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1.  私をくいとめて 《ネタバレ》 
期待してみても、超えてきた。 いや、おもしろかった。 のんさんのたどたどしいような魅力と脳内を中村倫也さん。 水曜日が消えたのときみたいな感じで、声質がいいのかな。すごく耳馴染みがいい。 そして臼田あさ美さん、カーター、なにあのキョーレツな箸休めw 爆笑こきましたわ。 そして大事な役、林遣都さん。 のんさんを引き立てる上でかなり大事な役どころ。 どんな人なのかわからない。 これ重要。 おひとりさまのルーティンに不確定要素はなかなかキツイ。 若いときなら突っ走れることも、なんだかブレーキかかっちゃうのとか、痛いほどわかるし。 そつなく生活をこなしてるようで、突然の闇落ちがきたり、不安定は否めない。が、そこからの物語だし、無理させてない目線が時代にも合ってるのでは? 橋本愛さんとの共演というか、おりひめとひこぼしの再会というかも、決してあざとくはなく。 とにかく脚本からキャスティング、演出まで隙がない。 少々長いとも思ったけど、これなら、まー。 Aの擬人化、前野朋哉さんは完璧。 映画コンスタンティンのピーター・ストーメアばりのハマリ役でした、自分的には。 あー、この映画の話を誰かとしたいと思うと、おひとりさまってツマンナイね。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2021-12-12 22:54:07)(良:1票)
2.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 
ディカプリオとブラピとタランティーノ。 これだけで観始めたものだから、少々どうしたものかと思っていたら、なるほどそーゆー仕掛けがあったのね。 こちらのレビューサイトは本当に助かります。 映画好きの諸先輩のおかげで、面白いものはより面白く、つまらないものはそれなりに、そして今回の様にもう一度観てみなくてはと思わせていただけることもしばしば。陰惨な事件ありきなのでなんともはやなところはあるにせよ、やはり痛快。 罪と罰はこーでなくっちゃ、やってられません。 映画なら、なおさら、ね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-21 10:38:05)(良:1票)
3.  笑の大学 《ネタバレ》 
なるほど『舞台版』というのが、出来が良くてこちらは冴えないと、そーいった感じであまり評価がよろしくないのかな。 そんなことも知らない初見は、なんだか退屈な気にもなりましたが、いま見返してみるとなかなか面白くてビックリしました。 稲垣吾郎さんの目がキラキラしてて、なんだか木訥な喜劇作家然としてて良かったかなと思いましたけど。 役所さんはまぁいわずもがな、ですね。 無理難題の『笑えない喜劇』さえうっちゃって『おめでとうございます』になっちゃう召集令状の破壊力やいかに。 震災やコロナなど大変なことはありますが、戦争のない時代に生きることができて、とことんラッキーだなと思った次第です。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-01-30 17:01:18)
4.  わたしは光をにぎっている 《ネタバレ》 
あまり喋らない女の子に松本穂香さん。 脇もヒーリング系の役者さんで。 ほんの少しの波風は、お風呂の水面レベル。 ぬるめのお湯にじっくりと、とでもいった雰囲気。 再開発を控えた商店街の人々の営み。 途絶えてしまういまの生活を惜しむ気持ちを、映像と『光のうた』にのせて迫ってくる。 たしかに寂しくはあるが、これまで何度もこんなことを掻い潜ってきた。 始まりがあれば終わりはあるし、終わりがあるから始まりがあるし。 なんとなく郷愁に酔いはすれど、飲み込まれることがなくて済むような知恵を与えてくれた映画でした。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-11-16 21:59:09)
5.  若い人(1962) 《ネタバレ》 
石原裕次郎さん、吉永小百合さん、浅丘ルリ子さんって豪華なキャストですねぇ。 レトロな雰囲気だけど、十分に楽しめました。 意外とこの頃の映画が性に合ってるのかな。 音楽でいうと、『歌詞が聞き取れる』ってゆーか。 最近の映画は妙に凝ってて、テーマを置き去りにしてる感じがありますもんね。 母親の境遇に思い悩む吉永小百合さん、若き教師の石原裕次郎さん、その同僚の浅丘ルリ子さん。 溌剌とした若さ爆発異次元の可愛らしさをもつんだけど内面がついてきてない感じを演じた小百合さん、とっぽいようで真っ直ぐな、カッコいいけど嫌味など全く無い男を体現した裕次郎さん、そんな二人を一歩引いた感じでみつめる美しい女性にルリ子さんという贅沢な布陣。 どなたもスターの風格がありながらドラマの筋を邪魔しない演技で、脇といっちゃあまりに惜しい共演者たちの好演もあいまって、安心して女心的なテーマに思いを馳せることができました。 ともすれば、なんだかイヤらしい作品にもなりかねないテーマなだけに、そういった影というか陰を踏ませないあたりがスター作品の所以かなと。  あーまだまだ観なきゃいけない作品がたくさんありそうです(^^ゞ
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-24 08:51:30)
6.  WASABI 《ネタバレ》 
ヒロスエの記念受験みたいな映画。 記念受験なので合格点なわけはないわな。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-06-29 19:05:52)
7.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 
そうですか、ブラピがゾンビ映画ねぇ。 ゾンビも立派になったものです。 ハリウッドスターの仲間入りですね! さてさてゾンビ好きな私としてはワクチン持ちなので、そんなにビビりませんでした。 (映像は凄かったけどね) ただ緩急が無く走り回る群衆ゾンビは情緒がないといいますか。 ワビサビ感じる暇がないのはいただけませんでした。 ビョーキ持ちはスルーってのはまぁまぁな落ちかな。 最近はこの作品のように、ゾンビの存在を伏せて『ウィルスのパンデミックだよ』ってゆー宣伝方法の作品をチラホラお見受けします。 こーゆーのにまんまと引っ掛かったカップルとかが悲鳴をあげてるとことか想像するとニヤニヤしちゃいますね。
[地上波(吹替)] 6点(2016-02-21 17:41:55)
8.  私の奴隷になりなさい 《ネタバレ》 
日本映画専門チャンネルでやってるのを興味本位で鑑賞。 やりたいことはわかるけど、なんだか陳腐な印象。 予想以上の脱ぎっぷりは、まぁ評価します。 
[CS・衛星(邦画)] 3点(2014-01-13 09:37:24)
9.  藁の楯 《ネタバレ》 
そーゆールールでやってます!とは言え、受け付け難いわぁ。 別に性善説ってわけじゃないけどたかだか10億ぐらいで、あない魂を売る奴が出ますかね? 貧乏人には貧乏人の矜持ってもんがあると思うんですが。 そりゃ一億人もいりゃ、犯人みたいなクズはいると思うけど、金に目が眩んであんな殺人教唆に乗っかるヤツはそこまでいないでしょ? その点がどーしても気になってなかなか入り込めなかったなぁ。 と、身も蓋もないことはとりあえず置いといて、このハナシに則って考えるに、このクズを命をかけて守る価値があるのか?って事ですが、正直『価値』はないでしょうね。 ただただ仕事として粛々とこなすべき移送を、ちょっと金持ちのオッサンに翻弄された物語。 あ、クズについてはクズなので語るべきものはありません。 なんて書くと思考停止な感じもしますが、こーゆーのってタラレバで語り尽くせるものじゃないような気がします。 それ程に殺人ってやつはやっちゃいけないことなんですよね。 クズや金持ちに翻弄されて、貧乏ながらも一線を踏み越えずに頑張ってきた人たちが次々と狂っていく様は、あまりにも切なかった。  しかし大沢たかおさんと藤原竜也さんの決闘シーンはなかなかの熱でしたね。 もう少しハナシ自体にリアリティがあったら、名場面となり得たかもしれないのでそーゆー意味では惜しかった。 
[DVD(邦画)] 6点(2013-09-26 23:09:39)
10.  ワールド・オブ・ライズ 《ネタバレ》 
中近東のCIA諜報員の物語。 エドとハマの2人に振り回されながら、テロ活動の首謀者に迫るっちゅー緊迫感溢れる展開。 派手なアクションは少なめだが、リアリティはある。 覆面被せてビデオ撮影なんてシーンもあって、かつて日本人の人質がとられた事件を思い出したりもします。9.11以降テロとの戦いが取り沙汰されてますが、実際、平和な日本では認識はまだまだなんでしょうね。 ゲームじゃないんだから衛星からながめてるだけじゃどーにもなりませんよね。
[DVD(字幕)] 6点(2012-05-15 20:46:29)
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