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1.  マルサの女 《ネタバレ》 
 随分前から言われていることだが、新書のタイトルというのは、実にうまく作られているもので、そういうタイトルにつられて、時々興味のない分野の本を読むことがある。全く知らなかった世界の話や、気にも止めていない普通の出来事の意味を知る事となり、たいそう勉強になる。いや、勉強というより知的好奇心が満たされるという感じか。   この映画の(というか、この人の映画の)魅力というのはつまり、そういう部分にある。有職者の8割が被雇用者だという日本では、この分野に詳しい人はそうそういない。客数を少なく見せる手口、印を付けた札(これ、違法な気もするが)を使った不正の追求、当たりくじを売りに来る奴など、税の攻防にまつわる話がどれも面白い。漠然と「敵」だと思っていた税務署・国税関係者などと、脱税者を巡る闘いは、もちろんスパイ物のような派手さはないが、地に足の着いた頭脳戦でワクワクさせられる。  「戦」とはいっても当然、命の遣り取りをするわけでもないうえ、「査察が入って潰れた会社はない」そうなので、結構ゲーム的な感覚で安心して見ていられるのも良い。   それだからこそ、権堂と板倉の友情に似た、たぶん「好敵手」というのが一番似合うのだろう、その関係にグッとくる。
[DVD(邦画)] 9点(2013-08-21 00:43:13)
2.  マタギ 《ネタバレ》 
25年ぶりにTV放送録画を観た。今となっては、農村の生活の様子などが、貴重な資料的価値があるように思う。農業だけでは暮らしていけず、出稼ぎに出る状況。ましてやマタギだけでは成り立たない。地方独特の学校の授業内容(熊の胆の解説など)。マタギの獲物の処理の仕方。などなど。 もちろん、劇映画としても素晴らしい。主人公・平蔵は職業的ハンターというよりは、生き方としての猟師。山神様の授かり物だから、スコープ付きライフルなんかで、熊と対峙しない。「猟」ではなく「勝負」である。前時代的な村田銃に、自分でハンドロードした3発だけの弾を持って出かける平蔵を、孫の太郎が気遣うシーンが胸を打つ。亡くなった奥さんが作ってくれた、「マタギ装束」のような猟着が、カッコイイ。最後に巨大な渡り熊に、打ち勝った平蔵が、熊を人目に曝すのを嫌い、雪に埋めるのもイイ。 
[ビデオ(邦画)] 9点(2011-03-31 00:07:37)(良:1票)
3.  マグニフィセント・セブン 《ネタバレ》 
 荒野の七人と同じタイトルらしいが、今回の字幕を見て初めてそのタイトルが「崇高・壮大」な7人という意味だと知った。「侍」をそう解釈したのか…と、ちょっとおもしろく感じたが、主人公の行動の目的に私怨があっても崇高なのかな?とは思う。だが他のメンバーたちにも自身の都合により参加した聖戦。どんな理由にせよ正義は正義ということか。  それでも明確に悪い奴らをガンガン撃ち倒すウエスタンは、爽快で楽しめる。   今回この映画で知ったこと。いつもいつも映画の中では悪役で登場するガトリングガン、悪魔の銃って呼ばれてたんだ…。
[映画館(字幕)] 8点(2017-02-09 11:14:13)
4.  真夏の方程式 《ネタバレ》 
 他のテレビドラマの映画化で、シリーズの方向性と違うなどと批判しておいて、迂闊だったと反省する。このガリレオシリーズの映画版は、科学を応用したトリックを暴くという事が主眼のテレビシリーズとは違い「情」というモノを、めいっぱい見せてくれていて、それが感動的に受け入れられる良い映画版シリーズになっていると思うからだ。   事件のトリック的には、たいして驚きも何もないばかりか前作映画よりもガッカリであるが、それがもたらす物語が秀逸。  娘を守ろうとした二人の父の話にも感涙させられるが、「人生を捻じ曲げられようとしている者」が少年の事だというTVでは見られない湯川の感性。それに対しての湯川の対応が「科学」というモノを教える、というのには心底感心する。それが実に、「情を持ったガリレオシリーズ」らしくてイイのである。 
[DVD(邦画)] 8点(2014-03-01 21:17:31)(良:1票)
5.  真昼の決闘 《ネタバレ》 
 アメリカという国は、良くも悪くも、社会というものは治安も含めて市民が作るんだ、という事が基本なんだな。もちろん、実話ではないんだろうが、こういう精神構造が町を作り、州を作り、国を作ってきたのだろう。だから自衛のための銃所持も当然。まっ、それはそれとして。  そういった治安観から、西部の町では、犯罪者を自警団が私刑してしまう事もよくあったと聞く。この町の人達も、どうみても理不尽な悪漢の襲来という事態に対して、どう対処するか議論になるが、結局相手のターゲットが保安官一人なのを良い事に、我関せずを決め込んでしまう。社会の構成員が、社会の秩序維持を辞めてしまった瞬間だ。  保安官は、自身の問題として決着を付けなければ、先へ進めないため、これに立ち向かうが、事が終わった後には、バッジを捨てる。当然だ。町が町を守る意思を捨てたのだから、保安官も要らないはず。  蜘蛛の子を散らすという言葉があるが、その真反対を見るように、銃撃戦の後ワラワラと集まる市民を見ると、一見、保安官の正義と職責を貫く映画のように見えるこの映画が、私には、実はこの社会の有り様というものを描いているように見えて仕方がない。これでいいのか?と問いかけているように。  ところで、だれも味方のいない立場で悪に立ち向かわざるをえない、というシチュエーションは、アメリカ映画の大好物だったなあと、思ってみたりもする。 
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-01 05:01:02)
6.  マトリックス 《ネタバレ》 
まあ、些細な事かも知れないけれど、「心と体は一体」であるのなら、彼らがマトリックス世界の中で、派手に撃ち殺した仕事熱心な警備員たちは、「電池ホルダ」の中で実際に死んでるんだよね? いいのか?
[地上波(吹替)] 7点(2011-06-24 23:00:48)
7.  マスカレード・ホテル 《ネタバレ》 
ミステリとしてより、小生意気な刑事が、お客様をもてなすホテルマンのホスピタリティというようなものを学んで、変わっていく様が面白かった。 東野圭吾のミステリにケチをつけるのは畏れ多いが、事件的にはちょっと気に入らない点があって、せっかく無関係の事件を暗号でつないで連続殺人に仕立てようとしたのに、自身の目的である山岸殺害の時には暗号なし(すぐバレる囮に暗号持たせてる)では、意味がないと思うのだが。あれでは却って警察を呼び込んだだけの愚策になってしまった気がする。
[DVD(邦画)] 6点(2019-08-13 04:00:02)
8.  魔女の宅急便(2014) 《ネタバレ》 
 ジブリのアニメーションに囚われない視点で見れば、まあまあの出来ではないかと思う。物語の中心も、終始「若者の自立」というテーマにそっているし、大筋では原作通りの展開。というか、ジブリが削ぎ落としたエピソードを拾っているのは、原作者としても嬉しいのではないだろうか。   ただ、キキの飛ぶ力が無くなってから、再び飛び上がる時の描写がアッサリし過ぎて「何かを乗り越えようとする感」が感じられないのがイタイ。  さらに、猫好きとしてはジジがネコらしくない部分があって、ちょっとがっかり。   とはいえ、主人公の女の子はカワイイし、当然批判の嵐が予想される中、良くやってたと思う。今後の活躍を期待してますよ、おじさんは。
[DVD(邦画)] 6点(2014-12-02 00:20:59)
9.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 
 家庭の事情により、神様は嫌いだが神の物語は好きなのである。科学と神話の適度に融合した話も同様だ。  アベンジャーズをより理解しようと思って観てみたが、やはりこちらを先に見るべきだった。あの兄弟にはこんな因縁があったのか。   物語は、王となる兄が傲慢の罰により力を失った隙に、弟が謀反を起こすが、心入れ替えた兄が復権し弟を征伐するという、昔話にありそうなモノ。コミックのヒーローだったと言うから、このストーリーの中のどこかで、毎週だか毎月だか人間を救っていたのだろう。  しかし今作では、あんまり人間側ドラマに面白い所はない。というか、氷の国人たちも、もっと地球を攻めて来て、もっと人間にかかわって欲しい気がする。神々の争いの影響がロボット一体というのは、ちょっと寂しいのではないだろうか、   とは言え、あの変なロボットは凄い。パーツを組み立てた構造物では無い感じのキモチワルさ、甲虫やムカデを思わせる全身の分割具合、顔の中なんてガランドウで、人のカッコをしているだけに余計不気味。それにヘンに巨大すぎない、俊敏でない、弱くない、というのもイイ。 
[DVD(字幕)] 6点(2013-04-29 21:46:49)(良:1票)
10.  魔女の宅急便(1989) 《ネタバレ》 
少女の成長物語には、あんまり興味ないんだけど、この黒猫君の可愛さにはまいりました。 ミルク皿を目の前に出されて、目を逸らすことができない様、荒れた飛行のキキのかばんに、手のひらいっぱいにひらいてしがみついてる様、人の横ギリギリのところに寝る様、猫をよく見ている、と感じます。 「明日になったら白猫になっていると思う」というギャグは原作由来だったことも思い出しました。  
[地上波(邦画)] 6点(2011-07-09 11:46:20)
11.  魔界転生(1981) 《ネタバレ》 
 どうなんだろうなあ。天草四郎と言っても、蘇り神に決別して、復讐のために世を転覆させる、と言った時点で、この人はもう我々の知る天草四郎時貞じゃないもんなあ。この場合、同姓同名の別人と思っても大差ない。だって天草四郎の要素がまるで無いんだもの。  神の沈黙をなじり、仲間の無念を嘆くまではとてもいい。しかし結局江戸を焼き払い、民衆を操り、苦しめている時点で、ただの悪者。それを最後、人間の業だ的な事言われても、ちょっとなんなの?と思ってしまう。  復讐譚というのは、キライではないのだが、それは最後にカタルシスがあるからで、大抵の場合、復讐されるに足る適役が必要だ。そして復讐はその相手に対して行われるのが普通だ。この物語の時貞は、江戸中を火の海にして、憚らない。しかも、首を切られたとは言ってもやられていない。(あれ?何でコイツだけ死なないんだ?)見ていて気持よくない。  彼を本当に天草四郎というのなら、最後は彼を見棄てた神と、決着を付けさせるくらいの事をして欲しいものだ。  それでも最後の江戸城の、火の海のシーンの映像的な凄さに3点。同シーンの見事な殺陣に2点。沢田研二の演技に2点。首が飛ぶシーンなどの「ピュー」という効果音のセンスに-2点。合計で5点です。
[DVD(邦画)] 5点(2011-08-18 05:13:44)(良:2票)
12.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 
 スーパーマンというモノを始めてみた。ジャンルの中でも古典で超正統派。日本でいえば月光仮面かウルトラマンくらいの「開祖」と思っている。(違うのかな?)  その始まりの物語として、原作通りなのかは知らぬが、人類を救う話の割には、人間そっちのけ感がちょっと寂しい。実際には共闘してるんだけど、人類を守るというよりゾッドの企てを阻止する、という方に主眼があるような気がするのだ。実際には同じことだとも言えるが、実際のアクションが「攻撃」なので守ってる感が乏しい。   このスーパーマンは人類を守る正義の味方ではなく、自分と愛する人だけを守るただの戦士であるように見えて仕方ないのが、不満の原因ではないかと思う。  そんな事を言うと「イマドキそんな正義の観念が薄っぺらい映画は…」的な事になるのかもしれないが、スーパーマンや月光仮面くらいは単純な勧善懲悪、やさしいヒーローで良いのではないだろうか?  正直、このゾッドさんの主張も、(地球征服は別として)種族の存続という観点から見て、悪い事ではない気がする。
[DVD(字幕)] 4点(2014-02-24 16:28:18)(良:3票)
13.  真夜中の招待状 《ネタバレ》 
 なんだか、イマイチなお話だと思っていたら、犯人の動機となる事件が原作と全く異なるようで。  確かに昔の、しかも田舎の事だから、大きな薬屋の薬を信じて、大病を治せないばかりかおかしな事になっちゃうなんて、ありそうではあるがその後の展開が納得しづらい。…といか、最初に医者にかかれ。   いわゆる犯人が悪人一辺倒ではなく、むしろある種の被害者である点、しかし人を監禁して自殺に至らしめている点、却って失踪者側が酷い連中であった点なども相まって、解決部を見てもミステリ特有のすっきり感が薄い。だからと言って、人の心の脆さや闇が描き切れているのかというと、そうは思えない。原作は未読だが、あの遠藤周作が書いたのなら、そういう部分がこの作品のキモなのではなかったか。   ところで、なぜ、3件とも真夜中だったのか?それぞれ蒸発が11日(こういう事実系で嘘は言えまい)なのは何故か?最後までよく分からなかったし、渡瀬と五月の顔見知りを示唆するカットとか、最後に医者が劇中で触れた組手で手を組んでるカットとか、イチイチ意味ありげなのに消化不良だった。   しかしながら、小林麻美の美しさは、本作の一番の特徴で見どころである。この時代に若者だった自分には、どうしてもこの時代の美人というものに、抗えない魅力を感じてしまう。だから、この映画もこの人のおかげで最後まで見る事が出来た。
[DVD(邦画)] 3点(2013-05-22 06:48:53)
14.  幻の湖 《ネタバレ》 
 学生の時に観たが、当時も意味(特に隆大介が笛を琵琶湖の真上に置く意味なんか)が解らず、自分にはこういうモノの解釈力がないんだと、自分の能力を嘆いた記憶がある。 最近、長谷川初範氏のラジオでのお話によって、「これが撮影してみたら4時間以上の大長編になっちゃって、切りに切った結果こうなった」と知った。道理で意味分かんないはずだ。というか、そのくらい計算できなかったんだろうか? この物語は、琵琶湖にまつわる戦国の世と現代の女の怨念を描いていると思われる。しかし道子は、「幻の人を幻の犬と共に追いかけていた」のかも知れず、「私に本当にあったのは琵琶湖という湖だけ」と言いながら、なぜ「幻の湖」なんでしょ? 道子が、運命を受け入れたお市の方と違い、自分の思いを貫いて死んだみつの生まれ変わりなら、なぜ現代の笛男と一緒にならなかったのか?犬の敵を討つ方が、彼女の生き方だというのだろうか? やっぱり、自分にはこの映画を理解するのは、難しい。 
[DVD(邦画)] 3点(2011-06-14 16:41:44)(良:1票)
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