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パブロン中毒さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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201.  鬼畜 《ネタバレ》 
映画「鬼畜」は様々な視点から観ることができる作品であろうが、個人的には実話という場合は、何よりも「実行者の心理」に興味を持つ。妻の言いなりになって我が子を次々に捨てるという、信じがたい行為に及んだその心理に興味を狩られる。どうすればそうなるのか。彼自身は積極的に子供を疎んじているようには見えないし、「本当は殺したり捨てたりしたくない」し、何より「子供が彼を慕っている」=「何らかの愛情を感じ取っている」ように思う。「何でも他人の言いなりになって、抵抗できない」→その理由「自分はおよそすべての他人より劣っている」=「自分より優れた人間に常に従うほかはない」という固定された構図が、この男の頭の中にあったのではないかと推測する。これは、成長過程における「成功体験の欠如」が原因としか考えられない。この映画に見る彼は、知的障害者でもないし、精神を病んでいたわけでもないからである。このように考えるに至ったのは、身近にモデルとなる男性(同僚)がたまたま居たためである。「誉められたことがない」「常にバカ、グズと言われ続ける」このように育って「自分だって人並みに頭が良い」と思うことができるであろうか。このような「成功体験を欠く」人たちの中には、私の同僚のように常に他人の言うことが正しいと思い、自ら考えたり要求したり交渉したり闘ったりすることができない大人が存在する。そして「鬼畜」の主人公の行動を可能足らしめたものはこのような心理ではないかと思うのである。よって、愛人によって初めて「誉められる」を与えられた彼が、簡単に彼女の懐に落ちたであろうことは当然である。映画版は、この構図を納得のいくよう描いていたと思う。この推測に添って考えると、ビートたけしのTV版の主人公は、「違う」ように思われるのである。「それなら捨てないで済むでしょう」と思えてくる。ともあれ姪っ子を見るにつけ、まことに「子供は誉めなければならない」と思うのであった。
[ビデオ(吹替)] 8点(2006-01-22 19:08:03)(良:2票)
202.  ウィスキー 《ネタバレ》 
秀作である。たぶんウルグアイに住むユダヤ人のオヤジの話だろう。結論から言うと、「ウィスキー」とは、「ヤコボの人生に足りないもの」を意味しているのである。それは「うるおい」みたいなものだ。ヤコボはよく働いて、お母さんの介護もして、普通なら褒められる人間であって、全く悪人ではない。ところが、彼は「楽しみ」というものを知らない。「カチカチ」といろんなスイッチをつけたり消したり、飲み水の衛生状態に気をつけたり、壊れた物や穴の開いた壁は気になって放っておけないし、しごく「規則的」に生きているのである。一方マルタは女であるから、タバコやラジオやたまに行く映画など、自分の楽しみを持っている。そんなマルタが、「妻のふり」を頼まれた時、「もしかして自分のことをちゃんと人間として見てくれていたのかも」と期待してしまったのは当然だ。ところが、「夫婦生活」でも全く態度が変わらないヤコボ、「人生には楽しみが必要だと思ってる男」弟エルマンの登場により、マルタの心は揺れる。そして帰りのタクシーの中の涙。あれは、「やっぱり私のことは道具としか思ってなかったんだ」である。そりゃそうだ。「妻のふり」の礼にお金を渡したうえに見送ってもくれないんだから。ラスト、靴下製造マシーンのうなりをひたすら写すショット、これが「ヤコボは他人をマシーンと同じような道具としか見ていなかった」の意味である。それで、まあ私は思った。「ヤコボみたいな男の方が多いよね。」悪い人じゃないんだけど、ケチで鈍感で人の話を全く聞いてなくて、おまけに見栄っ張りで(結婚しているふり)、「女」といったら若い女としか認識していない(レストランでヤコボは若い女をねっとり見てる)、髪型を変えても全く気がつかない、そーゆー男。なんだか、ヤコボ的な男って、日本には余裕でいっぱいいるように思う。その意味で、男子の皆さんには大変ためになる映画ですよ。反面教師のつもりでご覧ください。高校生くらいのお子さんには「こういう男性になってはいけませんよ。」と見せるのもよいでしょう。ついでに、ヤコボ状態のまますでにオヤジになっている人は今からでは遅いです。
[DVD(字幕)] 8点(2006-01-21 23:27:31)(良:3票)
203.  パーフェクト・カップル
なかなか面白く見られた。キャシーベイツがレズビアンというのにたまげた。実生活のことはよく知らないけど。「アリ」なようで「やめてー」なようで、もはやこの世のものとは思われないそのりりしいゲイ姿。完全に主役より強烈になっちゃってた。そういえばこないだシュミットさんで彼女の胸を見てたまげたばかりだ。 トラボルタなんていつでもトラボルタだけど今回は「某大統領のフリしてます」なめずらしい役どころ。確かにあのドーナツ屋シーンは特筆モノ。ぼそぼそしゃべってるしさ。いつもまぶしそうな目だしさ。モノマネとしては下手だったけど、「それなりの《トラボルタがやってる》クリントン」ではあった。ところで「ビョーキ」の亭主を持ったらどのように生きていけばよいか、現在世界で最も含蓄のあるアドバイスができるのはヒラリーに間違いない。ぜひ聞いてみたい。べつに実生活には役立たないが。仁科明子と対談なんていかがでしょう。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-10 22:03:22)
204.  イン・ベッド・ウィズ・マドンナ 《ネタバレ》 
点数つけにくいけど。ひとことでいうなら「私はプロよ」かな。そんなことアメリカのファンはとっくに知ってるだろうが、世界的に知ってもらいたい。ってことかな。世代的にマドンナにはすごく思い入れがありましたね、福岡ドームの「スベった」ショウまでは映像で見てました。あのときは悲惨だったな。ところで「エニアグラム(九つの性格)」では興味深い分類をしていましたよ。マドンナは「タイプ2」だそうです。ほんとか。しかし、「タイプ2」なのか、と思いつつこの作品を見ると、大いに納得してしまうんだな。「タイプ2」とは「他人のために何かをすることが喜びであり他人のために生きる」であるそうです。イタリアでのショウの直前が圧巻です。「ホリデイ」を歌いながら警官の前を通りすぎる。「あたしは腹がすわってんの」。んで「あたしはイタリア系アメリカ人なんだから、イタリアの皆さんもきっと分かってくれるわよね。」とかプレスの前で言っちゃう。いやなに、とあるえげつないシーンを削除するかどうかの話だというのに。サンドラバーンハートただものでない。なんか「地獄を見た女」ですな。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-08 14:10:04)
205.  シックス・デイ 《ネタバレ》 
網膜かなんかで瞬間瞬間の記憶データを記録していったら、その人は死なないことになるのか。 これを考え続けて、アクションどうでもよくなっちゃうんだわ。萩尾望都の「A-A‘」そのまんまだわ。ある時点から再生させた自分は、前の自分と同じ?こんなすごいテーマを、シュワちゃんみたいな軽ーい(見た目の問題じゃなく)俳優さんがバタバタとアクション込みで表現するのか。なんだかなあ。しかし、しかーし、もしもこれが商品化されたなら、真っ先にとびつくのは「日本人」に間違いない。だって宗教のシバリがないも同然だしー、今でも収入のうち生命保険に払う金の割合が世界で最も多いだろうしー、「人命は地球よりも重い」とかわけわかんないこと平気でいっちゃうしー。それはともかく自動運転の車は本気で「欲しい」と思った。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-02 22:00:43)(良:1票)
206.  死国 《ネタバレ》 
まともな和製ホラー。方言による効果を生かしきった。優柔不断界の雄、筒井道隆を起用して、蘇った栗山千明の愛へギブアップすることに説得力を持たせようとしている。「逆打ち」も意表をついていてよい。
[ビデオ(吹替)] 8点(2006-01-02 21:14:09)
207.  Shall we ダンス?(1995) 《ネタバレ》 
最初見たときは邦画としては秀作と思ったものだ。映画としてはべつによい。ハリウッド版を見て、色々思うところがあった。まあ、普通の日本人のおっさんが社交ダンス始めるのと、普通のアメリカ人がやるのとでは、「意外さ」が全然違うでしょう、ということ。あと、草刈民代がコケるシーンは、日本的にはOKでも、欧米的にはNGなんだ、ということ。たとえ自分が骨折しようが死のうが女にケガをさせるな、男は。っていうのが欧米的には正解みたいだよ。それとも単にロペス的にNGだっただけなのかしら。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-31 23:31:44)
208.  ターン/TURN 《ネタバレ》 
これはなかなか驚いた。しっとりしていて。あの家のインテリアって、なつかしいのにおしゃれで、ださいようで実は計算されてるという、インテリア界では「くろうと好み」の範疇だわ。 マキセも好演。このヒロインて、けっこういい年して親と一緒に住んで、版画だのメシの種になりそうもないことマジメにやってて、女から見ると「ケッ」って最初は思っちゃうんだわ。「カマトトぶってんじゃねー」って、言ってやりたくなるんだわ。でもさあ、こういう女でないと、その後の展開が成立しないよね。「お金を置いてこないとなんだかイヤなの」ってさあ。「純粋培養」の「ゲージュツ系」の夢見る27歳。最後の方では、「もういいやこういう女でも」と思ってしまったのが不思議だ。無理をすれば友達になれるかも。でもこんな女いないから。「いた」と思ったらそれはだまされてるんだって。無人の街にイギリス映画「28日後」があるよ。もちろん日本人には「ターン」がリアル。
[ビデオ(吹替)] 8点(2005-12-31 01:03:42)
209.  ピッチブラック 《ネタバレ》 
「あらおもしろい」と思ったです。ディーゼルなんて知らなくてこれで初めて見たけど。脚本がいいんだな。あと、細部に以外なこだわりを感じるな。「お前は出血してるからほんとは女だろ」なんて、なんつー設定じゃ。こういうシークエンスを入れること自体、脚本づくりにこだわってる感あり。それにしても、あんなところで急に生理になって、用意はしてあったのかしら、おねーさんは心配だわ。ディーゼルは声が野太すぎて難儀だな。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-30 00:19:16)
210.  バタリアン
これを見てスプラッターホラームービーに開眼した思い出の作品です。その後いろんなドロドログチャグチャ作品をひたすら見続けることに。しかしすっかり大人になった今では「品が無いのはやだ」などと思って、何でも受け付けることはなくなった。コメディーということにすら気が付かずに画面に釘付けになっていたあのころ。冒頭の白いやつ、ピクピク動き出して超怖かった(当時)。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-29 22:43:57)
211.  スケルトン・キー 《ネタバレ》 
これまでのハウスものとは実は根本的に違っていたのだった。迫害され抑圧された人間の勝利のひとつの形ともいえる。しかし、じつは「誰々さんに乗り移られてしまった」と思いこんでいるだけの話かもしれない、ともいえる。それもまた勝利ではあるけれど。被害者側が、乗っ取る側の人間を良く知ってから(ここの経過は「呪いを信じるようにしむける」と言われる経過である)ことは行われるのだから、良く知らない人間が成り代わったのならともかく、「思い込み」説も消すことはできないのだ。ラストで現れた友人を「誰?」ということで「思い込み」説が打ち消されるかに思われるが、そうとまで言いきっていないのがこの作品と思われる。 タバコや指輪、レコードなどの伏線も慎重に配備され、スリラーとしてのデキもまずまず。 なによりも「ブードゥー」「フードゥー」と奴隷時代の黒人社会の関係をハリウッド映画で主軸に扱ったことは評価するべきであろう。なお、DVD特典の「ジョンハートの朗読」が素晴らしい。プランテーションにおいて、支配階級である白人が「黒人は知能が低くて人間未満である」と思い込んだそのワケが、おぼろげながら見えた気がした。答えは宗教だったのではないか。キリスト教では神様以外の人間はみな平等に価値があるのであるから、黒人を「人間である」と認めてしまったなら、奴隷労働に従事させることは、神様の決めたことに反してしまうのだもの。 カメオ出演のマーチンシーン、どっかの回想シーンで出てくるかと思ったけど出なかった。これの監督が、妙に悲しい目をしたイギリス人だったとはなあ。(K-PAXの)
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-29 14:16:07)(良:1票)
212.  マルコムX 《ネタバレ》 
デンゼルがそのがっしりした肩に背負っているものは、失われた、または奪われた黒人社会の父性なのであるなあ、と思いました。他のデンゼル出演作もそうだけど、マルコムは直球ど真ん中。別のスパイクリーのとこでもちょっと書いたけど、奴隷時代は、白人の主人が女奴隷を性的にもてあそぶのはもちろん、奴隷どうしを適当に一緒にさせて、奴隷の再生産をさせつつなおかつその後もおもちゃにしていたとか。なんという非人間的な。 かーちゃんが白人の主人の寝室に連れて行かれるのをとーちゃんは指くわえて見ているしかできないなんて。また男の奴隷は消耗率も高かったようでそんなこんなで黒人社会では父親の地位が低く、母子家庭もあたりまえ。ええと、確か本多勝一のうけうり。しかしまあ、そういった背景をもとにデンゼルのがんばりぶりを見ていますと、この大きな大きなロスを、埋めるべく奮闘しているのだなあ、なんて勝手に思ってみたりする。日本人にはデンゼルの気持ちのかけらぐらいしか分からなくとも。映画としてのレビューより、デンゼル見てるとこんなことばかり思ってしまうんですよ。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-27 23:36:59)
213.  アポロ13
このときビニール袋に入れた糞便を捨てられなくて、それらの物体がクルーたちのまわりを舞っていたということですが、想像するだけで「おぞ」でございます。しかしそんなことにもめげず、各人の極限まで能力を使い切って、生還したことがすばらしいと思います。いいときは誰だってうまくやれるんだから、ダメになったときにどうするか、考えさせられる作品です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-25 23:19:23)
214.  ザ・セル 《ネタバレ》 
ドノフリオで成功。映画のタイプとしては「お宝」探し。そりゃー誰だって1回くらいは見てみたいもんねえ、凶悪犯の頭の中。見たくない人もいるだろうが。そういう意味で「エクソシスト」みたいな。ポゼストされたリンダブレアがどんなんなっちゃうのか、メリンのシドーがいかなる技を繰り出すのか、それまた「お宝」だったものです。「セル」のお宝はどうだったか、といいますと、想定外でもなし、想定以下でもなし。サーカス感満載。どっちかていうと、フツーの村に小さな可愛い男の子がいて、そいつがところどころとんでもない行動をやらかしてる、みたいなつくりのほうがイケたんじゃないかなあ、私に脚本書かしてくれ。シドーの悪魔払いにシビれたようなお宝感はなかったなあ。
[ビデオ(吹替)] 8点(2005-12-25 12:19:29)
215.  さまよう魂たち 《ネタバレ》 
このころすでに病気で苦しんでいたわけねマイケル。でもこれっておもしろーい。 「フルメタルジャケット」の教官オバケが最高笑える。いっつも墓場にいんの。そんでなぜか急に機関銃出してきて「バババババ」。 
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-25 00:44:49)
216.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 
ムーアにはちょっとはまっちゃった。誰もがわかっているけど奴は確信犯。そして、ほんとはブッシュを追い込むことは2番目の目的で、1番はエンタテインメント。なんか、本で言い訳してたもんねえ。俺が緑の党のナントカを押さなかったせいでブッシュが通ったけどそのワケはとかさ。いいんだよムーア、あんたは間違いなく面白いから。誰も見てくれなかったら意味無いし、見てもらうには面白くないといけないもんね。でもみんな、だまされないでねー。
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-25 00:15:03)
217.  アルタード・ステーツ/未知への挑戦 《ネタバレ》 
CSで放送があったので、20数年ぶりに見てみる。 …ウィリアム・ハートがエロい。こんなにエロかったかなあ。 今ではオヤジ化が進んで美青年の面影ゼロであるが、当時はエロかった。 カレの最大の武器は口角がキュッと上に上がる小さな口だったのだが、その武器をフルに使ってイヤらしさ全開。主役をゲットしたのね。 そして、惜しみなく脱ぎまくる。もう、共演の女優なんかかすむどころか引き立て役にしか見えないというほどの脱ぎっぷり(それに女優がブスだし)。 西洋では、男性は尻を見せてはいけないのだが、そんなことはおかまいなし。 さすがだハートよ。 あっ内容はどんなだったかなあ。ヤバい(2001年宇宙の旅+エクソシスト÷2+ダリの絵画かな)。 真理を追究してマジになっているくせに、すかさずいっつもセックスしているところが、何かに似ている。村上春樹(の小説)だ。  ※エディが用いた原住民経由の薬物は乾燥ペヨーテ(サボテンの一種)と思われる。 ちなみに故中島らもは日本製のペヨーテ鉢を買い求め乾燥させて食したが、幻覚は見なかったという。味は大変マズいらしい。詳細はドラッグエッセイ集「アマニタ・パンセリナ」。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-24 00:02:57)
218.  ヘル・レイザー 《ネタバレ》 
傑作だ。危ない世界に行かずにはいられなかった男。小道具のキューブもよいじゃない。 ちょっとずつ肉がついて成長していくのもしみじみしてよいね。ただひとつ納得がゆかないのは妻役の女優さんが老けていてブスのうえ不潔っぽい(身も蓋もないが)ことだ。それも狙いなの?非Mの私は身震いするピンヘッドさんだが、やはり強烈。彼が電車の中吊り広告になったらすげーだろーな。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 23:51:17)
219.  スクリーム(1996) 《ネタバレ》 
ウェスクレイブンの出世作。確かに画期的であった。「ハロウィーン」とか「13日の金曜日」とか、さんざんスリラーずれした人々にも、ずれを逆手にとって充分楽しめるように作られている。 あの白いかぶりもの、いつ見てもこわいですね。「叫び」のパクリに見えるけど。それでネーブキャンベルだけど。美人なのか。「YES」と言えないような、でも「ブス」とも言いきれないこの微妙さ。決定的なことは、私に言わせると「首の短さ」であーる。女優さんは、たとえ日本人であっても首が長くなくてはならないのじゃ。よって、ネーブキャンベルの今後は暗い。見た目を売りにする職業の人には厳しくさせていただく。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 23:35:29)
220.  この子の七つのお祝いに 《ネタバレ》 
角川映画で一番記憶に残る作品。日本人でなければわからないであろう。大陸からの引き上げとかさ。外人が見ても「だから?」だよね。何が怖いかって、「ここまで悲惨でなくてもこれと似たような話はいっぱいあったであろう」と多くの年配の日本人が知っていること。そういう無茶苦茶や混沌が「あった」ということを「知って」いること、それを極端に膨らませて悲惨きわまりない話に仕立てているけれど、けっして別世界の話ではないこと。だから怖いんです。松本清張的な感じもしますね。
[地上波(吹替)] 8点(2005-12-23 18:53:10)(良:2票)
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