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1.  PERFECT BLUE 《ネタバレ》 
良く出来てるなという印象 わずか82分というランタイムに凝縮した二転三転するストーリー 深く読み解くと色々な意味に受け取れるエピソードの連続 今敏監督の話はどれも複雑で何が現実で何処が幻想なのかわからなくなる 冒頭から出て来る気持ち悪いにーちゃんが、2人組になったチャムのコンサートで未麻の幻を見るシーンは秀逸だ 今見るとかなり悪質なストーキング行為だがこの時代はまだ黙っているのが普通だったのか? その辺だけが違和感があったが、1998年という微妙な昔なので許せる 典型的アニメ美人のヒロインと気持ち悪い顔の普通の人達の対比が特徴的だ 劇中劇の「ダブルバインド」やアイドルグループ「チャム」の曲まで手抜き無い出来で驚く 架空のアイドル「チャム」の曲をちゃんと聞きたいと思ったのは驚きだ 冒頭から出て来るキモイにーちゃんがやはり未麻の周囲で事件を起こしていたのは当たり前すぎてオチ的にはちょっと不満だった キモイにーちゃんが実は未麻の見方だったりしても面白かったんじゃなかろうか ラストのドンデン返しは衝撃的 キモいにーちゃんの死で方が付いたかに見えたのでなるほどこうくるかって感じ 難を言うなら偽未麻の豚おばさんが異常に身軽な説明がつかない事 ここだけが???で最後までひっかかった だれかこの部分に説明をつけてもらいたい しかしこの監督「東京ゴッドファーザーズ」でも思ったがエンディングがちょっとくどい そこだけ漫画ぽくしなくてもいいのにって思う どちらにせよ大変な傑作 惜しい監督を亡くしました
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2015-07-05 13:54:29)
2.  万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳- 《ネタバレ》 
すべてではないが原作を何冊か読んだら、他の原作タイトルのエピソードを寄せ集めた印象だ それ自体は映画作りとしては別に悪くないのだが、展開は笑ちゃうぐらいちゃちだった そもそもヒロインの莉子をあれだけ手間をかけて排除する意味が無い 莉子がいてもこの犯罪は出来るだろう しかもこの映画で一番面白かったのが莉子と美沙との共同訓練あたりまでだったのにもかかわらず、この意味の無い訓練を、長々と見せる事にまったく意味が無かった事に腹が立つ 松坂くんが攫われて目の前でモナリザが焼かれるまで彼をほっとくのもありえない展開 とっとと焼けばいいことだし、普通焼けるのを確認するだろう 高層ビルの中で火をつけたらスプリンクラーだって黙ってないだろうし 税関で捕まる連中にも全く危機感は無し 見つけたモナリザの偽物の中から莉子が本物を見つけるのに時間をかけられない理由もないし 未開の国の警察じゃあるまいし、莉子がその場で才能を見せなくても天下のモナリザさんなんだからいくらでも丁寧にあつかうわって思った ただ莉子と美沙がくだらないバディ感を見せるだけに用意されたステージだった しかも本物を選ぶ根拠は何も提示されない 莉子の鑑定の才能にいちいち理由があるのがこの原作の最大の魅力でもあるのに、この映画では序盤のヒロインの紹介エピソードのみにそこは表現されていて、メインストーリーの鑑定はほとんど直感なのが笑える 原作がジュブナイルなのでしかたがないのかもしれないが、映画ではさらに設定が幼稚で適当なのでどうしようも無い
[ブルーレイ(邦画)] 4点(2015-07-05 13:39:12)
3.  バイロケーション 《ネタバレ》 
冒頭からオープニングCGの出来の良さにおおって思ったが、ストーリーは途中までかなりの違和感がある オリジナルをたびたび窮地に陥れて悪魔の様に描かれているバイロケという存在 とうとうバイロケを殺す事にするが相手を確認しないで撃つのはシラケる 相手を確認する方法はいくらでもあったはず そしてバイロケそのものを秘密にする理由がとくに見当たらない無いこと バイロケが事件を起こしたらオリジナルを救う為には公にするしかない 同時に2つの場所に存在するのだから証明するのは簡単だ なぜそれをしないのか 原作小説には説明があるのだろうか 後は、なによりも豊原功補が大根すぎる それでなくとも物語上、違和感があるキャラなので巧い役者じゃないと絶対にダメだ 何度もヒロインの体に触って「俺を信じろ」と言う そのたびに「信じられるか!」って思って尚かつ「人の体に着易く触るな!」って思った あまりにもしつこいので、このセクハラ行為が後半の伏線になるのかと思っていたら全く無し どんな演出だよって思った バイロケ存在のルールもかなりいい加減だ しかし、一転して後半のオチの部分はかなり面白くて、前半のバイロケがオリジナルを追いかけ回して暴力的になるという雑な設定をやめて、もっとリアルにオリジナルとかかわり合うシナリオに出来なかったのかと思う 後半、漫画的なキャラ達が次々に殺されてヒロインだけになってからは一転して面白くなった しかし、時すでに遅しで前半の違和感がずっとノイズになって感情移入を妨げる    以降決定的なネタバレが有るので未見の方は読むのをお控えください…… ヒロインのアパートの5Fと6Fでオリジナルとバイロケが同時に生活している事にもかなり無理がある しかしラストはやはり哀しい バイロケの描いた作品が存在出来るのはバイロケのルールに反してる気もするが 途中にもアパートの玄関の水とか、ヒロインのタバコやうがいとかの伏線があって、終盤でなるほどと思わせる所もあったので「バイロケーション 裏」でもう一度見直すのがいいだろう しかしその辺の伏線もクド過ぎて、特にヒロインのうがいは何度も出し過ぎ 日本の監督はオーディエンスに説明し過ぎる、クドい演出はダサい 邦画で毎度の事ながら思うがなんとかならないものか 序盤のホラーな展開がもっとチャチでなければかなり面白かったはずなのに残念な映画
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-07-05 13:38:06)
4.  はい!もしもし、大塚薬局ですが 《ネタバレ》 
48分の小品である はい!もしもし、大塚薬局ですがで始まってはい!もしもし、大塚薬局ですがで終わる 小洒落た作りである でもこの映画には合っていないと思った 始終斜めになったカメラワークも、なんか合ってない ラストの暗転が放送事故の様に長いとかも、本道の演出からわざわざ外れた小洒落た作りにする意味があったのかと疑問に思った 異常に長い暗転は荻上作品とかでもあるが意味が分からない シナリオはすごくいい 主人公の中学生時代の話は演じてる少年少女達も凄く良くてこの部分だけでも見応えがあった でも他のキャストがなぁ メインのヒロイン達が中学生に見えないのが一番の問題だ 主人公自身の中学時代の恋愛と同時並行して真面目なヒロインの恋愛に肩入れする話なので、今風の中学生に見える子達でキャスティングするべきだ 主人公の円城寺あやの盛りすぎな芝居も鼻につく 舞台じゃないんだからいくらなんでも盛りすぎ 展開はいいのだから真っ当に作ればとてもいい小品になったのに、ヘンテコなカメラワークと小洒落た編集と、間違ったキャスティングがせっかくのいい話をダメにしたと思う もう少し青春映画のみずみずしさが欲しい 岩井俊二が撮ったら良かっただろうなと思わせる小品だ
[DVD(邦画)] 6点(2015-02-05 02:55:15)
5.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 
ナウシカから続くイメージでは最後の作品だ 最後まで見るとお話としてはたわいない いつものように強いヒロイン 『千と千尋の神隠し』のハクと被るハウル メカはナウシカ 狡猾なのにどこか憎めない敵 安心して見ていられるジブリスタイルの集大成だ しゃべる炎やら飛び跳ねるカカシやら可愛くない犬やら愛すべきキャラクターも満載でちょっとあざとい 終盤からエンディングにかけてもちゃんとしたオチは無く、見る人の想像でまぁいいか的な展開で終わる 王道アニメの大団円にしてやったんだから、メンドクサイ理由なんか自分たちで考えてくれって言う事だろうな 前作の『千と千尋の神隠し』もそうだったし パヤオはオーディエンスの想像に任せる部分が多いな しかしラストがここまで投げっぱなしでなければ傑作だったんじゃなかろうか
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-05 02:24:26)
6.  バベル 《ネタバレ》 
冒頭ブラピの奥さん役のケイト・ブランシェットが結構いやな女ぽくってちょっとやだなと思ってたら、日本パートでは菊地凛子がさらにいやなネーチャンでちょっと感情移入が難しい感じになってしまった この二人の描き方がもう少し感じがよければこの映画がもっと面白かったと思った しかし菊地凛子はなかなかの熱演で私の好き嫌いの問題であることははっきりわかっている 菊地凛子扮する千恵子は完全に病気で普通はあんな高校生は存在しないと断言できる その辺もちょっとやりすぎだと思ったリアリティを損なう 日本パートでは、こじゃれたカフェで定食みたいな物を食べてるのも変だった 物語は「風が吹けば桶屋が儲かる」的な無常観たっぷりの傑作だと思う しかし「バベル」と言うタイトルはピンとこなかったな、テーマの言葉の壁とかも感じなかった 有るのは無常観 3つの場所で起こった出来事をある程度時系列を無視して描く手法は見事だ モロッコのパートではあいかわらずわがままなアメリカ人が集まってイライラさせる 原因となるモロッコのくそガキ達もバカな行動ばかりしてイライラに拍車をかけた メキシコパートも同じく考えなく自己中心的な登場人物だからこそのトラブルで「クロッシング」を彷佛とさせて無常観をあおる 役所広司が元凶のライフル銃をガイドにやる過程は描かれないし、菊地凛子が刑事に渡したメモの内容もわからないが、刑事がメモを読んだ時のやるせない表情は心に残った 日本映画ならどちらも印象的に描いただろうな 日本映画は何でも説明しすぎるから 物語のキーになる刑事のメモの内容を刑事の表情だけで推測させる手法は非常に大胆だ しかしブラピの電話だけはアメリカ側と時間をおいてモロッコ側からも全く同じ会話だが違う視点で2度描かれる、しかし実は二度目のモロッコからの電話は奥さん危篤の窮地に追い込まれていた ここはうまいと思った
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-01-16 18:11:11)
7.  HANA-BI 《ネタバレ》 
たけし久しぶりの刑事役 今回の主人公が北野映画中もっとも無敵 負けるシーンがほとんどない しゃべらないが強い ヤクザ達はさほどアクがないさっぱり系ヤクザでとくにメインでも無い しかしいつもにも増してキャストが徹底してDQN あいかわらず破滅型の主人公でラストは「ソナチネ」と完全にかぶるが、主人公の妻が余命幾ばくも無いので切なさでは数段勝る 「ソナチネ」のエンディングには違和感があったのでもう一度納得出来るシチュエーションで作り直したかったのかもしれないな 哀しいが妙に清々しさがあった 北野映画は必ず主人公の破滅で終わりたいという気概を感じる 前半、時系列がめちゃくちゃで少しわかりにくいが、要所要所に出て来るやられ役DQN達が繰り返しどつかれるシーンにはシンクロしていると思った その辺の構成はすごくうまい それまでの作品よりも肩から力が抜けてる感じが非常にスムーズで見やすい 同じ様なシチュエーションで作り続けた研ぎすまされた感がある あいかわらず暴力シーンにタメが無くクール あっさり系ヤクザ達の中で唯一の迫力ある白竜を瞬殺する 今度会ったら殺すと宣言していたチンピラも問答無用で射殺 全体的には何時もの北野風ファンタジーでリアリティは無いが、久石譲の音楽とも相性が良くてエンディングの哀しさを最大限に演出する 北野映画中期の傑作と言えるんじゃなかろうか
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-01 15:40:00)
8.  パズル(2014) 《ネタバレ》 
残念な映画 冒頭、パズルを使って妊婦のお腹の中の子供をピンポイントで殺したり、主人公の少年を虫唾が走るほど嫌な奴として描いたあたりはなかなか期待させる たとえば「セルビアン・フィルム」の様に、映画製作に置いて最低限のモラルを無視する映画は中々お目にかかれないからだ しかし良かったのはヒロインをレイプした学生の頭が「ソウ」の様なゲームの装置で吹き飛ぶあたりまでだった 装置のデザインやら犯人のマスクが、幼児のオモチャの様なデザインで不気味さの中にバカバカしさがあってなかなかいい しかしお話が進行するにつれてバカくだらない設定がどんどんリアリティを欠いて行って見ていられないぐらい浅い話になってくる 母親と息子の関係とか、主人公の狂気とか、対する刑事の狂気やヒロインの狂気、三つ巴四つ巴の狂気の展開がバカみたいに浅い 決して狂い回って人殺しをする映画が自分は嫌いじゃ無いのにもかかわらず見ていられないぐらいつまらない なによりもこの映画がファンタジーでも無く、かといって微塵もリアリティが有るわけでもない中途半端な作りが、この監督の表現したい物が嫌悪感のみでしか感じられなくてげんなりしてしまう もっと振り切れるぐらいやりすぎであればまた違ったであろう 校長が実娘をレイプとかもお約束な展開で、意外性が無いのにエロも無いのであれば、まったく描く意味も無い マジシラケた なによりもこりゃダメだと思ったのは冒頭から展開される意味深なカウントダウンが超くだらない事だった事 なんじゃこりゃ?って思った 考えオチにもならないぜ あれこれと良い所もあるのに作り手に何をしたいかが作っていてわからなくなった感がある 最後のヒロインの血まみれダンスも完全に疑似狂気でテンション丸下がり 狂気をダンスのイメージで見せられてもなぁ せめて夏帆のパンツくらい見せてくれって思った 最後の最後に意味深にトカゲが出て来て「本編に出演の動物にはいかなる虐待もしていない」などとテロップがでるが、トカゲがハツカネズミを生きたまま丸呑みにしただろうって思った 最後まで突き抜けられなかった制作者の下らない言い訳を、最後の最後まで聞いたようで非常に不快だった
[ブルーレイ(邦画)] 4点(2014-11-02 21:55:00)
9.  バンコック・デンジャラス 《ネタバレ》 
1999年の「RAIN/レイン」のリメイク いろいろダメダメな所の多い映画だがこれはオリジナルの「RAIN/レイン」を見なければはっきりと語れない映画かもしれないな なぜならオリジナルの設定をあれこれ置き換えた物語になっている オリジナルの主人公の殺し屋の先生が、今回の主人公のニコラス・ケイジの設定だ オリジナルの主人公が聾唖者である設定が今回のニコラス・ケイジの恋人の薬屋の娘に置き換えられた この設定を変えたのに無理矢理前作のテイストを持ち込んだために違和感だらけの展開だ 冒頭、用意周到で非情でクールな殺し屋ニコラス・ケイジが実際の仕事ぶりは、どちらかと言うと行き当たりばったり 証拠を残さないとか相手に同情しないとか最初のルールは何処にいっちゃたの?という感じ 薬屋の女の子とはまるで中学生の恋愛かよと言う感じでクールな殺し屋の風情はまったく無い まぁニコラス・ケイジ主演というあたりでそれを言ってもしかたがないか 途中耳が聞こえない彼女が一瞬後ろを向いた隙に、強盗を瞬殺するシーンがあるが、まったく隠そうと言う気がなく、拳銃を撃ったのに聾唖者であるが故に聞こえなかったというグッドな展開を一瞬で無駄にしたのが不可解の極み 冒頭のバイクを使った殺しとか、お約束の殺し屋の修行とかスタイリッシュでなかなか良かったのに 聾唖者の薬屋の女の子は熟女ぽいがなかなかカワイイ 弟子のコンは往年の日活ニューフェイス風でイケメンだが古くさすぎる しかしタイの観光地はよくわかるし開き直って見れば悪く無い ラストはこれこそ前作を踏まえなければわからない不可解演出か ここから前作の殺し屋の主人公コンに繋がると言いたいのだろうか? いやいや、この映画にあれこれ考えちゃダメダメ(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-09-18 14:02:06)
10.  犯人に告ぐ 《ネタバレ》 
原作に忠実に展開されている 複雑な話の流れをほぼ均等に再現したので割愛されているエピソードが多く、原作未読のオーディエンスには優しく無いと思った 特にメインキャラクター達のプロフィールがまったく語られないので、原作の複雑なストーリーを追うのみに終止している 特に最初の誘拐事件の顛末が弱い しかしその分原作の緻密な話は楽しめた 原作キャラクターの再現は見事で、どの役者も原作にピッタリだが崔洋一のみかなりの違和感があった ニュース番組の顔役MCには到底見えない 監督ならば自分が要らない人だって判れよ 自分の作品じゃなきゃどうでもいいのか この映画はまず原作を読んでから見たい 相変わらずマスコミの描き方が画一的で主人公を責めるマスコミ達の対応がリアリティから程遠い いい加減、火サス演出から脱却出来ないのか しかもエンディングはいただけない あれは何だ あのヘンテコなシーンがおもいきりしらけた ヘボすぎる
[DVD(邦画)] 7点(2014-08-24 22:46:18)(良:1票)
11.  パラノーマル・アクティビティ/呪いの印 《ネタバレ》 
シリーズも5作も続いてるわりには制作費もそれほどかかってなさそうなので、ネームバリューの割には作り手にとってはお得なシリーズか パラノーマルの名前だけはあちこちでパクられた本家の作品だ 自分的にはモキュ好きなので毎回楽しみな鉄板シリーズではある 今回は映画的には前作より少し面白いと思ったが、全然シリーズのイメージではないので気に入らない人も多いんじゃなかろうか 毎回のお約束の退屈な前半も不良に絡まれるとか飽きさせない工夫があった このシリーズ、回を追うごとに時代を巻き戻して行く凝った作りの映画で、それは前回の前の3作目で一旦終了している 前作からは又新しい現代という時系列で話が進んで行くが、今回は時代的には前作以降の話らしい、というのも前作のクライマックスで出てきた屋敷が今回もラストで使われている しかし前作との繋がりは登場人物だけでストーリー的には前作の話はまったく出てこない 唯一シリーズ通して一作目のヒロイン、ケイティがエンディングに出て来るのみだ このシリーズ定点カメラが毎回進化して色々な見せ方で楽しませてくれるのだか、今回はそれがないのがかなりがっかりだった 1作目監視カメラ、2作目複数の監視カメラ、3作目首振り監視カメラ、4作目赤外線カメラと工夫があったのに何故捨ててしまったのだろうか しかしハンディカメラが見切れるところでいろんな事がおきているのはこのシリーズのお約束でその辺はドキドキした 主人公も高校卒業したばかりのオバカコンビで同じPOV視線の「クロニクル」を彷佛とさせる 作り手も意識しなかったはずはないだろうというパクリ映像もあって、ちょっと期待するもさわりだけだった ケイティとタイトルが付いたビデオとか、超能力をもった主人公とか、さわりだけでなんだかわからない伏線も多く、途中で主人公が正体不明な車に攫われるとか、次作がまだまだ続くことを思わせる 自分としては前作の美人女子高生のヒロイン、アレックスのその後が気になっているので、腐れ縁な女のごとく、まだまだ付き合う事になりそうだ
[映画館(字幕)] 7点(2014-05-21 13:05:29)(良:1票)
12.  パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT 《ネタバレ》 
シリーズのスピンオフ物日本版 一作目の続きということになっている シリーズの中ではあまり評価されていない様だが私的には結構すき 何かが起こりそうで起こらない具合のバランスがいい シリーズを見直すと本家の方が本当に何も起こらないのに気づく むしろこの作品の方が色々事件が起こって楽しい 反面シリーズ中新しい事がまったく取り入れられて無い このシリーズ、カメラが増えたり首ふったり赤外線とか毎回新しいアイデアで楽しませてくれる あいかわらず話が佳境になっても家から逃げ出さないのはこのシリーズの伝統かな 主演の姉弟の二人の掛け合いも中々リアル カメラを嫌がるおねーちゃんをカワイくなだめる弟とか実際にありそうな感じがいい おねーちゃんのもイケメンの弟に甘えられて「もう、しょうがないなぁ」みたいな感じがカワイイ おねーちゃんも綺麗だし羨ましいぜ エンディングは不可解 相変わらずホラー映画のエンディングは難しいと思った しかし傑作シリーズのスピンオフ物としては恥ずかしく無い出来ではなかろうか
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-04-21 17:06:33)
13.  ハンガー・ゲーム2 《ネタバレ》 
以外だったのは今回はハンガーゲームがメインでは無くなっていること 映画は新たなゲーム開催が決まるまでに一時間、さらにゲームが始まるまでに30分もかかる したがってハンガーゲーム以外のパートがつまらなければ成り立たない作りになっている ゲームのパートは実質40分ぐらいだろうか? すでにゲームの駆け引きや敵のキャラクターすらほとんど描かれることが無く、敵はザコキャラ扱いだ なので仲間の裏切りや殺し合い等、バトロワ的な展開を期待したら完全に裏切られる ここは以外だった しかし前作のメタメタな展開になるぐらいならこれでいいんじゃなかろうか オチも完全に後編のつなぎ的エンディングでカタルシスはまったくない なので三作目が出来た時にもう一度、同時に見るべきだろう
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-19 10:11:33)
14.  バレット・バレエ 《ネタバレ》 
輸入ブルーレイで見る 「鉄男II BODY HAMMER」でダメだと思った部分が良くなっている モノクロもいい しかし既視感がある 古くさい感じ たとえば「狂い咲きサンダーロード」の様な感じか 鉄男よりも自主映画くさいつくり 塚本監督と言えば常に新しい映像表現があるが今回は特に斬新な部分が無い 手製拳銃を作ったり、前半の拳銃を手に入れるあたりまでが結構面白いと思ったが 後半、疾走感を中心に据えた演出がいつもの塚本節で、安定感があるがちょっと飽きた 死にたい主人公と敵対しているヒロインが共感して行く過程がなかなかいいので、そこをメインに据えれば良かったんじゃないか ラストは唐突にハードボイルドな作りになるのがちょっと違和感が有った それまで拳銃一丁で引っぱって来たのにヤクザの親分が拳銃乱射するのはちょっとなぁ しかも復讐のためなら何故当事者のチンピラを殺さないのか エンディングの空き地で死体を焼くとかも変だし意味が無いと思う 主人公とヒロインがおのおの違う方向に歩き出して徐々に全力疾走になって行くラストは、二人が死にたい思いを乗り越えて死から全力で逃げ出すイメージに見えた このラストの捉え方はひとそれぞれだろうが、私は何故か晴れ晴れとした希望が有るエンディングに思えた
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-03-15 14:58:25)
15.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 《ネタバレ》 
それなりに面白いんだけど、なにもかもが少しずつ足らない感じ 「あれ、これどこかで見たような気がする」みたいな ハリーポッターとかナルニアとかライラとか CGも完成度が今ひとつでぱっとしない 主人公達もギリギリの危機に落ち入らないし「助かったー」みたいなところがまったく無い 予定された危機に何となく乗り切る主人公 ほとんどの冒険がパーシー達の半神の世界で行われるのはかなり不満だ ハリーポッターみたいにマグルの世界と混ざるおもしろさがまったく無いのはかなりつまらないと言っていいだろう アトラクションの乗り物に乗って「さぁ、行くぞ!」って動き出したらそこでレールが終わってたみたいな肩すかしの演出があったりして「なんでやねん!」って思った おもしろい演出をアイデアごとケチってる感じは手を抜いてる感があって不快だ
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-09 13:36:25)
16.  パニッシャー:ウォー・ゾーン 《ネタバレ》 
原作を知らないのではっきりと言えないのだが、まず主人公のパニッシャーがあまり強そうじゃない 人間的にも弱い所が多く非情に敵を強殺するほどの人間に見えない ここが一番この映画のすっきりしない所だ 敵を粉砕するシーンは陰々滅々な主人公より、むしろ爽快でもっと非情なキャラならば爽快感だけで突き進める映画だったと思う お話は完全C級劇画で辻褄とかどうでもいい 殺伐戦闘がクールならいいじゃん的な映画なのは、冒頭のギャングパーティの「シャンデリアぐるぐる連射」のバカバカしさで判るので、早い段階でこの映画の見方を決めさせてくれるのはよかった 違和感有り有りの展開をイライラしないで見られた 武器のバリエーションも良くてガンオタは必見か? それにしてもストーリーがつまらないというかほとんど無い パニッシャーとキチガイ兄弟のバトルを全編に見せられるが、スタイリッシュなのも中途半端でかなり中弛みする ちょっと飽きたなと思った頃に悪党ホテルに単身乗り込むラストバトルがそこそこ良くて、5点ぐらいかなと思っていた点数を6点に引き上げた 序盤の笑えるパーティバトルとラストの廃ホテルバトル、時々見せるタメの無い殺戮シーンのみが見所の映画だ 容赦なく頭を吹き飛ばすシーンが多いのはある意味爽快だった
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-24 16:09:14)
17.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
真面目に作った実写版エバァもどきか ガジェットは素晴らしい スーツをコクピットに固定するディテールとか、ドアが閉まった時のロックポールの動きとか、イェーガーが動き始めた時の各部のディテールが日本のロボットアニメの基本を踏襲している ヲタク達が絶賛するはずだな 日本や香港の町並みでの戦闘は凄い ホレボレとしてしまう でもメインのイェーガーがいかにもヒーローらしい外観なのはちょっとつまらないかな むしろロシアや香港のイェーガーがメインで動くところが見たかった 本当に残念なのが怪獣の造形 USゴジラぽい奴やいかにもキングコングな奴も狙いは分るがイマイチな造形 何故アメリカで怪獣をデザインするとエイリアンやプレデターのイメージを引きずってしまうのか 形はいろいろ有るのに顔が殆どプレデターだ どれも見た事ある感じでインパクトにかけるので、ウルトラ怪獣のようなバリエーションが欲しかった 怪獣は冒頭に出てきたガメラシリーズのジグラみたいな奴が一番良かったのに出番が少なかったのは残念 キャストも魅力がある役者が少なかった 菊地凛子の日本語は変だし お話はイェーガーを作った最初の頃は強かったという時代を完全にはしょった しかたがないと思うが近代のイェーガーは弱すぎる 強いイェーガーを描く前半部分、例えば東京戦とかをもっとちゃんと描けなかったのかなぁ ほんとに残念だ ラストの海底バトルは悪く無いがこの映画の中で最も地味なバトルを最後に持ってきたように思う 自己犠牲的突撃エンディングはちょっと見飽きた しかしロボットバトルだけでも十分見応えがあるので良しとしようかな なによりもアニメじゃない実写で描くロボットプロレス物を初めて作った功績に拍手だ
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-02-19 12:04:30)
18.  バトル・ハザード 《ネタバレ》 
ドルフ・ラングレン製作総指揮&主演らしい 今回のドルフは相変わらずの無骨だが変人じゃないところがいい 強く頼りがいがあるがスーパーマンでは無い、むしろ老兵だ 冒頭、主人公ガトリング少佐率いる傭兵チームがあっという間に全滅する ゾンビが全力疾走でいくらでも湧いて来て、ミニワールド・ウォーZと言う感じ 簡単な状況説明から一気に佳境に入るやり方は低予算B級映画の常套手段だが、スピード感があって悪く無い その後ヒロインの仲間と合流するが、強引にヒロインを連れ出そうとするあたりがちょっと不自然だ この手の映画はいつもそうだが真っ先にやられるのはアジア人で仲間でもアジア人の扱いが不満だ アジア人イコールザコキャラなのはなんとかしてほしい 舞台はタイみたいなので、タイ人のメインキャラが活躍すれば売りになったのに ロボットとチームを組むあたりから意外性もあり、これはこれでアリだと思った ロボットはチープだがこの映画はロボットが仲間にならなければ普通のゾンビ映画だった 犬型のロボットが居るのだから『アイ・アム・ナンバー4』みたいにもっと犬ぽいキャラクターだったらおもしろかったのに 途中でロボットを改造するシーンが中々良くて期待させるが、出来上がったロボットは以前とまったく変わりが無くてがっかりした ここでもっと笑える&凶悪な見た目になったら以前の優秀ロボのギャップから、かなり盛り上がったはずなのに、まったくわかって無いなぁ 終盤になってからのゾンビバトルに新鮮さがなくちょっと退屈したがオチはむりやりだが悪く無い 最後までロボットと人間達のバディ感があってハッピーエンドなのもなかなかいい
[DVD(字幕)] 7点(2014-02-19 11:53:21)
19.  パニック・マーケット3D 《ネタバレ》 
ピラニア3Dの亜流映画 ピラニア3Dの方が全然面白い 東洋人らしき二人がまっさきに死ぬとか有色人種の扱いに不満がある 特にヒロインの今カレの東洋人が死ぬ意味がわからない 死んだ後も主人公の引き立て役でしかなかった ならばあんなに良い奴の設定にしなくてもいいだろう かなり不愉快だった いきなり死んだ人間の手を切ってサメの餌にするとかも不快な設定だ 東洋人二人がキャラとして一番立っていて二人が死んだ後で特徴的なキャラがまったくいなくなった 主人公もバカ娘のパパ刑事もいまいち魅力に欠ける 大型スーパーが浸水してサメに襲われるとかのシチュエーションは良いがサメに不気味な怪物感がまるで無い いたって普通のサメだ そのうえ展開がご都合主義すぎる 水の中でサメに押し付けてショットガンを撃つのは中々良かったがラストの車を吹き飛ばす方法には無理があると思った スーパーから脱出したら街が地震で壊滅していたのはありがちだがちゃんとうまいCGで描かれていてこの映画の一番良かったところか
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-12 01:03:12)
20.  パラノーマル・アクティビティ3 《ネタバレ》 
シリーズ三作目 今回が一番面白いと感じた 一作目からだんだんと時代が巻き戻って謎を解き明かして行く作りになっているのは面白い 今作は一作目のヒロインのケイティの子供時代 祖母が事の発端だと判る作りになっている 冒頭、一作目からキーワードとして使われているケイティの子供の頃の写真を撮る場面があって「ああ、これか」と思わせるのはうまい演出だ 回をかさねるごとにカメラの撮り方に工夫がみられて、今回は扇風機を改造した首振りカメラが登場 これがなかなかいい怖さを演出している 首振り途中で部屋の奥に小さく白い物が「あれ?あんな物あったけな」と思ったら画面から切れる、又戻ってみると今度は何もない、さらに首が振れると、シーツをかぶった人が!みたいな。 小さな少女も二人いて不気味さを増していると思った 妹のクリスティはトビーのお気に入りな感じだが前作では簡単に殺されているのは違和感がある ランタイムも短めで従ってなにもおこらない時間も短くて退屈しない あいかわらず起こる事は結構深刻で笑い事じゃないのでもっとちゃんと対処しろと思う これだけ続くと続けて見た方が絶対に面白いが単体でも見られるような作りになっているのは中々だ しかしそろそろ完結するべきじゃなかろうか
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-19 22:40:18)(良:1票)
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