46)
42.  黄金を抱いて翔べ 《ネタバレ》 
なかなか面白かったと思います。やっていることは金塊強奪ですから完全な犯罪なんですけど、でも彼らはみんな根っから悪い奴じゃなく、それどころか見ているとどんどん肩入れしてきて、いつのまにか彼らの計画が上手くいくようにと思っている自分がいるわけです。だから、後半からの計画実行の流れは目が離せず、ドキドキしながら見てました。よく考えると、銀行内で計画内容をべらべら解説してたり銃を公衆の面前で出しまくってたりと、とてもリアリティあるとは思えないアピールっぷりなんですけど、そういうシーンには必ず関西人的ユーモアが加味されていて、そのへんが井筒さんらしいなと感じました。北川は妻子がいるのになんでそんな無謀な計画をやろうと思ったのかとか、野田もなんで裏の人たちと組んでこの計画をやろうと思ったのかとか、考えだしたらきりがないんですけど、そういうのは一切省いて代わりに左翼だとかスパイとかゴロツキ集団なんかが出てきて話を持たせています。個人的には、田口トモロヲはちょっとうさんくさすぎるキャラだったかなと思うのですが、まぁよしとしましょう。一番のピークは、やはり神父さんの正体を知る幸田のシーンでしょうか。ぐっとくる良いシーンでした。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-05-21 01:06:57)
43.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
個人的には、サマーウォーズや時をかける少女よりも本作のほうが入り込めました。狼人間という要素こそファンタジーではあるけれども、お父さん狼が死んでしまったり、子ども達が他の子とは違う自分の要素をひた隠しにしたり、それによって男の子に怪我を負わしちゃったりっていう展開は現実の比喩としてすんなりと入り込める。だからとても共感が持てました。一つの家族のお話を丁寧に優しいタッチで描く。そういう現実の比喩でありながらも、アニメだからこその台詞や描写もやはりあって、例えば「泣いてないもん。雫なんだから」とかいう台詞は現実に口ずさんだからあまりにクサすぎるのですが、アニメだとそれがすんなり受け入れられる。そういうアニメだからこその良さみたいなものもきちんと出ていて、とても良作だなと感じました。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-03-20 00:38:34)(良:1票)
44.  陰陽師Ⅱ 《ネタバレ》 
主要面々はともかく、周りの若い役者陣が実に大根、、、。まぁ、この内容のお話に、気持ちを入れこんでいくのはなかなか難しいのかもしれないけど、演技の下手さが気になって見てる側が入り込めなかった。CGはまずまずだけど、特撮もショボさ全開なシーンが度々あったりしてやはり不満の残る内容であった。
[地上波(邦画)] 4点(2013-03-14 18:26:05)
45.  王様ゲーム 《ネタバレ》 
まぁアイドル映画だから仕方ないっちゃ仕方ないんですが、皆さん演技が大根過ぎますでしょ。この作品はホラーになるの?でも全く怖くないよ。それどころか、王様ゲームとやらで仲間が消えていくという設定に失笑すら感じてしまう。王様が携帯にメール送ってきて意味不明なゲームのもとに次々と消していく。うろたえる仲間たち。なぜか全てお見通しの頭脳明晰少女。なんでしょうかこれは。ハロプロオタの人たちなら、彼女たちを見ているだけで幸せなのでしょうが、そうでない人たちがこれを見て楽しめるはずもなく。原作はグロテスクな展開もありの内容だそうですが、そういうのを全部脱色して設定だけ借りてきてアイドルたちに大根の演技でやらせてみただけじゃ、ハロプロメンバーの思い出作りにしかならんでしょう。
[DVD(邦画)] 3点(2012-09-28 19:41:39)
46.  オープン・シーズン 《ネタバレ》 
北米の大自然がフルCGで描き込まれていて、ヴィジュアル的には好みなんだけど、いかんせんシナリオが弱いんですよね。クマのブーグは、愛すべきおバカキャラみたいなのにしたいんだろうけど、全体としてボケ~っとしてるだけでね、あまり感情移入しにくい。ベスと別れて森に放たれる序盤も、たとえばもっとこう悲しんだりとか、切ないシーンに描くべきなのに、ブーグは全然悲しんでない。シカのエリオットも、単に楽しそうな遊び仲間っていうだけで、強い絆みたいなものを感じない。なので、終盤で身体を張ったエリオットを心配する描写とか、ベスに再び出会ったときの喜びとかもいまいちピンとこないんですよね。たぶん、最初はブーグをただのペットとして描いてたからそういう感じになったのかもしれないけど、幼児みたいなクマじゃなく、やっぱり一頭の自立した存在として描くべきだったと思う。たぶんピクサーならそうするはず。子供目線で見たら、動物たちがワイワイやってればそれで楽しいって感じかもしれないけど、大人が見るにはもう少し内容のあるシナリオにしてほしかったかな。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-08-24 16:56:59)
47.  おかえり、はやぶさ 《ネタバレ》 
まずなにより、はやぶさや宇宙や地球のCG映像が 凄くよく出来てる。 それが3Dできちんと立体感出ているので、 宇宙マニアの自分としてはそれだけで楽しめました。  はやぶさ3作品の中では、おそらく 一番子供向け&ファミリー層向けだと感じました。 科学的な話の解説や、はやぶさに乗っかって 説明する前田君の画、宇宙なのに 効果音がついていたりと、わかりやすさを出した 作りになってます。 しかし、専門用語が飛び出る話はわりと難しいので、 この「わかりやすさ」と「わかりにくさ」が 混ざり合ったような、そんな内容になってると思います。  臓器移植の話、それから「のぞみ」の責任を感じてる お父さんの話はなかなか良かったと思います。 この2つのエピソードは、簡単に諦めては いけないということ、失敗は無駄じゃないんだっていうこと、 はやぶさが教えてくれたこの2つの教訓を増幅させる ファクターになっていると感じました。  チャーチルの、「成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ 失敗を繰り返すことである」という言葉すごくいいです。 この映画で初めて知ったので、 それだけでも見る価値がありましたよ。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2012-08-07 19:57:32)
48.  ALWAYS 三丁目の夕日‘64 《ネタバレ》 
いいですね~。とても良かったと思います。淳之介が、「おじちゃんの気持ち全部解ってるから!ありがとうございました」みたいに言うところで不覚にも泣いてしまいました。相変わらず、シナリオがよく出来ている。これで3作目だけど、シリーズ通して秀逸なシナリオレベルを保っているということがほんとに凄い。そしてヴィジュアルの面でも、シリーズで一番の出来だったと思います。最初の、おもちゃの飛行機から街並み、そして東京タワーへと続いていくフルCGは、作った人たちを誉め称えたいと思う。1964年ということで、今回は東京オリンピックが舞台なのだが、予想していたのと違い、オリンピックというファクターは前面には出てこない。それはオリンピックを見るためにテレビが我が家にやってきた状況であったり、妻の出産シーンの時のバレーアタックのように、あくまでも家族を描くための構成要素にすぎない。それがまたいい。このシリーズの感心するところは、これ見よがしにVFXや小道具が出てくるのではなく、あくまでも物語を進めたりユーモアを加えたりする為の構成要素にとどめている点。そしてメインはストーリー。群像劇で、それぞれの登場人物にドラマがあるわけだが、そのエピソードが全て秀逸。六子と鈴木家の絆、孝太郎の医師としてのバックストーリー、茶川の父親とのエピソード、淳之介との関係、それらのエピソード一つ一つが感動的。本当に見事な完成度だが、逆に難点と言えば、六子と孝太郎の結婚への展開が早すぎるのと、小道具が全体的に綺麗過ぎて生活感に欠けるところか。それ以外は文句無しです。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2012-07-27 19:37:57)(良:1票)
49.  おっぱいバレー 《ネタバレ》 
タイトルはおっぱいバレーですが、部員達がバレーの練習をするシーンはほとんどなく、 ついでにおっぱいも出てきませんので、バリバリのスポ根ものやお色気目的で観ようとすると 肩すかしですよ~!(笑)。最初のノリが、典型的な青春おバカ路線だったので、 「あ~、このタイプのやつかよ~。しかもくだらないし、、、」なんて思っていたのですが、 おっぱい先生が学校側に呼び出されクビになるところから急に感情移入出来る内容に。 そう、この作品、少年達の成長物語というよりは、むしろ先生のほうに軸がある。 おっぱい先生の成長物語なんです。どうして教師を志そうと思ったのか。 自分が学生だった頃の、素晴らしき先生との出会い、そして亡くなってしまった その先生の家を訪ね、涙する下り。そこがこの作品の一番のピークでないかと個人的には思います。 だから、部員達は脇役。あ、彼らもちゃんと成長はしてるんですけどね。 70年代が舞台のようで、車とか街並みとか服装とかを当時のまま再現していて、 それってどれほどの意味があるんやろ、別に現代劇でもいいんちゃうの、なんて最初は思ったのですが、 今の中学生だと、色々とネットで見れちゃうからあれだけおっぱいに対して必死になったり しないのかもしれませんね。でもなんか寂しい! 空気圧をおっぱいの感触だと思って怪我するような バカは、やっぱりいつの時代にもいてほしい! お後がよろしいようで。
[DVD(邦画)] 6点(2012-05-13 22:32:11)
50.  終わってる 《ネタバレ》 
みんな、自然体の演技をしていてリアリティはあるなと思ったし、しじみさんのまぐわうシーンも 声を含めてエロかったのですが、題名の通り「おわってる」連中ばかりで辟易してしまう。 そんな、どうしようもない連中のどうしようもない話を延々見せられても、というのが正直な感想です。
[DVD(邦画)] 4点(2012-02-28 02:12:40)
51.  大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 《ネタバレ》 
もの凄くゆる~い映画でしたね。正直、何をどう評価すればいいのかもわからないです(笑)。内容がなにかあったかというと、ぶっちゃけないに等しいと思うし、、、。ただ、このゆる~い独特の笑いが面白かったことも事実です。特に、怠慢期の夫婦のアホすぎる会話がいちいち笑える。映画自体もそうだけど、それこそこの夫婦の会話は全く中身がなくて、どうでもいいことで言い合いをしている、それが面白いというね。そしてまた、地獄の世界が、なにからなにまでチープなんですよね。もの凄く安っぽくて、これまたゆる~い作り。CGじゃなく、手作り感をわざと出して、それによってこのゆるい世界を作り上げているから、要はマイナスを逆に魅力にしようという発想なわけでしょう。言うならば、「みんなと同じ競争はせずに、他のところで旗を立てます」みたいなやり方。そしてその方針は、功を奏している様に思えました。「濡れた男」がなんなのか、いまいちよくわからなかったけれど、まぁ、映画としては「怠慢期には、刺激が必要です」てのがメッセージなのかな(笑)。
[DVD(邦画)] 6点(2012-02-14 20:29:09)
52.  オープン・ウォーター 第3の恐怖<TVM> 《ネタバレ》 
まったく期待せずに観たのですが、意外や意外、 けっこう面白かったので個人的には満足でした。 実を言うと1も2も観てないので、予備知識ゼロだったわけですが、 どうやらこのシリーズは海に落ちて取り残されるというのが お決まりのパターンみたいですね。 こういう孤立系ムービーって自分の好みなんだな~と あらためて実感。男女数人で船旅をするも、海に落ちて 上がる椅子がなく孤立するという 展開はどうやら2と全く同じらしく、難民の船が近づいてきて サスペンスの展開になるのはこちらのオリジナルなようです。 そのへんの展開もなかなか良かったと思うし、 ラストのなんともいえない切ない感じも好きです。 誰が生き残って誰が死んでしまうのか、 全然予測不能なところもグッド。 一番美人だった女性が真っ先に死んじゃったのは 個人的には残念だったけど(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2011-12-15 21:26:09)
53.  踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 《ネタバレ》 
たぶん、ファンの方には物足りない作品に感じたんじゃなかろうか。あのカッコいいOPもなければ、アクションも物足りない。言われてる通り、まさに「同窓会」のような感じ。前作から7年も経っているから仕方のないことですが、皆さんやっぱり年を重ねられたな~と実感しましたね。個人的には、このシリーズにはなんの思い入れもないので、一本の作品としては普通に楽しめました。拳銃をやすやすと盗まれたり、いとも簡単に署内に入られたりとなんともお粗末な警察なんですが(笑)、まぁ踊る大走査線てのは、元々こういうノリだと思うし。専用のスマホをみんなに配るときの、あの押せや押せやの賑やかさは実に頭の悪そうな連中だなと感じると同時に、いかにも踊る~らしい、良くも悪くも邦画らしいシーンだなと感じるわけであります。ところどころ笑えるシーンもあってそれなりに楽しませてもらいましたが、スカンクのシーンだけは確実にすべってましたね(笑)。
[DVD(邦画)] 6点(2011-08-18 21:09:09)
54.  Oh!透明人間 《ネタバレ》 
ただ単にお色気目当てで、それ以上なんの期待もせずに借りてみたのですが、このくだらなさと馬鹿馬鹿しさは嫌いじゃありませんでした。いくらを食べたらなぜか透明人間になる主人公。そして、年頃の男の子が透明人間になったら、やることはただ一つ。その本能のままに行動する主人公が見ていて実に爽快。ストーリー的にはベタな展開だけど、主役の標 永久くんはイケメンなのに凄く体張ってて好感持てた(笑)。
[DVD(邦画)] 5点(2011-06-14 00:05:40)
55.  おまえうまそうだな 《ネタバレ》 
これ凄く良かったですね~。子供用のアニメなんだけど、大人が見てもけっこう感動しちゃいます。個人的には、ハートが危険を省みず母を捜しにいって久々に再会したところでジ~ン。そしてラストでの母との抱き合って別れる所でまたジ~ン。お母さんが、もの凄く優しいもんだから、その母性の深さを描かれると弱い自分がいたりします( ;∀;)食うか食われるかの肉食の世界について、意外と率直な描き方をしてるところも好感が持てます。「仏作って魂入れず」なジャパニメーションが巷に溢れる中で、これは久々の良作なアニメだと感じました。住む世界の違いや種の棲み分けを最後には超えてみせた親子の絆。母の愛は偉大だね。
[DVD(邦画)] 8点(2011-05-30 19:07:51)
56.  おとうと(2009) 《ネタバレ》 
良くも悪くも、山田洋次らしい作品でしたねぇ。いわゆる、「愛すべきダメ人間」みたいな。劇中にも登場したけど、まさに「男はつらいよ」の寅さんみたいなものでしたね。あのシリーズが続いてたら、最後もまさにこの作品みたいな感じになるのかな、なんて。それにしても、芝居くさい演技がどうにも気になってしまう。ちょっと辛口になるけど、エリートは冷たくて庶民は温かいその描き方がなんともベタだなと感じてしまう。久々の現代劇で、廻り回って原点に戻ったということだろうか。
[地上波(邦画)] 5点(2011-05-10 21:29:29)
57.  王になろうとした男 《ネタバレ》 
もう少し全体的にストーリーとしての膨らみを持たせるともっといいかなとも思いましたが、そもそものアイデアが素晴らしいですからね。イギリスのただのおっさんが現地人を騙して王になろうとするという。↓の方も書いてらっしゃるけど、フリーメイソンの知識が多少でもないと少々わかりずらい部分もあるかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-16 18:56:49)
58.  オーストラリア(2008) 《ネタバレ》 
映像的には綺麗なんですけどね、、、。ただやっぱりちょっと長いと感じました。日本軍の描写がどうこうというより、国内の人種的対立を克服する為に「ジャップ」という外敵を引き合いに出さないといけないというのがどうもひっかかる。全体通しての見どころは崖っぷちでの牛追いシーンかな。カンガルー銃殺シーンだけノリが良過ぎて浮いてるような気が、、。
[DVD(字幕)] 5点(2009-08-19 19:43:24)
59.  おくりびと 《ネタバレ》 
笑いの要素と、情感的な要素のバランスがいいですよね。もしこれ以上笑いを増やすと、死者を冒涜してばかりの不謹慎な映画になっちゃうし、逆に笑いを減らして情感の部分だけにすると、真面目くさったつまんない映画になっちゃう。その配分が凄く成功してるな~って思った。ある意味では過剰にも見えるもっくんの演技が、外国の人からしたらわかりやすくてよかったんじゃないかしら。久石譲の音楽も相変わらずぴったりでよろしい。ただ一点だけ、チキンの馬鹿食いをどアップで長々と見せるシーンは少々くどいかな~、と個人的には思ってしまった。
[DVD(邦画)] 7点(2009-04-22 22:43:39)
60.  おいしいコーヒーの真実 《ネタバレ》 
エンターテイメント系ドキュメンタリーが流行っている昨今において、こういう硬派でストレートな作りの記録作品は、どうしても地味で面白みに欠けるなというのが率直な印象。ですが辛抱強く見てると、実はとてもシビアな内容を扱った作品であることがわかります。この作品のテーマはコーヒーそのものではなく、コーヒーという嗜好品を通して見えてくる、アフリカが抱える現実にあります。つまりは、なぜアフリカはいつまでたっても「アフリカ」なのか?という疑問に対する一つの要因。その昔、西洋諸国はアフリカを植民地に、人々を奴隷にして扱き使ってた不幸な歴史がありますけど、現代においてもアフリカは欧米にとって、いわば「経済植民地」状態が続いているわけですね。エチオピアの農民がどれだけ必死に働いて、良質なコーヒー豆を作り続けても、ペイされる代価は低く、困窮の一途を辿る。ロバート・キヨサキ風に言うと、欧米は「金持ち父さん」でアフリカは「貧乏父さん」ですな。そしてこの関係が不公平な貿易システムによって固定化されている為に、アフリカはいつまだ経ってもアフリカなのだという、世界の冷酷な裏側が見て取れるわけです。どこの国でも、自国の農業を保護しようとするのは国家として当然の権利で、先進国は豊富に金があるから、保護政策にお金をたくさん回せるけど、エチオピアみたいな貧しい国はそんなお金もない。どうにか出来ないものかしら、という思いと、だけどこれが人間の性なのよね、という二つの思いが一緒になって、私はしばし混沌とした気持ちでおりました。。。 
[DVD(字幕)] 6点(2009-01-12 00:19:24)(良:1票)
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