1. フル・モンティ
男のストリップに抵抗があってなかなか見ることができなかったし、今でもどうして観客がたくさん集まったのかもわからない。でも映画としては、「ブラス!」や「リトル・ダンサー」などのように英国労働者の生活感があってなかなか良い。 [DVD(字幕)] 7点(2014-08-07 06:14:38) |
2. プリティ・ウーマン
現代版マイ・フェア・レディかと思いつつ見ていたが、どうもそうではない。確かに主演のジュリア・ロバーツはどこからどう見ても美女だ。マイ・フェア・レディのヘプバーンのように泥臭いところから徐々に洗練されていくのと違い、リッチな男の金の力で飾られていくだけだ。これではお金持ちっていいなあで終わってしまいそう。だから二人のロマンスにはあまり共感できなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2014-08-05 19:14:25) |
3. プリシラ(1994)
ド派手なコスチュームとショウは好きずきがあるだろうけど悪くはない。だけどしゃべってる内容がどうも品が良くない。音楽は「愛はかげろうのように」から始まって、「ゴー・ウェスト」「恋のサヴァイヴァル」「ママ・ミア」と好きな曲がいくつもあるのに・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2013-11-19 22:41:26) |
4. フェイス/オフ
印象的なオープニング、スピィーディーでスリリングな展開で前半は実に良い。そして顔を交換するという奇想天外な発想にも目を見張る。だが後で思うとあまり気持ちが良いものではない。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-16 21:32:56) |
5. 不機嫌な赤いバラ
シャーリー・マクレーンとニコラス・ケイジのやりとりがたまらなくおもしろい。職務に忠実な警護責任者とわがままな元大統領夫人なのだが、いがみ合っているようで信頼し合っている奇妙な関係が実に良い。ただニコラス・ケイジが出ていて何もなく終わるわけがなく誘拐事件発生となるが、これがいかにもとってつけたストーリーに思えてならない。唐突的だしちょっとお粗末?なのでいささか減点。 ところでオペラは苦手というが、ニコラス・ケイジの映画で前にもオペラを見たような気がするが・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2012-12-12 22:49:39) |
6. ブロードウェイと銃弾
ウディ・アレンの中では一番好きな映画。特にオリーブの監視役に過ぎなかったチーチが演劇に口を入れてからは、舞台劇だけでなく映画そのものも生き生きしてきたように思った。ストーリー自体おもしろいが、登場人物それぞれに強い個性があり、それが見事に表現されているように思う。ただおもしろかった割にはラストがいまいちに思える。 [DVD(字幕)] 8点(2012-11-10 22:45:04) |
7. プラクティカル・マジック
期待して見ると空振りに終わってしまうかもしれないけど、期待せずに見れば意外とおもしろいかも・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2012-11-10 06:24:41) |
8. ファミリー・ゲーム/双子の天使
原作の格調高い雰囲気が失われ、大衆的な雰囲気になってしまっているように思う。元はと言えばケストナーの児童文学で、離婚した夫婦の関係を修復させようとする感動の物語なのだが、この映画はタイトルのように入れ替わりゲームの感覚だ。感情面の趣や伏線など味わいに欠けているのではなかろうか。むろんバックに流れる音楽がヒット曲というせいもあるだろう。好みの問題かもしれないが、私はドイツ映画の方が好き。 だが双子の姉妹を一人二役でこなすリンジーは立派。 [DVD(字幕)] 5点(2012-09-30 06:52:31) |
9. ふたりのロッテ (1993)
《ネタバレ》 児童文学の映画化だけあって甘いと思われる点も多々あるが悪くはない。離婚した両親を何とか元に戻そうとする努力には拍手を送りたいくらいだ。ただ映画としてはもう少しインパクトがあってもよいと思った。最初とラストが列車のブレーキなのはおもしろい。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-29 23:07:34) |
10. ファーゴ
実際にあった話らしいからむごたらしいのは当然かもしれないが、それにしてもさすが米国銃社会、平気で銃をぶっ放し軽々と人を殺してしまう。醜さを象徴するような映画だ。しかも身重の婦人警察官が凶悪事件を担当するというのも妙な話しだし、ましてやそれを演じた女優さんがアカデミー賞とはまったく不思議な世界だ。 [DVD(字幕)] 3点(2012-06-16 16:55:37) |
11. フォレスト・ガンプ/一期一会
《ネタバレ》 大空から舞い降りた1枚の羽毛で始まり、その1枚の羽毛が大空へ飛び立って終わる。実に印象的なオープニングとエンディングで、洒落ている。だが米国の歴史や文化それに考え方など知らないと良さがわかりにくいかもしれない。ケネディからニクソンまでの大統領やプレスリー、ビートルズらも映像として出てくるし、ジェニーが歌っている姿はジョーン・バエズそのものだ。そして何より知っておかねばならないのは、60年代から70年代にわたるベトナム戦争とその反戦運動だろう。 映画はこれらの歴史的背景とオーバーラップする形で進んでいく。走るのが速かったり、ピンポンが上手だったり・・・。そしてメインをなすのがジェーンとの愛だが、これがくっついたり離れたりするのがいまいちよくわからない。ガンプの息子は一目見て誰だかわかるが、すばらしい子役だ。 [DVD(字幕)] 8点(2012-06-09 22:56:44) |
12. フライド・グリーン・トマト
南北戦争が終わって奴隷解放宣言がなされても、なお残る黒人差別が残る米国南部、そこで事件は起こった。事件の真相は終盤に明かされるが・・・。 映画は女性たちがとてもすばらしい。女性のための女性の映画のようにも思えるが、男の私が見てもすばらしい。大変心に残る映画だった。いつかまた、女房と一緒に見てみたい。 [DVD(字幕)] 9点(2012-04-21 11:15:26) |
13. プライベート・ライアン
いかにも米国映画、「合衆国万歳」と言っている声が聞こえてくるようだ。それと一番不思議に思ったのは、多数の犠牲者を出したというのになぜライアンだけなのかということ。 [DVD(字幕)] 2点(2012-01-12 08:55:29) |
14. プリティ・リーグ
第2次世界大戦の最中に結成された女子プロ野球リーグ、それは戦争にかり出された男子プロ野球リーグの穴を埋めるためのものに過ぎなかった。 世間からは「女だてらに何ができる」という蔑みの目で見られ、トム・ハンクス演じる監督すらも最初は本気ではなかった。それを変えさせたのは、彼女らの懸命に取り組む姿勢であり、女子野球も立派なスポーツであることを証明させてくれたと思う。 実話がベースになっているので実に感動的で、強く訴えるものがある。最後の年取って再会するシーンも良いし、マドンナの「This Used To Be My Playground」の歌も深く心に残る。 [DVD(字幕)] 9点(2011-08-07 23:53:01) |
15. ファースト・キス(1998)
《ネタバレ》 「冬のソナタ」で一躍有名になったチェ・ジウが日本で余り知られてなかった頃の映画で、恋愛にほど遠い格好の雑誌記者を演じている。「冬のソナタ」では到底みることのできなかった三枚目ぶり、その姿を見るだけでも一見の価値が有る。女性はめがねをとると美しいということがよくわかる。 アンジェウク演じるカメラマンといつしか惹かれ合う関係になるのも、自然で実によい。この映画にはインタビューを受ける側として、一流の俳優や監督なども登場する。チャン・ドンゴンとイ・ヨンエが一緒に踊るシーンも・・・。 蛇足ながら、映画の冒頭で流れるアリアはフランツ・レハールのオペレッタ「ジュディッタ」の中の「唇に熱い口づけを」というとても情熱的な曲です。 [DVD(字幕)] 7点(2011-06-15 15:42:09) |
16. ブラス!
《ネタバレ》 日本公開時、吹奏楽部の高校生を引率して見に行った映画で、当の高校生らよりも私の方が大感激でした。 映画はイギリスの炭坑町、不況と炭坑閉山の嵐の中、ストライキという手段で生活を守ろうとする抗夫やその家族たちを実によく描いている。 その抗夫たちの唯一の生き甲斐である金管バンド、その運営もままならない。家財道具を差し押さえられ、楽器をも手放さなければないような生活苦。そうした中で、ピート・ポスルスウェイト演ずるダニーは、ブラス一筋の熱意と愛情でバンドをコンクール優勝へと導いていく・・・。 病室の下で「ダニー・ボーイ」を演奏するシーンもさることながら、病室から抜け出し優勝カップを拒否した名演説、ラストの「威風堂々」の名演奏、涙が出て止まらなかった。 紳士の国英国では何よりも「名誉と誇り」を重んじる。行進曲「威風堂々」は勇気と希望を与え、英国国民に最も愛されている曲だという。その曲を堂々と胸を張って演奏し、映画を締めくくることは大変感慨深い。 [映画館(字幕)] 9点(2011-03-05 11:53:33)(良:1票) |