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もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 542
性別 男性

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1.  望郷(1937) 《ネタバレ》 
1937年の映画だけあって、いかにも古典的な雰囲気が滲み出ています。序盤のカスバの街の解説シーンからして、早くも古典的な感じがして妙に嬉しくなってしまいました。 DVDで再度鑑賞してみて感じたのは、音楽の使い方が上手いということ。この映画で終始バックに流れているアラブ系の民族っぽい音楽や、おばさんが昔歌手だった頃の歌を唄うシーン、ラストのあの映画史上に残るといわれる名シーンのBGMなど、全てにおいて文句のつけようがないくらいのシーンにマッチした音楽ですが、中でもレジスを始末する時の音の使い方が特に印象的でした。 ジュークボックスで銃声をかき消す演出(確かに古臭い?)も私は好きなのですがその後に、ペペが、力尽きたピエロに寄り添うシーンまであの音楽が流れていて、すごく悲しいシーンの筈なのにBGMにあのような派手な音楽が鳴り響いていて、この時代でこんな斬新な音楽の使い方をしていることに衝撃を受けました。 また、終盤でペペがカスバを降りていくシーンも、中盤で一度怒り狂って降りていった時との対比があって実に趣のあるフランス映画らしい穏やかなクライマックスで、このシーンも妙に好きです。波止場まで追いかけてきたイネスが「行かせてやって!」でグッときてしまいますが、その後の「ペペ、許して・・」が本当に切ない。泣けます。アナタは全く悪くない!!!
[映画館(字幕)] 8点(2004-10-10 15:53:33)(良:1票)
2.  襤褸と宝石 《ネタバレ》 
冒頭、借り物競争のシーンで上流階級社会の堕落した生活が描かれ、更に家の中での言動や振る舞いにまで彼らに対する侮蔑の念が感じられます。 ただの借り物競争ではなく忘れられた人や物を取ってくるなんて、この時代の映画でよく見られる仮装パーティーなんかもそうですが、夜ごとに遊び呆け普通のパーティーでは飽き足らなくなってこんな馬鹿げた遊びをしているわけですから、ゴミの山に住む人間を対比させるまでもなしに、上流を風刺している事がわかります。 その一方で、「仕事があれば人は人間らしく生きることができる」という労働を尊ぶゴドフリーの台詞や、最後に浮浪者に職を与える彼の行動など、社会的にも優良な映画と言えると思います。 襤褸を纏い無精髭をたくわえていても、ただの浮浪者ではないことはちょっと見ただけで分かってしまうようなウイリアム・パウエルですが、後のバトラーを演じる彼を見るにこれはベストなキャスティングと言えるでしょう。 監督や脚本のグレゴリー・ラ・カーヴァも自分にとっては初めて拝見する作家さんですが、物語の至る所にユーモアを交えた台詞が多くて楽しめますし、またカメラにおいても、バトラーが朝食を立て続けに運ぶシーンを長回しで撮っていたりするところなんかを見ても、きちんと映像にまでこだわりを持つ人なんだなぁと感じさせてくれます。 最後、ゴドフリーが半ば無理矢理結婚させられていたところでは、出来れば求婚を上手くかわして自分の道を突き進んでいってほしい所でしたが、監督が女心を汲むことに長けた懐の深い人物だった、と解釈します。 蛇足ですが、タイトルの襤褸という字は「ぼろ」ではなく「つづら」と読むそうです。
[映画館(字幕)] 7点(2013-12-30 15:11:53)
3.  ほら男爵の冒険(1961) 《ネタバレ》 
ふぅ~、やっと自分で登録した映画に投稿できる。 自分にとって初めて観たカレル・ゼマンの映画「悪魔の発明」には、その世界観に入り込むことが出来ませんでしたが、この本作には意外にも(?)ちゃんと入っていけたと思います。 この映画で繰り広げられる冒険もののストーリーと映像の技巧さを追求する作風は、まさに相思相愛の関係。 カラー映画とはいえ、実写とは違って色の使い方が非常に大胆で、赤なら赤、青なら青と、思い切った色の使い方を見ていると、小さい頃に見た砂絵を思い出してしまいました。 また、アニメーションの中の人の動きがどことなく機械的な感じがするところがとても魅惑的で、まるで夢の中へと誘い込んでくれるようです。 ストーリーで面白いのは、終盤で月に飛び立つ御伽噺を実際にやってみようと試みるところが凄くロマンティックでカッコイイくて、また、砲弾に乗って偵察に出たりといった非現実的な空想も実写では到底表現できないアイディアで、こういったブッ飛んでる発想って、普段実写の映画しか観ない自分にとっては新たな発見ができたという気分になって何だか妙に嬉しくなったりしてしまいまうのです。
[映画館(字幕)] 7点(2008-05-20 01:49:27)
4.  ボウリング・フォー・コロンバイン
素直に面白かった。取り上げているテーマも興味深く決して見て損はないと思う。ドキュメンタリー映画って初めて見たけど、こういうのも悪くない。よく、映画の中で出演者が監督のメッセージを代弁していたり映画全体が比喩的な表現をしていたりする映画ってあるけど、そんなイヤラシイ訴え方よりも断然この映画のやり方のほうが自分は素直に受け入れることができると思う。結局、答えは出ずじまいのままで終わったけど、アメリカの銃社会について考えるきっかけを与えたこの映画の功績は評価したい。※
7点(2004-09-16 23:55:53)
5.  幌馬車(1950) 《ネタバレ》 
ストーリーを考えると、まぁやむを得ない所ではあるのですが、馬の疾走するシーンが余りにも少なかったのがちょっと残念ではあります。 そういった楽しみにしていたシーンがない中でも、平穏で長閑な移動風景とその一方で何か良からぬことが起きるのではないかという緊迫感が充満した停泊時との対比が、西へ向かって進むたび、馬を休めるたびに幾度となく繰り返されるのが印象に残りました(ついでに、仲間内での賑やかなダンスシーンと足音のみのマホバ族のそれも対比が出ていて面白い)。 序盤の、馬の売値の話からモルモン教徒一行と仲間になるまでのくだりも若干繋ぎの弱さを感じますし、旅芸人の若い女を絡めた恋物語も希薄な印象ですし、角笛のおばさんに至っては角笛を吹くシーンでもマホバ族とのダンスのシーンでも全く台詞が与えられていなかったところを見るに、やはり傑作と呼ぶには難があると思います。 しかし、肩を怪我した盗賊の親玉が最後まで根っからの悪党でしっかりと息の根を止めてくれた所なんかは爽快感がありましたし、銃を撃ち合うアクションの一瞬のタイミングにもこだわって撮られていたのは、やはりジョン・フォードの仕事でしょう。
[映画館(字幕)] 6点(2014-01-04 23:07:15)
6.  ポーリンの冒険 《ネタバレ》 
映画の本筋であるポーリンの半生と恋愛話のストーリーは特に面白いとは思えず、むしろ、彼女自身の強烈なキャラクターによる縫製工場の上司とのやり取りや、急にステージに立たされた時の度胸の良さなどの方が彼女の魅力が出ていて、見ているとスカッとして面白かったです。 連続活劇「ポーリンの冒険」のラストシーンがずらずらと出てくる場面があるのですが、本当にいろいろなタイプのピンチがあるんだなぁ~という感じで、映画の本筋とは関係ありませんがここは面白かったです。 一番好きなのが、舞台出身の役者がボソボソと台詞を喋っているところを監督が演技指導をし、そのお陰で期待以上に豪快な演技をカマしていたシーンですね。役者の登場シーンからしてインパクト絶大で、指導の前後で余りの驚愕の変貌に思わず吹き出してしまいました。 また、サイレント映画の撮影現場の雰囲気も知ることが出来たりと、“本筋以外では”なかなかに楽しい映画でした。
[映画館(字幕)] 6点(2011-04-17 02:30:14)
7.  ぼくを葬る(おくる) 《ネタバレ》 
SARAさん、お先に失礼します。 さて・・・、 もし、自分がこの主人公みたいに余命あと何ヶ月と宣告されたらどういう行動をとったでしょうか。恐らく、この主人公みたいに周囲の人間に対して攻撃的になるでしょうし、独りの時間が多くなって自分を見つめなおすのではないでしょうか。 また、主人公は交際中の恋人に別れを告げています。八つ当たりのような態度でしたけど、きっとそれが正しいような気がします。 交際していた恋人のことを大切に思い、新たな恋を探してもらうべく、この主人公のように冷たくあしらうのが最良の方法なのかもしれません。 姉と喧嘩した後も、ちゃんと謝って仲直りして心残りがないようにするのも何となくわかるような気がするし、祖母を訪ねたりっていうのもすごくよくわかります。 けど、やっぱり自分にはどうもピンとこない映画なんです。ごめんなさい。死を意識したことがないわけではないけど、自分にはちょっと難しかったです。 ただ、この映画の中で気になるのが、主人公が同性愛者だという事。特に同性愛者でなくても物語は成立するはずなのに、いまいちその意図が読み取れません。というか、フランス本国ではそんなことを改めて考える必要もないほどに同性愛者が世に認められているということでしょうか。それと、(毎度のことですが)露骨なセックス描写があったのもマイナスポイント。愛のないセックスって見ていて苦痛じゃないですか?いや、自分がまだ大人になれていない証拠ですわ(>_<)
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-03 17:44:01)
8.  火垂るの墓(1988)
二度と見たくない映画ナンバーワンですね。うん、本当に救いようがない。決して好きな映画ではないけれど低い点はつけられないなぁ。 あの主人公がとった行動は確かに疑問が残りますが、リスクを犯してまで義母の家を出る理由がただ単に意地を張っていたという以外に何かちゃんとあって、それについて多くを語らないところがいいのかもしれませんね。やはり、言葉に出して表すべきではなかったからではないでしょうか。清太のとった行動を悪く言うのはやや軽率だと思います。まぁ、自分にもあの行動の意図が解り兼ねますが。 しかし、自分のことをああやって美化して描くのはどうなのかな~って思いますよ。実話を謳うのはともかくとして主人公が自身の実体験っていうのがどうもいやらしさが残る。それに、戦争の虚しさや悲しさを訴えた映画を見たいのなら、なにもこの映画じゃなくても・・・と思いますが。
[映画館(邦画)] 6点(2004-08-15 18:20:37)
9.  ぼくの伯父さん
オープニングの、看板に書かれたスタッフ紹介・ユロ伯父さんのアパート・魚とにらめっこするワンちゃんで「なんてセンスの良い映画なんだろう。こりゃぁ~期待できるぞ~」とウキウキしながら見ていたのも最初だけ。30分で飽きてきました。 登場人物のセリフを極力減らし、サイレントの映画のようにパントマイムだけでストーリーが展開していくのは好印象なのですが、どうも、ギャグがつまらない。ユロ伯父さんの余りの間抜けぶりに、正直のところ見ていてイライラしてしまいました。 シーン一つ一つのセンスのよさは私も気に入ってしまいましたが、この映画の中の大人達のダメ人間ぶりがとてもじゃないけど見るに耐えないのです。この映画の登場人物を見て、ほんわかとした温かみを感じたりほのぼのとした気分になるなんて絶対無理。 けど、ギャグがチャップリンみたいに面白ければこの映画のハイセンスな映像にマッチしないだろうと思うので、やっぱりこのくらいのレベルの笑いがちょうど合っているような気がしました。
[映画館(字幕)] 5点(2005-05-21 01:41:19)
10.  骨(1997) 《ネタバレ》 
冒頭から、極端なほど会話がなく、登場人物の顔を映して沈黙の表情をただ見せるだけといったシーンだったり、覇気のない様子を延々と映し出すだけのシーンが何度もあって、かなり退屈してしまった。 これら一連のシーンを、そこに生きている人の貧しさや暗さだったり絶望感が描かれているものとして捉えるべきなのかもしれないが、これはただ単に作り手の表現力の乏しさ故のものだと考えたい。 上記のシーンに意味合いが生じてくるのは、登場人物のその場での生活状況や心情がまずストーリーとして前もって描かれてからであり、映画の序盤からいきなりそのような淡々としたシーンを並べても全くと言っていいほど効果が現れないように思う。 ラストで見せた微かな笑いは、日常のささやかな喜びやこれからの一抹の希望を表現したものだったのだろうか。もし仮にそうだとしても、それまでのストーリーで特に面白い点もなかったこともあり、かえって虚しい笑いのように感じた。
[映画館(字幕)] 4点(2010-09-30 01:14:24)
11.  北北西に進路を取れ
ヒッチコックの十八番は2種類あると思う。1つは三十九夜や逃走迷路、そして本タイトルのような逃走劇。そして2つ目はサイコ、ロープ、裏窓のような密室劇である。あくまで私の好みの問題だが、さすがヒッチコック!と言わせるのは後者の方なのである。(だったら、レビューするなってか?)
4点(2004-06-06 10:29:20)
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