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FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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201.  木曜組曲 《ネタバレ》 
「ミステリー」として見ると、謎解きや動機に物足りない部分もあるが、女流作家の不審死を巡る「サスペンスドラマ」としてなら、まあそこそこ楽しめる。ただ、全体の雰囲気や女優陣のイマイチ不自然で硬い演技が舞台劇を思わせる点と、「女流作家たちの腹の探り合い」というドラマ設定が観客を置いてけぼりにしていて、ちょっと感情移入はしにくい。導入も唐突で、見知らぬ同窓会に紛れ込んでしまったような疎外感を終始感じる。「自分の人生に意味を持たせるための自作自演オチ」も結構よくあるパターン。中盤までのダラダラ感もマイナス。あと30分は短縮できる内容。
6点(2004-06-28 13:24:16)(良:1票)
202.  4thフロアー 《ネタバレ》 
サスペンスとしては設定もストーリー展開も、そしてバレバレのオチも含めて、よくあるパターンではあるものの、全体的にはきちっとまとまっていて、テンポも良い作品。  実際、隣近所の騒音問題などは、誰の身にも起こり得る現実的な問題なだけに、感情移入もしやすいし、恐怖感も伝わりやすい。  ただ逆に言えば、この手の設定(新生活、怪しげな隣人、無理解な周囲の人間、崩れていく平穏な日常、誰も自分の言う事を聞いてくれない等)が既にあまりにもありがちで新鮮味が無いのは確か。一番親切で身近な人間が犯人とするオチも黄金パターン(と言うか、無関係な人間が犯人では作品としてつまらない以上、そういうパターンにならざるを得ないけど)。出来れば何かひとつでも目新しい設定があればサスペンスとしては傑作になった可能性があるだけに残念。3点以下を付けるほどの駄作ではないが、8点以上の傑作でもない。まさにここの平均点が妥当。  サスペンスやミステリー慣れしている人には物足りないけど、普段あまりこの手のジャンルを見ない人にならお奨め出来る。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-06-27 07:35:10)
203.  ドッペルゲンガー 《ネタバレ》 
内容的にはタイトルズバリの映画だけど、単にドッペルゲンガーが死を予兆するという、ホラー的な展開ではなく、その人間の内面に密かに息づく二面性が具現化し、本人との対話を果たすという、まさにフロイト的アプローチを試みた作品。そこにこれまたいかにも黒沢監督らしい、ホラーともサスペンスともコメディともつかない独特な世界観で味付けされた映画。  「自分にウソをつかずに生きること」を主題に据えつつ、思うがままに欲求をさらけ出す行為のリスクとリターン、また自分の内面を否定し、押さえ込もうとする行為の意味を見つめ、そのふたつのバランスの取り方を考えさせられる。大きなリスクを取らず、自分の内面を押さえ込んで終わる方が良いのか、リスクを取る代わりに自分に正直に生きた方が良いのか。もうひとりの自分も他ならぬ自分自身であり、自分から生じたものは、「正邪」含めて、すべて自分が受け入れるくらいの器と余裕が無いと、人間として危ういのかも知れない。  ただ作品の評価としては、「設定だけ考えて、あとは成るがままに撮った」といった印象が強く、少し散漫。展開に緩急が無く、これと言って意外性のあるオチも無し。ドッペルゲンガーに翻弄される人がもっといれば面白くなったかも。惜しい。
[ビデオ(邦画)] 6点(2004-06-25 21:37:27)(良:1票)
204.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
惜しいな~。全体的に退屈させないテンポの良さや、陰鬱な雨の中で繰り返される動機不明の殺人等、先が読めないサスペンスフルな展開は最高。ただ、それも途中まで。オチがよくある多重人格モノのワンオブゼムで、脳内妄想と知ってからは真面目に見る気が失せてしまった。「嵐の山荘」系ミステリーの大好きな自分としては、本格系を期待していただけに、論理的解決を必要としない、ああいうオチには正直ガッカリ。また、他の方も言ってますが、他人の人格の中で行われていることなのに、残った人格が殺人者でないという、心理学者の判断が曖昧でいい加減。肝になる部分だけに、ここら辺の検証はしっかりとして欲しかった。結局、ラストもこれまたよくあるアンハッピーエンドのパターンで、「あ、やっぱりね」って感じ。もうひと捻り何かが欲しいところ。ネタバラシまでは8点、その後は4点で、平均して6点献上。
6点(2004-06-25 01:53:32)(良:1票)
205.  勝手にしやがれ
恋人は恋をして、殺し屋は人を殺し、レビューを書きたいオレはレビューを書く。半世紀近くも前の映画という事を考えれば、このシニカルで退廃的な主人公のキャラクター性は今見ても古臭さが無く、自己中心的な現代人に通じる普遍性がある。客観的に見ればただの犯罪者であり、齎される結果のすべてが自業自得であるものの、この作品からはまさにタイトルが示す通り、「オレは勝手に生きるから、お前も勝手に生きろ」というような、しょせん人間関係の成立なんて虚構とする、ある意味、諦観めいた人生観を突きつけられる。自分の人生を好きに生きるのも勝手、他人の人生に巻き込まれるのも勝手。その結果はすべて自己責任として受け止めればいいだけの事。人生なんてそんなものさ。
6点(2004-06-22 17:55:48)
206.  タイムトラベラー/きのうから来た恋人 《ネタバレ》 
全体の雰囲気が明るく、ノリも軽いので、普通のラブコメと受け取る人が多いが、実際には、かなり深いテーマを根底に据えている映画。つまり人間の人格や性格といった「精神的本質」は、後天的なものか、先天的なものかという問題である。  家庭環境や社会環境が人間の人格形成にどれだけ影響し得るものかという事を強く問い掛けている。作中の主人公は、両親以外の人間関係を知らないがゆえに、他者に傷つけられたり、裏切られたりといった経験が無い。彼の純粋無垢な人格は赤子のそれと同じで、自己存在を否定されるような事例に出会った事がないため、人を疑ったりしないだけであり、まだ本当の意味での人格的成長をしていない段階にある。  すなわち、地下シェルターという楽園から出て、否応なく現実の人間関係の中で生きていかなければならない彼の今後の人生の成り行きが、このままハッピーに続いていく保障はどこにも無いかも知れない訳だ。多用な人間関係の中で、彼の人格形成に今後どんな影響があるのかは想像するしかないが、人格形成における「家庭環境や社会環境の影響」と「個人の資質」との関係を考えさせる作品である事は間違いない。  ただ惜しむらくは、それとは別に普通のラブコメとして見ると、たいしたイベントや笑いがある訳でもなく、かなり淡々としたストーリー展開で退屈。また主人公には中途半端に「知識」や「常識」があるので、現代社会とのギャップに驚いたり、非常識な行動で他人を巻き込む面白さにも欠けている。もう少し、ふたりが心を通わすに足る劇的なイベントも欲しかった。相手の女性が主人公を好きになる動機も薄い。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-06-02 16:13:04)
207.  サスペリアPART2
ミステリーとしてはありがちだけど、監督特有の演出センスが随所に光る佳作。特にカーテンの裏から突如現われるカラクリ人形の不気味さとインパクトは最高。マジで気味悪い。何で犯人がいちいちあんな人形を持ってきたのかは不明だけど、怖いからまあいいや(笑)。にしても、主人公のピアニストとは思えない、怖いもの知らずな行動力が凄すぎ。
6点(2004-06-01 16:31:58)
208.  Love Letter(1995)
これもここでの高評価に期待しましたが、個人的には普通です。指摘されているように、まず中山美穂が一人二役を演じる必然性が薄いと思います。序盤の展開が無駄に分かりにくくなっているだけで意味がありません。ちゃんと違う人物に演じさせた方が作品としてのリアリティも説得力も上がったのではないでしょうか。あと、作品自体がこの手の「ラブストーリーの作り方」のパターンにはまり過ぎている点と、人物や背景の初期設定が「設定のための設定」になってしまっているのが少し気になりました。必ず「最愛の人の死」から始まり、その死を受け入れ、立ち直り、新たな出会いと共に生きていく、という恋愛ドラマの黄金パターンに則った、ある意味「感動させる事が前提」の手堅くもあざとい作り。結局、「松田聖子の歌を歌っていた謎」はどうなったんだろう?これも何か過去と関係があると思ったけど、特にこれに関わるエピソードは出てこなかったような気が(恐らく、彼女との高校時代の思い出の曲なんでしょうが)。個人的には普通でしたが、この手のラブストーリーが好きな人には間違いなくおすすめ出来ます。
6点(2004-05-29 22:31:49)
209.  天国と地獄
これをリアルタイムで見ていたら、もっと評価は高かったと思うけど、今見るとさすがに普通。内容的にも高度経済成長期における資本主義社会に対する警鐘なのか、主役の偽善性と犯人の独善性を含めた人間の不可解な深層心理に対する洞察なのか、どちらにしてもあまり深い含蓄は受け取れなかった。ラストで犯人が「自分がどんなに不幸だったか」みたいな事を得々と述べるけど、医学生というエリートが何を言ってんの?という感じ。十分勝ち組だと思うけどなあ。何があったかは知らんけど、そんな人に訳の分からない自己弁護的な泣き言を言われても、こっちは感情移入は出来ませんよ。しかも捕まってからだから余計にたちが悪い。完全に逆恨みでしょう。まるで自分ひとりがこの世の不幸をすべて背負っているかのような勘違い野郎としか思えない。まあそこら辺が、「誰でも加害者にも被害者にもなり得る」という現代的犯罪の開幕を看破した上での意図的な人物設定なのかも知れないが。 誘拐ミステリーとしてはきちんと纏まっているものの、これも今見ると「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」レベルで、取り立てて特筆するような部分も無い。むしろ犯人の計算高さの割に、何をしでかすか分からない麻薬中毒患者を仲間にしたり、盗難車を普通に乗り捨てたり(完全犯罪を目指すなら、海に沈めるか、燃やすかすると思うけど)、子供を目隠しせずに連れ回したり、そのまま生きて帰したりと、妙に杜撰な部分が多いのが気になる。登場人物の妙に大げさな演技や、ラスト30分辺りのダラダラ感もマイナス。
6点(2004-05-26 10:12:19)(良:1票)
210.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 
これまた惜しいな~。「エルム街」も「13金」もリアルタイムで見てきた自分としては、ホラー界二大スターの夢の共演が実現しただけでも感涙ものだけど、期待が大きかったせいか、こじんまりとまとめた地味な作りにがっかり。  「エイリアンVS. プレデター」などもそうだけど、この手の企画モノ(他に映画で「夢の対決」シリーズってほとんど見た事ないけど)は、キャラ同士の「バランス」を取ろうとする余り、返って両者の個性や魅力を出し切れずに終わっちゃう事が多い。ファンとしては、もっとストーリー的には破綻しても良いから、キャラの持ち味をとことん活かして欲しい。大事なのは「異質」同士のぶつかり合いのはず。  特に今作は片方が文字通り「夢」の世界の住人だから、脚本作りはさぞ難しかったと思うけど、もう少し作品として暴走してしまっても良かったように思う。  「恐怖感を復活させるためにジェイソンを使う」という発想や、シリーズをきちんと踏襲した矛盾の少ない真面目な設定が上手いだけに、キャラのバランス取りの結果、作品自体がこじんまりとしてしまったのが残念な限り。  しかし、ここまで来るとキャラ的に、と言うより、商業的に死ねない二人が憐れ。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-05-21 05:15:21)
211.  スワロウテイル 《ネタバレ》 
悪くはないけど「隠れた名作」と言わせるには、今一歩、何かが足りてない。  日本語、中国語、英語を混在させて作り上げた「円都」という雑多で多国籍な街に存在感は感じるものの、物語の展開上、あまり架空の世界である必然性を感じないし、それほど個性的な世界でもない(と言うか「ブレードランナー」のような、終末観+オリエンタルテイストという世界観はありがち)。  また、一歩外へ出た都心とのギャップがあまりにも大きく、都心と円都との「中間地点」が存在しないような違和感がある。せっかくの架空の世界も、そうした作り込みの甘さが目立っているように思う。  時折見られる詩的で繊細な表現には、監督の感受性の鋭さが見て取れるが、穿った見方をすれば、その「計算されたあざとさ」が鼻につく時がある(胸元のイモ虫とか、夢の象徴として魔都に翻るアゲハ蝶とか、ゴミ捨て場を楽園のように表現するとか)。ただ「何となく象徴的でカッコ良さげなセリフや雰囲気を用意した」という感覚でしかなく、いまいち底が浅い。  また登場人物が少し多すぎるせいか、テーマにピントが合わなかったりと、展開にまとまりが無いのも難点。主役は登場人物全員であり、その生き様こそが作品の核心だと思うが、「テープを巡る経緯」と「グリコのサクセスストーリーと挫折」の二大イベントに収束し過ぎで、しかもストーリー展開上お互いがうまくリンクしていないため、全体として見るとイマイチ何が言いたいのか分からない作品になってしまっている。  ラストも中途半端で後味が悪い。結局、アゲハはグリコと娼婦としてやっていくってこと?だからどんな店をやっているか言えなかった?さらに、テープがどういうもので、またどうして他人の腹の中に入れておかなければならないのかも不明のまま(しかも「生」で入れてたらテープがおかしくなるぞw)。だいたい大事なものならそんな保存の仕方をせず、金庫にでもしまっておくはず。消化不良。ランがどういう組織の人間かも説明無し。あっても無くてもいいイベントやキャラが多すぎる。  Charaを始め、僅かしか登場しないキャラも含めて、各役者さんの魅力を最大限に引き出す監督の能力や美的センスには素晴らしいものを感じるだけに、作品として荒削りな所が惜しい。
[ビデオ(邦画)] 6点(2004-05-16 22:18:39)
212.  カリスマ
「CURE」で衝撃を受けたので、この作品も期待していたのですが、少々難解過ぎて、「商品」というよりは、「作品」といった趣になっているのが残念。黒沢監督は、ホラーやサスペンスを撮らせたら日本で一番センスがあると思いますが、エンターティメントを意識するのが恥ずかしいのか、どうしても小難しい哲学的勘考と共に「何となく不気味な雰囲気」を提起するだけに終始して、解釈を曖昧にしてまうクセがあるのが欠点だと思います。それは特にこの映画で顕著です。解釈に足るだけの暗喩には満ちてはいるものの、それを拾い上げて再構成するには、作品全体にイマイチ魅力が足りないように思いました。まあ自分なりの解釈としては、「自己保存のために他者を犠牲にすることは正当化されるのか、否か」というところでしょうか。根底に多分監督なりの「戦争批判」と、それに対してどうにも出来ないニヒリズムのような感覚があるのだと思います。
6点(2004-05-08 17:38:34)
213.  フェノミナ
昔に見たまま、「サスペリア」とごっちゃになっていた部分もあったので(笑)、久々に見てみました。いかにもダリオ・アルジェント監督の趣味と深層心理を具現化したような作品ですが、これは単なる「美に対するサディスティックな破壊願望」と言うよりも、美を穢し、貶め、美醜を「等価値化」することこそが、美醜に対する正しい認識なのだという監督の主張なのではないかと思いました。「可憐な美少女」と「血や腐乱死体」という演出は、むしろ対比の演出として分かりやすく、効果的なんですよね。音楽は同じゴブリンでも「サスペリア」の方がはるかに上。
6点(2004-05-04 13:59:30)
214.  ミザリー
自我の肥大した現代人特有の病である「自己愛」の究極の形態。他者への愛や奉仕が、結局は自分のためである、ということに気付いていない狂気。そして気付いていたとしても、そこに気付かない振りをし、気付かない振りをしていることすら忘れてしまう。精神安定のため、「自分は悪くない」「相手が悪いんだ」とする自己欺瞞による防衛本能は、誰の精神にも内在するからこそ恐ろしい。ただ、そのため内容的に先が読めるし、実際、意外性のある展開も無いまま映画としてあるべき着地点に着地する終わり方は少し物足りない。キャシー・ベイツの演技力に敬意を表して+2点。
6点(2004-04-13 14:39:31)(良:2票)
215.  チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 《ネタバレ》 
前作は個人的には2点を付けるほど駄作だと思ったが、今作は全体的にかなりのレベルアップ。特にアクション演出全般のクオリティが上がり、ワイヤーの使い方もだいぶ洗練されてきていて、「カッコ良さ」を演出しつつも、物理的挙動があまり不自然にならない程度に抑えてある。  各キャラの掘り下げと共に、過去に纏わるいわくありげな人物なども登場し、物語性も深まっている。  ただ惜しいのは(この手のハリウッド映画に共通することではあるが)、ここまで娯楽作品として出来ていながら、今一歩のところで「分かっていない」と言うか、微妙にセンスがズレている部分が多いのが残念な限り。  例えば導入シーン。出てきた男がいきなりマシンガンを撃ちまくるから、結局、尻尾を巻いて必死に逃げ出すというようなつまんない導入になってしまう訳で、やはりこういう場面で「勿体つけて出てくるヤツ」は一癖も二癖もあるような「用心棒」や「殺し屋」で、そいつとの格闘シーンがあって欲しい。  他にも倉庫で暗闇にしといてさっさと明かりをつけてしまったり、マディソンがすぐに銃火器を使うとか、「そこはそうじゃないだろ!」と突っ込みたくなるシーンが多い。  「裏切った先輩エンジェル」なんてすごく魅力的な設定なのに、マディソン一人しか登場しないのもつまらない。やっぱり3人出てきて欲しい。ラストも3対1なんて卑怯。3対3が見たいところ。 
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-04-09 21:16:00)
216.  オーメン(1976)
クリスマス以外、あまりキリスト教とは縁の無い日本人にとっても、このあらゆる場面に不吉な予兆を孕んだような世界の不気味さはひしひしと伝わる。子供の頃に見た、あの冒頭の首吊りに始まり、串刺しや首が飛ぶシーンの衝撃は今も健在(トラウマ?)。  ただ、リメイク版もそうだが、基本的にキリスト教の宗教観ありきのホラーであって、それに則った演出以上の工夫や意外性は無いため、「傑作」という程の作品ではない。  ダミアン君の薄気味悪い演技の上手さに+1点献上。   
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-04-05 11:31:06)
217.  スキャナーズ 《ネタバレ》 
実写作品で超能力のパワーやエネルギーの奔流を演出するのに、視覚的な表現を試みたものとしては、これが元祖的な作品なのでは。そういう点での価値はある作品。  ただ、アクション映画のようにハデでカッコ良い戦いではなく、見ているこっちも血管が浮き出てしまいそうになる「リキみ合戦」は賛否両論、好き嫌いがあるかも(笑)。  また「異能を持ってしまった者の苦悩や悲哀」というようなテーマもよくあるもので、今見ると普通な印象。時代性を考慮に入れないと、この辺の点数にならざるを得ないかな。  PS.あの顔や血管が盛り上がっていくのに使われているのは、日本の「うどん」だそうです。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-03-30 00:08:46)
218.  たそがれ清兵衛
幕末の不安定な時代を、同じく先行き不透明な現代とシンクロさせ、平侍の生き様を通して、平凡な日常と向き合う生き方や本当の幸福とは何かを問い掛ける。ただ、テーマが地味なだけに、どうしても展開も地味にならざるを得ない。「平凡に生きることは悪い事ではない」とする、いわば「癒し系」映画。
6点(2004-03-21 16:47:49)
219.  人狼 JIN-ROH
非常にリアルな脚本ですが、あまりにも重いと言うか、展開も淡々としていてエンターティメント性には欠ける内容です。「アニメでここまで表現出来る」という評価も分かりますが、逆に言えば、あえてアニメでやる内容とも思えませんでした。
6点(2004-03-02 04:27:31)
220.  次に私が殺される 《ネタバレ》 
「サスペンスホラー」としてはよく出来ている。殺人ビデオを巡るストーリー展開も面白い。ただ、「ミステリー」として見るとかなり物足りない内容。  「ワイルドシングス」や「スクリーム」もそうだけど、不遜な事を言えば、「最後まで犯人が誰かを分からなくする」だけなら、そんなに難しくはない。やはりその過程に連綿と連なる「有機的な謎解き」が無いので、数ある平凡なサスペンスと五十歩百歩という印象。この作品でも、さらに一段捻って、「主人公の女生徒が犯人を操って恋敵を殺させていた」みたいな展開にする事も出来たはず。  メイン登場人物が少ないのも、真犯人の意外性という点ではマイナスに働いてる。作品全体の雰囲気作りや、飽きさせない展開にセンスを感じるだけに、無難な内容になっているのが残念な限り。もっと作品として冒険して欲しかった。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-02-28 03:42:26)
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