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1.  離愁(1973) 《ネタバレ》 
終盤近くまで、息詰まるような列車内のシーンが続くが、ときおり外でのシークエンスも織り交ぜて、単調にならないように工夫している。で、一番秀逸なのは、病院での妻子との再会を描いていないこと。これによって、アンナが消えたことの「遮断効」を強烈に表すと同時に、主人公にとってより意味が深かったのはどっちだったのかを端的に示すことに成功している。また、ラストも、あれこれくっつけず、一番大事なこと(2人のふれあいと視線)だけをクローズアップして、取調官の本来なら重要な発言もノイズ扱い。だからこそ、列車内のシーンが重みをもって裏返ってきます。
[映画館(字幕)] 8点(2024-02-12 16:50:20)
2.  竜馬がゆく(1997)<TVM> 《ネタバレ》 
第一部の方はどうしようもなく出来が悪くて、途方に暮れてしまいました。各シーンは脚本がまったく練られておらず、芝居以前の段取り作業を見せられているだけです。最後、半平太の切腹と以蔵の斬首をメインに持ってくるという発想は悪くないのですが、それならば、最初から全体を三本軸で進めるべきでした。特に意味もないような女性キャラが次々に出てきて、しかも工夫もなくみんな似たような人格設定なので、そのたびに進行の邪魔になっています。●一転して第二部は、別の人が作ったのかと思うくらい、それなりにしっかりしています。薩長同盟と大政奉還の2点に完全にポイントを絞りきったのが勝因でしょう。よって、表現の趣旨が明確なので、各キャストにも(出番の長短にかかわらず)きちんと役割が与えられて、芝居になっています。
[DVD(邦画)] 4点(2023-11-01 00:41:16)
3.  リベンジャーズ・トラジディ 《ネタバレ》 
近未来の荒廃した都市です的な街周りの中で、婚約者を殺害された男が、ボスキャラに復讐する。となればハードボイルド&バイオレンスっぽい雰囲気を想像し、しかももしかしたらB級一直線ではないかとも予想します。しかし、この作品のポイントは、元は17世紀の舞台劇であるという点です。よって、品が良いとはおよそいえない(というか揃って頭も悪そうな)登場人物連中が、台詞だけは回りくどくて仰々しいというギャップは、存分に楽しめます。また、寝室侵入のくだりとそこからの展開とか、処刑をめぐる行き違い(!)とか、復讐は途中で成功するもののその後が、とか、展開も意外に捻っています。最後は急に詰め込みすぎで、舞台ならまだしも映画ならもうちょっとじっくり描写して欲しいと思いますが、まあ仕方ないか。というわけで、全体としては一本の筋できちんとまとまってはいますが、やはり一貫して漂うB級感+低予算感は、どうにも拭いがたいところでした。
[DVD(字幕)] 5点(2023-09-15 01:04:26)
4.  リボルバー(1988) 《ネタバレ》 
これはびっくりしました。序盤のビーチのシーンで手際よく登場人物を整理し、しかもその時点で全員に個性と背景を与えている。そこから相互に徐々に絡みながら展開し、最後には自然に一点に収斂。実に洗練された脚本です。●そして何より、役者陣の充実ぶりが際立っています。まずは、手塚理美さんの出番多めなのが嬉しい(水着シーンまで!)。20代の頃の彼女の映画出演作は貴重です。しかも、ジュリーとの共演シーンも多いんだけど、この2人って、その4年前のNHK大河「山河燃ゆ」では、チャーリー田宮&マリー田宮の兄妹だったわけじゃないですか。もうニヤニヤが止まりません。一方で、柄本明&尾美としのりの、コメディアンとしての息の合い具合にもびっくり。ぴりぴりした登場人物も多い中で、この2人が絶妙なタイミングでほっとさせます。高校生の彼も、大げさではないけど無表情でもないという難しい役回りをこなして、話の流れ三本柱の一角を支えています。高部知子がちょっとだけ出てくるのも見逃せません(実に今さらですが、この人、演技凄く巧くないですか?)。●そして、エンドクレジットに乗せて、台詞もナレーションも字幕もなしで登場人物のその後を全部描き切る、という演出も凄いね。●唯一のキズは、南條玲子の扱いが今ひとつなこと。あんな「ずれた人」設定にするよりも、むしろ大人しい控えめな一般人キャラにしておいた方が、ラストのインパクトもあったと思いますし、少なくともあの変な眼鏡はいらなかったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2023-06-21 00:12:12)
5.  リコシェ 《ネタバレ》 
デンゼルは最初こそ手柄は立てるものの、その後は特に能力を発揮するわけでもなく、都合よく出世している。リスゴーは獄中でも地道に努力(?)しているのはいいとしても、別にそれは後で生かされていない。よって、対決の前提が存在しないので、むしろ双方のどんくささに苛々させられます。ラストも、そんな筋書を書く暇と能力があったら、もっと手前でどうとでもできただろ、としか思いません。アイス・Tの主題歌に2点。
[DVD(字幕)] 2点(2023-02-13 00:08:54)
6.  リード・マイ・リップス 《ネタバレ》 
それぞれちょっとずつ社会からずれている(疎外されているともいう)男女がめぐり会って、速攻で対立して終わりかと思いきや、何となくウマが合って、そして何だかんだと相互にうまいこと利用し合いながら、その後を探っていく。なかなか先を読ませない丁寧な構成でした。男が捕らわれた危地からの脱出の機転の方法も、頓智が利いています。ただし、肝心の敵ボスとやらが、怖い存在という設定の割にはあまり怖そうではなく、むしろ随所で間が抜けていたような・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-02-02 00:33:40)
7.  リトル・フォレスト 冬・春
結局、前作と同じく「解説付の調理方法紹介ビデオ」でした(いや、「映像付の調理方法解説ナレーション」かな)。前作に比べれば、若干、人間関係を多少いじろうとした的な部分はありますが、ほぼ影響はありません。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2023-01-14 23:06:38)
8.  リトル・フォレスト 夏・秋
最初からセンス皆無のナレーションの洪水(というか、ナレーションのオマケのように映像がある状態)にびっくりしたが、そのまま最後まで行ってしまったのにはさらにびっくりした。これ、単なる解説付の調理解説作品では?制作者は何が表現したかったの?映像を色彩的に綺麗に撮ろうという意欲の一端は辛うじて感じられたので、点数はそこに対して。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2023-01-13 23:11:48)
9.  龍城恋歌 《ネタバレ》 
最初見たときは全然面白くないと思っていたのですが、よく見ると案外悪くない内容でした。家族を根絶やしにされたヒロインの復讐譚なのですが、前置きは凄い勢いですっ飛ばされていく。肝心の復讐もさっぱり前に進まない。しかし、ポイントの場面は転換機能をきちんと果たしていますし(敵の息子の登場とか敵宅に泊まらされるくだりとか)、オチのつけ方も他にあまり例をみないもので、かえって説得力があります。それと、再三出てくる2人の拠点(階段を上がった部屋)の、どことなく殺伐とした空虚な雰囲気もいい感じでした。
[DVD(字幕)] 5点(2022-10-24 00:07:26)
10.  陸軍 《ネタバレ》 
タイトルと製作年から、てっきり当時の軍隊が対象だと思っていたら、いきなり慶応年号の時代劇から始まる。そこから日露戦争あたりに話が飛んで、さらにその次に・・・と順々に飛んでいく。その中で話もあっちこっちに飛んでいるので、何というか、凄く目まぐるしいのです。タイトルに反して、陸軍そのものの描写も一部だけです。本来は、連ドラ向きの素材だったのかもしれません。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-08-22 01:11:35)
11.  リオ・ロボ 《ネタバレ》 
列車の護衛者と襲撃者がその後タッグを組む話というから、どんな複雑な心理劇が、と思っていたら、まったくその真逆でした。つまり、単に分かり合って結束するだけです(笑)。体育会系学園青春ドラマばりの単純さです。そのご都合主義はその後も一貫しており、お約束のように美女が絡んできて、しかも目的地に潜入後はキャラかぶりも恐れずにその美女は3人になって、途中から加わるオッサンも、老化に伴うミスなどまったく起こしません。というわけで突っ込みどころは満載なのですが、力を抜いて楽しく見る分にはよいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-06-16 23:41:16)
12.  リオ・グランデの砦 《ネタバレ》 
典型的西部劇シチュエーションの中で、親子がどうのとか夫婦がこうのとかいうのをやりたかったのでしょうけど、これが見事なほどかみ合っていないのだな・・・。妻の登場時にみんなが「誰この人」状態のリアクションになるのですが、作中の位置付け自体もその浮いたままで進んでしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-05-09 03:05:30)
13.  竜馬の妻とその夫と愛人
せっかくの設定が全然生かされていません。まあ、主演にあんなに演技のできない人を当てている時点で志の低さは見えますし、中井貴一も全然合わない役に便利使いされているだけ。鈴木京香の演技にもやる気が見られない。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2022-04-19 00:34:31)
14.  リダクテッド 真実の価値
やろうとしていることは分からんでもないんだけど、そして組み立て自体は丁寧なような気もするんだけど、何か全体に薄っぺらさが漂っているのです。それも、制作側が頑張って凝れば凝るほどそうなる、という類の。これはやはり、エセドキュメンタリーですといって作っていながら、結局は極めて映画的にオーソドックスにできあがっているからなんでしょうね。よって、どこまで行っても、作品自体にハリボテ感が拭えません。
[DVD(字幕)] 4点(2021-11-25 01:17:42)
15.  リバティ・バランスを射った男 《ネタバレ》 
何と、ウエスタンの皮を被った堂々たる政治ドラマだったのに驚き。教室のシーンを中盤の山場に持ってくるところでその意志が見えてくるわけですが、さらに、選挙選出のシークエンスも時間をとってしっかり描き、さらには、バランス撃退でめでたしめでたし、かと思いきや、本当に打倒しないといけない敵はその後に待ち構えていた、という徹底した構成(その間に、銃撃シーンの多視点描写という美味しいネタもあり)。他方で、意外に出番の時間は少ないのですが、そこに迫力を凝縮しているからこそ、悪役のリバティ・バランスのインパクトも際立っています。そういったもろもろも含めて、タイトルがすべてを一言で表しているのも優れています。
[映画館(字幕)] 8点(2021-11-03 00:19:14)
16.  リターン・トゥ・パラダイス 《ネタバレ》 
マレーシアで遊んだ(麻薬含む)若者3人組のうち、2人は帰国。ところが残った1人が密売人扱いされ、死刑判決を受ける。どちらか1人でも現地に戻って出頭すれば死刑判決はなくなり、2人で行けばさらに全員の刑が軽くなる・・・というまるでパズルのような設定なのですが、決して理屈っぽくなることなく、するりと分かりやすく導入されています。その後も、登場人物の心の揺れを捉えながら、一段ずつ確実に最後の審理に向かっていきます。役者陣の功労者はアン・ヘッシュでしょう、時に正体不明であり、時に有能であり、時に弱々しくもあり、時に体も張るという難易度の高い人格表現を、ごく自然に行っています。ロマンス的な部分はやや唐突な気もしますが、ラストはなぜかそれなりに美しく結実している不思議。
[DVD(字幕)] 6点(2021-02-11 00:53:43)
17.  リバイバル・ブルース
中年ブルース・バンド再結成の話かと思っていたら、途中からブルース全然関係ないやん・・・。しかも、各シーンは思いつきでとりあえず撮っただけのつぎはぎみたいな感じだし、役者はボソボソ喋るだけで演技してないし、桃井かおりに至ってはまったく有効に使われていない。制作者はいったい何がしたかったのでしょうか。
[DVD(邦画)] 3点(2020-06-20 00:32:14)
18.  リオ・ブラボー 《ネタバレ》 
前に見たときは、平坦な内容であまり面白くないと思っていたのですが、改めて見てみると、何とも味わい深い作品ではないの。最初の方の「見回り」に始まる一夜なんかは、一晩の出来事を30分以上かけて描いている。これに象徴される、一つ一つのシーンの丁寧な積み重ね。前提境界条件を「ネイサンが駅馬車を封鎖した」の一言で片付けてしまう潔さ、敵の背景の説明ほとんどなしという大胆さ、留置場のジョーをほとんど画面に出さないという上品さも良い。その上で、ヒロインの美女が必然性もなく何シーンも登場するサービス精神もよし。●さらに再見して気づいたのですが、その一夜の次の日は、朝起きてから夜までで30分以上、その次の日も1日の出来事で30分以上。作品の舞台は、一本のストリートの端から端までとその両側の建物、というくらいの狭さ。これだけの範囲内でもこれほど奥の深い1本が作れる、という意味で、今日でも見本にしなければならない作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2020-04-29 16:59:44)
19.  リメンバー・ミー(2017) 《ネタバレ》 
導入部では、やたらごちゃごちゃして騒々しくてめまぐるしいだけで、これはつまらないかなと思っていたのですが、中盤以降のドラマが動き出してからの構築力はなかなかでした。一番面白かったのは、もっともらしい伝説っぽく語り継がれていた「先祖の音楽に向けての出奔」が、単なる夫婦喧嘩レベルで収束しているところ。だからこそ、それは生身の主人公に還元されるわけです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-23 12:45:54)
20.  リンゴ・キッド 《ネタバレ》 
賞金稼ぎの主人公が、序盤で、対象の一味を殲滅するも、賞金がかかっていない一番若い末弟をあえて逃す。何とも意味ありげな導入で、不気味な映像の迫力も加わって、期待を高めさせます。ですが、その後が意外なほど広がらない。やたらストイックな保安官も絡んでくるのですが、これも主人公や敵とあまり響き合っておらず、あまり機能していない。やはり、敵役の末弟が、戦闘力ではなくて悪辣な頭脳ばかりで勝負するという設定なのがまずかったのでしょう。話が進めば進むほど妙な陰鬱感が垂れ込めてきて、脅迫によって町人が退去していく光景など、ウエスタンでそんなものは見たくなかったという気さえしてきます。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-02-05 22:56:10)
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