21. バンデットQ
《ネタバレ》 劇場公開版はエンディングがカットされているらしい。 けど、その方が明らかにちゃんとしてる様な気がする。DVDやテレビ放送で見たこいつはタダ悪趣味なだけだった。 悪趣味でもそこそこ面白かったし、DVDまで買っている。でもなんか腑に落ちないんだよな。好きか嫌いかって言うと嫌いなんだろうけど、それでもそこそこ面白い。 変な魅力がある。けど、テリーギリアムって好きじゃないのかもしれない。 [地上波(吹替)] 7点(2012-04-07 16:51:26) |
22. バグダッド・カフェ
《ネタバレ》 何か起こるようでいて、何も起きていない。 外観がもたらす緩やかさのなかに、人の内面が作り出す温かさがある。 とても心地よい時間を過ごすことが出来た。 [ビデオ(字幕)] 6点(2012-03-24 08:46:39) |
23. バトルクリーク・ブロー
《ネタバレ》 これはね。ジャッキー補正が掛からない貴重な作品なんだ。 [地上波(吹替)] 2点(2012-03-17 03:49:52) |
24. パラノーマル・アクティビティ
《ネタバレ》 そこそこ。すんげえ薄気味悪かった。 ただ台詞がモゾモゾと全く聞き取れなくて吹き替えで見たから元とは全然雰囲気が違うのかもしれない。 お約束である、アホな男がヤメロっつってんのに虎穴にいらずんばするという90分だが、わかっちゃ居るけど演出が気持ち悪い。前半のドアが動くとか音がするとか、良くできてた。 だけど、足跡とか具体的に何か壊すとか燃やすとか違う味わいの何かを入れてしまうと急に安心感が出てしまい残念。前半の自分にも起こったら的な怖さが消えて、彼らが死ぬのかどうかで怖がっていた。 スプラッターとか人間が一番怖い的な作り物とか、そういうのに興味が無いが薄気味悪い映画は好きだ。だから後半すごく残念。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2012-01-02 07:47:06) |
25. パルプ・フィクション
《ネタバレ》 大昔に見た。面白かった。 世界中の人が感じたおもしろさがある。その中の一人に自分もいるようだ。十把一絡げのようだが普通に面白かったから仕方ない。 ストーリー進行をこういう風にやったらこんなに面白くなるってほとんど誰も気がつかなかったって言うのは凄い。同時に、ストーリーだけではないし、脚本だけでもないし、構造だけでもない。と言うことが分かる。 いろいろな人が映画の要素のいろいろな部分にこだわって楽しんでいると思うが、その中の一つに固執してしまうと楽しめないのかもしれない。このような普通とは異なる概念の映画は必ず周期的に現れるが、その映画を見たときにそれが柔軟性のリトマス試験紙のような機能を持ってることを見落とさないように気をつけたいと大昔思った。 今もそれを見逃さずに映画を楽しめているかどうかの自信は相変わらず無い。 [ビデオ(字幕)] 8点(2011-09-21 23:39:52) |
26. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 普通に面白かったと思う。 CGIもスクリーン上で違和感が無くかなり良くできていたように感じた。 原作を読まずに映画だけで楽しもうと思っているため、物語としての完成度は残念に感じた。 おそらく原作中の細かい記述を映像化しながらプロットを削る方向で構成しているからだと思うが、あまり良い方向に行っていないように感じる。 原作を読んだ人からは原作的でリアルだと思う場面も、読もうと思っていない人から見るとなんでそんなどうでも良いところが細かいんだ?と拍子抜けすることがある。今作は減っていたとはいえそのせいでやっぱり長い。 [映画館(字幕)] 6点(2011-08-21 03:48:28) |
27. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
割と面白かった。 ハリーポッターにあまり興味がなくても結構いける。話がきちんとしているからだと思う。 [映画館(字幕)] 6点(2011-08-21 03:45:29) |
28. ハリー・ポッターと秘密の部屋
つまんなくはないけど、面白くもない。 中途半端というか、映画フォーマットに合わないんじゃないかと思われる。 [DVD(吹替)] 5点(2011-08-21 03:38:36) |
29. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
意外と面白くない。 なんというか、ホイチョイッぽい雰囲気。どや顔でバブル時代の細かい記憶を披露されるとなぜかイライラする。中身ががほぼ空っぽに近いのに、意外とバラバラにならずに2時間引っ張れるというのはこういう話にも確立した技法でもあるのか?、とか思ってしまうくらい何となく良くできてるのかも。 でも面白くない上に鑑賞後に何も残らないのはいかん。肉弾シリーズでさえ見終わった後にはなんか残ってる。受け手が娯楽や意味を求めて映画を見る、という当たり前の行為をすっぱり無視しているし、2時間という塊をひたすらなんの題材でも映画になる方法で作られた技術の結果にしてしまったのか。とにかく作ってる側の雇用創出的な、内輪の都合が滲んでるのが痛々しかった。 これだったら役所の、地域の映像会社を食わせるための道徳啓蒙映画だの交通安全映画の方が確実に意味があるといえる。なんにも用途が思い浮かばない映画はカラオケに流れてるオリジナル動画よりも不確かな存在だと思う。 [DVD(邦画)] 4点(2011-06-04 21:19:34) |
30. バロン
この頃のギリアム作品はそこそこ面白い。 この見せ物小屋的な世界観がたまらなく正統なんだ。SFX映画として凄く真っ当な血筋を引いている。どことなく100年前にメリエスが造り出したSFXというものを正しく引き継いだような感覚があり、実に良い。 ただ、メリエスの映画群と同じように、話自体は面白くない。その辺もぬかりない。 [DVD(字幕)] 6点(2011-02-12 18:29:08) |
31. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 おもしろかったです。 初見ではアメコミだし、と特に気にしていなかった忍者軍団ですが、もうちょっと考えようがありますね、今なら。アメリカ人が考える忍者っていうものの様式って、おそらく日本人が考える西洋騎士くらいブッ飛んでいるんだと思いますが、作っている側はそのブッ飛び具合がどれほどの物かは気にしていないんでしょう。 日本人からすると変的極まりないんですけど、日本人だけが観るわけじゃないですから市場的にはちょうど良いキャラ作りなのかもしれませんが、欲を言えば脚本をノーラン兄弟で練り直してリメイクもしくは差し替えエディションを、と望んでしまう着想ですよ本作は。 今なら普通に忍者軍団じゃなくてテロ組織に入ってしまったという流れでも良いような気がしますし、忍者なら忍者なりに作り込んでも良かったのかもしれません。 それにしても監督のシリアス路線の撮り方、職人芸です。もったいないなぁ、今の脚本技術ならものすごい話に化けそうなんですよね。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2010-09-18 22:51:23) |
32. ハゲタカ
《ネタバレ》 可も不可もなく。画的に惹きつけられる物があり、設定等なにかとんでもないところに行ってしまえる予感を感じさせるのだが、時間がたつにつれなにか不自然に感じられるところが気になってしまい残念だった。話自体はこのままでも「ん?」と感じずに済ませる方法はあったと思う。 [ビデオ(邦画)] 5点(2010-09-04 13:37:49) |
33. バットマン(1989)
コミック原作モノを、説明的になりすぎない演出や、超人が勧善懲悪をする話ではないというところのストーリーをこういう完成度で初めてやったというところがすごい。 アメリカでは80年代にすでに説明的なキャラ作りや場面展開を脱却しているのに、これが出来ていない日本の原作ものやロボットものの体たらくが悲しい。金が掛かっているはずの映画で必要のない説明を人物にベラベラしゃべらせたり、伏線になる過去を回想シーンでそのものズバリ入れちゃってみたりコスプレ大会してみたり、日本の脚本、演出技術はまだまだよちよち歩き。ドラマに至っては戦後数十年丸ごとアメリカに後れを取っている。 必然的に私も含め受け手も説明やメリハリをついつい要求してしまう。良くない風習。 でも、この映画はそんなことを気づかせると同時にそのことをあっという間に忘れて突然映画の世界に放り込んでくれます。 ダークナイトの完成度はこれの何枚も上手ですが、現実路線のヒーローモノの下地を作ったという意味で大変な価値を持っています。 それを抜きにしてもティムバートンらしいかわいらしさが所々混ざっているのも大きな魅力。 [映画館(字幕)] 8点(2010-09-01 02:54:18)(良:1票) |
34. パッチギ!
《ネタバレ》 映画自体は大変楽しかったと思う。フォーククルセダーズのヒット曲は好きだからずる賢い使い方には「なんて汚いやり口だ、最低な野郎だ。良くやった」と妙に素直に感心してしまった。 内容自体が楽しめて色々な思いがあるんだな、とちょっと良い気分にさせてくれるのは良い。 でも終始違和感を感じてしまうのは、住んでいる、というだけでここまでやって良いという境界線を軽く超えているような気がするのだけれど、余所の国の人から見たら主張の意味がよく分からないけどなんか感動した、という評価になるのだろうか。 主張に関してはどうしても受け入れることができないというか、なんかおかしい様な気がする。普段この手の話題のことはどうでも良いので特に考えないが、そのせいで何がおかしいかというような具体的なことは何ともいえない。 どういう理由があって、どういう権利があるとよその国でこんなに意味不明な主張がまかり通るのだろうか。日本以外でこういうことすると逮捕されたり下手すると撃たれないか?映画の技法で鑑賞中全然そういうことに気が行かない。そういう意味だとすごい技量だ。でも物語としては毒だと思う。 結局良い気分は長く続かない。 [ビデオ(邦画)] 4点(2010-08-03 01:18:45) |
35. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 もしかして、国の偉い人がこの映画の中の人たちくらいバカだったらどうしよう。すんごく笑えるかもね。っていう感じの軽いクスクス感が秀逸。 64年って言うとベトナムで民主主義が圧されている戦況ではないだろうか。ベトナムの脆弱性と共産圏の思想から作りだした世論に、アメリカ軍に軍事行動を極端に制限させ、結果アメリカ人が作りだした自制がしばらくアメリカ人を殺し続けることになる。 当時のベトナムでは共産圏と民主主義のせめぎ合いは、結局数年後に攻撃制限をやめたアメリカにより徹底的に北ベトナムを蹂躙することで終結する。アメリカとしての軍事行動は圧倒的な勝利でベトナムを制圧し、民主主義を守った構図であった。しかし、アメリカの撤退後再介入をさせなかった当時の世論は北ベトナムの再整備を許し共産主義による迅速なベトナム全土の武力統治を許してしまう。それを以てアメリカの敗北として悲壮感と軍への憎悪を自己陶酔の肴として重宝してしまう社会が作られてしまった。 この映画はそういった流れへのサブリミナル効果的に作用したのではないだろうか。目にした情報を信じるほか無い当時としては、このアホなアメリカ人というのを国家の一面として多分にすり込まれてしまったというのは無い話ではないかもしれない。そういう、ほんのブラックジョークのつもりで作られた映画が一人歩きし、平和を訴えたりとか無邪気に冷戦を批判してみせたりという主張にまで発展してしまうのは残念だが、古今東西を問わず人は千差万別だといわざるを得ない。 絶対この映画自体は単なるブラックジョークのたぐいで、映画としての完成度を真摯に追求した結果であると思う。けど、この映画を見て大まじめに平和を祈念する人を非難はできない。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-09 16:39:07) |
36. バイオハザード(2001)
ゲームキッズが気軽に楽しむっていう類の映画でしょうか。映画単体で面白いかどうかというと微妙。映画が観たいと思って見ると特につまらなくはないけど・・・っていう感じですね。 ゲームの方のファン向けかもしれません。既存映画からの拝借で手堅くまとまってます。 もう少し短くても良いくらいか。 [地上波(字幕)] 5点(2010-05-05 03:44:45) |
37. バカヤロー! 私、怒ってます
《ネタバレ》 可も不可もなくあるいはそこそこ。テレビでいいかも。 見ている間や、見た直後は何となくすっきりするけど一息つくと見ていたときに感じた、なんであんな人間に合わせるわけ?っていう気持ちや、自分が悪いとかそれがあんたの仕事じゃないのかとか、そういう気がして来ちゃって結局そんなには楽しめていなかったことに気づく。 4半世紀近く前の映画であることを考えると、現代にそう真に受けなくて良いのかなっていう感じがする。代用品はいっぱいある。 [地上波(邦画)] 5点(2010-05-04 14:57:53) |
38. バーン・アフター・リーディング
《ネタバレ》 なかなか。ツボに入った。元工作員が書いたインチキ自伝小説を機密書類だと勘違いする微妙にアホな人たちと、それに振り回される微妙にアホな人たちが良い。スパイものの極秘指令のお約束をタイトルにしてて見たり、どこまで本気か分からない微妙さもまた良い。 微妙なアホさ加減に終始ニヤニヤさせられるが、その塩梅たるや練られまくった印象。ガイリッチーがやりそうなプロットだが、その演出やストーリーが全然違う。つまり同じような題材を使いつつ全然違う楽しみが込められていてなかなか良い。 なぜコーエンズがガイリッチー的世界観なのかというところはよく分からないが、まじめさにウケる。こう言う映画ならまず音や画で楽しませようとするような、自転車で追いかけるシーンやあのバキューンなシーンでさえこう言うアホが居るよな、な実在感で迫る。 それだけに予測不能な演出にプッの連続。さすがにバキューンでは大笑いしてしまったが、全員狂ってますな世界は妙に静かな可笑しさで楽しめた。そういうテンションが好き。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-04-25 19:02:00) |
39. ハプニング
《ネタバレ》 味わいのある映画。監督がシャマランなので、ホラーやスリラーじゃない。 人がいちばん怯えていたのは、大切な人が死んでしまうことや逢えなくなってしまうことで、その状況下でのドラマが主題でした。こういうの好きです。シャマラン的には、サインの別企画なんでしょうか。この映画も宇宙戦争のオマージュがちりばめられています。 サインにはなかった納屋の男的なエピソードがこちらにはきちんと入っています。観ていてだんだんハハァ、とわかってくる作りが秀逸でしたがテーマ性とシャマラン性のバランスがやや良くない感じも。新しい方向を模索してるのかもしれないですね。 それから邦題が良くない。素直に直訳の熟語で良かったと思うんですよね。日常を破壊する「出来事」を体験する映画として見ると楽しめます。オチとかどんでん返しの突飛さにばかりフォーカスされますがそういう映画はもう撮らないのかも。 [映画館(字幕)] 7点(2010-04-25 18:20:01) |
40. バトルガンM-16
《ネタバレ》 テレビでやってたら見とけな作品だ。 とにかく凄い。十二分にブッたまげることが出来る。言いたくてしょうがなくなるほど凄い。もういっちゃえ的にバラしてしまうと、会社従業員として社会復帰したカージーが、娘をドラッグ中毒でなくしたばっかりにオッサンにそそのかされて、昼夜問わず射殺しまくりますよ!なストーリーで、最後は黒幕をロケットランチャーで爆殺!目撃した刑事は逮捕してやれよ!なお話です。 いやいや堪能した。面白いです。前作も普通に楽しめます。この映画は人を選びます。ブロンソン肯定属性が必要。 [地上波(吹替)] 6点(2010-04-20 20:08:23) |