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もとやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2027
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/m_motoya
年齢 52歳
自己紹介 1回しか見たことないんだけど、3Dはちょっと苦手
あと、ホラーはかなり苦手
それ以外ならなんでも見ますよ

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1.  アメイジング・グレイス
18世紀のイギリスを舞台に名曲アメイジング・グレイスの誕生秘話や政治家ウィリアム・ウィルバーフォースが奴隷廃止に人生を捧げる姿を描いた感動の歴史物語。 重厚なテーマに重苦しい雰囲気が漂うけれど、彼の情熱や信念はとても崇高だし、妻や親友との絆を通して描くことで素晴らしくドラマチックな作品に仕上がっています。 すべての人類が知っておくべき歴史の転換点を描いたという意味でも満点の想いだけど、1つの映画作品としても非常によく出来ていて、深く考えさせられたり、共感したり、感動に涙することのできる名作だったように思います。 僕はこの作品を観賞していて、現代の原発問題などにも繋がる共通点があるように感じました。 実は当時も多くの人たちは奴隷制度が正しいとは思っていなくて、既得権益や社会情勢が壁となって立ち塞がっていたことがよく理解できた。 奴隷が居なければ大農園の経営は成り立たなくなり、経済が混乱する。 やがては国家が転覆することになるかも知れない。 奴隷というのは人権を無視した当時のエネルギーだったわけで、健康や安全な生活に多大なリスクが生じることに薄々気付き始めた現代人がその危険な原発依存から抜け出せないでいるロジックとよく似ている。 そして、当時の政治家も現代の政治家と同じように徐々に無くすという先送りを提案するところが滑稽であり、絶望的でもある。 その打開策として彼らはちょっとしたズルをするのだけど、それに気付いた彼らは天才脚本家だったと言えるだろう。 廃止法案成立は不可能かと思わせる展開に一筋の光明が差した瞬間、僕は身震いがする思いだった。 これほどまでに大きな困難であっても、人類にはそれを乗り越える知恵があるんだということを改めて確信することができました。 僕らとは関係のない遠い国の出来事と感じるのではなく、同じ人類が成し遂げた偉業として誇らしく思えたのが嬉しいです。 聴き慣れたアメイジング・グレイスの旋律も今までとは少し違って感じ入ることができるようになりました。 ありがとうございます。
[DVD(字幕)] 10点(2012-05-31 18:52:08)
2.  バンド・オブ・ブラザース<TVM>
第1話はよく出来たコメディで、結構笑えた。 第2話はよく出来た戦争映画で、興奮した。 僕はこれまでにいろいろな戦争映画を見てきたけど、これほどまでに興奮した作品はなかったように思う。 ほんの1時間ほどの物語の中に戦争映画の面白味が凝縮されていた。 第3話では一転して、派手な戦争の裏で名も無き兵士たちの命が失われているという事実に考えさせられた。 ここまでの約3時間を1本の映画として考えたなら、これほどまでに完成度の高い作品は他にないと思う。 さて、物語は第4話以降も続くわけだけど、もう僕はE中隊の一員として戦友たちと行動を共にすることになるわけですね。 仄かな恋もありましたし、地獄も見ました。 答えの出ない哲学的な悩みに苦しみもしました。 僕にとっての戦争に対する答えはまだ出ていないけど、これは後世に伝えて行かないといけない出来事なんだということだけは確信できました。
[DVD(吹替)] 10点(2007-07-25 06:51:25)
3.  虹の女神 Rainbow Song
酒井若菜の滑稽な秋田弁も好き。 蒼井優の明後日の方向を向いた視線も好き。 相田翔子のコントも好き。 自主制作映画のリアルな自主制作っぽさも好き。 小日向文世のもう飛行機が落ちない理論も好き。 種ともこの懐かしいメロディーも好き。 水溜りに写り込んだ2人で見上げた虹が好き。 彼女が確かにそこに存在していたような甘く切ない青春の1ページを自分の思い出の中に組み込もうとしている勘違いな僕が一番好き
[DVD(邦画)] 10点(2007-07-23 16:57:16)
4.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 
嘘か本当かわからないような虚虚実実の微妙な物語が展開されるのかと思いきや、ティム・バートンの本領が発揮されてがっつりファンタジー路線に突き進むので、作り話だったんだなぁって感じで観賞。 でも、それ自体が狙いだったようで、最期の話では涙が止まりませんでした。 まさか自分自身がストーリーテラーになるとは思っていなかったので、まんまと騙されました。 ユーモアに溢れる語り口が心地好いし、映像もユニークで魅力的。 散々泣かされたけど、悲しいだけじゃない結末に感動させられました。
[DVD(字幕)] 9点(2016-08-06 12:21:34)
5.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 
まさかこの展開でハッピーエンドになるとは思いもしなかったので、衝撃的だった。 犯罪者ではあるけど、同情の余地もあるような気がして、なんとも切ない物語だなぁって思ってたら、とんでもないアメリカンドリームをぶっ込んできましたね。 このシナリオを思い付いた脚本家は天才だわ。 ちょっとした騙しのテクニックから始まって、次から次に詐欺が成功していくのも楽しかったし、FBI側の捜査も深刻になり過ぎず面白味があった。 彼が人として成長してたのかどうかはよくわからないけど、詐欺師としての成長には感心するばかり。 そのバイタリティを犯罪じゃないことに発揮すればいいのにって思ってたら、ほんとにそうなったので、思わず感動しちゃいましたよ。 後味の悪い結末を覚悟していたけど、一転して希望に満ち溢れたラストに転換したのが痛快でした。
[DVD(吹替)] 9点(2016-01-08 15:51:54)
6.  きっと、うまくいく
とにかく笑った。 でも、中盤くらいから雲行きが怪しくなる。 一昔前の日本のような社会問題が織り交ぜられて、単なるおバカ映画じゃなくなってくる。 それでも、インド人の天性の陽気さのお陰で、それほど深刻にならないのがいいね。 終盤は笑いながら泣かされる展開で、散りばめた伏線もガンガン回収していく。 バカみたいに長い映画だったけど、最後までハイテンションで楽しめました。 自分もランチョーたちと一緒に青春時代を過ごしたかのような爽やかな余韻の残る作品でした。 あと、どうでもいいことだけど、邦題がちょっとおかしい。 正確には、うまーくいーく。
[DVD(字幕)] 9点(2015-09-28 12:22:19)
7.  月に囚われた男 《ネタバレ》 
序盤は有り勝ちな近未来SF。 ヘリウム3とかの設定はいろんなSF作品に登場するので、斬新さは感じないけど、嘘臭さも無くて物語に現実味を与えてると思う。 唯一気になったのが、流石に1人で勤務はさせないだろうという点だったけど、まさかそれがシナリオの本筋だったとは驚きです。 1人で勤務してる理由にきちんとした説得力を持たせる構成に感服しました。 中盤もう1人のサムが登場して多少混乱したけど、真相が明らかになってから一気に話が面白くなった。 この作品はSFの設定を借りた友情物語だったんですね。 実はちょっとガーティのことを疑ってたんだけど、サムとガーティの友情がさり気なく描かれていて、ちょっと泣きそうになる。 返事に困ったら食事を勧めるガーティがとても愛らしくて、疑ったりしてごめんよって反省しました。 そして、終盤はサムとサムの友情物語というSFならではの展開。 最終的にはサムとガーティの友情もサムとサムの友情も自己犠牲という形で昇華していて、とても感動的でした。 派手さはないけど、自分とは何なのかってちょっと哲学的なことも考えさせられてしまい、しみじみと切なさの漂う良作だと感じました。 あと、もう一度見直してみたら、細かい伏線がきちんと散りばめられており、丁寧な作品作りに感心しました。 かなり低予算で制作されたらしいけど、映像にそれほど陳腐さはなく、味わい深い作品に仕上がっていると思います。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-17 15:52:12)
8.  グミ・チョコレート・パイン
こんなバカ映画に危うく泣かされるとこでしたよ。 序盤はいまいち山口美甘子の良さが理解できず、死んだとか言われてもピンと来なかったんだけど、逢瀬を重ねていくうちにじわじわ来る。 もし後で死んだことがわかる構成だったら、こんなにもじわじわ来なかったかも知れないけど、じわじわ心の準備が出来たのでなんとか泣かずに済みました。 尾崎豊は盗んだバイクで走り出すけど、僕はどちらかと言うと盗んだブルマでお尻出す大槻ケンヂの甘酸っぱい青春に共感する。 それが彼の伝えたかった苺大福の苺の甘さなのかも知れない。 制服の山口美甘子は微妙だったけど、私服の山口美甘子はなんとも言えないエロさを醸し出しつつ親近感を芽生えさせ、やがて聖子ちゃんカットで遠い存在になってしまうという唐突で我侭な変化に僕は翻弄され、完全に魅了されてしまいました。 あと、ブルマの山口美甘子はどう考えてもただのエロ動画のはずなんだけど、何故だか溢れてくる涙を堪えるのに必死でした。 いい大人がブルマで泣いたら駄目だと思ったので頑張りましたよ。 見終わった後、無性におしるこが飲みたくなるいい映画ですね。
[DVD(邦画)] 9点(2013-02-03 17:57:29)
9.  陽はまた昇る(2002) 《ネタバレ》 
これは世界のソニー軍を相手に戦いを挑むビクター軍の勇姿を描いた歴史大河ドラマですね。 松下幸之助とか歴史上の人物が登場する辺りからリアリティが一気に増してわくわくさせられる。 続々と加勢する日立軍や三菱軍、そして松下軍はどう動くのか? とてもドラマチックで感動的な物語に仕上がってるんじゃないでしょうか。 松下幸之助との謁見が叶ったシーンでは思わず涙が溢れてしまいましたよ。 日本の物作りの底力を実感できるとても勇気の与えられる名作だと思います。 結論としては、ビクターホームシステム万歳!
[DVD(邦画)] 9点(2012-10-21 15:53:14)
10.  壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男〈TVM〉
テレビ放送を見ていたときは次回の放送が待ち遠しくて堪らなかったのだけど、改めてDVDで見直してみると長いですね。 終盤は正直もういいよって感じで食傷気味だったけど、作品トータルの評価は揺るがないですよ。 家族愛と友情を描いた第一章は涙の止め方がわからなくなる展開。 ここだけ切り取って1本の映画にしてもいいくらいの感動物語です。 第二章以降は歴史上の人物が多数登場する大河ドラマの様相。 フィクションとはわかっているけど、なんだか説得力があり過ぎて史実のように思えてくるのが素晴らしい。 特に龍馬暗殺の真相は僕の中ではこの作品の解釈が史実として認識されてます。 別の作品で龍馬が違う殺され方する度にちょっと違うような気がするという弊害を齎しています。 困ったもんです。
[地上波(邦画)] 9点(2012-09-25 09:38:28)
11.  半分の月がのぼる空
これは完全にやられた。 僕としてはこの青臭い恋愛物語だけでも大好物なんで、完全に服従してたんですが、まさかそう来るとは思いも寄らなかったので、真相が明らかになった瞬間、涙が一気に溢れ出た。 悲しみの涙とか、感動の涙とか、いろんな想いが混ざり合って、なんだかよくわからない感情が吹き出た感じです。 冷静になって考えてみれば、これはやっぱりいい話で、幸せな時間を過ごしたであろうことは容易に想像できる。 それでも、やっぱり泣ける。 だからこそ泣ける。 見終わった後に改めて最初からもう1回見たくなるいい映画ですね。
[DVD(邦画)] 9点(2012-08-08 17:50:53)(良:2票)
12.  扉をたたく人
序盤、奇妙な共同生活の始まりにワクワクさせられるのだけど、物語は次第に深刻な展開を辿る。 それでも、アフリカンビートの軽快なリズムに心が躍り、悲しみをほんの少し和らげてくれる。 特にガラス越しのセッションに希望を感じられたのが良かった。 これはハッピーエンドは望めそうにないと薄々感じ始めた頃に新たな訪問者が投入される展開も自然で好感が持てる。 ウォルターとタレクの友情物語で終わっていても感動的だったとは思うけど、このギアチェンジで終盤はなんとも切ないラブストーリーの様相を見せ始める。 これもやっぱりハッピーエンドは望めそうにないんだけど、2人の節度ある関係性はとても魅力的に感じられた。 深刻な社会問題を描いたテーマはとても重たくて、どちらが正しくてどちらが間違ってるとは言えないのかも知れないけど、扉をたたく人を招き入れる優しさがなければ、物語は始まらないんでしょうね。 それにしても、こんなにも落ち着きのある深い作品なのにジャンベの鼓動に思わず体が反応してリズムを刻んでしまうのは何故なんでしょうね。 ミトコンドリア・イヴから受け継がれたアフリカのDNAが僕にも刻み込まれてるんでしょうか。
[DVD(吹替)] 9点(2012-06-03 19:19:04)(良:1票)
13.  涼宮ハルヒの消失 《ネタバレ》 
TVシリーズからの伏線が活かされたシナリオはとても面白かったです。 単純な続編ではなく、過去のエピソードにリンクする構成なのが良かった。 オープニングが冒険でしょでしょ?だったのも嬉しかった。 実際の尺ほど長くは感じなくて、かなり集中して鑑賞できました。 TVシリーズも6話くらいで1つのエピソードだったので、同じような時間感覚で良かったのかな。 それにしても、これは切ないラブストーリーですね。 これまでの長い長い蓄積があるだけに終盤はちょっと泣きそうになりましたよ。 エンドレスエイトも無駄じゃなかったのかもと思わせてくれます。 TVシリーズでは当たり前の光景だったことを改めて考えさせられる作品でした。 それぞれの再登場シーンで、ゾクゾクさせられたり、安心感があったり、ワクワクしたり、心を揺さ振られました。 さて、僕はTVシリーズから本作までを見て1つの疑問がありました。 本当にこの世界を創造したのはハルヒなのだろうか? 本作では長門が世界を再構築して、長門にとって都合の良いように変えてしまいます。 ハルヒ、みくる、古泉が居なくなり、2人きりの部室を実現して、場合によっては2人きりの文芸部の可能性もあった。 サポート役として助けてくれる朝倉も復活し、都合の良さに説得力があった。 では、元の世界はハルヒにとって都合良くなっていたのだろうか? 恋のライバルのみくると長門が居て、機嫌を悪くすることも多々あった。 宇宙人や未来人や超能力者の居る世界を望んでいたのにその存在を認識することすら出来なかった。 それが存在していても、それを認識することが出来なければ、それは存在していないのと同じ。 ハルヒの立場から元の世界を見ると宇宙人や未来人や超能力者は存在していないことになる。 宇宙人や未来人や超能力者の存在を認識することが出来て、それによって巻き起こる様々な出来事を楽しむことが出来る人物。 もしかしたら元の世界はその人物によって創造されたのではないか? ハルヒやみくるや長門から想いを寄せられ、永遠に続くモテ期。 羨ましいですね。
[DVD(邦画)] 9点(2012-05-16 17:41:17)
14.  新しい人生のはじめかた 《ネタバレ》 
実に丁寧な作りの作品で、素直に感動できました。 特にシナリオ構成が素晴らしくて感心させられます。 2人の物語が交差するまでにかなりの時間を掛けていて、やっと出会いかと思ったら険悪なすれ違い。 今度こそ出会うかと思ったら、またもすれ違い。 それでも、最終的には出会うわけだけど、最初のすれ違いをその後の展開にきっちり織り込んでるところが手堅いね。 序盤でこの出会い方だったとしたら単なるナンパだけど、じっくり時間を掛けてお互いの境遇を描いておくことで、素敵な出会いだったような錯覚に陥る。 その出会いの場での不幸自慢は明らかにアンバランスで比べるまでもなく父親失格の圧勝だけど、実はそれも伏線で、あとで不幸の天秤の揺り戻しがある。 しかも、母親失格という倍返し。 僕の涙腺はもうそこでギブアップでした。 そして、終始感じていた2人の身長差への違和感。 ネームバリュー優先でキャスティングするからこんなことになっちゃうんだよって心の中で思ってたのが恥ずかしくなるようなラストシーン。 そんな身長差の違和感すらシナリオに落とし込むという丁寧さには感服です。
[DVD(吹替)] 9点(2012-02-25 13:53:42)
15.  愛のむきだし
こんなふざけたバカ映画で人を感動させようというのはどうかと思うけど、ラストは感涙してしまったので仕方ない。 正直、序盤3時間くらいは0点付けようかと思ってたほどだけど、拉致以降1時間で一気に巻き返した。 ラスト10分はまさに感動のラストスパート。 勃起で感動という時点で、ちょっと僕も洗脳されてしまってるのかも知れないけど、ふたりのむきだしの愛にやられてしまったようだ。 
[DVD(邦画)] 9点(2011-10-21 14:23:18)
16.  ぼくのエリ/200歳の少女
藤子不二雄ならトマトジュースで解決してしまうんだろうけど、これは何とも切ない。 何人かで協力して定期的に献血するとか、まあ、そういう問題でもないんだけど…。 全体的に映像は美しい。 殺戮シーンはホラーが苦手な僕でも大丈夫な程度。 CGの処理は雑で、猫まみれのシーンなんかは結構笑えた。 招かれないと家に入れないなんて道徳的な設定にも感心した。 そのお陰で単なる殺戮者ではなく、複雑な宿命を背負った異邦人としてエリを受け入れることが出来た。 それにしても、この作品のテーマでもある相手を理解しようとする心みたいなものがあれば、いじめっ子とも分かり合えたんじゃないかと思うのだけど、いじめの解決法が報復というのが悲しいね。 そういう絶望感が逆にこの作品を深めているのだろう。 最終的にハッピーエンドなのかどうかよくわからなかったけど、オスカーとエリの行く末をもう少し見守りたいと思えたので、僕は結構この作品を気に入ったのかも知れない。 あと、リメイク版のキャストがクロエ・グレース・モレッツと聞いて、一気に期待値が上がった。 夏の日本公開を楽しみに待ちます。
[DVD(吹替)] 9点(2011-05-16 14:56:04)
17.  川の底からこんにちは
作品のクオリティとしては中の下ではあるけど、それが逆に微妙な空気を作り出していて滑稽で笑える。 特に佐和子のキャラは秀逸で、それが監督の演出による賜物なのか、満島ひかりの演技力によって生み出されたものなのかよくわからないけど、それぞれの今後の作品は要チェックである。 あと、虐待ネタで笑いを取ろうなんて不謹慎のラインを超えてしまってるような気もするけど、悲しいかなそれが今の世の中の実情なんだな。 子どもだって殺されないか心配になるよね。 こんなふざけた内容で泣かせようという魂胆は気に食わないけど、まんまと嵌って泣いてしまった自分も情けない。 しょうがないので9点付けておきますね。 所詮、僕なんてその程度のレビュワーですから。
[DVD(邦画)] 9点(2011-04-04 15:34:34)(笑:3票) (良:1票)
18.  スラムドッグ$ミリオネア
インド人が見たら、こんなのほんとのインドじゃないって言うのかも知れないけど、僕の想像してたインドそのままの作品でした。 インドの臭いが漂って来そうなくらい強烈にインドです。 クイズの問題と主人公ジャマールの人生を重ね合わせる手法はよく出来ていたと思います。 冷静になって考えてみると、知ってる問題が出たというだけのご都合主義ではあるけど、彼の人生が壮絶過ぎて、そんな些細なことはどうでもよくなる。 子ども時代に出会ったママンが凶悪で震撼したけど、大きくなって再会してみると意外に小物のチンピラのように感じられた。 それだけ主人公に感情移入して、子ども目線で作品世界に入り込んでしまってたのだろう。 終盤の盛り上がりも感動的だし、ラストシーンの描き方も大好きな感じでした。 残念だったのは2000万ルピーがどれくらいの価値なのかよくわからなかったことくらい。
[DVD(吹替)] 9点(2011-04-02 17:10:20)(良:1票)
19.  しあわせの隠れ場所
アメフトはルールもよくわからないし、あまり面白いとは思っていなかったけど、この作品を通してアメフトの良さが少し理解できたような気がします。 アメフト以外の物語も感動的で、実際にはこんなに上手くいくことはないだろうけど、フィクションとしてはよく出来たストーリーだなぁって思ってたら、実話だったんですね。 エンディングの家族写真でようやく気付きました。 終盤にどんどん増長していったSJがまともな大人に成長することを祈っておきたいと思います。
[DVD(邦画)] 9点(2010-07-30 12:04:12)
20.  私の中のあなた
この物語に登場する生と死はとても特殊なケースで、世の中の多くの人には関係のない話かも知れないけど、この物語に登場する生と死に関するいくつかの名言は、世の中の多くの人に投げ掛けられたメッセージだったように感じる。 悪人らしき人は一切登場しないのにここまで対立してしまうのは、この問題がとても難しくて答えの出ない問題だからなんだろうけど、自分がどうしてこの世に生まれてきたのかという素朴な疑問には答えが出たようで良かったと思う。 その答えに関しては僕も納得したようで、本編中はどうしても止められなかった涙がいつの間にか止まっていました。 ただ悲しいだけの物語じゃなくて、少し救われたような気のするラストシーンに安らぎを感じました。
[DVD(吹替)] 9点(2010-05-25 13:00:18)(良:1票)
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