1. ラ・ポワント・クールト
《ネタバレ》 倦怠期を迎えた夫婦が夫の故郷を二人で散策するうちに、いつの間にやら仲直りをする。 そんな単純な話だが、何故だか面白い。 牧歌的な村の風景と素朴なモノクロ映像、そこに奇妙な音楽が混じり合うことによって、独特の味わいを生み出している。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-09-16 18:34:53) |
2. ラヂオの時間
《ネタバレ》 最初から最後までトップスピードで爆進、ずっとうるさくて疲れる映画だったが、三谷幸喜の脚本家としての類い稀な才能は堪能できた。 [インターネット(邦画)] 7点(2023-07-08 00:33:00) |
3. 楽園(2009)
《ネタバレ》 最後の火事は蛇足だし、わざとらしいお涙頂戴的なシーンもあるけど、総じて人の優しさに作品全体が包まれているので、目をつぶります。 主演の女優さんは、スタイル抜群で、とにかく美脚! 出所するシーンなんか、美脚に目が釘付けになりました。 人の優しさにもやられたけど、彼女の美脚とスタイル、服装にもやられました! 彼女に惚れた教師も、綺麗事を言いつつ、なんやかんや彼女の美脚にやられたに違いない!! この、スケベ教師め! [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-15 22:28:59) |
4. らもトリップ
インタビューによるドキュメンタリー部分とオムニバス映画3話による構成。 まずはオムニバス映画の感想から。 1話目・・・ヘビ女の話だがファンタジー過ぎてついていけず。 2話目・・・吸血女の話だが、これも画が暗く内容も暗いので好みじゃなく。 3話目・・・売れっ子作家がクローンを作る話だが、これだけは面白かった。 次にインタビューによるドキュメンタリー部分について。 大半のエピソードは、中島らも対する愛にあふれていた。 優しいけど、かなり風変わりな方だったようだ。 エンディングソングの歌詞がかなりイっていて面白い。 でもその歌詞には愛が込められている。 言葉はマズくても、そこには愛がある。 言葉遣いが丁寧でも敵意にあふれたものより百倍良い。 人間は言葉遣いといった表層的なもので決まるのではなく、中身が大事だと感じた。 それを教えてくれた映画だった。 [DVD(邦画)] 7点(2020-09-22 19:23:08) |
5. ラスト、コーション
《ネタバレ》 アン・リーの職人技炸裂で、完成度は高い。 問題のセックスシーンも話題性だけでなく、内容も伴い、しかもストーリー上、必要な布石となっている。 凄い作品であり、又、力作でもあるのだが、生理的にどこか受け付けない部分がある。 それはやはり、露骨すぎるセックス描写だろうか。 女性がこの映画を観た時、男とは全く違う感じ方をするのではなかろうか。 少なくとも、男性の私から観ると、トニー・レオンの濡れ場は生理的に気分が悪くなるし、胸騒ぎがする。 それと、観終えた後、非常に疲れた。 すがすがしい気分とは程遠い、言いようの無い精神的ダメージを負った気がするのである。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-02 22:57:06) |
6. ラルジャン
ブレッソンの遺作。 カラーとブレッソンの不協和音が心地よい。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-12 00:24:16) |
7. ラストエンペラー/オリジナル全長版
長いだけの意味を感じる素晴らしい作品。 普通、長いと途中で苦痛になるが、それを上回る感動的なラスト。 音楽も作品に色を添えている。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-12 00:20:48) |
8. 羅生門(1950)
黒澤作品の中では一番好きですね。 DVDで鑑賞したとは言え、1950年の作品とは思えない程、映像が美しい。 雨の中の静寂。 画自体が既に詩を語ってます。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-12 00:17:58) |
9. ラヴソング
《ネタバレ》 こちらは、1996年香港の作品。 ジャンルはラブストーリー。 映画系Blogをのぞいていたりすると、結構みかけるこの作品。 ラブストーリーものとしては、映画通をうならせる名作のようであるからして、是非、観てみたいと思っていた。 香港といえば、アジアきっての映画大国。 私もウォン・カーウァイ作品を筆頭に、いくつかの香港映画を観てきた。 香港映画って、日本と同じアジア映画なのにどこか日本人にとって、とっつきにくいところがある。 (最近は私も香港映画を観慣れてきたので、その様なことはなくなったが。) それはひとえに、名前と顔の分かりずらさじゃなかろうか。 名前の発音はややこしいし、顔も日本人からするとやはり見分けがつきにくい。 だから、香港映画観始めの頃って苦労した。 恥ずかしいけど、それこそ一人ずつ俳優・女優の顔と名前をおぼえていったものだ。 トニー・レオンの顔をおぼえて、レスリー・チャンの顔をおぼえて・・・みたいな感じに。 そんな感じに、一作観る毎に俳優や女優の名前と顔をおぼえていき、そして、どんどん香港映画が好きになっていった。 そして満を持して、映画通にも評価の高い『ラヴソング』を鑑賞したわけだ。 ネタバレしがちなので、今回は気を遣って書くとすると、香港映画にありがちな“偶然の出会い”には、「それはないだろ、おいっ!」モードに入りつつも、最後にはスッキリと感動でき、心地よいまま観終えることができた。 特にこの作品、「名シーン」の連続で、非常に心に残る映画だった。 主人公二人が初めてキスをするシーンや、主人公の女性が車の運転席で思わずクラクションを鳴らしてしまうシーン、、、などなど、素晴らしいシーンの数々。 皆さんがこの映画を推す理由を理解できた。 さて、「ラブストーリー(恋愛モノ)」と聞いて、拒否反応を起こす人(特に男)が多いが、これは非常にもったいないことであると、この作品を観て改めて思った次第である。 これは映画に限らず何事にも言えることだが、「先入観」ってのは、何かを楽しんだり素晴らしいものと出会ったりする上で、邪魔にしかならないってことである。 今後、どんどん色んなジャンルの映画を観ていく予定だが、そういう愚かな「先入観」はできる限り捨て去っていきたいと思う。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-01 20:21:49) |
10. ラ・スクムーン
《ネタバレ》 暗黒街→獄中→暗黒街 舞台が次々と入れ替わるので少しバタバタ感はあったかな。 背後を守るミグリが個人的には気に入った。 [DVD(字幕)] 6点(2023-02-25 16:48:35) |
11. ラストレター(2020)
《ネタバレ》 思い出をとても大切に扱っている。 同窓会から始まるのも、その一つの現れ。 松たか子の背中はおばさんだけれども、彼女の中には美しい学生時代の思い出がある。 先輩に片想いした美しい思い出。 同じく福山雅治も、在りし日の広瀬すずの姿をひたすら追い求める。 その記憶を薄れさせまいと小説に記した。 誰しも、心の奥底に思い出を隠し持っているもの。 それを映像化したのが、この作品の魅力の一つ。 ラストレターの文面は、まさしくそれを表している。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-12-15 06:28:04) |
12. ランボー
《ネタバレ》 アメリカの愚かさをアメリカ人が撮ったからこそ価値のある作品。 だが、その後も同じことを繰り返すアメリカ人。 ほんと、自分勝手でマヌケな人種だ。 この作品自体は、なかなかの出来である。 スタローンが、まさに適役。 アクションや爆破シーンも面白い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-04 23:48:16) |
13. ラ・ジュテ
難解なフランス映画って、非常に苦手で、「退屈」というイメージが先に立つ。 本作は“静止画”で見せる個性的な作品だが、フランス映画特有の「退屈」さを、更にパワーアップさせた様な代物だった。 これはもはや、「退屈」という言葉を超越している。 実験的な映画だが、私にとっては「退屈さを超越した難解なフランス映画」であり、それ以外の形容は思い浮かばない。 (2024.3再見) 10年以上の歳月を経て歳を重ねてみると、また違った感想になるから面白い。 今回見た感じではそこまで退屈しなかった。 小難しさは感じたが、女性の表情が美しく印象的で、そこまで嫌ではなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-22 23:54:11) |
14. ランブルフィッシュ
なんとも怪しげで、迷宮に入ったかのような映像と展開は、いかにもフランシス・フォード・コッポラ作品らしさが出ている。 アメリカの夜の侘しさと猥雑さも良く出ている。 普通のセンスでは絶対撮れない映画。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-19 00:53:00) |
15. ライアンの娘
《ネタバレ》 ベタ褒めする程の魅力は感じなかったが、時間の流れがゆったりとしていて、リラックスしながら観ることができた。 いずれにしても、不倫というものは絶対的に間違っている。 まして、この女は自ら中年男を誘惑し、結婚までしておいて、若い優男とセックスまでしている。 こんな勝手な女は、髪を切られるだけでなく、絞首刑に処すべきだ。 厳しさの足らない甘ったるい作品だ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-19 23:16:56) |
16. ラベンダー
ケリー・チャンと金城武の最強タッグ! それだけで十分。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-12 00:23:16) |
17. ラスト・ボーイスカウト
映画館で観たという事実に、自分でも驚いた! [映画館(字幕)] 6点(2007-10-12 00:19:27) |
18. ライムライト
モノクロのチャップリンしか知らなかったので、本作のチャップリンにギャップを感じた。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-12 00:15:36) |
19. ラブ&ポップ
「援助交際」を題材に、渋谷を舞台に撮られた作品。テーマがテーマだけあって、たった7年前の作品なのに、妙な古臭さを感じてしまった。タイムリーに観ていれば、もっと楽しめたかもしれない・・・ただ、浅野忠信の出演シーンはかなり見ごたえがあった。後半に少しだけ登場するのだが、かなりの熱演。それだけでも観る価値はアリ。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-09-04 09:41:28) |
20. 乱歩地獄
「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」の4話からなるオムニバス。 全てが江戸川乱歩原作の作品だ。 4話全てに浅野忠信が出演しており、浅野忠信ファンには贅沢な一本であった。 しかし、「蟲」以外の作品は、浅野忠信の魅力が十分に発揮されていたとは言えず残念だった。 もっと言えば、浅野忠信じゃなくても問題なかったというレベルのものだった。 しかし、最終作品の「蟲」はかなり浅野忠信の個性と魅力が発揮されていた。 私の苦手な“ヒル”も登場しまくりだったし。 満足とまではいかなかったが、“及第点”と言えるレベルの作品であった。 ただ欲を言えば、もっと過激な描写があっても良かったと思う。 なんか中途半端な過激さだった。 そこが残念と言えば、残念である。 [映画館(邦画)] 6点(2007-09-01 20:32:21) |