21. ロッキー5/最後のドラマ
さすがに今回は手法を変えてきた。ロッキーはボクシングを教える側にまわりる。選手を育てていくのに夢中になり過ぎて、子供や家族に目を配れなくなってしまい息子の気持ちは離れてゆく。更には優秀な教え子にも裏切られてしまい失意のロッキー。それを救ったのは結局「家族」の絆だった。単純な設定に思えるが実に重要なテーマである。今の日本の「家族」。大いに考える余地が有るのではないか? 最後はこれまでのワンパターンであるボクシングの試合ではなく、ストリートファイトでの決着。これは非常に評価できる。ミッキーの囁きで立ち上がる場面に感動した。 4点(2003-11-27 17:53:57) |
22. ロッキー4/炎の友情
「友情」がテーマになっているようだが、3と何ら変化のない展開に新鮮味が感じられない。斬新さを失ってしまっては続ける意味がない。大衆受けするただの拳闘映画になってしまった。 2点(2003-11-27 17:53:20)(良:1票) |
23. ロッキー3
ハングリー精神を失い、優秀なセコンドも亡くした。そんな最悪の状況からの「復活」が今回のテーマ。 話しの盛り上げ方や見る側の気持ちを高ぶらせる演出は相変わらず上手いが、さすがにマンネリ化してきた。今回が潮時だった。 3点(2003-11-27 17:52:24) |
24. ロッキー2
引退を考えたロッキーは安定した職業を模索する。有名になったことも有り職業の選択は難しく、なかなか見つからない。TVに出演してもダメだった。精肉工場で働き始めるがリストラされてしまう・・・前回とは違った「再起」を目指すストーリー設定は新たな感動を与えてくれる。 引退した日本のプロスポーツ選手にもよく似たケースが有りますね。特に悲しくなるのは、TVのバラエティー番組やCMでバカにされたり笑われている元スポーツ選手をよく見かけた時(ガッツ石松など特にボクサー)。もう少し誇りを持って欲しい。世間というものは活躍時は持ち上げるだけ持ち上げるが、旬が過ぎるとあっさりと忘れさる。これはスポーツ選手の宿命なのだろうか・・・ 5点(2003-11-27 17:51:25) |
25. ロッキー
ボクシングは階級が上がれば上がるほどパンチの威力は増す。特にヘビー級の場合は1発のパンチで試合が決まる恐さがある。脳震とうを起こすのである。それゆえにノーガードであれだけ打たれることはまずあり得ない。15ラウンドまで倒れないのも非常におかしい。両選手のパンチが相当弱っかったら可能性は有るかも知れないがアポロはチャンピオンである・・・ミドル級ぐらいの階級に見えてしまう。映画を盛り上げる為の演出だとは思うが、かなりリアリティーから掛け離れる表現になった。 だが、それ以外は素晴らしい出来。テンポも良く、気持が高ぶってくるように巧みに演出されている。有名なテーマ音楽も非常にマッチしていて興奮します。 6点(2003-11-27 17:47:23) |