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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4673
性別 男性
年齢 41歳

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101.  はやぶさ 遥かなる帰還 《ネタバレ》 
思っていたよりも硬派な作りでしたね~。人間ドラマを前面に押し出した内容になると思っていたのですが、山口プロマネのお父さんの話と、記者の女性の家族の話が絡むぐらいで、主軸ははやぶさ、そして特に藤中教授とNECの人との絡みが中心でしたね。全体的な演出が控えめなので、劇的な感動ではなく、静かだけどしっとりとした良い余韻の残る感動という感じです。個人的に関心したのは、日本の宇宙開発は、ものすごく少ない予算でやってるんだということを映像で見せていたということ。宇宙研の施設はかなりのお古なので、NASAの人はびっくりしちゃうんだよね。はやぶさ自体も凄く少ない予算で、それでいてとてつもなく大きなことをやり遂げたわけで。のぞみの失敗が、はやぶさの成功につながっているんだということも、一応は台詞で語られてはいたけど、1ビット通信の話も出してもっと全面に押し出しても良かったかも。宇宙開発に限った話ではないけど、失敗の経験が成功に生かされているので、失敗は無駄ではないんだよってことにも触れているのは好感持てる。これはある意味、マスコミ批判みたいな面もあるんだけどね。逆に少し疑問だったのは、藤中教授の森内の口論の中で、森内が言ってた台詞。どこまで史実なのかはわからないけど、あの状況でイオンエンジンの信頼性が落ちるからと反対するものだろうか、と気にはなりました。なんにせよ、運用の上での様々なトラブルにより、NASAとか、身内とか、財務省とか、いろんなところから理解を得るのに苦労してるわけですよね。はやぶさの成功は、時折の決断の数々が導いている。「もしこの時、言われるがままに諦めていたら、、、」「もしこの時、リスクをとらずにやらない道を選んでいたら、、、」この成功はなかった。はやぶさの物語は、すべての人の人生にも当てはまる教訓を教えてくれている。初めてやることなんだから、最初からうまくなんていかない。だから困難はつきものであり、その困難に抗うか抗わないか、屈するか屈しないかが、成功か失敗かを分け隔てる要因となるんだ。
[DVD(邦画)] 7点(2012-08-04 22:32:04)
102.  ×ゲーム(バツゲーム)(2010) 《ネタバレ》 
いい点と悪い点が混在しているような作品でした。出ている面々をみてアイドル映画だと思ってたので、ほとんど期待はしていなかったせいか、思っていたよりもよかったです。序盤に出てくる蕪木毬子の見せ方が結構怖かったし、罰ゲームの小道具や焼き印のシーンなど、それなりにエグくてよく出来ている。逆に駄目な点は、まず演技が大根であること、そして、例えば英明がトゲトゲ椅子やらかぎ爪やらで相当なダメージを負っているはずなのに、割と平然としているということ。そして理香子が妄想かなにかのような、あいまいな表現で描かれているということ。そして、「全裸の刑」を、映さずにうやむやにしてしまったこと(笑)。確かに、子供の頃のいじめというのは酷いものばかりだし、ほとんどの場合は罪も償わずに終わるので、こういう因果応報組織みたいなのをこしらえたくなる気持ちもわからんではないが、英明みたいなのも処刑にしてたら日本の人口は相当減ってしまいそうな気がする。まぁ、他の山田悠介原作の映画と比べたらかなりマシな出来映えであることは事実です。
[DVD(邦画)] 5点(2012-08-03 00:47:28)
103.  罰ゲーム 《ネタバレ》 
至極退屈です。ストーリーもちょっと意味不明なところがあるし、、、。無数のつるはしを飛ばすマシーンとか、骸骨と腐ったパンの食卓シーンとか、殺戮シーンなどいろいろと独特、その独創性だけは評価したい。
[DVD(字幕)] 3点(2012-07-29 01:05:51)
104.  パーフェクト・ゲッタウェイ 《ネタバレ》 
いや~、これは「反則」なんじゃないでしょうか。中盤まではそれなりに面白く観れたのですが、この終盤は出来の悪い夢オチの映画を観たときと同じような気分になりました。ヤク中のクリフと彼に仕方なく付き合うシドニーの二人でなりすましをするっていう設定は、話に矛盾はないのかもしれませんがそれ自体あまりに強引としか言いようがなく、これで「なるほど~!そういうことだったのか~!」なんて爽快なカタルシスはとても感じる事出来ません。二人の演技は、前半と後半でまるで別人であり、善人と悪人を演じ切る彼らの熱演は評価したいがやはりそれ自体無理がある。人生をめちゃくちゃにされたと感じる男に、そこまで一緒になってなりすます必然性がわからない。唯一見どころは、ハワイの美しい景色。前半までは良かったのと絶景に5点。
[DVD(字幕)] 5点(2012-07-28 22:45:02)(良:1票)
105.  バビロン A.D. 《ネタバレ》 
全く面白くなかったです。なぜ面白くないか。中身が空っぽだからですよ。空っぽの主人公にやたらと無敵なシスター・レベッカ、理解不能キャラのオーロラに訳の分からないケンカをしてる宗教団体。もうなにがなんやらですよ。誰にも共感出来ないストーリー。特に、特殊な能力を持つとされるオーロラが一番よくわからない。特殊な能力っていっても、最後を除いて単にわめいたり、台詞で語られたりするだけで映像的にはそう見えない。え?なに、勝手に妊娠?トーロップが父親?なんのこっちゃ。退廃的近未来の世界観にだけ3点つけときます。ストーリーは0点です。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2012-06-26 13:57:50)
106.  パラノーマル・アクティビティ3 《ネタバレ》 
割と良かったと思います。 やってることは前2作と同じなんですが、 本作は「驚かし方」が秀逸。 出そうだな~っていうところはついつい目を細めて身構えちゃいました。 お化け屋敷的なノリで楽しめると思います。 そして、今回新たに登場した「首振りカメラ」がはいいアイデアですね。 左右を交互に撮影する映像が、恐怖を演出するにあたっていい味出してます。 ポルターガイスト現象が少しやりすぎかな?とも思いましたが、 この手のものは3作目ぐらいになると駄作というのがお決まりの中、 本作はよく頑張ってたと思うので6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2012-06-17 01:01:28)
107.  パーフェクト・センス 《ネタバレ》 
制作者が伝えようとしているメッセージは一応わかる。 人間というのは、ものに溢れいろんなものが満たされる世の中で、 本当に大切なものをついつい忘れがちになる。 一つ一つの小さな出来事、日々の出会いにふれ合い、 どれも素晴らしいものなんだ。失って初めて気付くその大切さ。 それを気付かせるために「SOS」というシチュエーションを 設定したんだろう。 劇中、幾度となく見せられる世界中の人々や風景の映像と台詞で それらのメッセージが詩的に伝えられるのだが、 話の主軸である二人の恋愛そのものはどうにも感情移入しづらい。 ドラマを楽しむというよりは、観念から思いを巡らせるタイプの映画。
[DVD(字幕)] 5点(2012-06-16 23:57:26)
108.  ハウス/HOUSE(1977) 《ネタバレ》 
これはすげえや。今までに数千本という映画を観てきましたが、ここまでぶっとんだ映画は他にお目にかかっておりません。なんというか、一般的には欠点と指摘されるようなことを、徹底して貫いてそれを魅力に転換させているという感じを受けますね。例えば、背景の絵なんかは、凄く綺麗に描いてるけれども一目で絵とわかるわけですよ。それは普通ならチープさの一言でマイナスに受け取られるけど、この作品だとそれが漫画的なファンタジー世界を作り上げるにあたって、逆にこのキッチュさが魅力になってるわけですよね。それから、キチガイみたいにやかましい音楽も、台詞が聞こえずらくなるほどで普通ならこれも欠点の烙印を押されそうなもんだけど、これがまたこの独特な雰囲気を生み出していてプラスになってるんです。やたらと多用されるワイプとか早送りや巻き戻しなどのエフェクトなんかも、映画的な意味は全くないと思うんだけど、それもまたシュールさを生み出す構成要素になってる。お屋敷の内装だって、見るからにセット臭いんだけど、それがまた異世界感を出して良いんですよね。そんなわけで、マイナスを全て魅力に変える事に成功してる希有な作品だと思います。いや勿論、ほとんどの人は受け付けない内容だと思うし、大林監督の少女趣味が全開なのでとても人にはお勧め出来ないんですが、こういうヘンテコな映画は大好きなので、高得点差し上げちゃいます。メロディーがピアノに指を食べられ、「あら、ないわ~」なんて言いながら全身も食われちゃうシーンとか、オシャレが巨大化して、「おおきい唇~」だなんて言われるシーンとか、ガリが全裸になって水中バレエするシーンとか、猫の掛け軸が「ニャー!」って恐ろしい顔になってクンフーが電灯に頭から食われものすごいサイケな映像になるシーンとか、印象深い場面はたくさんあるのですが、個人的にはそのクンフーが見せるクンフーアクションの唐突感がツボです。僕の頭の中、凄い勢いでかき回してくれました。
[DVD(邦画)] 9点(2012-04-24 16:24:52)(笑:1票)
109.  HUNT ハント(2006) 《ネタバレ》 
これはあかん。どんなにダメな作品でも、なにかしらいい点を捜して書くようにはしているのですが、良かったところが一つもなく、。100%まじりっけなしのつまらなさで出来ています。ブードゥー教だかなんだか知りませんが、全くもって理解不能のストーリーでついていけず。わずか79分の上映時間がこんなにも長く感じるとは、、、とてつもなくトホホな出来です。
[DVD(字幕)] 1点(2012-04-12 02:04:06)
110.  蝿の王 《ネタバレ》 
原作はまだ読んだ事ありませんが、尺が90分しかなく、ちょっと駆け足すぎるのではないかな、という雰囲気が見て取れます。最初にヘリがやってくるシーンも、爆発して突然ブツ切れで一体なんなのっていう風に思ったし、サイモンが殺されるシーンも、野生派たちの恐怖心が原因とはいえさすがにあれを怪物と間違えるってどうなのよ、ていう気もするし。尺を倍の長さにして、もっと丹念にきっちり描けば、さらにぐんと良くなったのではないかと思います。映像的にはかなり頑張っているわけですし。豚の頭を切り取るシーンも、本物の豚さんを使っているし、ピギーやサイモンが殺される画もけっこう生々しい。そういう本気度が伝わってきて、他に類を見ない、かなり特異な作品だなと感じたので多少点数は甘めです。文明から外れ、世間帯も常識も法律もなくなると、眠っていた本能が目を覚ましてしまう。その恐ろしさみたいなものを描いているんだと思うけど、個人的にはそういう個人の本能うんぬんよりも、「集団の怖さ」を強く感じた次第です。野生派のリーダーも、ああやって暴走するのはたくさんの仲間を従える事が出来たからですよ。そして行動を共にする彼らも、単に肉が食べたいからとか、逆らうと怖そうだからとか、あっちのほうが面白そうだからとか、そんな感じで野生派になっていくわけでしょう。そんで野生派が多数になると、少数派になった文明支持派をうわ~って突撃して、せせら笑って攻撃する。その「集団の怖さ」がなにより恐ろしい。人間というのは社会的な生き物で、それ故に人間らしさ、繋がりや絆、友情、思いやりというものを生み出してこれたんだけど、そういう「組織」というものは、当然ながら負の側面もあるわけですよ。それが端的に描かれたのが、あの野生派だと思うんです。ラストで兵士と遭遇した少年たちの唖然とした表情が印象的。
[DVD(字幕)] 7点(2012-04-02 21:55:34)
111.  ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊 《ネタバレ》 
声優陣がものすごく豪華で驚き。よくもまぁこんなにスターが集いましたねぇ。 つまらなくはなかったけれど、個人的には前作のほうが面白かったです。 ストーリーがね、氷山に閉じ込められたペンギンのみんなを助け出すと言う、ただそれだけなので 全然広がりがないんですよ。だから、ストーリーテリングそれ自体はたいしたことない。 メッセージとしては、どんなキャラでも、団結すればなんでもやりとげられるんだっていう、 仲間の大切さと個性の尊重を訴えています。 オキアミみたいなちっこい奴でも、ちゃんと世の役に立つんだ、そして一度は断りながらも、 ちゃんと恩を返しにきてくれたゾウアザラシなど、ストレートに描いていて子供が観るには悪くないです。 そしてなによりも、環境保護を訴えてる。温暖化が南極の生き物たちを危機に追いやってるんだということを これまたストレートに表現していて、このシリーズの一貫したテーマなんだろうなという気がする。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-03-24 18:29:49)
112.  はやぶさ/HAYABUSA 《ネタバレ》 
はやぶさを打ち上げから帰還までずっと追い続けてきた宇宙オタクの自分としては、はやぶさの劇映画化というものをずっと心待ちにしておりました。3つのはやぶさ映画が製作される、その第一弾が本作ということで、とても興味深く拝見致しました。最初に西田敏行が講演ではやぶさのことを延々と語りますが、自分としては「なにを今さら~」みたいに思っちゃったんですけど、でもよく考えたら知らない人のほうが大半なんですもんね。確かに、ある程度の説明は最初に必要なのかも、と納得。はやぶさは、そのあまりにドラマチックな展開故に擬人化され、そしてそれは実に日本的なものであると文化論的に言われたものだけど、この擬人化が、国民によりわかりやすく、特に子供達に興味を抱かせ、理解させたことに繋がったんだというのがちゃんと描かれていて、その点は大いに評価したいです。中でも、はやぶさだけでなく火星探査機「のぞみ」にも触れている点が特筆すべきところで、のぞみは一般的に「失敗」の烙印を押されているけど、そりゃまぁ火星周回軌道に乗れなかった事は失敗かもしれないけれども、その失敗は無駄ではなかったわけです。宇宙開発だけでなく、何事もそうだけど、「経験の蓄積」が凄く大切なんですよね。その経験、失敗の積み重ねの上に成功がある。それは運用チームの経験という意味もあるし、技術的にはたとえばのぞみの運用によって考案された「1ビット通信」がはやぶさの運用にも活かされている。要するに、人はなんでも「成功」か「失敗」のどちらかに分けちゃうけれど、実を言うと失敗なんてないんです。あるのは「成功」か「成功する為に得た経験」のどちらかなんです。なにも失ってなんかない。チャレンジすれば、ちゃんとなにかしら得られるんだから、どんどん挑戦するべきなんです。それなのに、今の日本人はあまりに「失敗」という名の幻影に恐れ、身動きがとれなくなってる。劇中の台詞にもあったじゃないですか。「出来ない理由を並べるんじゃなく、どうすれば出来るかを考えましょう」って。はやぶさの偉業って、今の日本に一番欠けている教訓だからこそ、より一層多くの人の心を揺り動かしたんだと思う。その事実がきちんと盛り込まれていたので、うまくまとめあげてくれたなと個人的には及第点を与えたいです。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2012-03-13 22:30:37)
113.  バタフライ・エフェクト3/最後の選択 《ネタバレ》 
2作目が、1作目の焼き増しだったので、また同じこと繰り返してもしょうがないだろということで違う路線をとったこと自体は評価出来る。それまでの設定に、犯人を見つけようという推理サスペンスを加え、堅実なストーリー運びになっていると感じる。ただ、どういうわけか、おそらくは監督の趣向なんだろうとは思うが、殺害シーンがスプラッターばりのグロテイストなのである。最初のママ殺害シーンで、あんなに見せつける必要があるんかいな、とまず思ってしまう。実際、このストーリーと作風で、そこまでグロである必要性がないと思うのである。妹が実は犯人で意識移動出来るというオチは予想外だったけど、それ故に正体を明かしてから突然「愛」を告白するのはどうにも唐突であるように思う。そういう思いがあるのなら、それまで内緒にしている必然性がないのだから。
[DVD(字幕)] 5点(2012-03-13 14:13:07)
114.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
すご~い! 本当に「切ないハッピーエンド」だ~! いやね、この主人公の特殊能力は、当然のことながら我々には体験しようもない、超常的なものですよ。別の人生を生きる自分にピュッピュピュッピュと行き来するなんてね、神様並みの能力ですやん。にもかかわらず、主人公に肩入れし、そしてラストの決断も深く共感出来るのはなぜか。それはやっぱり、人間誰しも恋愛をし、そして酸いも甘いも苦いも辛いも、みんないろんな経験するからですよ。特に、「好きだからこそ自分が身を引く」っていうのは、自分が不釣り合いだと思ってる片思いの人や、自分よりも別の人と結ばれたほうがあいつは幸せになれるって考えた人が取る行動で、そういうのは多かれ少なかれ、みんな似た様な思いを経験してるはず。そのシチュエーションを、SFの舞台設定によって実に鮮やかに作り上げたことが素晴らしいと思うのね。だから、ストーリーの多少の強引さや粗さも許しちゃう。この舞台設定によって、他の恋愛映画にない「切ないハッピーエンド」を観客は味わえたんだもの。そしてこのハッピーエンドは、むしろ普通のハッピーエンドより観る者を一層癒してくれているように思う。
[DVD(字幕)] 7点(2012-03-12 19:19:46)(良:1票)
115.  バタフライ・エフェクト2 《ネタバレ》 
これはこれでそれなりに楽しめるとは思うのだが、いかんせん前作が良過ぎただけに、比較してどうしても低評価をせざるを得ない。基本的にやっていることは前作と同じだけど、ラスチの切なさが皆無だもんね。そもそも、ああいうヒット作の続編となるとハードルがどうしても上がってしまうから、どうせ続編をやるのなら全く違う展開でやったほうが良かったんじゃないかしら。一番問題なのは、主人公がどうにもいけ好かない奴だってことだよね。かの時を救う為どころか、自分が出世したり気に入らない奴に復讐したりする為にあの力を使っちゃう。まぁ、だからこそ破滅の道にいくという笑うせえするまん的な流れなんだけど、こんな主人公だとなかなか肩入れがしにくいよね。
[DVD(字幕)] 5点(2012-03-12 18:54:12)
116.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 
コーエン兄弟の作品って、どうも自分に合わないものが多く、本作もほとんど期待せずに鑑賞したのですが、意外や意外、けっこう笑えましたねぇ。もちろん、癖のある独特なユーモアなので、人を選ぶことは間違いなく、その為賛否両論があるのも納得出来ます。しかも、あえて「くだらない」「中身のない」「まとまりのない」映画として作ってますからね。特にラストなんて、まるでオチがないような締め方。「え?これで終わったの?」てそのときは思ったんだけど、そういう終わり方も含めて狙って作ってるんでしょうね。この作品の一番の見どころは、豪華俳優人が見せる「おバカキャラ」の数々。特にブラット・ピットが一番のツボで、いわゆる運動バカ系のキャラですよね。運動大好きで筋肉はたくさんついてるけど、脳みそはすごく小さい人みたいな(笑)。プレーヤーで音楽を聴きながら披露する謎のダンスが最高です。そしてジョージ・クルーニー。一見すると知的でクールにみえるけど、実際はお調子者のエロ男爵。ついつい下ネタが口から滑り出してしまうという。途中、ものすごく卑猥なマシーンを披露しますよね。あれだけチャラいキャラなのに、あんな手の込んだマシーンを一人で作ってたんかい(笑)。その姿を想像するだけでまた笑える。ブラピが、クルーニーに一瞬で射殺されちゃうけど、人が死ぬシーンであんなに笑えたのは初めてでしたね。クローゼットをばっと開けられて、そんでニコッと愛想笑いした瞬間に銃で殺されるという、あのアホらしさがたまらない。
[DVD(字幕)] 7点(2012-02-25 22:49:54)
117.  パルス 《ネタバレ》 
う~ん、、、全然怖くありませんでした。薄暗いトーン、冷たい色調の画面は良いのですが、結局「あいつ」とやらがなんなのか、さっぱりわからずじまい。幽霊?悪魔?いや、見た目は宇宙人っぽい、、、。いずれにせよ、電磁波に乗ってやってくるという、なにかしらの電気体なのかなと思うのですが、赤色のテープで入ってこれなくなるという、なにやらアホみたいな設定付けがなされている。こういうところに一切の説得力を感じない。残念ながら、駄作だと思う。
[DVD(字幕)] 4点(2012-02-25 15:44:48)
118.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 《ネタバレ》 
実を言うと続編を先に観てしまい、それが凄く面白かったのでこちらを観てみる事にした次第です。鑑賞してわかったのは、続編はこれと全く同じ事を繰り返してたんですね(笑)。舞台を変えただけで、ストーリー展開は焼き増しという。でも、繰り返したくなるのもよくわかるぐらい、この映画はシナリオがよく出来ている。起きてみたら、部屋が散らかって鶏やらトラがいる。親友がいない代わりに赤ちゃんがいる。一体どういうことだ?という始まりから、3人はまるで刑事にでもなったみたいに一つ一つ謎を解明していく。それこそまるでミステリー映画の様相なんだけど、それをとてつもなく低俗でお下劣な内容でやってる。いちいち笑えるし、なによりこの「度を超えた下ネタ描写」がこの作品の持ち味。そんなわけで、下品なのが苦手な人は全くダメだろうけど、そういうの大好物の方にはお勧めの作品。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-02-20 22:25:37)
119.  ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 《ネタバレ》 
前作はまだ観てなかったんですけど、なんの予備知識なしでもすんなりと鑑賞することか出来ました。オリジナリティ溢れる、かなりぶっとんだストーリー展開に驚き。特に下ネタシーンの凄まじさは、他の追随を寄せつけませんね。ここまで見せられたらそりゃあ笑っちゃいますって(笑)。そんでまたお猿さんの賢いこと賢いこと。小さい人間みたいに見えてきます。弟が、指を切断しても全く気にもとめてないみたいな感じですけど、こういう大らかさがまたいいんですよね(笑)。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-02-10 20:56:27)
120.  ばかもの 《ネタバレ》 
とってもいい映画でしたね。ストーリーの組み立てが、いわゆる「映画的」ではなく、どこにでもいる人たちの人生をリアルに丹念に描いているから、見ているこちらも自然と共感出来る。「あぁ、こういう人いるよなぁ」とか「自分にもこういうところあるなぁ」とか。学生時代に、年上の女性と付き合うも裏切られ、アルコール依存症になってしまい、社会人となってもそのせいでうまくいかず、周りからは白い目で見られ、友人からも愛想付かされ、新しい恋人を不幸にし、家族に大変な迷惑をかけてしまう。そしてかつて自分を裏切った女性と再び出会い、互いの心の傷を慰めあい、依存症から克服するという話。鑑賞していると、凄くもどかしい辛さを体感するけれども、でもこの作品に出てくる人たちは、主人公も吉竹も、宗教にはまった女の子も学校の先生の恋人も、お店の人やもちろん家族も、誰一人悪くないんですよ。みんないい人たち。彼らがこうも苦しい思いをした理由は、人間の罪や悪さじゃなく、弱さと優しさなんですよね。私はこの事実に、大いなる希望を見いだすことが出来るんです。例えば人間は本質的に善だとする「性善説」と、本質的に悪だとする「性悪説」があるけれど、人が人を傷つけたり、悲しませたりするのって、悪さや罪の心というより、弱さや優しさからきてる場合のほうがほとんどなんですよね。それは皮肉な話なんだけど、逆に言えばその事実を認識すると、人は人をもっと労る事が出来る。いろんな人がいるけれど、みんな本当は弱くて、心の中では優しいんだって。ラストの、キラキラと輝く清らかな川の映像は、そんな人間への暖かいまなざしを表現しているようでとても美しかった。隠れた名作といっても過言ではありません。
[DVD(邦画)] 8点(2012-01-31 00:05:33)
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