1. ボウリング・フォー・コロンバイン
《ネタバレ》 マイケル・ムーアの映画を見ていて毎度驚かされるのはその行動力。事柄を映画として盛り上げ、より面白くさせるための行動力は世界一なんじゃなかろうか。取り上げる題材への皮肉を聞かせた勝利を毎回勝ち取っています。今作はウォルマート相手に戦争を仕掛け見事勝利するわけですが、その痛快さたるやとてつもない。ラストの対チャールトン・ヘストン戦のスッキリしない決着も映画としてとてもいい余韻を残しています。娯楽的な面と娯楽的な面を併せ持つドキュメンタリー映画の傑作だと思います。 [地上波(字幕)] 8点(2013-10-10 01:45:59) |
2. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
《ネタバレ》 やっぱりチビ監督・ハゲ主演・デブ助演の三馬鹿コンビは最高です。エドガー・ライト並びにサイモン・ペグの脚本は洒落が効いていて素晴らしい。どうでもいいセリフをクライマックスの決め台詞にしてきたり、最後の最後でギャグにする。ギャグにもならないくだらん行動もここぞで重要な役割を果たしてくれる。小気味いいですよ。 アクションはハリウッドの警察もののオマージュで、大味ながらもしっかりと楽しめました。エンジェル警官がクライマックスの行動に出る動機がバッドボーイズって。しかも2バッドかよ!というツッコミも出来て楽しい。バディムービーとしても完璧でしょう。穴が見当たりませんでした。最初から最後までテンション上がりっぱなしでした。 コメディとしてもアクションとしてもバディムービーとしても100点満点の映画なのにファンからの著名でようやく劇場公開になったり、TSUTAYAで発掘良品扱いになったりするあたり、どうにかならないのかよ!?カップル向け映画ばっかり劇場でやってもつまらんよ!と憤りを感じます。もう日本映画界の体制は変わりそうにないので、映画館のかわりに別のところにでも行きますかね。パブとか。 [DVD(字幕)] 9点(2013-09-26 17:09:17)(良:1票) |
3. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 トリロジーの中で最も洗礼された傑作だと思います。過去2作にノレなかった僕ですが、今作には痺れました。アクションが最も興奮する素晴らしさで、特に屋根から屋根へ飛び回るあたり、素晴らしい。サスペンスも上出来です。アルティメイタムのために過去2作は会ったと言っても過言ではないです。まあ、トリロジーなんだから当然ですが。ただ、終わり方は不満。ニッキーが笑ったところで終わらせたほうが、ボーンシリーズらしいと思うのです。なんにせよ、ジェイソン・ボーンの物語が完結して、何よりだと思いました。ボーンが少しでも幸せな人生を送っていくことを願っています。 [DVD(字幕)] 7点(2013-09-09 23:08:06) |
4. ボーン・スプレマシー
前作よりも地味な印象を受けました。今作のボーンには感情移入の余地があって、サスペンスは良質でした。しかし、好きにはなれないですね。最後までノレないままでした。アクションシーンのカメラが動きすぎて、何をしているのかがよくわからない。制作側はアクションに自信を持っているのでしょうが、ならば観客にきちんと提示してほしいです。ハリウッドの硬質なアクション映画は向いていないのかもしれません。 [DVD(字幕)] 5点(2013-09-09 20:00:08) |
5. ボーン・アイデンティティー
《ネタバレ》 アクション映画を楽しむためには、他の映画以上に主人公に感情移入することが一番だと思っています。はっきり言ってジェイソン・ボーンには感情移入できない。惚れた女と悲惨な別れ方をする時まで冷静さを保ち続けることができるような完璧人間に、感情移入ができるわけがありません。この別れ方のせいでラストが予想出来てしまうために一気に冷めてしまいました。記憶喪失になる理由もくだらないし、あんなにパリをウロウロしていたのにCIAは彼らの足取りを全く掴めない。スナイパーはもったいぶってボーンを殺せない。トレッド・ストーンの内部に護衛がいない。ダメすぎる。これらのダメ要素は他のアクション映画にもありがちですが、僕の好きなアクション映画達はダメ要素をカバーして余るほど見事なアクションを見せてくれます。この映画の後半のアクションは残念な出来でした。余計にあらを探したくなってしまいます。期待して見ただけに、残念。 [DVD(字幕)] 2点(2013-09-08 23:23:11) |
6. ホステル2
《ネタバレ》 1作目には遠く及ばない出来だと思います。主人公が女の子になったことでゲスいエロスが増すのかとおもいきや、キンタマ蹴って無事に逃げられちゃいますし。ただ、猫がものすごく怖いので、猫好きも猫嫌いも注意して見てくださいね。 [DVD(字幕)] 5点(2013-08-16 00:00:31) |
7. ホステル
はっきり言って東欧という舞台設定におんぶにだっこの映画です。しかし、それをものすごく有効的に活かした素晴らしいスプラッターホラーだと思います。東欧にならあんな殺人クラブがあるかもしれないと思えますし(失礼ですが)、説得力がありすぎてものすごく怖い。三池崇史が通ってても全然違和感ないですね。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-15 23:57:40) |
8. ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
《ネタバレ》 アメリカについての知識が豊富でないと笑えないギャグがたくさんありますが、そうじゃなくても笑えるギャグがたくさんありますし、好きなシーンもたくさんあります。ブラックジョークを学んだり、デブのノッポが高級ホテルで裸で揉み合ったり、ショッピングモールの駐車場で警備員にボコボコにされたり…アメリカ・キリスト教(福音派)に対するサシャ・バロン・コーエンの痛烈な皮肉がキマっている良いコメディ映画ですが、下品の極みですので、苦手な人はやめておきましょう。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-14 14:18:24) |
9. 仄暗い水の底から
《ネタバレ》 一緒に見ていた母親は怖がっていましたが、僕には怖さが全くわかりませんでした。蛇口から長い髪の毛って、ねえ… [地上波(邦画)] 2点(2013-08-14 14:11:10) |