21. バズ・ライトイヤー
《ネタバレ》 トイストーリーの1作目おをはるか昔に観たような記憶が…?程度の前提知識で観ているので、果たしてスピンオフとしてどうなの?とかは言えませんが、一つの作品として自分はとても面白かったです。 基本的に主人公側はみんなドタバタして、単純な任務ですらまっとうにこなせないようなありさまで終始それが続いてフラストレーションがたまるのは確かですが、「自身のコンプレックスから新人が嫌い」なバズが、そんな仲間と一緒に過ごすことで、自分のプライドや過去の贖罪を吹っ切って前を向こうとするという成長を描くのにいい設定だと思いましたし、「それって結局何に使うん?」みたいな小ネタや「5分稼いだよ」の伏線もちゃんと回収していたし、何よりもよく画が動いており、観ているだけで楽しかったです。 あんだけ予告で流れたスターマン流れないんかい!という感じですが、まあァ歌詞の内容的に流れないだろうなーと思っていたので、ある意味予想通りでした(笑) [映画館(吹替)] 7点(2022-07-31 00:53:18) |
22. バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版
《ネタバレ》 ドラマ版は未見、原作小説は10年くらい前に読んだきり、という状況でしたが別にドラマ版を観ていなくても原作読んでなくても十分楽しめる作品でした。 舞台は日本で登場人物もホームズ、と言うわけではないけど、うまい具合にローカライズされていてよかったです。 あえて言えば、ネタばらしの回想ちょっと長くね?とは思いましたが、十分面白い作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2022-06-29 02:10:22) |
23. パルムの僧院
《ネタバレ》 スタンダールの小説が元ということですが未読。クリスチャン・ジャックに作品はこれの他に「花咲ける騎士道」を観ましたが、あちらが軽快な剣戟アクションなのに対しこちらはとにかく重厚感たっぷり。 パルム公国を舞台に、政治的策略や革命の動き、ドロドロの恋愛模様がうまく溶け合って、、、いるかどうかは怪しい設定。序盤に一気に出てくる人がどーんと出てくるので誰が中心人物か、メインヒロインかを把握するのが大変でした。 結構ストーリーの方も、ほとんどが三角関係というかドロドロの人間関係と策略の応報でややこしさ極まりなく、「貴族」という身分が家名を守っていかなければならないので仕方ないんですが、主人公ファブリスを含め大公や警視総監はじめほとんどの連中が私利私欲のために動いているろくでもない連中ばかりなので、なかなか感情移入さうることは難しかったです。 ただ、なんだかんだ言って、冒頭の1枚の金貨がしっかり後半の伏線になったり、少ないながらも剣戟アクションや脱獄のシーン、終盤の革命シーンやカメラワークがなかなか凝っているシーンもあったので、3時間近くの長さもそれほど感じませんでした。 [DVD(字幕)] 7点(2021-12-29 16:27:39) |
24. パリ、テキサス
《ネタバレ》 ストーリー運びはスローテンポ。加えて美しい画とスライドギターの名手、ライ・クーダーの劇半がとても心地よい作品。 物語に共感できるか、と言われると、自分勝手な男女に振り回された弟夫婦などがとにかく不憫で、そこの決着はつけないのか?という感じですが、そもそも話の主体がそこではないので、これでよかったと思います。 親子の溝を道の両脇で表した演出や、ミラー越しに映る自分の影と彼女の顔を合わせて「決して交われない存在」を表した演出なども素晴らしかったですし、ラストも、拗らせ男の彼なりのケジメ、ととらえられたので、よかったです。 [映画館(字幕)] 7点(2021-12-19 14:51:36) |
25. パブリック 図書館の奇跡
《ネタバレ》 大前提として日本とメリケンの公共図書館の在り方が違うのでそこをしっかり理解していないと「なんでホームレスに解放しなけりゃならないの?」が終始よぎってしまうでしょう。そしてお国柄というか「圧倒的格差&差別大国」という知識があれば「ホームレスなんてやってないで働けばいいじゃん」という考えではなく「まず職がない」「そもそも雇ってもらえない」という本質的な問題が理解しやすいと思います。 そこらへんの「社会の様子」や「公共施設としての在り方」を描いたフレデリック・ワイズマンの「ニューヨーク公共図書館/エクス・リブリス」というドキュメンタリーを見れば、本作で言及さえれているような図書館の在り方や内包する問題などが理解できるのではないでしょうか。 そうでなくとも、夜は氷点下にまで下がる気温、派手ではないけど昨日までの利用者(路上生活者)が凍死体となって運ばれる場面などで「とにかく冬での生活はやべえ!」という感じが伝わってきますし、ホームレスという存在に誰しも好きでなったわけではない、社会のあり方の根本にも欠陥がある、というエピソードも非常に印象深いものだと思います。 映画的には比較的淡々と進むので、華のない作品のような印書も受けますが、冒頭の図書館の役割、在り方をサラッと流すあたりなどは非常によく、ラストの誰もいない図書館内でのシーンも静かな余韻があるので、なかなか見応えのある作品だと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-24 23:46:50) |
26. ハード・ターゲット
《ネタバレ》 人間狩を楽しんでる組織がターゲットに選んだのがヴァン・ダムだった!という感じですが、まあ設定やストーリーは結構甘いなーと思うところもありますが、ヴァン・ダムのアクションはなかなか激しく、華麗な足技も多くてよかったです。 銃撃戦も、実践的というより、2丁拳銃、装弾数無視の銃撃戦でひたすら派手なので、リアリティを求めている人には不向きですが、映画的な派手さがありとても楽しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-09 15:55:57) |
27. パーフェクト・トラップ
《ネタバレ》 ワナオトコ(未見)の続編ですが前作を見ていなくてもすんなり入り込めるのに好感が持てます。 冒頭のパリピ・ジェノサイドの激しさはすごいを通り越してもはや笑うレベル。芝刈り機でゾンビ刈っていたブレインデッドのような勢いがありました。 全体的なゴア度はそれほど、ですが、短い時間の中、アトラクション的な散策やギミックなどとても楽しかったです。 罠の種類は、まあそんなに多いわけでもなし、そしてやたら近接戦闘も強いので実は中身ランボーなんじゃね?という感じですが。 というか一介の昆虫学者が罠の作成は分かりますけどやたらポテンシャル高すぎじゃね?とか野暮なツッコミをしながらも楽しめる作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2021-09-26 13:43:01) |
28. 花咲ける騎士道(1952)
《ネタバレ》 冒頭のナレーション「戦争なんて後の教科書に載れば理由なんでどうでもいいのだ」というのが非常に言い得て妙。そしてこの作品の雰囲気を物語っていました。 戦争だとか歴史だとかそんな固いこと言わずに純粋に楽しめる剣戟コメディ。だけどアメリカやイギリスのコメディと違いナンセンスや下品さといったものがあまりないのもフランス映画の特徴。そのギリギリのラインが非常に心地よかったです。 主人公ファンファンも、女たらしで大胆で強引、普通なら嫌味なヤツ、という印象ですが自然とそれがない。演じるジェラールが爽やかな美男子なだけあってか自然と惹きつけられる魅力があります。 そして剣戟、アクションにしても今の作品と比べても褐色のない迫力。その中で随所に挿入される笑いの要素。絞首刑の時の「枝がボキ!」だったり、恋敵?との決闘でも決着がなんとも情けないものだったりと、さらりと挿入してきているので作品のテンポを崩さずよかったですし、敵の陣地占領の場面でも、そんないい加減でいいの?(笑)と思いながらも、ファンファンの強運さを強調していてとてもよかったです。 ラストも、そうきたか!という感じ。なんで急に養女になってんの?とか思いましたが、娘にだったらビンタされても面目は潰れない、という判断だったのかな、と解釈しています。 なかなか強引な終わらせ方ですが、そんなのも笑って許せる痛快な作品でした。 それにしても、「1万人の死者はどうした!?」「それはまた次の機会に、、、」が最高に戦争を皮肉っていてよかったです。 [DVD(字幕)] 7点(2021-07-11 13:55:16)(良:1票) |
29. 蝿男の恐怖
《ネタバレ》 蝿の頭は今見るとやはりどうしてもそこらの玩具屋で買ってきたかのような安っぽさが拭えませんが、問題の蝿男が終盤まで殆ど画面に映らないとことであまり気になりません。 むしろ、蝿男のもたらす恐怖ではなく実験の失敗によって自分の身に起きた異変に対する脅威、恐怖という設定、そして冒頭で物語の結末を提示し、そこから何が起きたかを究明していくミステリーの手法共々、特殊メイクによって阿鼻叫喚の変身シーンを見せ付けたクローネンバーグ版とはまた違ったスリルがあります。 そして、人間の頭に摩り替わった蝿が叫ぶラストも、冷静に観れば滑稽ですが、なんともいえない余韻を残します。 古きよき怪奇ホラーに7点。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-30 04:13:43)(良:1票) |
30. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
《ネタバレ》 長い長いプロローグを経てやっと本編突入、といった感じでしょうか。 そのため、3作目までは多少残っていた(良い意味での)気楽さ、ノーテンキさというのが初っ端から失せて、いよいよ大人の鑑賞にも耐えうるSFものへと変貌を遂げているのではないかと感じました。 特に今作では、闇の帝王が復活したとあって前半から陰鬱ムード全開。 そして魔法省から派遣されたプラダ…ではなく“ピンクを着た悪魔”こと、見るからに厭味全開なアンブリッジ先生の登場により、学園生活の面もお先真っ暗。 この二重のプレッシャーが今回は良い方向に働いたのではないかと思います。 前作では本当にその展開でいいんかい!?と思うようなものだったので、今回の脚本には満足。シリーズを見ていないと誰だよお前的な人物が多々登場すること請け合いなのですが、試験での“してやったり”な場面や皆に闇の魔術に対する防衛術を授けるハリー、そしてラストの某宇宙戦争映画に触発されてそうな帝王と校長の魔法バトルなど、見どころとなる場面(多少、凡百な感じも受けなくはないですが)もあり、最後までテンポよく見ることができました。 それと、今回初登場となるルーナも、なかなかの不思議ちゃん具合で良かったです(笑)。 ということで、いよいよ最終局面と云うところまできた感のある本作。それゆえ、結構良い味を出していたお方の途中退場はなかなか痛いのですが、続編として、なかなか良い出来をしていると思います。 …と、いうより、個人的にこのシリーズ、1、3、5作目が面白いような気がするのですが…。 [映画館(字幕)] 7点(2007-07-21 22:57:28)(良:1票) |
31. ハッピー フィート
《ネタバレ》 こと最近のCG技術は凄いねぇ~。あの質感とか、あの腹の揺れ具合とか(笑) 全編通して、まるでミュージカルのように歌とダンスの連続だけれども、どの楽曲もノリが良く、しかも一度は聴いた事のあるものが多いのでとても楽しませていただきました。 前半と後半の物語の雰囲気が違いすぎて、特にマンブルが水族館に行っちゃったときの描写などは「え!?これって本当にファミリー向けの映画かいッ!?」と不安になりましたし、説教臭さもないとは言えませんが、逆を言えば、娯楽であるはずの映画でさえもこういう事をうったえなければならない世の中になってしまったのかな、と思いますし、個人的には上手く纏まっていると思います。 オブラートに包まれていますが、テーマは差別、挫折、環境問題、自己犠牲(マンブルが崖から飛び降りる場面はなかなか感動するじゃありませんか)、そして不屈の精神と、我々の世界をそのまま反映したもの。こう言う形ですが、これを見た子どもたちが、少しでもこう言ったことについて考えてくれれば、この映画の存在価値はあるとは言えないでしょうか? [映画館(字幕)] 7点(2007-03-25 18:17:17) |
32. ハウス/HOUSE(1977)
なんて言うんでしょうか、とにかく吹っ飛んだ内容の映画です。恐らく確信犯なんでしょうが、真面目なんだかふざけてるんだか、その境目に存在する不思議な感覚。ふざけてる間に差し込ませるシュールな台詞や映像がより一層恐怖に感じる。おばちゃまのの口から目玉がニョ~って出て来るシーンとか普通に恐いし。後半に行けば行くほどどんどん壊れていくけれども、その勢いだけは天下一品な気がする。 7点(2005-03-20 23:33:57) |
33. ハウルの動く城
《ネタバレ》 正直、ここまで評価するのが難しいと思った作品は初めてです。結論から言えば点数が示すとおり「なかなか良かった(面白かった)」なのですが、どこがどう良いか(面白いか)と聞かれた場合、ちょっと困ってしまいます。技術面などの観点から見れば、流石宮崎監督だけあって、場面場面の見せ方の上手さや独特の世界観、キャラクターの造形、久石譲の美しい音楽など超一流なのですが、ストーリーはといえば、ぶっちゃけ支離滅裂で「え?なんで??」ってことが良くあります。特にラストシーンとか「それで良いの?てか呪いの事とか結局どうなったの??」って感じですし。で、あえて無理やり答えを出すとすれば「何となくだけど感覚で面白い」って感じです。木村拓哉のハウルの声は、なかなか合ってたと思いますし、案山子男(笑)のカブの顔がどこと無くトトロに見えたり、過去のジブリ作品に声を当てていた声優さんがまた声を当てていたりと、そういったところで面白いと感じたんだと思います(特に美輪さんは最高!)。なんか、とてもヘンな事書いてますけど、今回はそう云うことにしといてください(笑)。 7点(2004-11-28 03:44:32) |
34. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
《ネタバレ》 キレておばさんを膨らませちゃうなんて、ハリーもそろそろ反抗期かな?いや~、魔法使いの反抗期は怖い怖い。前2作から三度焼結したキャスト、しかしラドクリフ君演じるハリーを始めみんな大きくなったね。ハリーは変声期もあってか前より格段に格好よくなってるし、ロンはそのまんまな気がするけど、今回からマルフォイスペシャルオールバック仕様をやめて前髪をたらした憎まれ役のドラゴ、しかし、しかしよ、今回はなんて云っても、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンが格段に女の子らしくなってること!!胸も段々大きくなってきたし、これは絶対将来美人になるな!今から楽しみだ…ってどす黒い男の下心は置いといて(笑)3作目ってことでそれほど期待はしてなかったんですけど、今回はかなり楽しみましたよ。ストーリーの方は、前2作よりもハリーが命の危険にさらされてないような気がして今回はちょっと安心。シリウス・ブラックが実はいい奴っていうのは少し残念にも思えたけど、悪者続きのゲイリーにはよかったのかな?いや、実は俺も最後は納得しましたけどね。でも個人的には、やはりヒポグリフのバックビーク(可愛いと思ったのは俺だけ…でしょうか?)が生きてたってのが一番嬉しかったな。あいつ相棒にしてぇよ!演出の方も、同じ場面を違う視点から見るっていうまるで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」見たいで面白かったし、監督が前と異なるから、ハグリッドの家がやけに遠いという突っ込みもあるんだけど、結果的には監督交代ってのがいい方向に働いてると思う。エンドロールもなかなかこってるしね。これなら次回作も期待できるね、ってことで、点数は、その期待も込めて7点を献上。 7点(2004-08-01 17:10:10) |
35. バッファロー'66
《ネタバレ》 使ってる音楽のジャンルがプログレなら映像もプログレって感じですか(笑)全編通してBGMを極力排し、役者の演技と斬新なカメラアングル、そして周囲の“音”だけで見せる映画って近年じゃ滅多にない映画。ストーリーも、最初、ビリーの傲慢さには少々腹が立つけど、話が進むにつれてそれも全て虚像であるって事がわかってから少し彼に共感できた。ただ、レイラの気持ちは少し理解できないかな(笑)でも、かなり良い作品だと思う…とは言ったものの、実際はキング・クリムゾンの【ムーン・チャイルド】が聞けただけで満足だったりして(笑)な~んて、こんなこと言うとこれを薦めてくれた人に怒られそうだ(笑)あぁ~でも、それならエピタフ(墓碑銘)とかも流してくれよ~。そしたらもう1点おまけしたのに(笑) 7点(2004-05-06 02:50:41) |
36. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 このテーマをここまでユーモアを交えて映像化したキューブリックはやはり只者ではない。さすがに核弾頭とともに飛んでいくシーンはある意味でインパクトがあった。そしてこの作品をキューブリックはどう落とすのかと思えば、「総督、立てます!!」(え!?)最期までユーモアと皮肉たっぷりの映画でした。 7点(2003-11-21 19:35:05) |
37. ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀
確かに展開とか陳腐だけどハワードのキャラがものすごくイカしてるし、個人的には好き。 7点(2003-08-03 04:13:21) |
38. ハウリング(1981)
当時はそのあまりに凄まじいメイクが話題になったとかならないとか…。ネタとしては古典的な狼人間の話なんだけど結構面白い。 7点(2003-07-28 15:03:05) |
39. ハード・ウェイ(1991)
あんなに邪険にしてたのに最後はやっぱり相棒と認めてくれたってことですよね。 7点(2003-05-25 01:54:07) |
40. パラサイト
スクリームのヒットによって開花した学園モノのホラーで、ストーリーはお決まりなんだけど結構面白かった 7点(2003-04-11 02:13:46) |