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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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1.  ブロークバック・マウンテン 《ネタバレ》 
最高のヒューマン映画にして友情(純愛)映画の傑作。 同性愛モノって嫌煙されがちだと思うのですが、 ヒューマンな部分とアメリカン情緒がそれを全部包み込んで補ってる。 よく出来ているヒューマン映画はなぜこうも人生を通しての人間観察が見事なのかと感じる。  ブロークバックマウンテンの自然描写があまりにも美しい。 アコースティックなサウンドがまた最高に情緒的で、同性愛の雰囲気とも合っている。  ある種の過ちを犯した二人のその後の日常生活はやがて荒涼と化し、年月は無情にも刻々と移り変わってゆくが、 それとは逆にブロークバックマウンテンの自然は変わらぬ美しさで雄大に、二人の心の中にあり続けるのだった。  「日常」や「現実」と真逆な意味でブロークバックマウンテンが描かれているようで印象的だった。  ジャック・ツイストが義父を制する場面が最高だと思う。 奥さんが二人の情事を目撃する場面は印象的だ。 また実家の屋内が真白で、老夫婦の空虚な心情を表したかのような不思議な感じだったのは印象に残る。  憎むべきは差別であり、自分にとって害のない人を自分と違うからって攻撃するなんて馬鹿だと思う。 それにしたってジェイク・ジレンホールに揉み上げつけてカウボーイハット被せちゃアウトでしょ。
[DVD(吹替)] 9点(2014-02-09 23:19:31)(良:1票)
2.  フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 
(2009年映画メモをもとに) 感動いたしました。 今まで知らない世界を見てしまいました。 人知を超えた感動的な世界です。 まるで夢を見ているような、魔法にかかったかのような気分です。 そういう不思議な優しい感覚を覚えました。 フィールドオブドリームス、、、いろいろな夢があり、それが交錯している感じがとても幻想的だと思います。 生と死を超えて、魂と対話するような作品は大好きです。 死してもなおメッセージを残し、生きている人がそれと遭遇するようなスピリチュアルな物語でした。 実際にはそういうものは目に見えませんが、人は夢を忘れてはいけないと思います。 マン氏が怖かった。迫力ありましたよ。見ているコチラが殺されるかと思っちゃいました。  とうもろこし畑ってなんだかヤバい。
[DVD(字幕)] 9点(2012-03-02 21:48:46)
3.  ブルース・ブラザース 《ネタバレ》 
ブッたまげた!超ブッ飛んでる!ブルースブラザーズすんげー!あんた等サイコー! 超クレイジー!マジでイカしてる! 、、、いや~もう本当にサイコーな映画です。 スゲー笑ったですよ。何故か笑った。たぶんCGでやったら笑えないんです。 本当に、ここまでやってしまう作品を僕ははじめて観ました。 ダンスとか歌も素晴らしいです。 もっと早く出会いたかったです。 これは人生です。
[DVD(字幕)] 9点(2012-01-29 02:02:03)
4.  フランケンシュタイン(1931) 《ネタバレ》 
冒頭で教授が作品について解説しているが、その場面が一番怖いかも。 一番ぶっ飛んでいる。 光の当たり方のせいか、かなり教授が変に歪んでみえる。  フランケンシュタイン博士の精神的に病んでいる感じが表情にとてもよく出ていた。 なにかにとり憑かれた様な彼の表情にはとても威圧感がある。 重苦しいお墓の曇り空や枯れ木、髑髏の像がとても不吉な印象を与える。 教授が脳について授業している時と違い、誰もいなくなった教室はとても暗くて不気味だった。変に静まり返っている。 骸骨の標本がね、講義のときはみんなの笑いモノにされていたけど、 暗い講義室ではとても不気味な影をつくっている。 急に音がするけど、あの音もとても怖いと思う。  フランケンシュタインの研究所(見晴台?)も不気味。 階段とか部屋のパースがメチャクチャだった。 パースが歪むとそこに変な奥行きが存在する。  「怪物」がとても扱いにくい危険な存在として描かれていたのがとても怖かった。 怪物は恐怖の象徴だ。怪物の冷たい笑顔は死を連想させる。 あの冷たい無表情(笑顔も冷たい)、大きな手と指がぎこちなく動く感じ、黒い服、角ばった骨格に大きな身体、のっそりのっそりと歩く姿、、、とても不吉な感じ。 ドアをこじ開けようとする怪物の狂暴さがとても怖かった。 先頭シーンからも怪物の怪力、凶暴さが伝わってきて緊張感があった。 また、研究所で怪物の「影」がとても上手く効果的に使われていて、 怪物により巨大感をあたえて、迫ってくる感じがした。  召使の悲鳴、死に方がとても不気味。  少女の「バイバイ」の仕草が好き。それに答える父親の仕草も好き。 少女を湖に落としたとき、怪物はとても慌てた表情をする、その表情が印象的だった。  でも怪物よりも人々の結束が怖かった。あの火の明かりが大量になって迫ってくる迫力、村人が束になったときの迫力はとても凄かった。そういうのが何故か怖かった。  最後の岩山も風車もとても陰鬱なんだよね。 あの風車が燃えるシーンは、いろいろな作品に影響を与えているかもしれない。 燃える火の中での怪物の叫び声がとても凄まじかった。 暗くて不気味な作品です。 
[DVD(字幕)] 9点(2008-04-24 02:53:31)(良:1票)
5.  ブレインデッド 《ネタバレ》 
廃盤のため高値で取引されてるブレインデッドの正規版DVD。 最近はヤフオク等で1500円ほどで買えるみたいだけど、 調べてみたら韓国仕様で所々カットされたものだそうだ。 またヤフオクなどで「デッドアライブ」と入力すれば 日本語字幕付きのDVDが1,500円くらいで買える。 自分の中で“3大スプラッタ”といえば“悪魔のいけにえ”と“死霊のはらわた”とそしてこの“ブレインデッド”だ。 ブレインデッドはその中でも並外れてゴア度が高い。 ブレインデッドほど血の量が多いホラー映画はまず無いと思う。 それでテンションがやたらと高く 本気度が漲っていて迫力が凄い。 この監督が描くゾンビの発想力は、他のゾンビ映画とはまるっきり並外れている。 従来のゾンビの在り方に囚われることなく、あまりにもユニークすぎるコイツ等はゾンビを超えている。 ゾンビとゾンビでゾンビの子が生まれるという、まったく常識ではないところが良い。 ウィルス感染型ゾンビなのか死霊系ゾンビなのか判断に困る。 この映画が他のゾンビ映画よりも特殊なのはファンタジー色の強さでもある。 徹底してグロいのに突き抜けて明るい。 グロさの中にコメディがあって低俗なんだけど最高。 5回くらい爆笑した。 牧師の強すぎる格闘シーンがアホで最高!世界一美しく死にます。 チンピラが死ぬときがまた名場面だ。 デブの包丁さばきが正にキチ×イ。 母親の存在が恐ろしすぎる。 向こう見ずな迫力とバカっぽさがホラー映画として魅力大。 以後こんなホラーは絶対に生まれない。 ホラー映画史上に新しい武器の登場(流行らなかったけど)によりスプラッタのお祭りで 死のパーティーは大盛り上がり。血飛沫からマイナスイオンが出てるかのよう。 血と肉がルナティック。これぞレジェンド。ロード・オブ・ゴアニズムだ。 (変更したのは最初にデッドアライブの話をして、それを僕は日本語吹き替え版と大嘘をいってしまったけど、 それが日本語字幕版の間違いでした。うっかりミスで間違った情報をすみません) 
[DVD(字幕)] 9点(2008-04-24 01:59:40)
6.  ブラザー・サン シスター・ムーン 《ネタバレ》 
聖人とはどういう人のことをいうのか?無欲であるとはどういうことであるのか? この映画の主人公フランチェスコは本物の聖人像です。 ここまで自分を投げ出した姿を見ると感動しか覚えません。 非常に清々しいです。 牧師さんは神に仕えながら豚でいます。 そこに聖人との違いがあります。 フランチェスコみたいになるなんて無理なんですが、でも彼の姿を見ると心が癒されました。 人間は欲を持って生まれたものですが、フランチェスコはその欲を完全に捨てきったところを僕は尊敬と感動を覚えます。  フランチェスコは欲に負けた者さえ心優しく受け入れます。  フランチェスコの言葉には人の心を癒す力があります。  フランチェスコには一切の暗さがありません。   それとは別に 「キリスト教」を構えて攻撃の手段に出る人は神の名を偽り自分も偽ります。人の心も惑わします。  フランチェスコの歌う音楽は美しいです。 神秘的な映像とも美しい風景ともよく合います。 宗教の厳粛な雰囲気も漂っていて、教会の音楽はとても荘厳で神々しくて怖い位です。 キリストの目が開くとき、あの場面は神がかり的な迫力があります。 王が最後にとった行動はとても衝撃的でした。 フランチェスコの愛の大きさに涙が溢れて、大きく感動しました。  少しでも聖フランチェスコに人格が近づきたいと思いました。  
[DVD(字幕)] 9点(2008-02-09 01:34:00)
7.  不思議惑星キン・ザ・ザ 《ネタバレ》 
「2001年宇宙の旅」「惑星ソラリス」と並ぶ3大SF映画の一つはこれじゃないか? と思うくらいに素晴らしい世界です。 更には3大カルト映画に入れてもいいような感じがします。 学生のときに観たのですが、「エル・トポ」以来の衝撃でした。 このような独特の雰囲気を持った作品に出会えることはそうありません。 とても変な世界なんですが、それにしても見事な世界観です。 ダリの絵画のような、シュールレアリスム絵画の中にいるような感じです。 全体的にシュールで哀愁漂うデザインが素晴らしく、廃墟好き、異世界好き、変な物好きなら誰にでもオススメできる感じです。 どこか間の抜けた感じがまた素晴らしいです。 音がまた素晴らしいです。音楽の奇妙さもそうですが、 効果音の素晴らしさが、出来事の不思議さと異様さを見事に演出しています。 だから不思議な現象の連続なんです。この映画を見ることは不思議な体験です。 初めて見たときは「見ちゃいけないものを見てしまった!」って感じはかなりありました。 ホロリと来る感じも、最後にちょっと寂しくなる感じもあってなかなかです。 でも最後の方はなんとなく気持ちよくないです。  途中で映る冬景色が美しいです。 夜の真っ暗で空気の薄い無人の惑星での絶望感がとても伝わってきました。 地球みたいな星があって、あそこがなかなか綺麗でした。 そこにいた女性が超美人さんでした。 後半はいつも少しだけダレます。後半だけ見ればとても面白いので、それは自分の精神力が原因だと思うのですが、やっぱ工場の辺でちょっと休憩を入れちゃいますね。  こんな奇妙でブッ飛びきったSFはなかなか無いという意味で高得点です。 この映画が好き過ぎて、家の猫ちゃんに「クーちゃん」なんて名前をつけちゃいました。
[DVD(字幕)] 9点(2007-11-20 02:08:28)
8.  ファントム・オブ・パラダイス 《ネタバレ》 
オペラ座の怪人のロック版リメイク(?)。 原作を70年代に置き換えているのですが、その置き換え方がセンスありまくりなのです。 ほぼ原形をとどめていません。 主人公が可哀そうすぎます。 スワンは酷いことしてるのに憎めないほど素敵です。 ジェシカハーパーは美人です。 音楽と歌は最高に良いのですが、一部の曲では 視覚的に怪奇映画がモチーフになっているのが面白かったです。 怪奇とロックの融合はカッコいいです。 怪異なエンターテイメントが人々を魅了する様に僕は魅了されました。 エンターテイメントと死が結びついているところも面白いです。 起こっていることを二つの視点で見せる技法も面白かったと思います。 ロッキーホラーショーと関連してあげられていると思いますが、 制作者は違うんですね。
[DVD(字幕)] 9点(2007-11-12 00:25:24)(良:1票)
9.  プロメテウス 《ネタバレ》 
タイトルが”エイリアン5”とか”エイリアンzero”とかだと「ちょっと違う」ってなりますが、 タイトルを変えたことで許容範囲内ですし、オリジナルの世界観も広がったかなと思います。 最初に宇宙人の顔でビビった。 ストリートファイターシリーズのボスキャラにでもいそうなマッチョな宇宙人です。 またこの”プロメテウス”は「ギーガー」というよりも「ベクシンスキー」っぽくて芸術的です。 映像の美しさは満点だと思います。 しかし残念なのは(ギーガー・デザインによる)グロテスク要素が減ったことです。 大胆にいっちゃえばスピリチュアルファンタジー系です。 ダークさよりも宇宙と生命の神秘です。 色々な宇宙生物が出てきます。どれもデザインが素晴らしく知的な感じさえしますがエイリアンとは異質です。 あと高度な文明はラピュタを思わせます。 それからバイオハザードのタイラントも出てきましたし、 アルビノ化したジルバレンタインも出てきたかもしれません。 どの映画でも食事シーンで箸を使って食べているシーンがあれば日本文化が作品に浸透している確率が高いとか思ってます。 もし”プロメテウス2”があるとすると監督はキャメロンでしょう。けっこうこの作品はアバターっぽいところがありましたし。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-16 23:22:39)
10.  フェノミナ 《ネタバレ》 
ダリオアルジェントらしさが開花してる作品。 サスペリアの姉妹作といえそうだ。  少女ばかりを狙う殺人鬼の猟奇性と異常性そして変態性はホラー映画随一といっていい。 ダリオアルジェントはホント変態だと思う(敬意をもって)。 そしてこの作品は狂気が漲ってる。 ヒロイン(ジェニファー・コネリー)があまりにも美しい。 美と酷の対比がされていて、この点もホラー映画で一番かもしれない。 多感な時期にある少女のサイキックな力が事件を解き明かす鍵となる話は他にもありそうだが、 この映画では少女のサイキックと虫が結びつく独創性が最も評価されると思う。 また猟奇殺人とともに、その土地の気候や自然現象もそこに影響してくるかのように描かれている感じがする。 さらに動物までもそこに関わらせてしまうところにダリオのホラーワールドの深さを感じる。  清涼感あふれるスイスの風景と戦慄を感じる電子音楽が白昼夢のような独特の雰囲気を作り出す。 メタル(アイアンメイデン)のギターは猟奇的にかき鳴らされ、一種のアドレナリン効果をもたらす。  不条理な謎解きは まるでプレステのホラーアドベンチャーゲームをプレイした時の興奮と、 不思議の国のアリスを感じさせる場面もある。  閉鎖的な恐怖を感じる映画で、1回目に見たときよりも畸形児は怖かった。  「クロックタワー」の元ネタを感じさせる恐怖と展開、そして美しすぎるヒロインに大満足です。 名作サスペリアと比べると美術や演出は抑え目にされ、エッジは弱いが、 独特のダークな雰囲気が見事。 (「虫と少女」といえば同年に「風の谷のナウシカ」が重なったというのが個人的に興味深いです)
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-18 23:18:38)(良:1票)
11.  フィツカラルド 《ネタバレ》 
これまたよく分からないが凄い作品だ。 フィツカラルドさんブッ飛んでますな。やることが。 極端な事をするのは美しいことだって思う。 一人の男の大きな夢は多くの人を動かした。 そこが感動的だ。 山越えで言葉の壁も文化の壁もぶっ壊した。 極端なことすると壁がぶっ壊れる。  もう「CGって何スカ?」って感じの大きさ。 映像から「簡単じゃないな」って感じが伝わる。 画面の中の人たちの肉体労働とか緊張感って観客にも伝わる。 CGだとそういうところが丸ごと抜け落ちてる気がする。 船で川を下ったり、先住民族が出てきたりと冒険な感じなんですけれど、終始冷静で淡々とした描写が良かった。自然の美しさや深い静けさがある。 フィツカラルドさんブッ飛んでる。フィツカラルドさんスゲー金髪。   (2009年の映画メモをもとにレビュー) 
[DVD(字幕)] 8点(2013-06-06 22:34:59)(良:1票)
12.  プリティ・ベビー 《ネタバレ》 
美しい映画だった。 昔の売春宿はこれほどまでに上品で格式高かったのだと知った。 優雅さと妖艶さが素敵過ぎる。 売春宿では人々の戯れそして営みが生き生きと描かれる。 少女バイオレットはそこで無邪気に生活する。 蝶が舞うかのように。 衣装の美しさと、その他もろもろの美しさ、そして最終的には少女の美しさは「僕が映画に求めるもののすべてがそこにあった」と思った。 少女バイオレットの恋、映画において「少女の恋」とはどうしてこうも破滅的に描かれることが多いのだろう。 少女を失った男は破滅し、少女はどちらかというと移り気な気がする。 最後のバイオレットの表情が観客の男を悩ませる(かもしれない)。 写真家との恋というのがまたどことなく美しい気がする。
[DVD(字幕)] 8点(2013-05-03 01:34:15)(良:1票)
13.  ブルーベルベット 《ネタバレ》 
デビッドリンチの映画の中では普通だといわれますが、そこがすんなり見やすくて良いです。 ただリンチの映画に特有の異様な「闇の世界」はこの作品でも美しく強烈に光ります 口パク場面の圧倒的な美しさはブッ飛びまくってます。 デニスホッパーのキレっぷりがただただ素晴らしいです。 素敵な作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-01 01:00:00)
14.  ファンタズム(1979) 《ネタバレ》 
この不思議な恐怖感がいい。奇妙な世界観が面白い。 変な球体とか、葬儀屋の怪しいおっさんとか、不気味なドワーフの存在がとてもいい。 血が黄色かったりするのは不思議だ。 ホラー映画で、とてもスケールの小さい話だと思っていたのに、実は次元を超えていた話だったりすると、ちょっと興奮する。 少年が少し美少年だったので、最後が少し妖しかった。 ちょっと古いホラーの雰囲気や音楽がとてもいい。 どこまでが夢でどこまでが日常かの境目の曖昧さが心地よい。 何より米ホラーといえば、ゾンビか悪魔憑きか殺人鬼に恐怖感を依存する場合が多いのに、 ほぼ未開のもので恐怖演出を切り開こうとしたのが凄い。 恐怖演出が、サスペリアやジェイソンなみに成功している感がある。 そしてB級ながらに本格臭がするホラー映画だ。 美女が葬儀屋のオッサンに変わる場面は、リンチに迫る映像魔術だと思えた。 これは某オークションで低価格でDVD-BOXを落札していて正解だった。 実は1ヶ月ぶりに封を開けた、、、それまでほとんど放置プレイ状態でした。 球体から刃物が出て血がチョロチョロと流れ出る場面は多くの人に見て欲しいですね。
[DVD(吹替)] 8点(2011-05-08 23:26:30)
15.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 
とても面白かったです。 メチャクチャ映像カッコイイです。 常識が変わる瞬間。そんな感じを一瞬受けました。 「セブン」「エイリアン3」と同じ監督だとか。 「エイリアン3」は否定されていたけど、凄い監督さんなんですね!  なんだか「おまえらそれでいいのか?」的なメッセージを感じました。 観ていて「タ●シードライバー」を思い出しちゃいました。 両者は全く違うと思いますが、 両作品に共通しているものがあるとすれば、「主人公が不眠症」であって、そこから物語の不条理さが生まれてくるのかなぁと思いました。  アブノーマルなゴス女が変なセクシーさを出していて魅力的でした。 「セブン」では都会の闇の部分が描かれていたと記憶しています。 この「ファイトクラブ」にもそのような闇の部分がいくらか表れているように思われます。 、、、この作品はそういう部類に入るか謎ですが、「夢」と「現実」のちょうど中間にいるような作品が大好きです。 不条理なストーリー展開と暴力シーンは合いますね! 凄い作品なのでまた見たいです。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 04:12:39)
16.  フランケンシュタイン(1994) 《ネタバレ》 
雰囲気がなんとなく素晴らしいです。ダークで重い感じがします。 時代背景も良いです(え!中世ヨーロッパじゃないんですか?)。 壮大な音楽も素晴らしいのでサントラ買いました。 元の「フランケンシュタイン」をここまでストーリーを面白く豪華に再現したのは素晴らしいです。  オリジナルのフランケンシュタインの怪物はあまりに冷たい無表情が死のイメージですが、 このリメイク版フランケンシュタインの怪物には「心」があります。 それが温もりになってしまうので、オリジナルのフランケンシュタインの怪物の持つ「冷たさ」とは異なるものになってしまったと思います。 この冷たさこそ非人間的なんですが、リメイク版の怪物はまだ人間的です。  怪物に「心」があったら怖くない。人間的に共鳴してしまうから。心が通じればもはや怪物ではない。 そこがなんか違うんだと思う。 元のフランケンシュタインの怪物の表情は死そのものだ。 リメイク版は怪物が笑った時に「あ、デニーロだ」って親しみをもって思ってしまう。 ロバート・デニーロの笑みは怪物の冷たい笑みとは異なりすぎる。 でもこのリメイクの怪物はマントをまとい、森を歩く姿などは童話のようでとても神秘的な感じがして良かった。 怪物を「森の精霊」と喩えたり、木笛の暖かい音色など、そういった童話のような幻想的な雰囲気があって好い。おじさんが鍋でシチューを煮込んでいる画もファンタジーだ。 映画「フランケンシュタインの花嫁」からもレディ・フランケンが登場しますが超キモいです。女性にとっては残酷だと思います。  「フランケンシュタイン」っていえば、未だに博士ではなく怪物を連想してしまう。 それだけインパクトのある名前だ。 このフランケンシュタインは娯楽性も高く、映画として面白いです。  ホラーですがファンタジー色が強いダーク・ファンタジーという趣です。 寒々しく悲しすぎる壮大なラストは非常に心に残り続ける名場面です。  
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 02:39:03)
17.  袋小路(1965) 《ネタバレ》 
人間関係ってとても面白い! とても変な関係ですね。変な人間関係はそこに変な雰囲気をつくり出すのだと思う。  ドルレアックはスラっとした感じが本当に美しい。とてもセクシーだった。  ガキがホント~に煩くて生意気でムカつくんです!イライラ。 本当に子供があそこまでいくとタチが悪いです。 従兄みたいな人たちが来るんだけど、その人たちがまたウッサく描かれている(価値観の違う人たちが入ってくると邪魔です)。 子供の母親はぺチャぺチャ親バカっぷりを展開し、父親は空気の読めない恩着せがましいお節介の嵐! でも、その従兄の中でもサングラスをかけたちょとアートっぽい女性が変にセクシーだった。 サングラスが似合っている女性であり、クールで、なんかインテリ風だった。  作品の中の「メチャクチャ雰囲気の良い場所」があるとすると、 必ずと言っていいほど「その雰囲気を邪魔する(価値観の違う)存在」が現れるから嫌だ。  主人公ジョージが鶏を沢山飼っているが、彼が鶏のようだった。 ジョージって凄い面白い動きをするね。 ギャングのリチャード(かな?)は大きな声でウルサい筈なのに何故か良い味を出して親しみを覚えた。 彼は本当に良い声をしている。少々自分勝手だが、 しかしそのマイペースなところには愛嬌があって良い(悪気は無いんじゃないかな?時々可愛らしく見える)。 この作品の見所の一つはやはり「二輪車」ではないでしょうか。 レコードから流れてくる曲がやけに脱力感があって良い。 孤島であるというのも、「袋小路」というタイトルも、どこかシュールなものを感じました。 この作品には独特の居心地の良さがあります。 僕もあの島に行きたいと思ったほど、、、  凄い凄い。 シュールだなあ、、、シュール過ぎる!  
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-09 03:14:04)
18.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 
好きな作品。 オスカル少年の独特な語りが面白い。 この作品、冒頭でおばさんがジャガイモ?を、とてもおいしそうに食べているのが印象的だった。 そして、オスカルのお母さんが魚をまずそうに食べているんだけど、何故かおいしそうに感じた。 しかし、あの魚を獲るシーンの「牛」は気持ち悪すぎるでしょう。。。 僕は何度も再生してしまいましたよ。 シュールな作品だが、とても壮大な一つのドラマだと思う。 でも意味が分からない。 なぜ小人なの? なぜ太鼓なの?なぜガラスを割るの? なぜ成長しないの?不思議なことだらけ。 でも、とても素晴らしい。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 02:37:44)
19.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 
当時、プレデターの新作が出るというので興奮しましたが、 結局観たのは最近の事です。 なにか本来のプレデターにソリッドシチュエーションの要素が感じられる内容でした。 本来のプレデターとはちょっと別物ですが、 これはこれで続編が出ても全然ありなクオリティでした。。 プレデターは異星人でありながらも人間の原始的な習性と似たものを持ち、 それなのに攻撃の手段がやたらとメカニックなのが面白いです。 色々な装置が体の一部であるかのようなところがカッコいいと思います。 この作品はオリジナルへのオマージュが込められていて、初期のファンにも好感は持てると思いますが、 「旧式よりも新型のプレデターのほうが強いぜ」みたいなのが嫌です。 監督は日本文化が好きなのか、 日本人ヤクザが凄くいい味出しています。 真剣勝負の場面など展開としてはまるでコントですが、それでもハリウッド映画に登場するアジア人にしては良い扱いだったと思います。 プレデターのデザインは鎧武者がもとになってるみたいです。 最初からカップルが出来上がっていたのは面白くないですが、 「ヒロインと主人公は死なない法則」「白人生存(黒人死亡)の法則」「異言語話す人即死亡の法則」「武器を持たない弱者生存の法則」など分かり易いものはありましたが ちょっとずつひねりが加えられていたと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-15 22:33:07)(良:1票)
20.  フェノミナン 《ネタバレ》 
トラボルタのフェノミナン。 アルジェントのフェノミナとタイトルがちょっと似てる。 本作フェノミナンはなにか欧米のニューエイジ思想をもったような、 いってみればスピリチュアル系の映画だった。 ある日トラボルタは不思議な光を浴びて突然に頭がさえわたり、 驚異的な頭脳と念力に覚醒してしまう。 いつも皆から親しまれる温厚な性格のトラボルタはその力で人を助けたりアバンギャルドな助言を与えたりしていたが やがて周りの人はトラボルタの力を恐れて避けるようになり、 国家機密を扱う人たちはやがて彼を国の危険人物として放っておけなくなるのだった。 しかしそんな中でもトラボルタを見捨てない本当の友人が数人いた。 やがて彼の驚異的な能力の秘密が明らかになる・・・ だいたいそんなお伽噺のような内容だった。 「人にどれだけのことを与えることができるか」というテーマを持った感動の映画だった。 人の潜在意識に眠るかもしれない不思議な力を描いたファンタジーとしてなかなか楽しめる内容だった。 ラブストーリーとしてもなかなか良かったと思う。
[DVD(吹替)] 7点(2014-03-11 21:53:05)
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