2081. 新・泥棒株式会社
昔見たときはおもしろかったけど、今見てみるとさほどおもしろくない、というか馬鹿馬鹿しさだけが目立つ。単純に見ていた頃がなつかしい。ピーター・セラーズも最初は新鮮だったが鼻につく存在になってしまった。 [映画館(字幕)] 4点(2011-10-29 06:55:40) |
2082. ジュラシック・パークIII
ロストワールドよりは良いだろう。最初のジュラシックパークとも関連性もあるし、翼竜も出てくるし・・・。 実はこの映画がシリーズで最初に見た映画、当然珍しかったしおもしろかった。しかし順番通り見ていたら、やっぱり評価は低くなるだろう。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-10-16 18:46:33) |
2083. 地震列島
東日本大震災が起きてから、「日本沈没」や「大地震」はすぐに思い出して再鑑賞(再々鑑賞)したが、この「地震列島」はなかなか思い出せなかった。それほど印象が薄かったというか、つまらなかったからだろう。 この映画を見たのは、先の2つの映画のほか「ポセイドン・アドベンチャー」なとの多くのパニック映画を見た後だった。そのどれらと比べても見劣りがする。 地震が30日以内に起きると予言しても、その根拠があやふやなものだし、それを信じての行動も共感を呼ぶものではない。またそれが当たったとしても決して褒められるものではない。そしてまた妻と愛人の三角関係も「大地震」と重なって新鮮さが感じられなかった。 [映画館(邦画)] 4点(2011-10-03 05:57:45) |
2084. お茶漬の味
《ネタバレ》 庶民的な題材としてパチンコや競輪が出てくるが、どうも小津映画には似合わないし、上品すぎる。パチンコや競輪は、もっと騒々しく庶民的なもののはず。パチンコ屋のおやじが笠智衆というのは論外で、おやじがパチンコ台から顔を出したらお客は誰も来なくなる。 夫婦のけんかだって、もっと大声を出したり、ののしりあったり、ぶつかりあったりするものだと思うのだが、小津映画ではそういうものにならない。やはり上品なのである。 飛行機の故障で夫婦の危機脱出するがストーリーもあまり好きでない。もちろん夫婦でお茶漬けのシーンには、ほのぼのとしたものを感じるが・・・。飛行機がそのまま飛んでいったらとしたら、どうなったのだろう。 [DVD(邦画)] 4点(2011-10-02 21:30:33) |
2085. 慕情(1955)
《ネタバレ》 映画のテーマ曲は有名すぎるほど有名な美しい曲である。またハン・スーインの自伝もおそらく波瀾万丈なものに違いない。 ところが映画では、ほぼ全面にこの美しいメロディーが流れるためか、甘ったるく薄っぺらな印象を隠せない。言葉では「ハーフ」だとか「妻帯者」だとか深刻なものも飛び出すのに、表情にはその深刻さが伝わってこない。 朝鮮戦争の動乱も戦争の悲惨さが感じられないまま、突然エリオットの死が伝えられる。 [DVD(字幕)] 4点(2011-09-28 23:05:55) |
2086. 探偵物語(1983)
今思うとどうしてこんな映画を見たのだろうかとも思うが、その当時は好きだったのだろう。この頃は、薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子といった角川映画をたくさん見た。その中の一つ。ストーリーが多少子どもっぽい所があるが、赤川次郎だから仕方ないだろう。それよりも松田優作の探偵が女学生にこんなに振り回されていたとは・・・。 ところでこの二人、びっくりするくらいの身長差、キスをするのも大変だったろうなと思ったりして・・・。 [映画館(邦画)] 4点(2011-09-27 20:54:55) |
2087. 人生の逆転
ストーリーはおもしろいが、都合良く行きすぎ。もう少し綿密に作らないと、最後のほうがよくわからないし、感動も何もない。 [DVD(字幕)] 4点(2011-09-25 14:51:42) |
2088. 刑事コロンボ/黒のエチュード<TVM>
コロンボシリーズの中では、おもしろくない方の筆頭クラス。出演者に魅力を感じないし、世界的指揮者の棒を振るのが大変お粗末、素人が見てもおかしいと思う。 捜査も強引と言うかお粗末、いつものあっと感心するものがまるでなし。 [地上波(吹替)] 4点(2011-09-16 21:14:35) |
2089. アンナと王様
カラーで映像が美しく音響効果もよい、スケールの大きい映画。しかし史実やオリジナル映画とはずいぶん違う。たくさんのエピソードがつけ加えられた反面、表現が浅くなっているため、歴史映画かロマンス映画か何にポイントを置いた映画かわからなくなっている。またジョディ・フォスターのアンナはよいが、シャム王はレックス・ハリソンやユル・ブリンナーと比べ数段落ちる。また脇役(クララホム、タプティムら)にも印象に残る配役がいない。 もしかしたら、この映画が一番小説に近いのかもしれないが、現代風な米国人好みの映画に変貌している。 [DVD(字幕)] 4点(2011-09-08 22:43:56) |
2090. ローラ殺人事件
つっこみどころが多いばかりか、登場人物に好感が持てない映画だ。サスペンスにしては、はらはらするところもないし、謎解きという場面も少ない。だいたいこの手の映画は後でなるほどと思わせる伏線があるものだがそれもない。 警察の捜査はずさんで被害者を間違えるし、捜査も勝手に部屋に上がり込んでいじくり回す、基本がなっていない。 見所といえば、美しいローラだけか。その美しさに惑わされた物語なのだろうか、刑事まで公私混同。そして最悪なのは犯人を逮捕せずに撃ち殺したこと、いかにも米国、銃社会らしい。 [DVD(字幕)] 4点(2011-09-07 22:59:03) |
2091. 彼女が水着にきがえたら
こりゃダメだ。スキューバダイビングの醍醐味どころか、ぶちこわし。主演の原田知世のかわいさを皆で足を引っ張っている。物語が安直な上に、大嫌いなサザンの歌が流れて見る気をなくす。原田さんはもともと演技上手というわけではないから、周りでもり立てなければならないのに・・・。宝さがしに無理矢理つきあわされたって感じ。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-09-03 14:49:15) |
2092. 浮気な家族
ムン・ソリ出演で賞をいくつも受賞した映画ということで見たが、甚だ後味が悪い。SEX描写は大胆でハードだが、どのSEXにおいても満たされたものはなく空虚。性と生を描いてるのかもしれないが、私には理解しがたい世界だ。唯一弁護士の母親だけが新しい夫を見つけ幸せの旅立ちをするのが救い。コメディというか、ブラックコメディ。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-21 00:05:49) |
2093. キングコング(1976)
《ネタバレ》 映画館で見たキングコングで、1933年の時代を現代に置き換えたもの。カラーでスケールも大きくなったばかりか、当のキングコングもずいぶんでかくなった。それに前作よりもさらに人間に近いコングで、むやみに暴れ回る怪獣ではなく、時には怒り時には優しい心を持つ人間に近い動物だ。 最初見たときは、この感情を持つコングが非常に好きだったし、前作を上回るとさえ思った。映画の人気も高く、日本でも大ヒットしたと思う。 しかし今改めて見ると、作りすぎで嫌な気持ちの方が強い。美女ドワンがコングを思いやる気持ちや逆にコングがドワンに恋することなどなど。 ラストが近まるにつれますます不自然さが増してくる。エンパイヤ・ステートビルをツインタワーに変更した理由は何なのか。島の風景と似ているといっても、ライトが孝行と点いたビルはいくら何でも。そして醜いラスト、容赦なくコングを撃ち殺すシーンは、ベトナム戦争での米軍の横暴さを見るようだ。(ベトナム戦争は大規模な北爆を繰り返したにもかかわらず、この映画制作の前年に米国が敗北撤退) [映画館(字幕)] 4点(2011-08-12 16:21:52) |
2094. ナイト・オン・ザ・プラネット
《ネタバレ》 夜のタクシーって、何となく怖いし寂しい。運転手もやたら煙草ばかり吸う運転手もいれば運転手なのに全くの方向音痴もいる。盲目の人よりも見えない運転手、やたら構わず喋りまくる運転手もいる。乗ってくる人もいろいろ、最後は不幸な乗客と運転手。要するに様々ということだろうが、盲目の美人ベアトリス・ダルが凄いなと思っただけであとはたいくつだった。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-02 12:27:28) |
2095. プライベイトレッスン(1981)
シルヴィア・クリステルだし、もっとエロティックなものかと思いきや年少者向けの内容だ。ストーリーは稚拙だし、クリステルも仕方なく相手しているという感じにさえ見える。その分だけどぎつさがなく、明るく健全ということか。 [映画館(字幕)] 4点(2011-07-30 11:44:34) |
2096. 新・個人教授
前作の純愛ラブロマンスから一転して、ナタリーが恋の手ほどきをする年上の女性を演じる映画となる。裸体シーンが増え、表現も官能的でストレートになっていて、その点前作とは対照的でもある。(私は断然前作が好き) 「脱ぐの?」「やめて息ができない」「痛い、優しくして」とさも意味深長に聞こえて、洋服のサイズを寸法を測るシーンには笑えた。 [映画館(字幕)] 4点(2011-07-30 07:38:16) |
2097. エリザベス:ゴールデン・エイジ
前作の「エリザベス」と比べたら数段落ちるのではなかろうか。前作は歴史ドラマとして見ることができたが、これはもう歴史ドラマではない。歴史に沿っているのは、メアリー女王を処刑したことと無敵艦隊を破ったことくらい。エリザベス1世の内面を捕らえたものかもしれないが、英国万歳だけを叫んでいるようにすら思える。ケイト・ブランシェットの健闘には悪いが・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-27 15:49:41) |
2098. 恋愛小説家
途中で見るのをやめていた映画をようやく最後まで見た。どうもこの手の映画は苦手で、男女の微妙な心理は私自身理解力不足だし臆病である。 それとニコルソンの恋愛小説家は顔が恐ろしく怖いし、性格も毒舌家というより自分勝手、ワンちゃんをダストシュートに投げ込むとは人間業ではないし・・・。それが後半どうして性格まで変わるのか、こんな甘いものではないだろうし、着いて行けない。 それにしてもニコルソンは若い、私よりずっと年上でヘレン・ハントやグレッグ・キニアとは親子ほど年齢が違うのに、映画では同年代の設定か? [DVD(字幕)] 4点(2011-07-02 17:09:08) |
2099. マディソン郡の橋
小説を読んだわけではないが、相当たくさん売れたところから判断すると大変すばらしいものだったに違いない。「死んだら火葬にしてほしい」という母の遺書に疑問を持ち、残された手紙と日記から母がしまい込んでいた秘密にせまる。一人で留守番をしていた4日間のできごと、夫以外の男の存在、不倫とはいえ大変ロマンティックである。 小説は、書かれた文章からいろいろなことを想像し、イメージを作り上げる。きっとすてきな人だったに違いないと・・・。 それが映画だったらどうだろう。ロマンティックな想像は実在の人物として描かれ、夢は消え去る。特にこの映画のイーストウッドだったら、西部劇のイメージが強くて台無しである。メリル・ストリープはそのままでも、イーストウッドは別な人にと思ってみても、本人が監督した映画だからしょうがない。 [DVD(字幕)] 4点(2011-06-26 08:34:37) |
2100. ティファニーで朝食を
《ネタバレ》 ヘンリー・マンシーニのテーマ音楽はとてもすばらしいが、映画の内容ははっきり言って好きでない。ロマンティックなようで打算的、ラブロマンスにしては胸をときめかすものがない。 映画に出てくる登場人物にも好感が持てる人がいない。いや一人いた、ティファニーの宝石店の人、わずか10ドルの予算にもきちんと対応してくれた。 [映画館(字幕)] 4点(2011-06-25 14:31:33) |