1. ローリング・サンダー(1977)
《ネタバレ》 脚本が同一というだけあり、「タクシードライバー」の要素をさらに先鋭化させたような作品。 ■とにかく前半の展開は壮絶。戦争捕虜になってやっと帰国したら妻は友人に寝とられている。挙句、強盗に襲われて拷問にかけられて右手を粉砕され、妻子を殺される。ここまでやるかという展開。これがラストの復讐劇に説得力を与えている。 ■「タクシードライバー」の主人公が行き当たりばったりなアジト乗り込みだとすれば、こちらは犯人グループを追い求めた末の銃撃戦なので、真に迫っているのはこっち。しかし、どう見ても一般受けしなそうな撮り方で、カルトとされる理由もよく理解できる。爽快感などまるでない結末は、まさに捕虜収容所の段階ですでに死んでしまった男の心の内を照らしている [DVD(字幕)] 8点(2013-11-18 23:30:59) |
2. ロッキー
《ネタバレ》 有名だが見ていなかった映画だったのでついに鑑賞。え~、こんなご都合主義的かつ単純なストーリーなの、というのが率直な感想。 ■アポロとの対戦の経緯はあまりにも唐突というか、まずはありえないような展開だし、エイドリアンとの恋もあんな簡単に成就するわけがない、と思ってしまう。そしてあんなわずかな期間で世界チャンピオンと互角に戦えるようになれるというのは、もう妄想の世界。 ■ファイトシーンが意外と短いのは全然よいというか、そこが本質でないので全く問題ないのだが、この映画において最も重要なはずのトレーニングの描写が、ただ練習シーンをカッコよくつなぎあわせているだけなのが、あれれという感じだった。「自分はただのゴロツキなんかじゃない」と示すために、奇跡的に掴んだ幸運を生かすべく、必死で血のにじむような猛特訓をした、という部分こそがこの展開においては最重要だと思うのに。あれだと「そこそこの選手ならだれでもやってるトレーニング」にしか見えない。 ■確かに安心して見ていられるサクセスストーリーではあると思う。でもこれがアカデミー賞作品賞かあ・・・とは思ってしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-11-10 23:58:39)(良:1票) |
3. 白い家の少女
《ネタバレ》 これは全くサスペンスではない。DVDの文句はそういう感じだが、実際には少女の心理がメインなのだろう、という作り。 ■しかし、やはりジョディ・フォスターの魅力にぶら下がっているところは多いかなあという印象。ストーリーに格段の驚きはなく、人物の掘り下げがあんまりうまくできている気はしない。状況設定もイマイチ腑に落ちない(というか過去についてもう少しきちんと描くべきでは) ■演技はさすがだが、しかしナタリー・ポートマンのインパクトに比べるとどうしても劣るかなあ・・・ [DVD(字幕)] 5点(2013-10-29 00:57:35) |
4. セルピコ
《ネタバレ》 組織全体が悪に染まっている中で、どこまで孤独の中、正義を貫けるか。実話ベースということもあり、大衆受けを狙うような展開はほとんどないが、その分太く仕上がっていると思う。 ■展開について一言いうなら、最初に撃たれたシーンを持ってくるのは「カリートの道」でも使われているやり方だが、展開が先に見えてしまってどうなんだろうかとも思った。結果が見えない方が不条理さが増していい気もした。 ■この映画を「冗長」「面白みがない」というのは、要するにセルピコの行動を「悪習のある組織に頑張って抵抗してます」の一言でまとめてしまっているからであろう。それはセルピコに対し「本当に偉い。よく頑張ってるね。大変だっただろう」と口では言いつつ結局全く助けてくれない上層部と同じ見方のような気がする。 ■賄賂を受け取らないという、一歩外に出て考えれば「あたりまえのこと」も、その組織内で誰もがしていることであれば「受け取らないお前はおかしい」「仲間を売るのか」と徹底して敵視され爪はじきにされる。しかし、問題が賄賂だから誰もがセルピコに肩入れするが、しかし多かれ少なかれこうしたことはどの組織でもあることではないだろうか。 一時期「KY(空気読め)」という語が流行ったが、あれはまさに「何が正しいか」よりも「組織の風習を守れ」を重んじている人が非常に多かったということであろう。今でも「ノリが悪い」「頭の固い奴」という非難は健在である。この映画に感銘を受けた人は、同時に自分が「悪習に染まった警官」の側ではないかを振り返ってみてみるといいであろう。 [DVD(字幕)] 8点(2013-09-16 23:12:40)(良:1票) |
5. エイリアン
《ネタバレ》 戦闘シーンが暗くてよく見えない。何をしているかよく分からないシーンが時々ある。建物の構造とかがわからないから、みんな必死そうでも何がどうなっているのかわからない。結局のところ、エイリアンという設定を考えて、それが当時は受けただけなのかもしれない。2の「動」に対して「静」の映画といわれているらしいけど、全体の構造がつかめない・見えづらい、とあっては、一つ一つが細切れになってしまうので、じわじわ迫る感じがまったく伝わらない。似たような映画では「遊星からの物体Ⅹ」の方が圧倒的にいい。 結論。先駆性は評価するけど、どうにもよくない。みんなが面白いと言うから面白いことになっているだけの気がする。 [DVD(吹替)] 2点(2013-09-16 22:58:51)(良:2票) |
6. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 名前だけはさんざん聞いていながらなかなか見れていなくて、やっと鑑賞。うむ、なるほど、こういう映画なのか。確かに三時間の尺に見合う重厚さ。諸々のシーンは一つずつもう少し短くしていけるんだろうなぁと思いつつ(特に最初の結婚式と途中の海外逃避行のところ)も飽きずに見られた。 ■「マフィアもの」でイメージしていたような派手なシーンはあるけどそんなに多いわけではなくそこがメインでもない。人間関係の微妙な動きやずれが本作のメインであろう。じりじりとした人間関係、対立は起きていても表面上はそうでないようにふるまう。そして突然起こる殺人。一瞬でそれは終わり、再び何事もなかったかのように時間は進んでいく。 ■ただ、マイケルの変化が「変化していく」というよりも突然切り替わるという感じが強かったのが残念。具体的には、清廉潔白な生き方から復習を遂行するまでがまず最初のステップ、次にファミリーと距離を置いて生きるはずのところから、ファミリーのボスになるところがもう一つのステップ、そして汚い方法は使わないはずのところから血にまみれた方法を平気で使っていくようになるまでが最後のステップ。このステップの間にはいろいろな心境変化があるはずなのだが、そこはあまり見えてこず、いきなりマイケルが変化してしまうかのような描き方はせっかくの長さを生かせてない印象で残念なところだった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-14 00:09:45) |
7. 砂漠の流れ者
《ネタバレ》 ペキンパーのイメージだと「暴力描写」、タイトルやパッケージの雰囲気だと「西部劇」、あらすじだと「復讐もの」を想像するだろうが、残念ながらどれでもない。あえていうなら寓話でありコメディーであろう。そういう世界。 ■冒頭で砂漠に放り出される主人公が、実質殺されたに等しい危機に追い込まれたことよりも「俺をバカにした」ことを強く不平を言うのは印象的。この辺にある種のずれと「男のプライド」を命より上にする寓話性・牧歌性が出ている。 ■主人公の破天荒な行動もだが、女が大好きなほとんどニセモノみたいな牧師や、同じくトンデモなくて実際最後には町から追い出される売春婦など、この物語は変な人たちばかりが出てくる。しかしそういう世界は寓話であり、最後は自動車という文明によって主人公もろとも押しつぶされる。 ■実は最後に水売り場を譲り渡してしまうのは、「永遠に文明の前の段階にとどめる」という形での復讐なんじゃないのかと見てて思ったり。 ■でも結局この世界観にはうまく入りこめなかった [DVD(字幕)] 5点(2013-09-14 00:06:49) |
8. 地球爆破作戦
《ネタバレ》 恐ろしい映画。コンピュータの中では何が起きているかまったくわからないが、気が付いたら人間の手を離れてしまうかもというのは、近未来を予想しているかのよう。 (ガチャガチャいうコンピュータには古さを感じたが) タイトルからはしょぼいSFのようだが、中身は非常に骨がある。防衛のために作ったコンピュータが反抗し、人間を支配するようになるという展開はまさに恐怖そのもの。 結局解決していないラストも、すさまじい絶望に襲われる。 ついでに、平和というものも考えなおさざるを得ない。誰かに支配してもらって平和になっても何にもならない。自由を失うなら死んだ方がまし、というのは、ポパーの「赤より死」を彷彿させられた。 ただ、後半の展開が、思ったより「息詰まる攻防」という感じが弱かった。だが、今でも通用する内容だと思う。前半のテンポはいい。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-13 00:11:26) |
9. ジョン・カーペンターの要塞警察
《ネタバレ》 低予算であることはよくわかるが、それがかえってリアリティを作っている。 サイレンサーつきだから音はせず、銃弾だけが飛んでくる銃撃戦など、多分これが現実なんだろうな、という感じだ。 狭い建物をちょこちょこ動き回っているだけなのだが、ともかく敵がうようよいて迫ってくるのが怖い。他のレビュワーさんも書いているけど、本当にゾンビ状態。 難を言えば、事件発生までに全体の半分が費やされている点と、暗くて見えづらいシーンが多い点かな。 都会の恐怖も思い知らされました。誰も助けてくれないんですね。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-13 00:10:43) |
10. 刑事マルティン・ベック
《ネタバレ》 あまり期待しすぎずに見たためか、なかなか面白い映画だった。 ■映画の雰囲気はまさに「ヨーロッパ」という感じのドキュメンタリータッチで淡々と、そして乾いた感じで描きだす手法。冒頭の殺人シーンやヘリのシーンはハリウッドではまずやらないであろう撮り方だなぁと思った。 ■前半が捜査、後半が一転して銃撃戦。ただしヒーロー的な展開ではなく、地味に作戦を試み失敗し、の繰り返しで、ラストもなかなかにあっけない。しかし実際の事件はああいうものであろう。(ただしヘリの作戦だけはいただけない。あれは犯人に殺してくれと言わんばかりの方法だろうに) ■展開が勧善懲悪では全然ないところもリアルさを感じさせる。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-13 00:10:29) |
11. ライアンの娘
《ネタバレ》 うーん、名作と言われることも多い本作。確かに画はとてつもなく美しいと思ったが、しかしストーリーはわりと引っかかりが多い。 ■とりあえずタイトルの「ライアンの娘=ローズ」が、その雰囲気はかわいらしいが行動を冷静に見ているとただの身勝手で自己中心的な「子供のままの女の子」であり、しかもそれを反面教師的に描いているわけでもないので、なんだかなぁと思ってしまう。 ■妻に不倫されても妻を守るチャールズの姿勢は素晴らしいと思うが、それが主題なら(多分そうだろうが)その部分をめぐる苦悩のようなものをもっときちんと描いてよかったと思う。これではチャールズがいい人なのか、それともただのおめでたい人なのか、そういうところにきちんと線を引き切れていないように思った。 ■あと、マイケルの描き方も「なんだかなぁ」という感じだった。どういう人かも結局よく分からない描写で、恐らく「ローズの蔑みの対象→自らも蔑まれる経験をして理解をする」というプロセスにおいて必要だったのだろうが、そうだとしてもこの配置と人物設定では何が何だか状態である。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-13 00:07:30) |
12. 北国の帝王
《ネタバレ》 ひたすらに熱い。何かあるのかと問われれば「何もない」、無駄な戦いといってしまえばそれで終わりのような、しかし男と男の意地の戦い。そういうものだ。 ストーリーなどあってないようなもの。19にホーボーがのる必要などまったくないんだし、車掌も叩き落す必要はない。それでも戦うのだから、完全に意地と信念の勝負でしかない。 [ビデオ(字幕)] 6点(2013-09-13 00:01:52) |
13. カッコーの巣の上で
《ネタバレ》 「大傑作」と銘打たれるといささか拍子抜けする気はするけど、一方で酷評するほどダメという感じでもない、標準的な良作という印象。 ■とりあえず聞いていたイメージとは大分違った。というか、院長の手法はもっと独裁者的なのかと思っていたけど、意外とそういうわけではなく、しかし要所要所で人の意志を挫いて「管理」していくという意味では、むしろ日常にありふれた「高圧的な管理者」を表しているように思った。精神病院というかなり特殊な場所を舞台にしてはいるが、内容は普通の会社など、かなり幅広く成り立つであろう。 ■たちが悪いのは、院長は別に「支配してやろう」とか思ってやっているのではなくて、極めて「善意」で患者たちの治療と環境設計に取り組んでいるということ。一生懸命努力してやっているところに、ニコルソンのような「邪魔」が入ってきたのだから、これは取り除くしかない、と院長の視点では見えているのだろう。そういう「善意」が人々の自立を奪い取る。 ■しかし、全体のメッセージはいいし、ニコルソンの演技は素晴らしいけど、ストーリーはかなり強引に思える。まずニコルソン自身が「刑務所から逃げたくて精神病を装っている」という悪質な人間だし、そもそも刑務所にいる時点で悪いことをしているということ。刑務所からの逃亡失敗はあまりに間抜け。そもそもあんなに簡単に逃げれる(実際バスのときに一回逃げている)し外部の人間が入り込めるという状況設定なら、もっといくらでもいい逃亡方法がありそうだし。 ■終わり方や展開は、病院という狭い空間だけれどもなかなかにニューシネマ的。展開自体は唐突さと強引さは否めないが [DVD(字幕)] 7点(2013-09-12 00:00:47) |
14. 戦争のはらわた
《ネタバレ》 ある意味戦争映画の最高峰。 いわゆる「反戦」じゃなくて、ただひたすら最前線が描かれている。 まさしく「人がゴミのようだ」といわんばかりの死に方が、これでもかとばかりに映し出される。さすがはペキンパーだ。彼のバイオレンスが余すとこなく生かされているように思われる。 そして漢が存分に描き出されている。 「結局、戦争ってこんなんだよ」といわんばかりの後半。 命からがら帰っていった自陣で待っていたものは・・・あまりにも悲惨だね、あれは。 だからこそ将校を打ち殺すシーンが光っている。 貴族崩れも蜂の巣にしてほしいところもあるが、ああやって醜態をさらさせて死なせるというのもありなんだろうな。ただやっぱり自分なら撃ち殺すが。 ラストの高笑いが徹底した軽蔑を象徴している。あの笑いに深い意味は読み取らなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2013-09-11 23:52:58) |
15. パワープレイ
《ネタバレ》 やっとDVD化したのにAmazonにすらDVDが置かれていないので、そういうDVDを特別に扱っているお店で購入し鑑賞。なるほど、これは隠れた名作。 ■基本的には軍事クーデターであり、それが淡々と進んでいくのだが、前半の計画部分、そして後半で一気に動き出す部分の静と動がピリッとしていて、緊迫感がずっと維持されている。早朝に戦車で街を制圧していくところは、クーデターはこうやって行われるのかあ、というリアリティを感じさせられた。 ■100分余りとコンパクトだが、ラストの展開まで含め、戦争もの、政治ものの傑作だと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2013-09-10 00:18:08) |
16. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 電車という地味な道具ながら、最後までしっかりと見せきってくれる。 1000人を抹殺という軍の姿勢、それを必死に食い止めようとする医師や乗客。犯人が伝っていくときにはホント「見るな」でしたし、銃撃戦のときも「出てくるな」だった子供に腹が立つぐらい、みんなに感情移入していた。「後ろだけでも助けるしかない」というのは、あまりに厳しい決断であった。 [DVD(字幕)] 8点(2013-09-10 00:13:55)(良:1票) |
17. 追想(1975)
《ネタバレ》 ナチスドイツ下のフランス、妻子を村に疎開させた医師が、遅れて村に着くと子供は撃ち殺され、妻は目の前で火炎放射機で焼かれるという目に遭い、復讐に燃えてドイツ兵を一人ずつ殺していくという話。 ■復讐に転じた主人公が、兵士相手に強いのは、城の秘密を知り尽くしているから、という設定は面白いアイデア。ただしそうすると、顔を洗っているときに兵士に銃を突きつけられた後、普通に闘って勝てているのはなんかおかしい気がする。また、途中から敵兵士の人数がやたら減った気がするのは気のせいだろうか。 ■確かに壮絶なんだけれども、タイトル通りロマンスの回想のウェイトが多く、いささかテンポが悪くなっているように思った。現在と関係のある回想(教会とか、散弾銃とか、鏡とか)はまだしも、関係のよく見えない回想シーンを挟み込むのは展開を悪くしてるだけに思う。 ■城の秘密を利用するというわりには動きまわっているだけであまりうまく利用している気がしない(特に中盤)。もっと仕掛けめいたものを使う方が面白かったように思う。回想を挟むなら、もっと現在の戦いと結び付けた方がよかった。素材はよかっただけに残念 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-26 00:51:05) |
18. ゲッタウェイ(1972)
《ネタバレ》 ショットガンはバンバンぶっ放すというバイオレンスな側面と、しかし精神的に強いのは女の方(まああの医者の妻はなかなかにクズではあるとは思うけど)。二つの夫婦の中が壊れ、そしてそれがどう修復できるか否かという方に主眼を写しつつ、しかしその描写はバイオレンスさがむんむんとしているという、ペキンパーぽくてそうではない感じ。でもまぁ見ていて楽しめたので普通にいいと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-11 13:42:16) |
19. ジャガーノート
《ネタバレ》 これは正統なサスペンス映画ですね。 ときどきだらっとしたシーン(ダンスとか)もあるけど、全体としては引き締まった空気が漂っている。 爆弾解体って結構あっさりいっちゃう映画も多いけど、これは解体がメインなだけに、細かいところもじっくり見せてくれる。 あの糸とか意地悪すぎでしょー 解体途中でドカンやってしまうとは思わなかった。 ちょっと不意打ち。 最後の「赤か青か」はもはや定番だけど、これが本家か。 自分は絶対青を切ってしまいますね・・・ [ビデオ(字幕)] 6点(2012-03-11 13:40:49) |
20. スター・ウォーズ
《ネタバレ》 まあまあ。噂されている通り。そこまですごいとは思わなかった。映像はいいけどストーリーがどうもなので。 [地上波(吹替)] 5点(2012-03-11 13:40:23) |