1. 卍(1964)
原作未読なので本来どういう作品なのかがわかりませんが、関西弁でポンポン台詞が飛び出してくると滑稽さは伝わりますが、エロス性はないですね。愚かさというものちょっと違うし、アホラシイというか。美に耽溺する人間の性はわからないでもないですが、若尾文子に崇拝出きるほどの美や魅力も感じない。頭の悪い安っぽいホステスみたいだし。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-09-12 14:50:54) |
2. 股旅 三人やくざ
三話のオムニバスです。だんだん面白くなります。まず秋の章の仲代達矢ですが、全体的に暗く陰湿・重い雰囲気でイマイチ。次に冬の章の松方弘樹ですが、チンピラ風情が上手く出ていて中々。最後も粋に決めてくれます。ただし、藤純子がちょっとイモネーちゃんなのが残念。そして春の章ですが、これが最高。菜の花畑の錦之助の登場シーンは見ものです。相手役は入江若葉で、武蔵&お通コンビ。武蔵とは思えぬ剣さばき、弱虫だが一本筋は通っているという、とっても魅力的なキャラクター。お通役は無理がある入江若葉も、方言まるだし田舎娘役はぴったり。大笑いできる事必至です。 7点(2004-04-20 13:49:24) |
3. 瞼の母
私は錦之助の良し悪しにしか興味が無いのですが、これは錦之助の魅力がかなり出ている作品。幼少時に母親と生き別れた渡世人で母親探しに江戸に出る。友人思いで、強く優しく気風もいいが、母親の愛情に飢える甘えん坊の一面も。対する相手によって錦之助の表情や抑揚が七変化する様は流石千両役者。「今夜の俺には逆らわない方がいいぜ」のセリフにしびれます。 7点(2004-04-07 22:48:48)(良:1票) |
4. マンハッタン無宿
NYであんなのかぶって、ブーツ履いて「真夜中のカウボーイ」か!?と思ったけど、中身はいたってごく普通の刑事もの。あまりにも単調すぎるなあ。ラストはウルトラクイズの会場だっけ? 5点(2004-03-12 03:47:33) |
5. 招かれざる客(1967)
人種問題をベースに親子や夫婦のあり方までも言及している点が作品を面白くしている。双方の父親がどう納得するのだろうか?という期待を持って見ていたが、白人父親の納得の仕方がちょっとあっさりしているのと、黒人父親は本当に納得したの?という不満が残る。黒人婿は優秀な人物という設定だが、初婚ではない・郵便配達員の子供という設定でバランスを取っているんだと思う。黒人のお手伝いの反感にはちょっと驚いたが、自分が白人娘を育ててきたという母親的な愛情が自分が黒人であるが故の困難さへの理解によって反感となって表出したのでは?と思った。また、途中で白人男が黒人女と楽しそうにする場面があるが、逆パターンは認知されているという事を暗に伝えているのだろうか?と思ったがどうなんでしょう? 7点(2004-01-05 00:41:52) |
6. 真夜中のカーボーイ
ジョン・ボイト演じる青年のバカさ加減に呆れるばかり。 4点(2003-12-30 18:31:14) |
7. マイ・フェア・レディ
冒頭登場した女優が本当にオードリーなのかどうかを疑ってしまった。それぐらい自分を殺した名演技とともに物語はスタート。これからどうなるんだろう?という期待を持たせながらストーリーが展開されていきます。 8点(2003-12-28 01:00:32) |