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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1885
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  マザー!(2017) 《ネタバレ》 
一軒の大きな家に暮らす一組の夫婦。彼らの身に降りかかる暴力的な出来事を悪夢的なイメージと独自の発想力を駆使して描いた不条理劇。何かと話題の本作、興味津々で今回鑑賞してみました。これって聖書を下敷きにしているのですね。なんだかデヴィッド・リンチとかのシュルレアリスム系を髣髴とさせる内容ですけど、あっちよりも遥かに分かりやすくて全然悪くなかったですよ、これ。僕はむしろ好きかもです。なんか最後まで観たらこの独自の世界観にどっぷり嵌まってる自分がいました。例えるなら、『ブラックスワン』の妄想パートのみを延々見せられてる感じ?あまりにもいき切っちゃった映像に、もう後半は自分もトリップしているような感覚になっちゃいました。これだけのシンプルなネタでここまで創り込めるアロノフスキーの才能はやっぱり凄いと思います。いや、自分はあと2時間くらいは観ていられたかも?!(笑)。今回は興行的に散々だったみたいですけど、これに懲りず次回作も頑張ってください!!
[DVD(字幕)] 8点(2018-11-04 21:16:49)
22.  マンチェスター・バイ・ザ・シー 《ネタバレ》 
過去に起きた悲しい出来事から誰に対しても心を閉ざしてしまった孤独な男。そして、病気で父を失ってしまったショックから鬱屈した毎日を送る青年。さまざまな巡り合わせにより、静かな港町マンチェスターでともに過ごすことになったそんな二人の葛藤と悲しみの日々を淡々と綴ったヒューマン・ドラマ。物凄く淡々としていますが、非常に見応えのある質の高い良品でした。幾つものアカデミー賞ノミネートも納得の出来です。特に主演男優賞を受賞したケイシー・アフレックの抑えた演技にはとても惹き込まれました。彼が後半、別れた奥さんから伝えられる言葉には涙が止まりません。〝哀しみは人生の親戚〟。そんな何処かの老作家の言葉を思い起こさせる、悲哀に満ちた人間ドラマの秀作。ぜひ多くの方に観てもらいたいですね。
[DVD(字幕)] 8点(2018-07-22 23:30:43)
23.  マン・ダウン 戦士の約束 《ネタバレ》 
アフガニスタンでの過酷な任務を終え、故郷へと帰還したアメリカ兵ドラマー。ところが愛する妻と子供が待つはずの地は荒廃し無人の荒野となっていた。ともに帰還した友人と家族を捜しはじめる彼。そんな彼の脳裏に戦場での過酷な記憶が交錯するのだった…。まあやりたいことは分かるし、そのメッセージ性も充分理解できるのですが、正直微妙な出来でしたね、これ。ぶっちゃけて激しくネタバレすると、まあ妄想オチなんですが、この作品の最大の欠点は早々にそのオチに気付いてしまうこと。ミスリードの仕方が恐ろしく下手です。あと、主人公の妄想世界のディテールも低すぎます!主人公の目に実際に生きてる人の姿が見えることもあったり見えないこともあったり、いくら妄想だからってここらへんをあやふやにしちゃったらあかんです。まあ最後まで退屈せずに観れたので5点で。
[DVD(字幕)] 5点(2018-06-22 10:33:52)
24.  マリアンヌ 《ネタバレ》 
第二次大戦下のフランスとロンドンを舞台に、国際政治の非情な駆け引きに翻弄される一組の夫婦の愛と葛藤を壮大なスケールで描いたラブ・ストーリー。監督はエンタメ映画の巨匠ロバート・ゼメキス、夫婦役には美貌と実力を兼ね備えた人気俳優ブラッド・ピットとマリオン・コティヤール。もうこの三人がそろった時点で映画としての満足度は保証されたようなもの。実際、すんごく面白かったです!!大人の恋物語でありながらちゃんとスパイものとしてのサスペンスも失っていない。砂塵に覆われた車の中での誰もが見惚れるほどの情熱的な二人のベッドシーンにため息し、ドイツ大使の暗殺シーンではタイムリミットが迫る中での二人の緊張感にハラハラドキドキ。そして後半、スパイ容疑を掛けられた妻への愛と疑いの狭間で苦悩するブラピには素直に共感。そして最後、娘のために下した二人の決断…。なんとも切ない幕切れには涙せずにはいられませんでした。うん、充実した映画体験をさせてもらいました。8点!
[DVD(字幕)] 8点(2018-02-28 21:37:25)
25.  マグニフィセント・セブン 《ネタバレ》 
『荒野の七人』を豪華キャストでリメイクしたエンタメ西部劇。監督はこの分野の御大アントワン・フークワ。まあぼちぼち面白かったってところかな。やぱ主要登場人物が七人もいると大変ですね。各々のドラマが薄くなりがちで、誰に対しても感情移入しにくいのが本作の弱点。とはいえラストのアクションシーンは抜群の安定感。まあ暇つぶしで観る分には普通に楽しめると思います。若干長いけど。
[DVD(字幕)] 6点(2017-11-29 13:37:26)
26.  マギー 《ネタバレ》 
ゾンビ化ウイルスが蔓延するディストピア社会で、感染した娘が徐々にゾンビと化してゆくのを静かに見守る父親の話。それ以上でもそれ以下でもありません。正直、大して面白くない。だいたいかなりいい歳のシュワルツェネッガーが若い娘の父親役というのが違和感ありまくり。それにこれってゾンビという特異な状況を取り除いたら、後に残るのは平凡なそれこそ手垢にまみれたお涙頂戴の難病ものでしかありません。そもそもゾンビである必然性があったのか?映像も頑張ってアートな雰囲気を出そうとしていますが、はっきり言って凡庸そのもの。なんとも退屈な90分を過ごしてしまいました。3点。
[DVD(字幕)] 3点(2017-07-12 00:41:51)
27.  マネーモンスター 《ネタバレ》 
人気財テク番組『マネーモンスター』が銃を持った男にジャックされた!!爆弾を身に着けされられた人気司会者、突然の事態にあくまで冷静に対処しようとするプロデューサー、そして番組のせいで全財産を失ったと主張する犯人、それぞれの思惑が交錯し暴走する一部始終をテレビはずっと生放送し続ける。やがて、炙りだされる一企業の不正取引…。監督は名女優ジョディ・フォスター、主演はジョージ・クルーニー&ジュリア・ロバーツというインテリ組。まあやりたいことも言いたいことも分かるのですが、なんかこじんまりと纏まっちゃった感が強いですね、これ。まあぼちぼち面白かったかなって感じです。もうちょっと心に残る何かがあれば良かったんですが…。例えば、あの人質になる司会者がもっと胡散臭い個性的なキャラクターだったりとかね。同じようなワンシュチュエーションのサスペンス劇の佳品『フォーンブース』などと比べると今一つ物足りなかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2017-07-05 23:38:26)
28.  マジカル・ガール 《ネタバレ》 
魔法少女ユキコ――。スペインの地で、重い白血病を患い余命幾ばくもない少女は、遠く離れたそんな日本のアニメを夢見ている。失業中の彼女の父親は、娘のせめてもの願いを叶えて逝かせてやりたいと思うのだが、明日の生活すらままならず、とても彼女が夢見る特注のドレスを買い与えてやることが出来ないでいた。自暴自棄に陥った父親は、宝石店に強盗に入ることを決意する。近くに落ちていた石を拾い、今まさにショーウィンドウを割ろうとしたその時、誰が吐いたのか空から嘔吐物が降ってくるのだった。そしてそれは、新たな悲劇の始まりとなるのだった…。様々な困難に直面した人々の偶然の出会いがさらなる悲劇を引き起こす様を終始淡々と見つめたヒューマン・ドラマ。スペインが制作した日本のオタク文化である萌え系アニメをフューチャーした作品ということで今回鑑賞してみたのだけど、これが近年稀に見るほどのつまらなさでびっくりいたしました。何が駄目かって、まずタイトルにもなっている魔法少女ユキコという、この物語の要が一切活かされていないこと。白血病の少女が日本語のポップソングをバックに踊ったり部屋にポスターが貼られているくらいで、このアニメがどんな内容なのか一切触れられていないのです。なのでこの少女がどうしてこのアニメにここまで心酔しているのかがまったく分からず作品としてのテーマがかなりぼやけてしまっている。せっかく夢のような萌え系アニメと辛く息苦しい現実との対比といういくらでも拡がりそうな魅力的なテーマを扱っているのに、これでは勿体ないと言わざるを得ません。また、魅力的なキャラクターが一切登場しないのもいただけない。というより、登場人物が皆揃いも揃って根暗で常に眉間に皺を寄せてぼそぼそと喋るような人たちばかりで、誰にも感情移入できませんでした。そして無駄なシーンが圧倒的に多い。「ここ、本当にいるの?」と思えるような退屈なシーンのオンパレードで、自分は途中から眠気と戦いながらの鑑賞となってしまいました。無駄を削っていけばきっと三分の一くらいで収まったんじゃないでしょうか。冒頭へと強引にループする、あまりにも無理やりなラストなどもはや目も当てられない。残念ながら、自分には観るだけ時間の無駄の駄作としか思えませんでした。
[DVD(字幕)] 3点(2017-02-19 22:51:41)
29.  マネー・ショート 華麗なる大逆転 《ネタバレ》 
言いたいことは分かるが、映画として面白いかと問われれば「否」というしかない。
[DVD(字幕)] 4点(2016-10-18 02:31:05)
30.  マッド・ガンズ 《ネタバレ》 
僕は緑の大地を見たことがない――。世界的な環境破壊と異常気象により、大干魃に見舞われた近未来。何処までも拡がる砂漠の真ん中で、いつか緑の大地が戻ってくることを信じて暮らしているホルム一家。家族の長である寡黙な父親アーネストは、僅かに湧き上がる井戸水を頼りに少量の農作物を育てて生きていた。美しく成長した長女のメアリーは、そんな頑固な父親に反発しながらも家事全般を担当している。まだ思春期を迎えたばかりの末っ子ジェロームは、過酷な世界に絶望を感じながらそれでも必死に生きていこうと父親の手伝いをしている。彼らの母親は、過去のとある出来事が原因で家から離れた病院で長い入院生活を余儀なくされている。滅びゆく世界で希望を捨てずに生きてゆこうとするそんなホルム一家だったが、メアリーの彼氏である荒くれ者のフレムという男がやって来たことで深い亀裂が入っていくのだった…。荒れ果てた近未来を舞台に、親子二代に渡るとある家族の物語を乾いたタッチで綴るバイオレンス・ドラマ。正直言って、舞台設定は凡庸という他ない。『マッドマックス』が製作されて以来、これまで幾百も創られてきた終末世界を舞台にしたアクション映画を踏襲しただけで、新しい部分は一切ないと言っていい。そこで繰り広げられる物語も、よくある親子の葛藤&復讐劇で大して面白いものではない。見所は、そんな凡庸な家族のドラマを終末世界というミスマッチな舞台で非常に丁寧に創り込んでいるところだろうか。ストーリーの重要な鍵となる荷物運搬用ロボットの造形も見ているうちに愛着が湧いてくるから不思議なものだ。家族を演じたそれぞれの役者陣のナチュラルな演技も見応えがあり、特に絶望的な世界でそれでも愛する男の子供を産もうとする長女メアリーを演じたエル・ファニングの可憐さはとても印象深いものがあった。と、そこらへんは素直に面白かったと言っていいだろう。問題は、先に述べたように舞台設定に一切新しい部分がなく、ずっと砂漠の映像ばかりが続くために途中で飽きてしまうところだ。もう少し新しい部分で勝負してほしかった。時折、はっと目を見張るほどいいシーンがあっただけに残念というほかない。
[DVD(字幕)] 5点(2016-08-26 22:56:46)
31.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 
「凄い!!ぶっ飛んでる!!でも、サイコーに面白い!!」この一言に尽きるんじゃないでしょうか。もうね、映画としては反則と言ってもいいくらい直球勝負の超バカ映画なんですけど、余分なものを一切排除してストーリーを徹底的にシンプルにしたおかげか、なんだか人間本来の生存本能をまざまざと見せ付けられたようなそんな凄みさえ感じさせる作品に仕上がってるんですよ、これ。そう、人間なんて所詮は動物!性欲、食欲、この二つこそが男の生きるエネルギー源!!それがあってこそ社会は繫栄する!そんな男社会の源泉とも呼ぶべき本能に徹底的に抗う女たち……。なんて、深い――、のか(笑)。でも、人間の歴史ってこんなことの繰り返しだったのかもしれないですね。とにかく凄い映画でありました。「女は子供を産む機械」とでも思っている男どもに徹底的に反抗するシャーリーズ・セロン、かっこ良すぎ!!
[DVD(字幕)] 8点(2016-05-25 23:09:50)
32.  マップ・トゥ・ザ・スターズ 《ネタバレ》 
学校のノートに、自分の机や木々に、砂の上や雪の上に君の名を書く。肯定する肉体すべてに、我が友すべての額に、差し出された手すべてに、君の名を書く――。女優として行き詰まりを感じ、起死回生を計るために今まで真剣に向き合うことを拒んできた自分の母親の人生を描いた伝記映画に主演しようと目論むハリウッドのセレブ女優、ハバナ。子役として一躍有名になったもののクスリに手を出し謹慎を余儀なくされた13歳の高慢な少年、ベンジー。その姉で、かつて弟を焼き殺そうとしてずっと病院に隔離入院させられていた、生まれつき精神に問題を抱えた少女、アガサ。2人の父親で、神秘的なセラピストとしてハリウッドセレブたちに人気の金に目がない男、スタッフォード。ハリウッドの上流階級で蠢く、そんな醜いセレブたちの嘘と喧騒に満ちた日々を、まるで夜空の星に地図を描くような空虚さでもってシニカルに見つめた群像劇。かつてグロ映画界の巨匠としてその名を馳せたものの、最近はなんだか分かりにくい作品ばかり撮っているクローネンバーグの最新作、そんなに期待せずに今回鑑賞してみました。率直な感想を述べさせてもらうと、比較的分かり易いアプローチで描かれていて、今回は眠気と戦うことなく最後まで観ることが出来ました(笑)。とはいえ、ストーリーは確かに分かりやすかったのですが、この作品が観客に伝えたかったテーマはやっぱり分かり難かったです。たぶん、このどうしようもない人たちの何も有益なものを生み出さない醜悪な人間ドラマを延々と描くことで、人生の空しさを表してると思うんだけど?とはいえ、そんなさっっっぱり分からない感じが、上手く言えないのですが今回はなんだか心地良かったです。例えるなら、デビット・リンチの傑作『マルホランド・ドライブ』を幾分か薄めた感じのシュルレアリスム劇と言ったところ。豪華な役者陣の熱演も光っていたし、シニカルな人間ドラマの中にときたま顔を見せる抒情性も印象的だし、なかなか見応えがありました。それにしても、本作で主役を演じたジュリアン・ムーアのもう何も怖いものナシと言った感じの鬼気迫るような演技は凄いですね。誰も望んでいない?ヌードを惜しげもなく披露し、ヒステリーを起こして泣き喚くわ、おばさんとレズっちゃうわ、ネグリジェ姿で変な踊りを踊りだすわ、挙句の果てには便器にパンツを下ろして座り、「最近、便秘気味なの」とブブブってオナラしちゃうなんて、物凄い女優魂です。そ、そこまでせんでも…と若干ひいちゃうくらいでした(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2015-08-07 18:27:47)
33.  マチェーテ・キルズ 《ネタバレ》 
マチェーテ、嘘つかない。マチェーテ、メールしない。マチェーテ、ツイートしない。マチェーテ、もちろん死なない――。メキシコが生んだ、希代の映画バカ、ロバート・ロドリゲス監督。彼が過去に製作したおふざけ全開のフェイク映画予告編から誕生した、無敵のタコライスヒーロー・マチェーテがまさかの映画化!信じられないことに続編まで製作して、しかも脇を固めるのはアントニオ・バンデラスやレディー・ガガやアンバー・ハートやメル・ギブソンやらのまさかの豪華俳優陣!いやー、ロドリゲスってやっぱりバカですね~(笑)。なんなんですか、このびっくりするぐらいアホらしい演出とチープなCGとくっだらな~~~いストーリーは(褒め言葉!笑)。でも、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』でかつて度肝を抜かされ大いに楽しませてもらった自分としては、「これこれ、これを待ってたんだよ~、ロドリゲスちゃん!」ともう最後までテンション上がりっぱなしでした。前作では、個人的にあんまりはっちゃけ切れなかった印象が強くていまいちノレなかったのだけど、今作はもろ僕好みの超B級お馬鹿映画に仕上がっててむちゃくちゃ面白かったです!全身真っ二つ、電気ビリビリ、ヘリのプロペラでぐちゃぐちゃ、内臓チョンバ…、もうアホかってくらい色んな殺し方を披露してくれるマチェーテ兄貴に素直に乾杯!それに、今回は無駄におっぱいが出て来なかったのも大変グッド。だって前作は超バカ映画なのに、そこにおっぱいまで登場したから「下品過ぎてちょっとひくわ!」ってところもノレなかった要因の一つなのだけど、これくらいのエロが僕にはちょうどぴったりって感じでした。若干、後半の展開がいつも通りのロドリゲスって感じでちょっぴりテンション下がっちゃった感がなきにしもあらずだけど(目を潰されながら戦うヒーローっていつぞやのジョニー・デップそのままですやん!)、うん、余は満足じゃ。マチェーテ、次回作では宇宙へと活躍の場を拡げるみたいだが、もちろん観るぜ!(さすがにやり過ぎが酷くて、またひいちゃうかもだけどッッ笑)
[DVD(字幕)] 7点(2015-05-24 20:21:30)
34.  マレフィセント 《ネタバレ》 
名作の誉れ高いディズニーの古典的アニメ「眠れる森の美女」を、最新のCG技術を駆使して実写映画化、主演には新旧人気女優を起用し、さらには現代的な解釈で元々のお話を大胆にアレンジして……という最近流行りのスタイルのファンタジー大作。川端康成のロリコン小説の傑作「眠れる美女」なら知ってるけど、原作となったアニメや童話はほとんど知らず、それでも昔からそのコケティッシュでキュートな魅力でもって僕のロリ心を良い感じで突いてくる美少女エル・ファニングちゃんが主演ということで今回鑑賞。まあ、アンジェリーナ・ジョリー主演がウリってことで彼女が全面的にフューチャーされているのは分かるのだけど、それでも僕のお目当てのエル・ファニングちゃんが登場するのが映画が始まって40分も過ぎてからって、ちょっと酷くないっすか?あの、子役時代に数々の映画で魅せてきたその可愛い笑顔を見たくて見たくて堪らなかった僕としては超不満爆発なんすけど!!でも、真面目な話、これってそーゆー脚本上の爪の甘さが目立つ作品だと僕には思えました。本作の主人公って、いったい誰なんでしょう?マレフィセントならそのあまりにも特異な立場のせいで全く感情移入出来ないし、オーロラ姫ならあまりにもその扱い方が雑です。だから、これって観客が感情移入できるキャラクターがいない、物語の粗筋だけが延々と垂れ流されているだけのかなり退屈な作品に感じてしまいました。それに、唐突に出てくる王子の存在もかなり薄っぺらいし、「ファンタジーは最後にドラゴン出しときゃ万事OK」みたいなクライマックスのテキトーな展開も何だかな~。うーん、原作もこんな感じなんですかね?僕には、本作の魅力はあんまり分からなかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2015-04-29 10:15:01)
35.  MUD -マッド- 《ネタバレ》 
怖がらなくていい、俺の名前はマッド。この川の中州で何をしているかだって?人を待っているのさ。違う違う、男じゃない。俺のガールフレンド、ジュニパーさ。そう、彼女は最高に良い女なのさ――。森と川に囲まれたアーカンソーの田舎町。貧しい家庭に育つ14歳の少年エリスは、ある日、川の中洲に隠れ住む怪しげな男、マッドと出会う。別居騒動に揺れる両親から逃れるように、エリスは大の親友ネックと共に、怪しげな魅力を放つ彼の元へと足しげく通うことになる。やがて、彼の本当の目的を知ったエリスは、そんなマッドの恋焦がれる相手であるジュニパーが町のモーテルに泊まっていることを知るのだった。二人の恋の駆け引きの連絡役となるエリス。だが、彼は次第に男と女の複雑な心の機微に打ちのめされてゆくことに。やがて、彼が警察やマフィアから追われる身であることも明らかとなり、エリスは更なる現実の理不尽さに翻弄されてゆく…。豊かな自然に恵まれたアメリカ南部の田舎町を舞台に、思春期を迎えたばかりの多感な少年と愛する女性を一途に追い求める孤独な男との交流を丹念に描いた青春物語。最近、何かと大活躍のM・マコノヒーが主演ということで、殆ど予備知識もないままにこの度鑑賞してみたのだけど、うーん、はっきり言って僕には本作の魅力がさっぱり分かりませんでした。取り敢えず、監督の過去の作品を調べてみて納得。なるほど、世間ではけっこう高評価なものの僕にはただ単純につまらない映画だとしか思えなかった「テイクシェルター」の監督だったのですね。「テイク~」よりは格段に観易くなったとは言え、この人の映画ってやっぱり僕の感性とは対極に位置するのか、僕は今作においても良い観客となることが出来なかったようです。何が合わないかって、まず第一にこのマッドという男の女性に対するストーカーまがいの独り善がりな愛情表現でしょう。男を振り廻すビッチな女に翻弄され、中州でただひたすら彼女が来るのを待つ男…。僕には、ただ愚かで気持ち悪いとしか思えません。第二に、その〝蛇〟やら〝手造りで船を造る〟というあからさまな宗教的メタファーの扱い方。最後までなんだか妙に鼻について仕方ありませんでした。これはもう相性の問題なのでしょうが、世間でどれだけ高評価されようと僕は断固としてこれは「つまらない映画だった」と言わせてもらいます。
[DVD(字幕)] 4点(2015-03-18 21:05:50)(良:1票)
36.  マラヴィータ 《ネタバレ》 
あたしの名前はベル・ブレイク。今日はみんなにあたしの家族のことを紹介するわね。まず、顔のほくろがトレードマークのお父さん。今じゃ単なるウザい偏屈頑固親父だけどさ、昔はとある組織でけっこうな“やんちゃ”をしてたらしくて怒らせると何をするか分からないんだよ。そしてお母さん。この人は更年期真っ只中の超ヒステリーおばさんで、スーパーで陰口言われただけでそこを爆破しちゃうくらい危ない人だから気を付けてね。そして弟のウォレン。彼は頭脳派で下手にからかうと色んな方法で復讐されちゃうんだから。なので、童貞ってことは言っちゃダ・メ・よ。そして、あたし、ベル。まだ乙女盛りの17歳で恋に勉強にとっても充実した青春を過ごしてるんだから!でもね、そんなあたしのことを勘違いして擦り寄ってくる“害虫”が多くてほんと困っちゃう。今日もそんなクソ野郎をテニスラケットでボコボコにしてやったんだから。あ、あと忘れちゃいけないのがタイトルにもなってるのに何だか影が薄い飼い犬のマラヴィータ。彼もその外見に似合わずキュートなんだよね。さて、そんなあたしたち家族がいろいろと訳ありで、この度、フランスの田舎町に越して来たんだけど、そこでもあたしたちはやっぱりトラブルを巻き起こしちゃうの。あたしたち、普通にしているつもりなんだけど、なんでだろう?でもね、そんなあたしたちのちょっぴり変わった生活も客観的に観ればきっと面白いと思うんだ。え!?そんなことない?肝心のあたしたち家族のキャラが誰一人立ってない?いくらでも面白くなりそうなのに、ストーリー展開が恐ろしく退屈?自分とクリソツの人が主役の古い映画をお父さんが観るっていう楽屋オチがスベってる?無意味に人が死に過ぎて観ていて不愉快?でもね、それはあたしたち家族のせいじゃないと思うんだ。多分これを作った人が『レオン』っていう素晴らしい作品でその溢れんばかりの才能を物の見事に使い果たしてしまったせいなの、きっとね。だから、もっと暖かい目で観てあげてね。それじゃ、あたしは本編では描かれてなくて超不満爆発(プンプン!)の、あのあたしの処女を奪ってすぐフッたやり逃げクソ男を半殺しにしてやるために今から出かけてくるわ。バイバイ☆
[DVD(字幕)] 4点(2015-03-08 12:38:46)
37.  MAMA(2013) 《ネタバレ》 
「ヴィクトリア、来て、窓の外でママが呼んでいるわ。きっと寂しがってる。ねえ、早く一緒に行こう」――。株式投資の失敗により気が違って妻を殺害してしまった父親に無理やり連れ去られてしまった幼い姉妹、ヴィクトリアとリリー。以来5年もの間、ずっと行方の分からなかった彼女たち。だが、叔父であるルーカスの懸命な捜索によって一軒の寂れた山小屋で野生児として暮らしていたところを発見されるのだった。ルーカスと彼の恋人であるミュージシャンの元に引き取られることになった彼女たち。だが、その誰もいないはずの山小屋で、ずっと彼女たちの世話をしてきた忌まわしき存在である〝ママ〟も、そんなヴィクトリアとリリーのあとを追ってくるのだった……。僕のこよなく愛する、理不尽で残酷な現実に押し潰されそうになりながらもその美しい想像力でもって立ち向かう一人の少女をダークに描いた傑作『パンズ・ラビリンス』を撮った鬼才ギレルモ・デル・トロ監督。彼が製作を務めたという今作もいかにも彼らしい禍々しい雰囲気が濃厚に漂うダークホラーの逸品へと仕上がっておりました。いやー、正直中盤まではあまりにも思わせ振りな演出が延々と続くうえに誰が主人公なのかいまいちピンとこないせいで、「デルトロ、久し振りにハズしちゃったかな~」と思いながら観ていました。なのだけど、ママの正体が明かされてからの畳み掛けるように続く後半の怒涛の展開は見応え充分でした。とにかく何が良いかって、やっぱりクライマックスのあの崖でのママと姉妹たちのそれぞれの切実な想いが交錯する美しいシーンでしょう。グロテスクな雰囲気が濃厚なのにどこか美しさをも感じさせる映像でもって描かれた、そんなママと姉妹との別れのシーンは出色の出来でした。もう、僕の好みと見事に合致していて鳥肌立ちまくり!!まあ、よくよく考えたら脚本上の粗が目立つし、中盤の展開が幾分か冗長という面もなきにしもあらずだけど、母と子の絆を妖艶に描いた、いかにもデルトロらしい切ないホラーとして素直に良かったと思います。7点!
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-16 00:37:48)★《更新》★
38.  マリーゴールド・ホテルで会いましょう 《ネタバレ》 
マリーゴールドホテルにようこそ。英国式の伝統建築で建てられたここでは、インドでの優雅で洗練されたバカンスを約束します――。亡くなった夫の借金を返すため家を売ったイヴリン、子供のころの親友に会って謝罪したいグレアム、長年の夫婦生活の末に酷い倦怠期を迎えているダグラスとジーン、足を骨折し手術を受けようとしている酷い人種差別主義者ミュリエル、生涯現役を自任しパートナー探しに余念がないノーマン、息子夫婦と上手くいかず家を飛び出してきたマッジ…、人生の終盤を迎えインドの郊外に佇むうらぶれたホテルへと偶然やって来た彼ら。「広告と全然違う。こんなの、詐欺だわ!」当然のようにそう抗議するものの、支配人である若いインド人に強引に説得され仕方なくチェックインすることに。そんな寂れたホテルでいろいろと不満を覚えながらも、みんなで共同生活を送るうちに彼らは次第に第二の人生を謳歌していくのだった。初老の域に差し掛かり、自分のこれまでの人生を見つめ直すことになる彼らのインドでの生活を、洗練された美しい映像と音楽の数々で描き出すハートウォーミングなコメディ作品。ここ最近、ハリウッドでは静かなインドブームが続いてますね。「恋におちたシィクスピア」で有名なジョン・マッデン監督が新たに挑んだのも、そんな若いエネルギーに満ち溢れたインド社会に触れて再び生きる活力を得ていく初老の男女を軽妙なタッチで描いたヒューマンドラマでありました。ただ、ちょっと軽すぎますかね、これ。あくまで個人的な傾向なのだけど、こういう登場人物誰もがみんなちゃんと幸せになって終わる薄味作品ってあまり好きではありません。確かに、映画としてよく出来ているとは思うのですが、「やっぱり人生って幾つになっても素晴らしい!」というこの作品のテーマはちょっと凡庸に過ぎると思います。理不尽で残酷な現実社会に翻弄され人間として壊れてしまった人(インドのスラム街にはそんな人がたくさん居るはずです)なんかを、その片鱗でもいいのでもう少し直視する視線が欲しかったですね。それにこの全編に漂う、いかにも英国風のお上品な雰囲気にもいまいち馴染めませんでした。これはもう好みの問題なのだろうけどさ。
[DVD(字幕)] 5点(2014-08-22 12:08:20)
39.  マジック・マイク 《ネタバレ》 
新米大工として働く青年マイクは、毎日夜になると別の顔へと変貌を遂げるのだった。そう、彼は女性たちが酒と一夜の享楽を求めて殺到する男性ストリップ劇場で働く人気ストリッパー〝マジック・マイク〟だったのだ――。ある日、偶然知り合った若者アダムのその引き締まった身体を見て何か光るものを感じたマイクは、職にあぶれていた彼をそんな男性ストリップのきらびやかな世界へとスカウトする。持って生まれたセックスアピールを武器に次第に女性たちの人気を獲得してゆくアダム。だが、それと反比例するように彼の私生活はどんどんと荒んでいくのだった…。退廃と喧騒、酒とドラッグ、騙し騙され合う男と女のセックスと愛情とが猥雑に交錯する夜の街で、若さを持て余したそんな彼らの栄光と挫折をスタイリッシュに描き出す、いかにもソダーバーグ監督らしい青春サクセスストーリー。普通、こういう題材をテーマにした映画ってもっと下品で猥雑になるものだけど、これがソダーバーグの手にかかれば何故かどこまでもお上品で小奇麗でお洒落~な作品に仕上げてしまうとこが彼の持ち味なんだろうね(良い悪いは別にしてさ)。おかげで、ちょっぴり欲求不満気味の有閑マダムの奥様方が、最後までうっとり見惚れるだろうこと請け合いの若い男前たちの筋肉ムキムキの裸裸裸を充分堪能できる作品でありました。まあ、男の僕からしたらさすがに暑苦しかったですけどね。若い女の子のTバックなら何時間だって見ていられる(たぶん笑)僕ですが、こうやって男のTバックをひたすら見させられるとさすがに「う、うおぇぇ…」ってなっちゃいました。と、いうわけで、まあ面白いとは思うんですけど、さすがに狙っている層が狭すぎますね、これ。もう少し男の観客のことも考えて欲しかったところです。6点!
[DVD(字幕)] 6点(2014-08-10 17:43:36)
40.  マニアック(2012) 《ネタバレ》 
街の片隅で、親の代から続くマネキン工場を営む孤独な青年フランクには誰にも言えない秘密があった。それは、幼少期に実の母から受けた虐待が原因で、女の頭皮に異常なまでの執着をみせるという、抑えきれない歪んだ欲望。そう、実際に街で見かけた女を殺しその頭皮を剥いでマネキンの頭部へと貼り付けてコレクションするほどに――。偶然知り合った新進気鋭の女性芸術家アンナへとその歪んだ欲望を向けたことから、そんな彼の精神はさらなる狂気の深淵へとはまり込んでいくのだった。という、ストーリー自体はもう何処にも一ミリたりとも新しい部分の全くない超ベタベタなサイコ・サスペンスなのですが、本作は全編をそんな異常なサイコキラーの主観目線で描いたというのが新しいところですね。モキュメンタリーとかじゃなく、ほんとにずっと精神異常者視線でストーリーが語られていくため、まるで自分が何の罪もない女を殺してその頭皮を剥ぎそれを貼り付けたマネキンに取り囲まれて「ハアハア」言いながら恍惚としてるみたいな気分にさせてくれます(まあ、ほとんどの人は積極的にあまり味わいたくないだろうけどッ笑)。いやー、とにかく気持ち悪いだけの作品でした。いわゆるPOV亜流な設定なので、ストーリーに深みや情緒なんて欠片もありません。もう蝿がたかる血だらけのマネキンとか、その腐臭が今にも臭ってきそうで不愉快千万(笑)。でもまあ、ここまで人を不快にさせる映画を撮ったスタッフたちの情熱(特に終始いや~な目付きの気持ち悪いイライジャ・ウッドがぐちゃぐちゃになっちゃうラストは必見!)は、良くも悪くも賞賛に値します。よって6点。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-01 00:15:31)(良:1票)
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