Menu
 > レビュワー
 > あろえりーな さんの口コミ一覧。3ページ目
あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4673
性別 男性
年齢 41歳

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567
投稿日付順1234567
変更日付順1234567
>> カレンダー表示
>> 通常表示
41.  マジック・ツリーハウス 《ネタバレ》 
よくよく考えれば、こういう冒険ファンタジーに特化した和製アニメって意外と少ないように思います。本を開いて念じれば、その本の世界に旅をすることが出来る。実に夢のあるお話。対象年齢はけっこう低めな感じなので、大人が見るには退屈してしまいそうですが、子どもと一緒に見て楽しむファミリー映画としては十二分な出来映え。旅をし、なにかを達成することで成長していく。その過程としてのメダル集めなのでしょう。それにしても驚いたのは、男の子の声を北川景子が演じていたこと。声優としてはそれほど上手くはないけれど、声質が全然違うのでびっくりでした。
[DVD(邦画)] 5点(2012-09-20 19:49:14)
42.  マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙 《ネタバレ》 
この作品の一番の見所は、なんといってもメリル・ストリープの演技でしょう。鉄の女と言われたマーガレット・サッチャーを見事に演じきっている。ただ、政界を引退し、夫の幻覚を見る寂しげな老婆となったサッチャーが過去を振り返るという展開なので、全体的に物悲しく、また一つ一つのエピソードが深く掘り下げられていないと感じる。サッチャーの場合、政界という「男の世界」にただ一人飛び込み、史上初の女性首相になるまでの、「女性」としての大変さと、疲弊していたイギリスの経済と財政を立て直すため、多くの反発を受けながらも果敢に政策を実現していった「改革者」としての大変さの2つがあると思うのだが、どうにもさらっとしたタッチで表面だけなぞっているような感じで真に迫ってこない。そしてまた、夫や子どもたちとの描写も乏しいので、家族劇としても物足りない。唯一ぐっときたのは、フォークランド紛争での決断の時。彼女は困難な決断をし、数十人ほどの犠牲が出るのだが、遺族宛に自ら手紙を書く、その時の心情を察すると胸が熱くなる。あるいはまた、デモに襲撃され、罵声を浴びせられるシーン。心中察するとさぞ辛かったはず。サッチャーが発する言葉の一つ一つが素晴らしい。現実の様々な問題を前にすると、理念が腰砕けになる政治家が多い中、彼女はずっと理念を曲げずに、全ては国益を第一に考え政策を決めていった。その姿勢は世界中の政治家が見習いたいものだ。勿論、それ故に頑固者だと揶揄されもしただろうが、彼女のような人でなければ、困難な改革を断行するのはまた不可能なことであっただろう。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-09-19 23:31:15)(良:1票)
43.  マネーボール 《ネタバレ》 
とても淡々とした作りで、決して劇的に見せるわけではないのですが、「マネーボール理論」という、いわば科学で野球を理解しようとする話なので、淡々とした構成に仕上げてきたのもわかるような気がします。元々は経済を理解するための理論を野球に持ってきたんだそうで、いわば株価の動きとか、そういうのを予測する為に使われるそうな。でも、株価もそうですし、やっぱり野球だってそう。世の中、全てロジカルに動いてるわけではないので結局は外れてしまうオチになるわけですが、それでも20連勝という新記録を打ち立てたのは、ビリー・ビーンの「俺についてこい」みたいな自信満々キャラが功を奏したんじゃないかと思うんです。そして彼自身、元選手だったので、選手たちへの気配りとか配慮がそれなりに出来たのかもしれない。勿論、劇中の彼の行動は、一見すると「冷酷」な決断の連続にも思えます。選手をあっさりと切り捨てたり、すぐさまトレードしてみせたり。しかしまた逆に、ビリーは「見向きもされなかった選手」や「見捨てられた選手」を獲得することにも精を出しているわけです。野球界という、伝統的な価値観の支配する世界において、ビリーとピーターの存在はまさに異端児。このお話の大切なポイントは、その理論の正当性うんぬんよりも、やっぱり異端児が新しいことをやると必ず批判を受けるわけだけど、そこで貫き通していける勇気を持つっていうこと、その一点じゃないかと思う。周りのおっちゃんたちのしょうもない論議を聞いて、今の野球界の間違いに気づき、ピーターの意見を聞いて「これが正しいんだ」と確信しそれを貫き通す。ビリーは史上最高額の報酬でレッドソックスからお誘いを受けるも、それを断ってアスレチックスに残った。お金なんかじゃ揺り動かないだけの信念を、最初から持っていたわけですね。だからこそ貫き通せた。その心意気に、尊敬の念を抱かずにはいられない。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-09-12 00:22:45)(良:1票)
44.  マンイーター 《ネタバレ》 
ビデオ屋でこの映画を見かけ、なんと「アバター」のサム・ワーシントンが出ている事を発見。「ワーシントン様、こんなB級モンスター映画にも出たんか!?」と驚きを感じ、さっそく借りて見てみる事に。序盤は、オーストラリアの世界遺産、カカドゥ国立公園の絶景が画面いっぱいに映し出される。どこまでも広がる地平、切り立った渓谷、そこに流れる、まるでバスクリンでも入れたかのような緑色の川。う~ん、オーストラリアの自然はやっぱりすげぇな~なんて思ってみていると、クルーズ船が巨大生物の攻撃をうけて沈没。そして観光客らは小島にたどり着くも、彼らを満ち潮が襲う。いやほんと素晴らしい。全く飽きさせない展開。縄を向こう岸までもっていって皆を救出しようとしたところで事件は起こった。なんと、あのワーシントン様が瞬殺されたのである。それも、見たこともないほど馬鹿でかいワニに。唖然とする自分。そしてここから、誰が犠牲になるのか、誰が生き残るのか全くわからない展開に。ラストまで一気に見せる、モンスタークロコダイルとの死闘。いやはや、B級ながらもワニのCGはとてもよく出来ていたし、本当に楽しませてもらいました。見終わってネットで見て、この作品が「アバター」以前、ワーシントン様が有名になる前に作られたんだという事を知りました。なるほど、それであの扱いだったのですね(笑)。ですが結果として、先の読めない展開になったので万々歳です。可愛いワンちゃんが食われちまったのは少し残念でしたが、ワニの巣でのガチンコ対決、本当に凄かったです。数あるB級モンスター映画の中では、群を抜く傑作でした。
[DVD(字幕)] 8点(2012-09-07 22:48:48)(良:1票)
45.  マシニスト 《ネタバレ》 
やはりなんといってもクリスチャン・ベールの激やせっぷり、これに尽きますね。特典映像を見ると、どうやって痩せたかについて「断食、それだけ」と語っている。断食だけであそこまで痩せると言うのは、もうほとんど即身仏ミイラの域ですね(笑)。俳優としての彼の熱意には頭が下がるし、そしてまた、この脚本にそれだけ入れこむ価値があると感じたのでしょう。ストーリーは暗く、とても一般受けしそうな内容ではないのですが、ごく一部の人にだけ強い支持が得られそうな、そんな作品。個人的にはこういう精神崩壊系の作品は好きなので、一つのサスペンス映画として楽しく観る事が出来ました。勿論、結局はよくある妄想オチなので、またそれか~って思っちゃう人も多いでしょう。でも、その他の妄想オチ作品よりも、この作品は特筆すべき出来映えになっていると思います。晴れの日が一つもなく、いつもどす黒い雲が空を覆っている。それはいってみれば、トレヴァーの精神世界そのものであり、彼は1年も不眠が続いているといってたけど、おそらくはこの1年、晴れの日を見なかったんじゃないかと推察される。男の子をひき逃げしてしまったことが不眠&激やせの発端であることが後にわかり、それが種明かしとなるわけだが、それ意外にも、彼を取り巻く人たち、工場で働く人々や娼婦、あるいは自分自身の境遇など、全体的に抑圧や空虚さ、生きにくさみたいなものが細かく描かれていて、おそらくトレヴァーは、ひき逃げが発端ではあるんだけども、彼の境遇や周囲の人たちとの関わりといったものが、その妄想世界を拡大させていってしまったのではないだろうか、と感じさせられる。それが描かれているから、妄想オチの設定そのものに頼るだけの他作品と違い、言いようのない暗さが強く共感出来る要因になっているのではないかと感じられるのだ。勿論、クリスチャン・ベールの熱演も大事なファクターの一つなんだけども。
[DVD(字幕)] 7点(2012-07-16 20:52:04)
46.  マイウェイ 12,000キロの真実 《ネタバレ》 
ネット上ではあまり評判が芳しくないようですが、個人的には凄く良かったと思います。なにより、もの凄い大作であることに驚き。特に戦闘シーンなんか、ハリウッド顔負けの完成度ですよ。そして長谷川とジュンシクの、素晴らしき友情にはやはりジ~ンとさせられる。勿論、評判が芳しくない理由もよくわかるんですよ。実話という風に宣伝してるけど、全くの創作だし、ストーリー展開はありえないことばかりです。「なんでそこで戦闘機出てくるの!?」とか「こいつら不死身すぎるやろ!」とか、ツッコミ入れてたらキリがないです。それに、当時の朝鮮人の扱いとか微妙なものを描いているので、その点にも色々な批判があるでしょう(特に山本太郎はベタすぎるほどの酷い奴キャラでしたね)。ただ、それでもやはりそういう困難なものを乗り越えていこうとする、そういう強い意志、気概のようなものを感じます。誰かが絶対悪とかいうわけではなく、立場によってみんなそういう風になってしまうという、そういう人間の性を描いてるし、これだけ本気度のあるアクションも見せてくれるし、意気込みは存分に伝わりましたよ。
[DVD(字幕)] 8点(2012-07-08 01:01:08)
47.  まぼろしの邪馬台国 《ネタバレ》 
歴史ロマン的なものを期待して観たのですが、予想とは少々違いましたね。邪馬台国がどこにあるかというより、その邪馬台国を追い求め奮闘した夫婦の生き様が主軸となってます。恥ずかしながら、宮崎康平さんという方をこの作品で初めて知りましたが、本当にこの作品のような怒りまくる性格の人だったんだとなると、周囲の人はなにかと大変だったんじゃないかしら。でも劇中観る限りでは、多くの人に親しまれ、そして和子夫人も楽しみながらお世話をしていたように見受けられます。しかしまぁ、和子役の吉永小百合は確かにお綺麗な女優さんではありますが、実年齢の半分くらいの年の人を演じるのは、さすがに違和感があります。また、役者でない様々な分野の有名人がカメオ出演してますが、この何とも言えないコント風味がどうにも上滑りしているような印象も。夫婦二人三脚で、九州を駆け回り邪馬台国を見つけ出そうとするシーンはなかなか良かったですが、作品の出来映えとしては佳作かなぁと。
[DVD(邦画)] 5点(2012-06-11 17:55:08)
48.  マンダレイ 《ネタバレ》 
最初のうちは、「あぁ、人種差別問題をテーマにした映画なのね」と思い、グレースを良き善人、父親を酷い悪人と感じ、奴隷の人たちが解放されて自由の喜びへと目覚めていくんだろうな~、なんて月並みなことを予想しながら鑑賞していたので、終盤のどんでん返しはいい意味で予想を裏切られました。人種差別という、そんな薄っぺらいもんをテーマにしてなかった。いや、それも勿論意味合いとしてはあるんだろうけど、もっと広範なものがテーマだった。それは「支配する側」と「支配される側」の関係について。奴隷の人たちは、自ら進んで奴隷になる道を選んでる。グレースは、それでは自由がないだろと説得するけど、彼らにとっては、主人に仕えてるほうが気が楽なんですね。奴隷になると自由はないけど、職があって飯は一応食えて、なにかあったら主人の文句を言ってりゃそれでいい。でも自由になったら、すべての責任は自分が背負う事になる。この図式は言ってみれば、「企業と労働者」の関係そのままなわけです。人種差別を取り扱っていて、グレースはアメリカのメタファーだとも言えるし、こういう使用人と雇われ人のメタファーでもあるし。この作品の素晴らしいところは、人の生き方とか、自由とはなにかという深い問題を扱っているから、凡庸性に富んでいて色々な考えに思いを巡らせる事が出来る点にあります。なんというか、マイケル・サンデルに「さぁ君はどっちを選ぶんだ~い?自由とはなにかについて考えようじゃないか~」って言われてる時と同じような感覚を覚えます(笑)。自由という問題の他にも、民主主義をテーマに取り上げてる。グレースは民主主義を黒人たちに教えてあげるけど、彼女自身が、その民主主義によって裁かれんとする立場に置かれ、民主主義で決めた時刻の間違いで父親に置いてけぼりになるという、もの凄く皮肉なオチになってる。良いものは良い、悪いものは悪いのでなく、どんなものにもいい面と悪い面があるんだよっていうこの世界の真理を娯楽作として鮮やかに仕立て上げた、見事な傑作だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2012-05-01 00:44:10)
49.  マインドハンター 《ネタバレ》 
最初の時点で、まずクリスチャン・スレーターが瞬殺されるわけですよ。彼は最後まで生き残るタイプだと思っていたので、この展開にまず驚き。と当時に、これはレニー・ハーリン監督が以前やってた「ディープ・ブルー」と同じパターンだなと察しました。最初に主要キャストが死んじゃうので、誰が生き残るのかがわからない、これ自体はとても面白いことだと思います。本作の犯人も、最後までわかりませんでしたからね。ただ、あいつが犯人だということになると色々と粗が出ちゃう事もまた事実で。ず~っと最初からでずっぱりだったのに、いつのまにそんなトラップ仕掛けてた~ん!?みたいな。途中出てきた暗号も、結局なんの意味もなかったですし。そんなわけでツッコミどころは満載なのですが、それもまたレニー・ハーリンらしいっちゃあらしいですよね。ピタゴラスイッチみたいなトラップと液体窒素使ったり、酸入り煙草を使ったり、あるいはまた操り人形のような悪趣味な殺され方だったりと、いちいち凝ってて楽しめます。
[DVD(吹替)] 6点(2012-04-24 20:47:13)
50.  マン・ハンティング リデンプション(OV) 《ネタバレ》 
これ、シリーズものだったんですね。初めて観たので、「なんじゃこりゃ?」て感じで世界観を認識するのに時間かかっちゃいました。なんだかしらんけど、画質が凄く悪いですよね。コマ数も落としてるみたいだし。長々とした台詞や、ショボい殺陣シーンなんかも、たぶんこういう映画観る人はそういうの期待していないのでは?もっとエロを前面に押し出したほうがまだ清くていいと思う。それにしても、主演の男性二人がふかわりょうと弾丸ジャッキーの人に見えて仕方がなかった(笑)。
[DVD(邦画)] 1点(2012-04-20 16:58:08)
51.  マジック 《ネタバレ》 
一見すると二重人格っぽいですが、二重人格というよりも、あの腹話術の蝋人形で喋るほうが「本音」を言ってるように思います。普段のコーキーは、気弱でマジックもうまくいかないタイプ。そんな彼が、腹話術と言う形をとることによって初めて本音を語れて、それによって内なる衝動が目覚めていってしまう。5分もじっとしてられない、その点だけ見ると彼は「おかしい人」だけど、本音と建て前の使い分けというのは普通誰しもが行っていることで、彼はそれがうまく出来なかった。不器用だったからああいう形をとらざるを得ないんだとも言える。地味で静かなサスペンス映画だけど、アンソニー・ホプキンスの熱演光る佳作です。
[DVD(字幕)] 6点(2012-02-22 16:18:00)
52.  マタンゴ 《ネタバレ》 
観る前は、マタンゴという名の怪物と人間が闘う映画なのかなと勝手に思っていたのですが、いろんな意味で予想とは違ってました。マタンゴの正体は、キノコを食べまくった人間であり、食い過ぎて自らもキノコになってしまったという。そして、なによりも人間の葛藤劇が中心だったということ。この島は要するに、欲望に負けるとそれに溺れて出て来れなくなっちゃうよ~という戒めであり、それ故にラストは東京の街とリンクさせているのでしょう。マタンゴが完全な着ぐるみで、今観るとB級ものなんですが、1960年代前半に、これだけのセットや特撮を駆使して作られているのでその当時は超A級の作品だったんじゃないかな。「怖かった」とおっしゃられる方がご年配の方ばかりなのもうなづける。これはやはり、子供時代に観るのが一番です。大人の僕が初見するとマタンゴが出てくる度に笑っちゃうんですが、子供の時にみたらたぶんトラウマものだと思います。特に、音響にも力が入っていて、キノコが群生してる森の中で鳴り響く人の声の効果音はなかなかの不気味さでした。
[DVD(邦画)] 6点(2012-02-21 18:35:28)
53.  マイマイ新子と千年の魔法 《ネタバレ》 
前半がとてものんびりとした爽やかな展開だったので、タツヨシの父が自殺した敵討ちをする為にヤクザのいるバーに上がり込む後半の展開には少々驚きましたが、でもそのタツヨシとの別れ方が、これまた凄く爽やかで、そのシーンが一番ぐっときました。ただ、これはあくまで個人的な意見ですが、1000年前の舞台と現世がどうもいまいちリンクしていないというか、、、、。これだったら、1000年前の妄想はまるまるカットして、現世だけの構成でもいいんじゃないかと思うのです。ノスタルジックな雰囲気、子供達の絆、そういうところは凄くいいんですけどね。
[DVD(邦画)] 5点(2012-02-20 13:26:43)
54.  マージン・コール 《ネタバレ》 
金融危機前夜の24時間を描いた作品。 ウォール街映画だと、最近では「ウォールストリート」がありましたが、 正直、こちらのほうがよほど見る価値ありますよ。 地味ですが、あの金融危機の裏でどういう風に当事者が動いたのか、 それを想像するきっかけになります。演じてる人たちも、いかにも金融マンっぽい風貌で リアリティがある。ものすごく高給だけど、すごくストレスフルな環境ですな。 このままいくと自分たちが破綻するけれど、その前に顔見知りに全部売ってしまえという作戦で 切り抜けようとする。会社のトップのおっさんが、「人類は、こういうことを定期的に起こしてるんだ」 みたいに達観して優雅にフレンチを食ってるのが印象深かった。 
[DVD(字幕)] 7点(2012-02-16 12:02:56)(良:1票)
55.  マイ・バック・ページ 《ネタバレ》 
これはなかなかいい映画だったと思います。1960年代後半から70年代前半の世界が、衣装や小道具、そしてフィルムの古めかしい質感などによって見事なまでに再現されている。その当時の空気感や匂いまで伝わってきそうなリアルさに思わず惹き込まれました。学生運動にいては、知識としては知っていても、私が生まれる前の出来事なので、実態としていまいちピンとこないというか、理解出来ないところがあったのですが、そんな自分にとってはとても興味深く、面白く鑑賞出来ました。結局のところ、「若かった」の一言に尽きますね。全共闘世代は人数も多く高度成長の時代であったし、当時の世界情勢と相まってあの運動が繰り広げられていたのでしょう。梅山の行動の一つ一つが、大いなる理想以前に、ただ単に幼いだけでしかなかったことを端的に表現している。熱中の対象として、音楽の後にたまたま転がっていた学生運動に乗っかっただけ、みたいな。そんな彼の軽いノリと、実際に自衛隊員を生々しく殺してしまうその落差が恐ろしい。共産主義は結局のところ、現実より観念を優先したが故に崩壊したわけだが、この自称活動家もやはり現実をしかと捉えるにはまだ若過ぎたのだろうか。そしてまた記者の沢田も若さ故の過ちを犯してしまう。ジャーナリストは事実を伝えるのが仕事だが、彼は梅山を「信じたかった」。その心自体に罪はなく、ピュアであるが故に尚の事ラストの涙は切ないのである。
[DVD(邦画)] 8点(2012-01-29 19:32:18)(良:1票)
56.  マザーズデイ(2010) 《ネタバレ》 
ツタヤだけでしか借りられないそうで、これまで同様の触込みの作品にはハズレものが多かっただけにそんなに期待はしてなかったのですが、これがどっこい、かなりの良作でしたよ。サスペンス&ホラー映画ですが、そんなに怖くはない。「ソウ」シリーズの監督なだけあって、残酷な描写もあるにはあるのですが、そういうグロシーンもむしろ控えめに抑えている印象を受けました。にもかかわらず最後まで面白く観れたのは、やっぱりバイオレンスマザーとその子供達の独特なキャラにあるのでしょう。彼らの理不尽な要求、人間を巧みに操ろうとするその振る舞い。ママにべったりの息子達と、距離を置く娘。あまりに荒唐無稽な家族なので、一歩間違えばギャグになっちゃいそうな内容だけど、そのスレスレで回避して緊張感あるストーリーに仕立て上げてます。
[DVD(字幕)] 7点(2012-01-09 21:35:16)
57.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 
北欧の神話とSFスペクタクルを掛け合わせるというのはありそうでなかったシチュエーションですね。序盤は、あまりの話の壮大さから「うぁ~、入り込めなさそう」と一抹の不安を持ちましたが、主人公が地球にやってきて変なホームレスだと思われる展開から俄然面白くなりましたね(笑)。最近のアクション映画はみんな死んじゃう展開が多いので、浅野忠信もいつ死んじゃうのかな~なんて思ってたけど最後まで生きてたし、ロキ以外は、みんなちゃんと生きてるってところがなんだか逆にほっとしましたね。「虹の橋」とか、他の星にワープするときの映像とか、とっても綺麗だったのが印象的でした。ラストはソーがジェーンにまた出会って終わるのかと思いきや、出会わずに「ジェーンがソーを捜してる」で終わるってところも個人的には好感持てましたねぇ。おいらもソーに習って、これから女性を口説くときは手の甲にキスをするようにしよう(笑)。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-11-25 19:12:16)(笑:1票)
58.  マチェーテ 《ネタバレ》 
「グラインドハウス」の中で上映された架空の映画の予告編「マチェーテ」を、そのまま長編映画化したという本作。オープニングのカッコよさにもしびれるが、なにより殺戮シーンの馬鹿馬鹿しさには思わず吹き出してしまう。マチェーテがナタを手にすれば、面白いように首が転がる。そして、ふいに現れる女の裸。このノリと展開は嫌いではない。ロドリゲス&タランティーノでなければ生み出せない世界観。個人的には、敵の腹をかっ割いて、その腸を使って逃げ出すシーンが最高だった。
[DVD(字幕)] 6点(2011-04-07 10:25:38)(良:1票)
59.  魔法使いの弟子 《ネタバレ》 
あの「ナショナル・トレジャー」のトリオということで、ちょっとは期待してみたのですが、、、、、う~ん。本当に薄っぺらい。子供向けだから、映像だけそれなりに楽しけりゃいい、というわけでもないですよ。やっぱりファミリー全体が見て皆が楽しめるほどの内容を求めたいですね。鏡の中に出たり入ったりするカーアクションとか、ラストの「ドラゴンボール」ばりの魔法対決とか、それなりに面白いと思うし、「ファンタジア」のオマージュであるモップの掃除シーンなんかは思わず笑っちゃうぐらいの良さがあるんだけど、逆に言えば見どころはそれで全部。見終わったらすぐに忘れちゃいそうな映画です。
[DVD(字幕)] 5点(2011-02-09 22:49:40)
60.  魔法にかけられて 《ネタバレ》 
ストーリー自体はさほど面白くはないが、なによりアイデアが面白い。ディズニーが、自分で自分をパロディ化しているわけだ。アニメの中のお姫様が、こちらの世界にやってくることによって、「だいぶイタい女の人」になってしまう。アニメの世界をこちらに持ち込むと、その全てがこっけいで笑えてくる。彼女が唄うと、ネズミやらハトやらゴキブリやらが集まってみんなでお掃除するシーンはなかなかのシュールさ。うまくいかないときは、「とりあえず唄えばいいのよ」の展開にしろ、魔女がラストで「みんなこれで幸せになりましたとさ~」と、お決まりのハッピーエンドを皮肉ったりと、とにかく全てがセルフパロディ。ディズニーもやるではないか!と素直に感心してしまった。愛は、やはり育むことで芽生えるというのが現実世界の展開なのだが、それにしてはラストに結婚した王子様カップルは早急過ぎではないか?(笑)ま、なんにせよリスちゃんが凄く可愛かったです。
[地上波(吹替)] 7点(2010-12-09 21:58:04)(良:1票)
090.19%
1360.77%
2631.35%
31793.83%
43717.94%
5110023.54%
6146131.26%
7105122.49%
83066.55%
9791.69%
10180.39%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS