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1.  ハロウィン(2018)
この作品、別の映画の続編だったんですね!な・る・ほ・ど…。  それを知って観ていたら、もう少し評価が上がったかもしれません。 序盤の殺人鬼の描写や殺人鬼を迎え撃つ気満々の女性等など、匂わせというか勿体ぶった設定だなぁ…と思ったエピソードは、制作側からの「その後の皆さんです」という紹介だったわけですね。なるほど。  まあそれでも、話の展開がすべてお約束通りで意外性はゼロ、しかもその「お約束を丁寧に丁寧に」作っているので、途中で退屈しました。それは続編であろうとなかろうと、この作品の最大の欠点だと思います。 お約束以外の部分がまったくなく、かろうじてクライマックスでヒロインの母(おばあちゃんの娘)が殺人鬼をだます部分だけは、「おっ」と思いました。でも本当にそれだけ。  料理とかと違って、定石を丁寧に作ったからって映画のクオリティは上がらないんですねぇ。そりゃそうか。  殺人鬼を迎え撃つおばあちゃん(というには若くて壮健)にもっと寄り添ったストーリー展開だったらよかったのかも。十代のヒロインはお約束通り泣き叫んで逃げるだけの役で、おばあちゃんを信じない母親は何もしないし、普通に殺人鬼に人が殺されていくだけでストーリーに工夫も意外性もないしさ、見るのが面倒くさくなっちゃいましたよ。  制作側は楽しく作ったのかもしれませんが、観客あっての映画ですから、もう少し観る側のことを考えた映画作りをしてほしかったです。
[インターネット(吹替)] 4点(2022-03-19 14:55:34)
2.  ババドック ~暗闇の魔物~ 《ネタバレ》 
すごい演技達者な女優さんと子役さんでした。 特に子役がすごく上手で、「乱暴で不安定で育てにくい子」になりきっているので、観客はみな「このガキ、うぜえ」と思ったのではないでしょうか。  そうやって「育てにくい子を虐待しかねない親の気持ち」がわかるようにしておいて、母親がどんどんおかしくなっていく描写を入れていきます。 ババドックに取り込まれ、愛していたはずの子に暴言を吐き、放置し、最後には存在を消そうとすらしようとします。 もし単純に虐待シーンを描いただけだったら、「虐待母か。最低だな」と思われて終わりですが、最初から丁寧に親子関係とその変化を描くことで、観客の気持ちをちゃんと引っ張っていきます。  そして、『ババドック』というのは、母親の心の影であり弱さであったようです。  『ババドック』の絵本を作ったのも母親自身です。いい母親でいようと努力し続け、本音(つらい、子どもが鬱陶しい、憎い、逃げたい)を抑圧し続けた結果、ババドックが生まれたのでしょう。  なぜそこまで子どもへの強い愛憎を持つに至ったかは、ラストでわかります。 子どもの誕生日と夫の命日が同じ日であること。夫は、出産した病院へ車を走らせている途中で事故にあい、死んだこと。夫への愛情と喪失が子どもへの愛情と憎しみを産んだのは、無理ない事と言えます。  一面的に「虐待は悪だ」「悪い母親は最低だ」と人間を断罪するのではなく、丁寧に子を虐待する母親の心を描いた作品ともいえますね。 どんな母親でも本当はいい母親でありたいのだ、と。自分の心の弱さと闘う母親もひどく苦しんでいるのだ、という事をちゃんと伝えようとしています。  そして、人の心の弱さは絶対に消えません。 それがわかっているから、ラストで母親は、弱さである『ババドック』を飼いならす努力をしているのです。 大人は大変ですね。 けれど、子どもは魔法が使えます。どんなタネなのかまったくわからないミラクルを持っていて、母親を幸せにしてくれるのです。それが最後の手品の場面なんだと思います。  サイコ・サスペンスかと思ってたら途中からホラーになって、「キャーこわい」と思ってたら、ラストですごく深いテーマだと気が付かされました。よかったです。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-17 10:46:59)
3.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
なんとも残念な三流ラブストーリーにしちゃったもんだ。  ラストがいけない。 仮にも「愛」を描くなら、コールドスリープに戻るか否か悩むオーロラにジムが一服盛って、宇宙船でひとり寿命をまっとうするラストにするべきだった。 90年後に彼女が目覚めると、宇宙船いっぱいに森や小動物などの自然が広がっていた…みたいな。 それが本物の愛ってもんだろう。 そしてジムが罪を償うには、その方法しかなかったはずだ。  愛し合う二人がずーっと宇宙船で生きていく…というには浅すぎる描き方。 最初のうちはイチャイチャしてればいいだろうけど、どんだけ愛し合っていようが、そのうち飽きる。 特にオーロラは、ライターで名を上げたいから宇宙船に乗船したほどの上昇志向の持ち主だ。 悪いが、ジムと一緒にいるだけで満足できるのは一年がいいところだろう。 そこら辺をうまく描けないもんだから、「運命の人」とか陳腐な単語を持ち出すとは、ガッカリだ。  後半は、ご都合主義の塊のようなストーリーだった。  まあ最初から設定自体がいかにも男目線のご都合主義だからなぁ。 ブルーカラーの機械工の男が、有名作家の娘の美貌の女を目覚めさせる。 一般社会では出会うことのない、住む階層がまったく違う二人。そこを男は自分の欲望のまま女を選び、目覚めさせる。まったくもって嫌らしい設定だと思う。  いかにもアメリカのマッチョな男向けのストーリーだわ。 こんなんで真実の愛だの言われると、ため息が出ちゃいますね。  現実だったら、オーロラは一人コールドスリープに戻り、ジムはひとり残される。 そして冬眠中のオーロラに毎日会いに行く。 おっさんになり、ヨボヨボの老人になっても毎日若く美しいままの彼女に会いに行く。 そしてひとり、息絶える。  そーゆうラストだったら、真実の愛を描いたラブストーリーだと認められるんだが。 どうだろう。
[DVD(吹替)] 5点(2017-11-16 22:27:04)(良:1票)
4.  ハウンター 《ネタバレ》 
非情な殺人鬼の手によっていきなり生を断ち切られてしまった者の魂は、こんなふうに彷徨うのか。 何もなければ平和に続いていくはずだった家族との日常を、どこにも存在しない真っ白な霧の中で、永遠に繰り返すのか。 なんと哀れで、なんて悲しいんだろう。 死後もこんなふうに彷徨わなくてはならなくなるなんて、観賞中に、他人の命を奪う事の罪深さについて、思いをはせてしまった。  そして、ようやく自分たちがすでに死んでいると家族全員が気づくことができ、あちら側(死後の世界)へ行けるようになったにも関わらず、ヒロインはたった一人、家に残る決断をする。 現実に今、殺されかけている少女を救うため。かつての自分のようにその少女が殺されようとしているのを、ヒロインは見過ごせなかったのだ。 彼女の勇気と優しさと、人間を信じる心。彼女の強くて優しい人間性が、美しくもせつない。  幽霊物としては一般的な設定かもしれないが、とても自然に謎に引き込まれるような展開を重ねてある。 主役が自分は死んでいる事に気づくまでを淡々と描き、そこへ現実の人間と霊との錯綜した交信をからめ、霊になっても人を殺し続ける恐ろしい殺人鬼との闘いを描いた。 派手なドラマがないので一般受けは難しいかもしれませんが、脚本もかなり凝った良作です。
[DVD(吹替)] 6点(2016-05-30 22:38:35)
5.  8月の家族たち 《ネタバレ》 
「夫は去った。自分の死期は近い。集まる妹夫婦、娘一家たち。久しぶりに会ったからって、仲のいい家族ごっこなんかしない。徹底的にぶち壊してやる!」  と、強い決意を持ってメリル・ストリープ演ずるヴァイオレットが「家族」をぶち壊していくストーリーでした。多分に他の家族たちの自爆部分もありましたが。 しかし、そこまでぶち壊さなければならないほど、彼女は家族たちが許せなかったのでしょうか。 「もっと認められ尊敬され尊重され愛されたかった」という狂おしいほどの願望と「それらはひとかけらも手に入らなかった」絶望、「自分が望んだようには何一つ育ってくれなかった娘たち」への失望、「自分をひそかに裏切っていた夫と妹」とのパワーゲーム、老いに蝕まれ癌に侵され「自分の人生のストーリーに何一つ満足できない」虚無感が、彼女を狂気に近いほど攻撃的にさせたのでしょうか。  しかしあそこまでモンスター級に描いてしまうと(演じられてしまうと)、観る側はみな「あんな母親のいる家からはそりゃ誰だって逃げ出したいよ」と思うだろう。 次女のアイビーは逃げ出せなかったが…あの後、自殺でもしなければいいのだが。たぶん彼女はそこまで弱くはないけれど(腐ってもヴァイオレットの娘だ)、けれど長女のバーバラほどには強くはない。 あの絶望的なラスト、一人ぼっちのバーバラは、やがて年老いた時、ヴァイオレットになってしまうのかもしれない。たぶん、それほど彼女も強い。ヴァイオレットから引き継いだその強さが、自分の家庭を壊してしまったのだから。きっと、バーバラが自覚しているその恐れが、ラストで自分自身を母親から引き離したのだと思う。  いや、離れた方がいいです。醜い自我むき出しの野生の手負いのケモノみたいな危険な人。同情も憐憫もわきゃしません。怖いでしょ、あんな人間。  この作品は映画としてどうなのか、と思ったのですが、戯曲の映画化だったのですね。それで色々納得いきましたが、評価が難しいですね。 映画向きではない脚本だったと思います。が、役者たちの熱演・怪演を評価してこの点数で。
[DVD(字幕)] 6点(2015-02-06 23:50:16)(良:1票)
6.  パラノーマル・アクティビティ3 《ネタバレ》 
ベビーシッターさんが一番ビックリさせてくれました。「うふ♪びっくりした?」……ハイ、この映画で一番ビックリしたシーンでした。  意外に、2より良かったです。3作品の中では一番いいと思いました。 1は恐怖を目新しい手法で撮り、2は目新しさはないものの悪魔の目的とその達成を描きました。3は、そもそもナゼ悪魔がこの姉妹に憑りついたのか、悪魔と契約した人間が誰かとその目的等、すべてを明かしています。なのでこの作品が一番映画になっていると思います。  でも~、悪魔から富を授けてもらう代償に、一族で最初に産まれた男児を悪魔に捧げる、という契約ですが、あまり元が取れていないのでは~。 富といっても、デカイ家に住んで仕事の少ない夫を養える程度の富でしょ。メイドがいるわけじゃなし、自分で子育てして外出の時だけベビーシッター雇ってって、あちらの普通の生活でしょ。せいぜい「中流の上」だと思うのですが。 その程度の「富」と「孫息子」を交換て、割に合わない気がします。ワタシだったら契約しませんねぇ。  今回、ちゃんと家から主役夫婦たちが逃げ出したので、イライラしませんでした。前2作は、「家から出ればいいのに~イライラ」というのがありましたが、今回はちゃんと逃げた。そのうえ、 この家おかしい!霊がいる!逃げなきゃ! → 親の家へ → そこは魔女の本拠地でした → 親(魔女)に殺られました!  という流れなので、観てる側はイライラどころか圧倒されました。とてもよく出来ていたし、最後まで目が離せず面白かったです。
[DVD(吹替)] 6点(2013-03-07 09:15:07)(良:1票)
7.  パラノーマル・アクティビティ2 《ネタバレ》 
第1作は目新しさはあるものの、謎を引っ張って次回作へ続けるというオチがイマイチ、とレヴューしたのですが、今回もソレかい! あ~ヤラレた。このネタでどこまで引っ張って稼ぐつもりなんだ。日本の無理やりシリーズ化したつまらんドラマみたい。  展開も前作とまったく同じ。 ラスト数分の悪霊付きケイティの殺しっぷりを見て、それまでの1時間半近くの視聴時間はすべてムダ…と思ってしまいましたよ…。 パッパと憑りついて、サッサと息子をさらっていきゃいいのに。それができるハズなのに、プールの掃除機をお外に出してみたり、ジャグジーを熱湯にしてみたり、フライパンを落としてみたり、燃やしてみたり。 コワザに凝るのは他にネタがないからなんだろうけど、正直、怖いより飽きちゃいました。  ティーンの娘がインターネットですぐ突き止められる悪魔の正体、ってのもチャチすぎでしょ。 ウジャ・ボード(こっくりさん)や霊感の強いメイドさんを登場させてますが、うまく生かし切れていない感じ。 というより、観客側の興味を引きそうな小道具をそれなりに出してはいるけれど、それで結論まで引っ張る気はないというか、次回作を作る気満々で、とりあえず2作目は1作目のやり方を踏襲しておけばいいっしょ、的な安易な作り手の考えが見え見えで、そこがイヤ。  よかったのは、ハンター役の男の子がめちゃめちゃ可愛いのと、あと舞台となった家が1作目よりも格段にグレードアップしていて、各部屋のインテリアやキッチン等の生活感などがとても興味深かったことかな。  前作を越える試みゼロ、というワケで前作の点数より-1、でこの点数で。
[DVD(吹替)] 4点(2013-02-28 23:55:24)
8.  鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星
脚本家選びが失敗なのでは…?  実写じゃないんだから、アクションシーンを見せ場にするのって、失敗でしょ。 ストーリーで盛り上げてからじゃないと、全くワクワクもドキドキもしないよ。だってアニメだもん、何でもアリなんだから。 アクションで「すっげー!」って思ってもらえるのは、実写だけ。なのに、冒頭は無駄にアクションシーンが多くって、飽きる…。  全体に、ストーリーをぎゅうぎゅうに詰め込こんだ感があって、展開に次ぐ展開で忙しい。忙しい割に中身がないというか、表面だけギチギチに詰まってるだけで面白くはないんだよね…。 みっちり餡子が詰まってるけど不味い饅頭、って感じ?ファンへのサービスを間違えてすべった作品、って感じもする…ああ、残念。  原作が終了してからの映画製作は、確かに難しいでしょう。 それはわかる。わかるのですが、どうせオリジナルストーリーを作るのならば、もっとチャレンジして欲しかった。 「鋼の錬金術師」の世界を守ってその中で枝葉の話を作るのではなく、あえて違うモノを目指してほしかったなぁ…。だって、せっかくの映画じゃないすか。挑戦しないで守りに入ってどーするの???  …など等、かなり文句はありますが、原作の漫画もアニメもまったく知らない人が観る分にはいいんじゃないかな。 これを観たら、ハガレン・LV1だよって感じ? つまり、ハガレンFANには、あまりにも物足りないLVって事になるのでしょう…。 あらフォローするつもりが、フォローできないわ。映画館でなく、DVDならいいかもです。  
[映画館(邦画)] 4点(2012-08-05 22:51:11)
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