21. ラッシュ/プライドと友情
《ネタバレ》 そもそもF1に興味ないのに観てしまった自分が悪い。ということを踏まえての感想。 まず興味がないにも関わらず、最後まで見れちゃったので、良い映画なんだろーなと思います。 ただしルールとか、当時のこととか、全然知らないまま見ていますので、本当の意味で楽しめていたのか自信がありません。序盤は正直ちょっと退屈だったし。 主にニキ・ラウダとジェームズ・ハントの二人の人生に焦点を絞ってくれたのはわかりやすかったです。二人の伝記もの、人生ドラマとして親しみやすい構成になっています。また、音楽の使い方、それに伴う演出や盛り上げ方がかなり上手。実際ニキ・ラウダが自分がセットアップしたマシンのタイムを計らせるときにかかる音楽は自然と気分がアガっちゃいます。乗せられてんなーと思います。 実話ものなので仕方がありませんが、悪人はほとんど出てきません。ですので、伝記ものとしての枠を超えるものではありません。また、ファンにとっては変なアレンジはして欲しくないというのが本音でしょう。 ですが変なアレンジをせずとも、実際に起きた出来事がまず凄すぎます。クラッシュして大火傷。そこから奇跡のカムバック。焼けた肺から膿を吸引する描写の凄まじさ。事実を映像化するだけでも凄い映画になっちゃうわけです。 ラウダが終盤の雨天レースで、視界がほとんどきかない中、奥さんの顔を思い出し、レースを途中棄権したのがぐっときます。 ラウダは言います。『死亡率が20%を超えるのは嫌だ』。 私は思います。死亡率20%でも全然嫌なんですけど。F1レーサーはどっか感覚が麻痺しちゃっているんでしょうね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-05-30 09:15:32) |
22. ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト 鮮血の美学
《ネタバレ》 タイトルやサブタイトルから、勝手に『ホステル』みたいなもんを想像していましたが、全然違いました。復讐ものですね。 復讐ものは個人的に好きなんですが、このジャンルって前半はちょっと我慢が必要です。例外なく理不尽なので。そして前半が理不尽であればあるほど、後半の復讐にカタルシスを感じられます。 この作品はどうでしょう。前半はほぼ完璧。まずプールでの仲睦まじい母娘のシーン。サラ・パクストンをそこまで美人と思ったことはなかったのですが、このシーンでの、透明感のある美しさは文句のつけようがありません。 インテリで冷静、娘に理解を示す理想的な父親。ちょっと過保護気味だけれど、それだけ娘への愛情が感じられる母親。そんな二人から愛される娘。退屈しちゃうくらいあまりにも平和な家族を描いたことで、その後めちゃくちゃにされる娘の悲劇が際立ちます。お膳立ては完璧だったと言えるでしょう。 ただ1つだけ。マリファナシーンが余計。前半の悲劇は、やはり不可避であることが望ましい。エマとペイジが能動的にマリファナをもらいに行った挙句、モーテルでだらだらと過ごす。これによって二人に対する同情の余地が少し減り、自業自得感が出てきます。エマの品位を落とすようなシナリオにするべきではなかったでしょう。 で、復讐。これもね、悪くはないのですが、ここで『ハラハラドキドキな展開』が必要かどうか。これは『復讐』なんです。作品のテーマから考えれば、犯人達が一方的に、娘にしたよりも、より残虐な方法で制裁を加えてこそ、両親の怒りが伝わってくると思うし、胸もすくってもんです。これじゃあただのサスペンスアクションだよ。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-04-20 16:46:27) |
23. ラブ★コン
《ネタバレ》 多少のおふざけは覚悟していましたが、あまりのおふざけ演出にびっくり。これは、はずしたかと思いましたが、見ているうちに、そのおふざけが許容範囲に。ハメをはずしすぎる一歩手前で踏みとどまっている感じです。 また、小泉、大谷、その友人、割と常識人。コメディながらも、破天荒すぎず、不自然さや違和感が極力抑えられています。むしろ、恋愛に関しては割りとオクテな小泉に共感がもてます。 まあ、確かにぱっと見、はっちゃけている演出ではあります。ただ、恋愛ドラマ、ラブコメとしては、いたってシンプルに、かつ真面目に作られている印象。子供じみたストーリーですが、登場人物たちの真剣な気持ちや純粋さが伝わってくるのが良いですね。 それに、ふざけたコメディ演出が、ギャップとなって、シリアスなパートを際立たせるのに一役買っている気すらします。要は、コメディとドラマのバランスが意外と良いのでしょう。 小池徹平、藤澤、主演二人と二人が演じるキャラとの相性も良かったですね。 この作品は大人の鑑賞に堪えうるような作品ではないかもしれません。この手の作品に、過剰な期待は禁物でしょう。 ただ、期待せずに見ると、ふいに懐かしさを感じるようなエピソード、舞台設定が盛り込まれたりしていて、気楽に見れる心のデトックス映画として良いかもしれないです。 [DVD(邦画)] 6点(2018-06-21 00:09:09)(良:1票) |
24. LOVERS
《ネタバレ》 はじめの1時間くらいが、ひたすら朝廷の追っ手との追いかけっこで、だるいです。 アクションは悪くないと思うのですが、演劇を見ているようで、映画を見ているという感じがあまりしません。つまり、ぱっとしない。 中盤以降が盛り上がります。 『実は・・・!』『実は・・・!!』のオンパレード。いったいいくつの真相があんねん、っていうくらい新事実が次々と発覚していきます。このストーリー展開が個人的にちょっと面白い。 それにしても、冒頭の切り出し方と、本編に多少の差がある気がするんですが、どうなんでしょ。 『唐の時代の朝廷。求心力が落ち、それに対する反抗勢力が各地で乱立。中でも一際勢力が強く民衆の支持も厚い【飛刀門】』 なんてスタートをするから、壮大な歴史スペクタクルを想像しちゃいました。 蓋を開けてみれば、3人の男女の愛憎劇に終始していて、全然世界が広がっていきません。 そこが期待はずれというか、拍子抜けした部分ですね。 『タイトルをちゃんと見なさい』と言われれば、何も反論できないんですけど・・・。 だとしても、こんな脚本でバッドエンドは嫌ですね。切ない気持ちより、不愉快な気持ちのほうが後に残るだけです。 『アンディ・ラウや飛刀門や朝廷軍が最後の殺し合いをして、お互いに次々と倒れていく中、主人公の二人だけ手をとりあって新天地を目指す』 それくらい明るいハッピーエンドにしてほしかった。 薄い脚本には、その薄さに相応しい軽いノリのハッピーエンドのほうが良いと思うんですけどね。 [DVD(吹替)] 6点(2017-01-10 13:29:10)(良:1票) |
25. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
《ネタバレ》 子供思いで真面目な生活を送っていた人間が、不真面目な生徒の逆恨みにあって人生崩壊していくドラマ。それが最初の印象。見ていて気持ちのいいものではありませんね。 ミステリー要素があるため、サスペンス的な側面もあり。 『死刑廃止論』というテーマをとりあげる『社会派ドラマ』の側面もあり。 ですがこれはタイトルにもあるように、『デビッド・ゲイル』という人間の生き方を綴った人生ドラマなのでしょう。 理不尽な仕打ちの連続に、一度も人生逆転することなく終わりそうだったのが、最後の最後で、命がけの逆転ホームランを打つ復讐劇に見えたのは私だけでしょうか。 デビッド・ゲイルが本当に取り戻したかったのは、『自分という人間の信頼』であり、『人としての尊厳』であったと思うのですが、いかがでしょう。この死刑が冤罪だと証明できれば、過去のレイプ疑惑だって冤罪であった可能性を主張できます。 どうせこのまま、濡れ衣を着せられたまま人生が終わるのであれば、最後自分を裏切り虐げていたすべての人々に、『お前達は全員間違っていたのだよ。俺が正しかったということを今更後悔しても遅いけどな。お前達は取り返しのつかないことをしたんだ。』と証明して死にたかったのではないでしょうか。 私には少しだけデビッドの気持ちがわからんでもないのです。 ただデビッドに感情移入させるために必要であった、デビッド主観の回想シーン。わかるのですが、結論に至るまでが、長い、長いよ。 中だるみしちゃったよ。 ラスト15分は、そりゃあ盛り上がりましたが、あのオチに対してもったいつけすぎではないですか。 映画としての完成度は高いと思います。 ですが、個人的な好み、そしてこのオチに対してこの尺か、という点は評価から差し引きました。 ケイト・ウィンスレットが謎解きをするパート、良かったのですが、若干『泣きの演技』が過剰だったかもしれません。 そこはもう少し冷静に事件を記者として追うほうが、デビッド・ゲイルの悲哀が逆に際立ったと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2016-12-31 14:14:54)(良:1票) |
26. 楽園をください
《ネタバレ》 『戦争』という大きな枠組みの中で、どちらかと言えば『個人』の戦いやドラマを丁寧に描いた作品ですね。 それほど派手さはないものの、記憶に残るシーンや台詞が多いです。 いえ、むしろ多すぎたかもしれません。大事な場面や台詞が多すぎて、焦点がぼやけてしまっている印象です。結局一番言いたかったことやテーマのようなものって、なんだったんでしょうか。 それに、はじめのうちは誰が誰やらわからなくて、困ります。ジェイク、ジャック、ブラック・ジョン、ピット、ジョージ・・・。覚えられない。誰がメインかもわからない。 結局最後に残ったのはジェイクとホルト。中心人物たちの中で、もっとも中立に近い存在。ジェイクはドイツ系で、本来ならば父親と同じ北側でしょう。ホルトは元黒人奴隷なわけですから、奴隷解放を訴える北軍と戦うのは違和感を感じます。この二人は、戦争そのものを俯瞰して見ることができる、私達鑑賞者のレンズになっているような気がします。 だから、時折みせるジェイクの表情、それは猜疑心に満ちているようにも感じるし、迷っているようにも感じるし、鑑賞者の気持ちを代弁しているかのようにも感じます。 『自分達ゲリラは、結局私怨をはらすため、人によっては私欲を満たすために、戦争を利用しているだけではないのか。』と。 そこに大義はない、ということに、きっとジェイクたち劇中で気付いています。ですがそれに気付いても、最早一度上がった舞台からは誰も降りられないのが戦争なのでしょう。そう考えると、『Ride with the Devil』という原題は、見事に核心をついています。 その一方で、『楽園をください』という邦題もまた的を得ているようにも思えますけどね。 戦渦の中に身を置いた誰もが、最後にはそれぞれの楽園を望んでいたわけですから。 [DVD(字幕)] 6点(2015-05-07 01:52:59)(良:1票) |
27. ライフwithマイキー
《ネタバレ》 サクセス+ハートウォーミング系の映画はどれも好きなんです。 で、本作、「ライフwithマイキー」。悪くはないのですが、サクセスの部分がちょっと弱かったのが個人的には物足りなくて残念。芸能界の弱小事務所が街で出会った天才子役を売り出すという設定であれば、もう少し話を大きくしても良かったんじゃないですかね。CMの話だけで終わってしまったのはなんとなく残念。 それから、ハートウォーミング系としては、若干台詞や行動のモラルにひっかかる部分があるんです。特に万引きやスリについて言えば、コメディだからってそんな軽い感じであつかっちゃっていいものかと。な~んか、ひっかかるんですけど。 おおざっぱに、ざっくり見ると、わかりやすくて面白いんです。ただ細かい部分がやたらひっかかってちょっとメインのお話に集中させてもらえない感じが非常に残念でした。 コメディだからこそ、「成り行き任せで面白ければ何でもOK」ではなく、モラルや倫理観ってものが結構大事なのかもしれませんね。 [DVD(字幕)] 6点(2013-07-04 07:20:59) |
28. ラ・ブーム2
《ネタバレ》 こっちがダメならあっち。あっちがダメならやっぱこっち。 少し成長して落ち着いてはいるものの、ヴィックの八方美人は相変わらずです。 どんなにきれいな娘でも、これは好き嫌いが別れるところでしょうね。 弟の世話をしたり、ひいおばあちゃんと仲が良かったり、良いところもたくさんあるヴィック。長所と短所のバランスが良いキャラクターです。 僕が一番好きなキャラはお父さん。最高ですね。 ヴィックとフィリップのいる部屋に入るところなんか笑っちゃいます。 父親ってどこの国でも同じなんですねー。 親近感のわく父親ぶりは顕在。 え?ストーリーはどうなのかって? 前作と同じくストーリーはあってないようなものですよ。 おそらくストーリーを楽しむような映画ではないんでしょうね。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-27 15:24:11)(良:1票) |
29. ラ・ブーム
《ネタバレ》 ソフィー・マルソーが誰だかは知りませんが、ラスト1分で、今までの人間ドラマをいともたやすく台無しにする潔さはなかなかのもの。これがフランス映画の良いところですね。 まさに自分のことしか考えていない13歳。確かに当時の日本の13歳より進んでいるのかもしれませんが、精神面では似たりよったり。所詮どの国も13歳なんてこんなもんなんですね。日本だけ幼稚なのかと思っていましたが、少し安心しました。 ストーリー自体はありきたりな日常を、ちょっとドラマチックにしただけですが、見ている人を楽しませる工夫がいろいろあって普通に楽しめます。フランス映画って、ありきたりの日常を映画にしちゃっているものが多いので、雰囲気は結構好きです。たまに見ると新鮮です。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-23 03:42:30)(良:1票) |
30. LIFE!(2013)
《ネタバレ》 後半につれて盛り上がる構成が良い。この展開は好みに合っています。 ですが前半の妄想ラッシュがあまりにしつこくて辟易。 回数が多く、しかも1回1回が結構長い。すぐに妄想で話が脱線。イライラします。 ただ、前半でうだつのあがらない主人公像を構築できたからこそ、後半のウォルターの覚醒にカタルシスを感じられるわけですが。 後半のアドベンチャーは妄想を超えるような出来事ばかりで、エンターテイメント性は申し分なし。また、大自然の迫力と脅威を感じられるビジュアルは見て損はないでしょう。 ストーリーは前半もそうですが、個人的には着地点も気に入りません。意中の人とはうまくいきそうなのでとりあえずハッピーエンドなのは良いのですが、ウォルターの能力が正当な評価を受けず結局社会的地位は向上していないのが腑に落ちません。 もちろん表紙のオチで、ある程度の溜飲は下げられるのですが、表紙になったからってそれで飯が食えるわけではありません。 なんか仕事面でも、もうひとつくらい逆転エピソードみたいなのがあってほしかった気がします。 堅実な、縁の下の力持ち的存在。こーゆー人たちが普段文句一つ言わず、ただ黙々と世の中を支えている。映画の中でくらいスポットライトを当ててほしいものです。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2021-03-21 09:00:19)(良:1票) |
31. ラスト・ターゲット(2010)
《ネタバレ》 良く言えば手堅いつくりなんでしょうけど、手堅すぎて面白みに欠けます。アメリカ産とは思えないくらい淡々としています。なんかヨーロッパ系のお堅い感じの作品。 特に前半1時間はオープニングを除いてこれといったことが何も起りません。 何か起りそーな予感はある。そーゆー緊張感はずっとある。音楽も『なんか起るぞー』って感じで煽ってくる。でも何も起りません。そんな予感と緊張感だけで1時間ひっぱるのは流石に無理だと思います。 依頼された銃で自分が狙われるかもしれないと気付き、銃に細工をしかけておくっていうのは、ありがちだけど好きなオチ。結果、女ヒットマンの頭がパーンってなっちゃうのもビジュアル的になかなか良かった。 ただ女ヒットマンも、それくらいの危険は察知してほしかったです。ジャックが警戒しているのはカフェでわかったはずだから。渡された銃に何か細工がしてある可能性くらいは考えなよ。 なぜボスが自分を消そうとしているのか。そーゆー背景を一切語らない潔さと分かりやすさは嫌いじゃないです。 [DVD(字幕)] 5点(2021-02-26 14:35:13)(良:1票) |
32. ラブ & ドラッグ
《ネタバレ》 ジャンル『ラブコメ』になるとは思うのですが、後半になるにつれてコメディ要素は失速。まあラブコメってだいたいそういうパターンが多いのですが。前半笑わせて。後半しんみりさせて。そのギャップが良いんでしょうね。 で、この映画は『難病』を取り扱っている分、よりシリアス度が高め。とゆーか重い。主演の二人が美男美女だったからまだ良いが、この二人じゃなかったらもっと暗い雰囲気になってそうです。 『パーキンソン病とその家族』というのを真面目に扱った映画。だから軽い気持ちでこの作品手に取っちゃうと、後半はリアル路線がちょっとつまらなく感じるかもしれません。 ジェイミーが持ち味を活かして、仕事で頭角を現しつつ、二人の恋も始まっていく、その様子を同時進行で描くシークエンスが一番好きかな。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-09-04 11:45:59)(良:2票) |
33. ラヂオの時間
いらいらしますが、話にはひきこまれます。というか、結末が気になるので途中で見るのをやめられない。これが三谷マジック。 [DVD(邦画)] 5点(2011-07-06 22:13:14) |
34. ラヴソング
《ネタバレ》 純愛をイメージするタイトルなのに、まさかの浮気スタートで驚きです。不倫やら浮気やらってのがメインの映画って見ないようにしていたのに大失敗です。 シウクワン(レオン・ライ)もレイキウ(マギー・チャン)も、その場の雰囲気や空気に流されすぎです。 そもそも人の信頼を裏切り、自分を大切に思ってくれている人の幸せを踏みにじったうえでの幸せなんて、本人たちはそれで良いかも知れませんが見ているほうは気持ちの良いもんじゃありません。 せめてシャオティンが自分勝手で悪い女なら良かったんです。でもめっちゃ良い人じゃないですか。二人のことを心の底から信じきっていて、そんな人を騙し続けて自分たちだけ幸せってどないやねん。って思っちゃうわけです。 レイキウだって、パウの恋人になりながら、シウクワンに出会ったら想いが再燃して、パウに話をつけるのかと思ったらそのまま船に乗ってシウクワンは置き去りって。で、パウに子供が欲しいとか言っていたのに、パウが死んだらすぐにシウクワンを探してラストは出会ってハッピーエンドって、いやいやいや。 いやいやいやいやいやいや。あほかーい。 でも演出、着地点まで好奇心をくすぐるストーリー展開、ラストまで正直目は離せませんでした。ラストのオチもべただけど良いですよね・・。 うーん、でもこのタイプの映画はやっぱ気に入らないです。 [DVD(字幕)] 4点(2014-04-10 04:45:35)(良:1票) |
35. ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲
《ネタバレ》 ストーリーが若干だらだらしているせいか、キレのあるカンフーアクションまでなんだかスピード感に欠けるような錯覚を覚えます。 あらためて、アクション映画こそ、ストーリーと脚本が大事なのではないかと思いました。気分が乗れないまま、どんなに凄いアクション見せられても、ある一定のラインまでしかモチベーションが上がらないみたいです。 脇のソーとフーもよく頑張っていたし、ボス級のキャラが二人いるのも良かったし、バランスも悪くなかったんですけどね。なんかかみ合っていないというか・・・獅子舞があまり好きじゃないのも原因の一つかもしれないです。 [DVD(吹替)] 4点(2013-05-20 02:11:12) |
36. ラッシュアワー3
《ネタバレ》 こーゆーB級バディムービー本来好きなんですけどね。 さすがにジャッキーも歳をとっちゃって、カンフーアクションは必要最低限なぶんだけやってますという感じ。ここで物足りなさを感じる人は少なからずいるはず。やっぱジャッキー主演となれば期待しちゃいますもんね。 で、ラッシュアワーシリーズといえば『テンポのよいコメディ』も期待するところ。実際コメディチックなアクションはそれなりに面白いです。ただ、全体的にいうと、今作の『笑い』はすべり気味。クリス・タッカーは相変わらず早口でよーしゃべってくれるんですが、失笑につぐ失笑。これはクリス・タッカーが悪いというより脚本の問題かもしれません。笑いのセンスがないんでしょう。 で、アクションに求める爽快感。勧善懲悪によるカタルシス。これも薄い。もちろんライトコメディの分類ですから本格的なものは最初から期待していませんが、それにしても薄い。 あと本筋と関係ないところに力いれすぎ。確かにこーゆージャンルは『道草』を楽しむものかもしれませんが、その『道草内容』がつまらないんですからどうしようもない。例えば、スーヤンに言われてスーヤンのロッカーを見にいったのに、そこで武館の人たちとバトルになる意味がわからない。こーゆー無理矢理なコメディ展開は嫌い。パリの空港での『プチ拷問』だって本編と関係なさ過ぎるうえにコメディとしても面白くない。 こーゆージャンルの作品は、アクションとドラマとコメディが、かみ合うからこそ面白いのだということを、逆説的に証明しちゃってますね。 [DVD(吹替)] 3点(2019-07-20 15:20:41)(良:1票) |
37. ラビリンス/魔王の迷宮
対象年齢5歳~20歳くらいまででしょうか。30過ぎて見る映画ではありませんでした。完成度の高い子供向け人形劇なので、お子さんは間違いなく楽しめると思います。 [DVD(字幕)] 1点(2011-07-08 13:41:34) |