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S&Sさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2384
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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41.  ヒート
この映画、はっきり言って長すぎです。伏線の張り方にも工夫が感じられないし、第一あの銀行強盗と銃撃戦はクライマックスでしょう、普通は。あんなところにあのシークエンスを持ってくるから、余計に間延びして長く感じる原因になっています。デ・ニーロとパチーノのカフェでの対決シーンは確かに見応えがありましたが、全体に「男の美学」がしつこすぎて鼻につきました。
[ビデオ(吹替)] 5点(2009-10-02 00:56:34)(良:1票)
42.  ピーター・セラーズのマ☆ウ☆ス 《ネタバレ》 
原作はレナード・ウィバリーのユーモア小説「子鼠ニューヨークを侵略」です。フランスの隣に「大フェンウィック公国」という世界最小の独立国があり、その国はグロリアナ12世という女王が治めていました。中世に英国人貴族が創った国ですがずっと平和に過ごしてきたので、軍隊は持っていますがなんと武器は弓矢で軍装は中世時代の経帷子。唯一の産業はワインの輸出で「フェンウィック・ワイン」として世界的に売れていたのですが、カリフォルニアの業者が「エンウィック・ワイン」という偽ブランドでシェアを奪い、大フェンウィック公国の財政は破たん状態になってしまいます。困った首相ルパート伯爵は突拍子もない戦略を考えます。それは米国に宣戦布告して開戦し、すぐに降伏して米国に占領してもらいます。米国は寛大だから敗戦国大フェンウィック公国に財政援助をしてくれて、きっとお国の財政状態は回復して繁栄するに違いないという思惑です。ここら辺の理屈は、太平洋戦争の敗戦国である日本人には耳が痛いジョークです。この作品では、ピーター・セラーズが女王・首相・NYに派遣される軍司令官(本職は森番)の三役を演じています。最も本作では「博士の異常な愛情」ほどアクの強い演技ではないので、ちょっと拍子抜けですが。弓矢を担いで経帷子を着た22人の遠征軍は苦労してNYにオンボロ船でたどり着きますが、そこで降伏してくるはずが指令を間違えて、開発中のポータブル新型核爆弾と開発者父娘たちを人質として連れて帰国してしまいます。そこから英・仏・露を巻き込んで、子鼠の様な小国が世界を相手に思わぬ駆け引きをすることになります。と、ストーリーは諷刺が効いて面白いのですが、監督がB級SF専門のJ・アーノルドなのでもたもたした印象しか残らないんですね。後半は核兵器廃絶を訴えるメッセージが前面に出てくるのですが、その分皮肉が薄れて笑えないのが残念でした。英国人で、リチャード・レスターの様な人が監督したらもっと面白かっただろうと思います。それから本作はコロンビア映画の配給ですが、最初に映るトレードマークの女神がびっくりさせてくれます。これは観てのお楽しみ。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-09-17 00:17:58)
43.  ビーチレッド戦記 《ネタバレ》 
1950年代に活躍した性格男優コーネル・ワイルドが監督・主演した戦争映画です。物語は日本軍が占領する架空の島に上陸した米海兵隊を描いています。冒頭の上陸シーンは、製作年度からするとスプラッター描写がきつくて、一説ではスピルバーグが「プライベート・ライアン」のノルマンディー海岸上陸シーンを撮る参考にしたと言われています。確かに、片腕がもげて戦士する兵士の描写は当時の映画では珍しいのではと思います。日本軍の描き方はおおむね良心的で、日本兵役のしゃべる日本語は明瞭です(指揮官の訓示に、『楠公』なんていう言葉が出てくるのにはちょっと驚きました)。この映画の特徴は、登場人物の心象風景をストップモーションで見せることで、戦争映画でありながらメルヘンチックな味わいがあります。本業監督ではないコーネル・ワイルドならではで、プロの監督はあまり使わない演出手法です。ただ、回想場面でコーネル・ワイルドの演じる主人公の奥さんが出てくるのですが(夫人のジーン・ウォレス)、彼女の髪型や服装がどう見ても1960年代で違和感があります。中盤までは結構いい雰囲気で進むのですが、ラスト日本軍が米軍の軍服を着用する作戦で反撃するという展開になり、ストーリーがぶち壊しになってしまいます。「撮影にフィリピン軍が協力した」ということですが、エキストラに着せる日本軍の軍服が足りなかったのでしょうか。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-04-18 11:51:41)
44.  ピエロがお前を嘲笑う 《ネタバレ》 
この程度で“驚愕のラスト”なんてコピーはほんと使ってほしくないですよ。誰が観たってこれは『ファイトクラブ』のハッカー版で、とくに終盤の第一の落ちまでの持って行き方は『ファイトクラブ』臭がとっても濃厚です。あそこで終わらせちゃったら“驚愕のラスト”にならないので無理やりに第二の落ちを付けましたって感じがプンプンします。でも観てる方としては「へー、そうなんだ」程度の感想しかわいてこないという現実を真摯に受け止めるべきでしょう。 主役の坊や以外の三人がまたちっともハッカーらしくないというのは困りますねえ。地下鉄の車輌内にたむろする仮面の連中でサイバー空間を表現するというのはこの映画で唯一の褒めどころかもしれませんが、別に彼らがハッカー集団じゃなくても良くね?、という疑問は消えないんですよね。ストーリー構成もけっこう雑というか無理があり、落ちていた入館証を使ってユーロポールに侵入というところは思わず絶句させられました。 ハリウッドでリメイクということらしいですが、よっぽど彼の地もネタ切れみたいですね。でも腕の良い脚本家と監督が組めば、ひょっとしたら傑作になる素質はあるのかもしれません(そんなわけないか)。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-04 21:54:19)
45.  ビッグ・バッド・ママ 《ネタバレ》 
アンジー・ディキンソンと二人の娘、そして出てくる他の女優も、脱ぐわ脱ぐわ、10分ごとにヌードシーンがある様な感じでお得感たっぷりです(笑)。ロジャー・コーマンの“ママ三部作”の一本ということですが、他のママがシェリー・ウィンタースとクロリス・リーチマンですから、そりゃお色気ではアンジー・ディキンソンが主演の本作が一番でしょ。ストーリー自体は母娘ギャングがただ撃ちまくりそしてヤリまくるだけなんですが、シーンが切り替わるたびに流れるやたら陽気なマウンテン・ミュージックがもう狂ってます。
[DVD(字幕)] 4点(2011-12-30 23:01:20)
46.  百一夜 《ネタバレ》 
映画誕生百年を記念した作品ということで確かに映画愛というものは伝わってきますが、それと本作が面白いかというと話は別ですね。途中からムッシュ・シネマのひ孫の偽物というサブ・ストーリーが始まるのですが、まずこのエピソードを挿入する意味が不明ですし話の落ちの付け方もあいまいで良く判らん。全体的にフワフワした出来の悪いヌーベルバーグ風の映画という印象でしょうか。ハリソン・フォードやイーストウッドと言ったハリウッドスターは、出演しているうちに入らないようなニュース映像の断面みたいでちょっと看板に偽りありですね。引用される過去の映画はイタリア・フランス映画が多くて、マルチェロ・マストロヤンニを観ているとフェリーニが無性に観たくなりました。
[ビデオ(字幕)] 4点(2009-12-23 12:57:23)
47.  ピーター・グリーナウェイ 81/2の女たち 《ネタバレ》 
この監督は、自分の撮っている映画の前には観客というお客様がいるんだぞ、ということを微塵も考えないタイプの映画作家なんです。まあそういうところは画家に似ていると言えなくもないです。そういえば映画の前半で主人公のフィリップがモンドリアンのただの幾何学模様にしか見えない有名な絵に講釈を垂れるシーンもありまして、グリナウエイもそこらへんは自覚しているのじゃないですか(笑)。 大富豪が妻の死を忘れるために世界の美女を集めてはハレムを作る話と予備知識を持って観てしまうと、ものの見事にノック・アウトされてしまいます。そのために集めた女優も中にはそこそこにネーム・ヴァリューがある人もいますが、ほとんど脱ぎもないというのはちょっと致命的。お話はもちろんわけが分からない代物なんですから、せめてそれぐらいのサービスはして欲しかったな。あとこの監督は日本びいきだということでやたら日本文化(というかなぜかパチンコ屋)がモチーフにされてますけど、けっきょくは日本という国は雨が降るみたいにしょっちゅう地震がおきるところだということに落ち着きそうです。これってもちろんジョークですよね…
[ビデオ(字幕)] 3点(2016-11-06 22:50:46)
48.  ピラニア リターンズ 《ネタバレ》 
“バカがおバカ映画を撮ると悲惨なことになる”という定説を見事に実証してくれました。前作の監督アレクサンドル・アジャのおバカ・センスには足元にも及びません、彼が巨匠に思えたぐらいです。前作に比べるとグロなパワーはダウンしてしまったので、エロのネタで挽回しようとしたみたいですが単なる下品な下ネタだけと言う感じです。アソコからピラニアが飛び出してくるというのは、どう考えてもその理屈が判りません。デヴィッド・ハッセルホフのネタになると、自分はこの俳優の出ていたTVシリーズのことなんか知識皆無なので全然面白くもない。前作から登場のクリストファー・ロイドとヴィング・レイムスだけは少しクスッとさせられました。でも理解不能なのがラストの生意気小僧を襲う惨劇で、さすがにこれは監督の趣味を疑いたくなりました。そしてやっぱり出てきました駄作の証明・エンド・タイトルに流れるNG集、これがまた長いんだ10分以上あります。正味の上映時間が70分少々ですからねえ、こんなに長いNG集は珍しいんじゃないですか。
[DVD(字幕)] 3点(2015-07-17 23:31:13)
49.  人喰海女 《ネタバレ》 
邦画にはかつて“海女映画”というジャンルがありました。といっても、このジャンルの作品を製作したのは新東宝という映画会社だけで、その生みの親こそ社長で“和製ロジャー・コーマン”“エクスプロイテーション映画の天皇”として歴史に名を残す大蔵貢です。もっとも、キャリアから言うとコーマンを“ハリウッドの大蔵貢”と呼んだ方が正しいのかも。ピンク映画すら存在しなかった時代に、いかに女体を売り物にするかと彼が知恵を絞って生まれたジャンルなのです(S・ローレンの『島の女』をパクっただけなのかもしれませんが)。 というわけで本作のご紹介となるわけですが、はっきり言って他愛のないストーリーなぞどうでも良い。三原葉子の演じるファム・ファタールが宇津井健を翻弄し、丹波哲郎には弱みを握られて操られるも、最後には良心に目覚めて死んでゆく。宇津井健は大半の登場シーンが海パン姿というのが良く考えると笑えてくるし、海女たちがみんなグラマラスな若い娘ばかりというのもあまりにも強引です。ちゃんと海中撮影をしているのですが、泳ぐ海女を捉えるショットがあまりに露骨なアングルなので爆笑でした。狂言まわし的な役柄ながら、殿山泰司がコロンボみたいな刑事でちょっと光っていました。あと監督の実弟である平田昭彦がほんの1シーンですが友情(?)出演しています。そして特筆すべきは三ツ矢歌子で、わたしらの世代にはホームドラマのお母ちゃんというイメージが強いけど、若いころは露出演技に体を張ってたんですね(まあ新東宝所属じゃしょうがなかったかも)。 それにしても『人喰海女』とはあまりに題名が大げさ、こういうところがいかにも大蔵貢らしいエクスプロイテーションです。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-09-19 20:15:33)
50.  ビロウ
冒頭の飛行艇のシーンや潜水艦内部の再現など細部に考証が行き届いていますが、肝心のストーリーおよび脚本がボロボロでは困ったものです。こんな中途半端な亡霊の使い方ではもはやホラーとしては破たんしているし、潜水艦内での人間関係の緊迫感も伝わりません。いっそ、謎解きミステリーとして撮った方がよかったのではと思います。
[ビデオ(字幕)] 3点(2009-06-08 23:55:41)
51.  ピンクのルージュ 《ネタバレ》 
いやー、こんな珍品映画があったとは、まだまだ修行が足りませんでした。この映画は8話からなるオムニバスで、ストーリーはマカロニ映画界お得意の艶笑小話です。4人の女優が2話ずつ主演するのですが、その顔ぶれが凄い!シルビア・クリステル、ラウラ・アントネッリ、モニカ・ビッティ、ウルスラ・アンドレスという豪華さです。でもそれぞれのストーリーが下らなくて笑うに笑えないのです。中には5分もない短さのお話もあって、ほとんど一発芸みたいなものです。タイトルバックもまるで紙芝居みたいなチープさで、とても79年製作とは信じられません。この女優さんたち、監督やプロデューサーに騙されて出演しちゃったんじゃないかと思いたくなります。ちゃんとギャラはもらえたのかな?
[CS・衛星(字幕)] 2点(2009-10-12 00:18:28)
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