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1.  バイス 《ネタバレ》 
これは傑作。クリスチャン・ベールのメイクもさることながら、すっかり老獪な権力者になり切っていて、クリスチャン・ベールであることを忘れるほどでした。けっして悪の権化としてではなく、人間味溢れる人物として描いているのもいい感じ。 ストーリー自体は史実どおりだと思いますが、切り取り方が面白い。特に中盤に〝エンドロール〟が流れて以降の悪ふざけ、ブラックジョーク、痛烈な皮肉がいろいろ見事。レストランで〝メニュー〟を紹介するウェイターに「全部だ」と伝えるシーンとか、ラムズフェルドにクビを宣告するシーンとか、「心臓」をめぐるオチとか。かの国は、良かれ悪しかれ「絵」になる政治家が多くて楽しそうですね。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-11-13 01:06:42)
2.  パッセンジャーズ
まったく予想外のオチに驚きました。途中から、単なる事故ものやサスペンスものではない怪しい雰囲気は漂わせていました。ストーカー男とあっさり恋愛関係になるとか、なかなか登場しない姉とか、不気味すぎるマンションのオバサンとか。ずっと雨模様なのも変。しかし私の想像力では、姉が事故の犠牲者か、または本人が事故の生存者で、精神に支障を来して妙な世界を形成しているのかなと。「シャッターアイランド」的な話かなと先読みするのが精一杯でした。 そんなチンケな想像を見事に裏切ってくれたわけで、「そんなアホな」と思う反面、案外あり得ない話ではない気もします。特にラスト付近、アン・ハサウェイの〝横向き〟の大きな瞳が印象的。勉強一筋の地味な生活で、恋愛経験も乏しいという設定が効いています。仕事も恋愛も、最後に〝夢〟を叶えたわけで、悲劇でありながら一種の爽快感に包まれるという、ちょっと不思議な印象をいただきました。
[インターネット(字幕)] 9点(2017-07-29 16:39:48)
3.  バッファロー'66
クリスティーナ・リッチもかわいいけど、作品全体がチャーミングな印象。終始ニヤつきながら観てしまいました。タイトルとその理由もシャレてますね。いつか、もう一度観たいと思います。
9点(2004-03-03 17:51:32)
4.  8月の家族たち 《ネタバレ》 
ジョン・ウェルズといえば、かつて「ER」や「The WestWing」のような傑作ドラマを生み出した稀代のクリエイターのはず。しかもこの作品は有名な役者がゴロゴロ。これは期待できそうと思ったのですが、第一感はゲンナリするばかり。家族で罵り合い、暴露し合い、傷つけ合ってバラバラになっておしまいという、まったく救いのない物語でした。いったい何を意図してこんな作品を世に出したのか、不思議にさえ思いました。 しかし、単なる思いつきですが、もしかしたらこれは「アメリカン・リア王」なのかなと。3姉妹とか、相互不信とか、悲劇的な結末を迎えるという構図はそのままに、あの世界観を換骨奪胎して現代のアメリカの片田舎に置き換えたのかもしれません。そう思うと、ラストのメリル・ストリープの号泣はリア王の最期そのもののように見えてきます。しかもリア王が泣きすがるのは遺体とはいえ娘のコーディリアですが、メリル・ストリープが泣きすがるのは3姉妹のいずれでもなく、メイドさんです。17世紀初頭のイギリス人より、21世紀初頭のアメリカ人のほうが、孤独感や悲劇性はいっそう増しているのかもしれません。 あくまでも勝手な解釈ですが、こういう観点で見返すとけっこう楽しめました。やはりジョン・ウェルズは稀代のクリエイターということで。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-03-04 23:52:27)
5.  白鯨
今日のコンプライアンス重視の風潮をあざ笑うかのようなパワハラの嵐。よく言えば船長の夢と執念と冒険の物語ですが、裏返せば無謀と狂気と強制の連続。無理やり付き合わされる船員はお気の毒でしかありません。自分の上司には絶対なってほしくないそんな船長を、往年の好青年であるグレゴリー・ペックは見事に演じていたように思います。 ただし現実的なことを言えば、こういう狂気のリーダーがいてこそイチかバチかの大勝負ができて、ときにはそれが大きな成果をもたらすのかなと。実際、最終盤はすべての船員が一致団結するわけで。あまりコンプライアンスばかり気にしていると、小さな仕事しかできないんじゃないでしょうか。個人的には小さな仕事で十分ですが。 なお今日の「スターバックス」がこの作品の「スターバック」に由来するのは有名な話。たしかに唯一、船長にもの申す冷静な常識人の役回りでした。少なくとも「エイハブス」にしなくて正解かなと。 いずれにせよ、どうやって撮影したかは知りませんが、映像にはたいそうな迫力がありました。今日的なゴリゴリCGよりずっとリアルだったように思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-07-06 23:54:03)(良:1票)
6.  バグダッド・カフェ
超久しぶりに再見。ただし新ディレクターズ・カット版とかいうやつです。時間がけっこう伸びたようですが、どのへんが新たに加えられたのかはわかりません。 しかしいずれにせよ傑作だと思います。最初の殺伐とした雰囲気と「Calling You」で伝わってくるのは、寂寥感ばかり。中盤まではずっとそのままで、終盤にかけて急速に花開くという感じ。先住民と黒人と白人と他国民が、そのこと自体にはまったくこだわりなく接している様子が心地良い。誰にも見向きもされないような路傍のカフェで、人生を変えるような出会いがあったという、ただそれだけの話なんですけどね。最初の寂寥感が嘘のように、ほのぼのした気持ちになれます。ドイツ人がアメリカでこういう映画を作った意図を、ちょっと聞いてみたい気がします。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-03-19 23:02:40)(良:1票)
7.  バトル・オブ・ザ・セクシーズ
実際はどうだったか知りませんが、軽く爽やかなタッチで統一されているところがいい。そういえばエマ・ストーンは70年代の顔立ちだなあと再認識。〝男性優位主義のブタ〟であるスティーブ・カレルも、口ではいろいろ言うもののけっして嫌らしい感じではない。正直たところ途中ダレるし、結果がわかっている話ではありますが、2人の演技につい見惚れてしまいました。 印象的だったのはイベント終了後、それぞれロッカールームのベンチに1人で座っているシーン。勝者と敗者で好対照ではなく、むしろそっくりなんですよねぇ。当事者にしかわからない責任感からの脱力と孤独のようなものが感じられて、ついグッと来てしまいました。
[地上波(字幕)] 8点(2022-03-24 01:07:10)
8.  バットマン リターンズ 《ネタバレ》 
まさにティム・バートンならでは。前作のジョーカーもよかったけれど、ペンギンも負けず劣らず魅力的。なんともダークで怪しい雰囲気ながら、アヒル型の乗り物とか、ミサイルを背負った武装ペンギン部隊とかでホッコリさせられます。これほど分裂した世界観は、他ではなかなか味わえません。捨てた親を探して云々というストーリー展開も、最期に川に流されるシーンも泣かせます。 それからクリストファー・ウォーケンもいい。最初のほうで地球温暖化を止めるために原発を建設するとか、実はそれは巨大な蓄電所だとかという話が出てきましたが、なかなか先見の明があるんじゃないでしょうか。悪役風のキャラでしたが、実業家として何が悪いのかわかりません。 対するキャット・ウーマンは、いろいろ活躍していましたが今ひとつ。それからバットマンに至っては、ほとんどゲスト出演の体。別にいてもいなくても、他の「○○マン」でもよかったような気がします。個人的には、ぜひ「ペンギン男リターンズ」を見てみたい。もう時間が経ちすぎてしまいましたが。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-10 02:23:00)
9.  バットマン(1989)
とにもかくにも、ジャック・ニコルソンがすばらしい。猟奇的で残酷で見た目も醜悪ながら、妙にセクシーでユーモアもあって憎めない。特にプリンスの曲に合わせて踊るとか、ビックリ箱で花束を渡してキム・ベイシンガーを気絶させるとか、魅力的なシーンが多々。ほとんどそれだけで楽しめました。 その煽りを受けてか、マイケル・キートンはいささか影が薄い感じ。真面目すぎるというか、あまり遊びがないというか。しかし、基本的にワイヤーでなんとかするローテクなところは好感が持てます。それと、キム・ベイシンガーは当時からけっこう老け顔ですね。バットマンならよりどりみどりのはずなのに、わざわざ選ぶ理由がわからない。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-05 03:47:42)
10.  ハンバーガー・ヒル
超久しぶりに再見。以前見たときは「とにかく戦闘シーンばかり」という印象だったのですが、今回はその合間の会話シーンが滲みました。主役はドン・チードルと軍曹とドク、といったところでしょうが、誰かが特別に目立つとか、活躍するということもなく、なんともリアルな感じです。 もっとも印象に残っているのは、軍曹がテレビクルーに向かって「ベトコン以下」と吐き捨てるように言うところ。戦争映画の定番シーンながら、本当にそうだったんだろうなという気がします。時代を越え、洋の東西を越え、こういう価値観は共通するようで。当のテレビ関係者は、こういうシーンを見てどう思うのかな。ぜひ聞いてみたいところです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-21 05:33:46)
11.  ハクソー・リッジ 《ネタバレ》 
恥ずかしながら、沖縄戦でこれほどの激戦地があったとは知りませんでした。前半は主人公のニヤケ顔が今ひとつ好きになれませんでしが、それも過酷な後半への伏線だったのでしょう。戦闘シーンはグロい遺体の数々もさることながら、とにかく敵との距離が近いので迫力があります。数々の戦争映画の中でも、これほど接近戦を描いたのは珍しいんじゃないでしょうか。 それはともかく、たしかに主人公の行為は間違いなく立派ですが、ちょっと〝盛りすぎ〟な感じがしないでもありません。激戦地とはいえ米軍側が圧倒的に有利だったことは間違いないので、その火力があってこそ活躍できたのかなという気がします。また本人はキリスト教的な戒律云々というより、もはや〝衛生兵ハイ〟のようなワーカホリック状態だったのかなと。主人公が日本兵にまでモルヒネを刺すシーンで思い出したのは、不謹慎ながら「モダンタイムズ」でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-02-20 02:39:08)(良:1票)
12.  バルカン超特急(1938)
まさか80年も昔の映画で笑えるとは。銃撃戦の最中の「真実を話すわ」「今かよ」(意訳)などというやりとりが秀逸。最初のホテルのシーンでは乱雑な印象しかなかったし、事件が起きるまで長いので不安になりなすが、そこから先は謎解きが興味をつなぎます。いろんな意味で「音楽」の使い方がすばらしい。それに一部の黒幕が操るのではなく、人それぞれの事情が絡み合って物語が進行するというのも、なかなか見事です。実は容赦なく人が死んでいく殺伐とした話でもありますが、コメディの要素が勝ります。 それからヒロインの女優さん、ものすごく美人だと思います。笑いも美人も普遍的なものなんだなと再認識できました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-01-26 10:13:29)
13.  遥かなる大地へ
19世紀末のアイルランドだのアメリカだのと言われても、あまり興味ないよなぁと思いつつ見始めたのですが、あっさり引き込まれました。終始ものすごく過酷な話のはずなのに、ユーモアが散りばめられていて暗くならないところがいい。ニコール・キッドマンによる女性目線のエロもすばらしい。物語は突然終わり、〝その後〟の話がいっさい描かれていませんが、薄々想像させるあたりもいいですね。 余談ながら、アメリカで登場するボスが、吉田鋼太郎にしか見えません。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-12-02 23:00:36)
14.  ハンター(1980) 《ネタバレ》 
運転がド下手なマックイーンという設定が、最後まで効いています。前半はコメディの様相。理由は不明ながらひたすら仕事熱心な姿に好感が持てます。 しかし終盤、その仕事熱心ぶりも度が過ぎて、リアルに恐ろしくなります。特撮でもスタントマンでもないように見えたのですが、よくぞあんなシーンを撮ろうと思ったものです。すでに間近な死を覚悟していた人間の強み、もしくは生への執着のなせる業でしょうか。 全体的に説明不足で、例えば彼だけが時代遅れの仕事を続けられた理由も、自宅にいつも男たちがタムロしている理由も、正体不明の変質者に命を狙われる理由も、よくわかりません。しかしラスト、赤ちゃんを抱くマックイーンの笑顔を見て、結局このシーンが撮りたかったんだなということは伝わってきました。常に孤独な男を演じてきたマックイーンには似つかわしくないようにも見えましたが、なんだか生命のバトンタッチという感じで、なかなか素敵です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-05-02 15:35:02)
15.  ハドソン川の奇跡
この作品の制作が発表された当時、「バードストライクから着水までたった200秒の出来事を、どうやって映画にするんだ?」という揶揄があったと記憶しています。ひと昔前のパニック映画のように、飛び立つまでじっくり時間をかけるのかなと勝手に想像していたのですが、いい意味で裏切られました。事故自体はあっという間ですが、中身の濃い映画です。ドキュメンタリーとして見ても面白いかなと。 ふと思い出したのが、少し前に見たデンゼル・ワシントン主演の「フライト」。同じく事故もの・奇跡ものですが、展開はまったく逆です。機長も人それぞれということで。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-01-13 01:07:06)
16.  バリー・シール/アメリカをはめた男
トム・クルーズには飛行機の操縦がよく似合います。いつものように完全無欠の正義の味方もいいですが、ふつうに慌てたり怯えたりする生身の人間で、なおかつ悪いヤツという設定も魅力的です。「タイトルに偽りあり」ですが、テンポのいい犯罪モノとして十分に堪能できました。 カネというのはなくては困るものですが、あり過ぎても困るものなんだなと妙に納得。ついには土中に埋めるしかなくなるというのが、なんともリアルです。そういえば日本でもバブル真っ盛りの頃、雑木林に札束が廃棄されるという事件がしばしばありました。いったいどんな心境で埋めたり捨てたりするのか、味わってみたいような、みたくないような。
[インターネット(字幕)] 8点(2018-09-27 01:30:55)
17.  バリー・リンドン
18世紀版「スカーフェイス」といったところでしょうか。アル・パチーノのギラギラ感からはほど遠いですが、全編に渡ってライアン・オニールの表情から滲み出る不誠実感が実にいい。またその人生を憐れむように、もしくはあざ笑うように流れる「サラバンド」が心に沁みます。 長尺な上、よかれ悪しかれ近世ヨーロッパの世界観にどっぷり浸かっているので、話の展開は遅く感じます。数日間に分けて見るのが吉か。私は4日かけました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-05-26 00:20:07)
18.  裸の銃を持つ男
アラファトにアミンにカダフィにホメイニにゴルバチョフ…。この冒頭の「反米会議」のシーンだけで大満足。全編を貫く悪ふざけを象徴しています。こういうバカバカしい笑いに徹した映画が作られるあたりに、逆にアメリカ映画界の奥深さを感じます。翻って日本映画の場合、「コメディ」と称される作品もありますが、気の毒なほど笑えないことが多々。文化的にまだ未熟なんですかね。
[インターネット(字幕)] 8点(2017-06-25 01:32:24)
19.  バンク・ジョブ
佳作だと思います。迷宮入りした(無理やり闇に葬った?)true storyを、よくぞここまで膨らませたという感じ。いかにもサスペンスなハラハラ感もいいのですが、個人的には胡散臭い反体制運動家の描き方が良かった。現実の運動家も、きっとあんなもんでしょう。一般に知られていない、いろんな“裏”がありそうですね。 そういえば、最近は銀行強盗が皆無になりました。代わりに襲われるのは、コンビニや牛丼屋。どちらも犯罪には違いありませんが、後者のほうが卑怯な感じがします。この作品のようなピカレスク・ヒーローものの素材には、けっしてなり得ないでしょう。
[インターネット(字幕)] 8点(2014-08-20 03:43:46)
20.  八甲田山 《ネタバレ》 
今さらながら初見。数ある高倉健主演作の中で、これがベストかなと。ドキュメンタリーと見紛うような過酷なシーンの数々もさることながら、やはり組織論・リーダー論として秀逸です。最後まで隊列も士気も乱さない少数精鋭の高倉隊と、いつの間にか隊列も指揮系統もバラバラになって壊滅していく大所帯の北大路隊の対比が、痛々しいほどに伝わってきます。それに、崩壊の元凶となる三國の描き方も見事。現場の知識や経験もないのにメンツや職位にこだわり、場当たり的な提言に翻弄され、結局組織を崩壊に導くような人物は、明治の八甲田のみならず、平成の企業組織にもいる気がします。ただし大きく違うのは、責任の取り方。三國はさすがに明治の軍人らしく、潔く自らの非を認めました。それに対して平成の団塊オヤジは「部下が無能だった。オレは被害者だ」とか平然と言い放ちそうですよね。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-10-12 21:06:52)(良:3票)
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