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S&Sさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2383
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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2221.  グリーンランド -地球最後の2日間- 《ネタバレ》 
すい星群が大挙して地球に衝突してついに人類絶滅か?というお話しですけど、たった二日間の猶予しかなく政府内部の動静はいっさい描かれず、ひたすらジェラルド・バトラーと家族の視点だけでのストーリーテリング、スピルバーグ版『宇宙戦争』と似た感じですね。実際のところ地球に接近する小惑星や彗星は全部把握することは不可能で、恐竜絶滅のきっかけになったような規模の小惑星の地球との衝突は一億年に一回の割合で起こるらしく、自分が生きている間に起こっても不思議はない災害イベント。だからこそシミュレーション的に考えて撮ればリアルな映画になったかもしれないけど、そう言う志向は皆無の脚本なんでとうてい面白いとは言えない映画になってしまいました。キリスト教的価値観のお国柄か、ハリウッドの核戦争や天変地異が地球を襲う映画は、ほとんどが「選ばれし者が生き残る」という結末なのが肌に合いません。グリーンランドにある合衆国のシェルターに避難できる人間に、なんで一介の建築技師であるバトラーとその家族が選ばれるのかはまったくもって理解不能。あんな状態で三人が離ればなれになったのに大した苦労もなく再会できるというはご都合主義の極み。恐竜絶滅のときよりも巨大なすい星がヨーロッパを直撃したのに、わずか9カ月後には太陽光地表に届く状態に回復するってあり得ないでしょう。だいたい、そんなにデカいのなら、もはや彗星ではなく小惑星ではないのかな?「人類は絶滅しない」という結論ありきなので、科学的な考察は蔑ろにされているのは残念。グリーンランドのシェルターにしたって、最初は死人がでても選別された人間しか運び込もうとしていなかったのに、最後の方になると誰でもOKみたいな感じなのも雑過ぎる。災害イベントにしても意外と見せ場は乏しく、あの荒唐無稽な『2012』の方がよほど見応えがありました。 最後に言っておきたいのは、こういうディザスター・ムーヴィーにおいて子供や家族愛をダシに使うことはもう止めてほしいってことです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-02-22 23:30:30)
2222.  ある愛のすべて 《ネタバレ》 
『ある愛のすべて』、まず邦題からして如何なもんでしょうか。これは言わずと知れた70年の『ある愛の詩』のパクり、まあこの大ヒット映画とは似ても似つかないグチャグチャの三角関係の愛憎劇なんですからねえ。 セレブな建築家のマイケル・ケイン、その有閑マダムを絵に描いたような豊満な妻がエリザベス・テイラー、ケインが浮気のつもりで手を出したがだんだんマジになってゆくブティック・オーナーがスザンナ・ヨーク、というのが基本的な登場人物、というかこの三人だけで進行するストーリーです。この頃のケインは男の色気が絞ったら滴りそうな絶頂期、そのキャラ付けは60年代の出世作『アルフィー』の主人公がセレブに成り上がったという感じ。そのケインとリズの夫婦喧嘩が凄まじく、これを延々と見せられる前半はほんとうんざりさせられます。リズは『バージニア・ウルフなんかこわくない』を彷彿させる役柄、仲の悪い夫婦の悪妻はもはや彼女の十八番と言えそうな域に達しています。浮気相手のヨークにも面と向かって悪態をつくし、素のリズも口が悪いことでハリウッドでは有名だったので、けっこう本人も愉しんでいたんじゃないかな。でもそれを見せられる方としては愉しめるかと言うと、そんなわけないですよね。ケインもロールスロイスを乗り回す身分ながらリズのクリーニング代金にも文句をつけるケチ臭い男、小物感は否めません。 大喧嘩を繰り返した挙句ヨークとアパートを借りてリズと離婚するという展開なのに、リズがケインには未練たっぷりでお話しはすんなり進行せず行きつ戻りつ状態、挙句の果てにはリズがリストカットして自殺未遂という波乱のストーリー。「こりゃ、いったいどういうオチになるの?」と呆れているとヨークがリズに打ち明けたある秘密から予想外の展開になり、ラストカットのケインの表情と同じく観ている方も啞然茫然となる幕の閉じ方でした。 けっきょく誰にも感情移入できず、大人の恋愛というレベルのお話しにも達していない。三人ともキャリアに脂がのりきった時期の作品なのになんでこんなに埋もれた映画になってしまったのか、そりゃ観れば納得できますよ(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-02-19 21:51:31)
2223.  ディレイルド 脱線 《ネタバレ》 
ハロウィンの夜に運航されるイベント列車がありました。乗客とともに役者が乗り込み、列車内で起こるアガサ・クリスティーばりの殺人劇を見せて推理を愉しませるというミステリー・トレインです。ところがなぜか車内には列車強盗が乗客に紛れ込んでいて、本物の殺人が起こってしまいます。強盗犯に機関士が射殺されて列車はカーブで減速できずに脱線・転落、そしてここから映画自体のストーリーも脱線・暴走してゆくのでした… 掴みというか導入部はいかにもミステリーっぽくて雰囲気が良いんですよ、ところが前述のように列車脱線してからは唐突にモンスター・ホラーに様変わりしてしまい、こちとらとしてはもう何の映画を観ているのか訳が判らなくなっちゃいます。ネタばれはしたくないので深くは掘りませんが、お話しが進行するに連れて「オチはあれか、もしくはあれだろうな」としか解釈できなくなってきます。因みに予想したうちの片方が正解でしたが、別に嬉しくも何ともない(笑)。しかしそのオチからすると、モンスター・パニック的な要素を入れる必然性はどこにもなく、脚本と観客を混乱させた効果しかなかったと思います。出演している俳優陣は無名ばかりなのはB級映画なので仕方ないですけど、唯一ランス・ヘンリクセンが顔を出しているのが華なのかな。でも彼は冒頭に一瞬顔を見せてその後は音沙汰なし、あとはラストでオチを解説する役目で登場するだけで5分にも満たない登場シーンでした、それにしても老けたようなこの人。 序盤の良さげな雰囲気からして、考え込んだ脚本ならもっと観れる映画になっていたかもしれません。観終わってみての感想は「この監督、けっきょく何がしたかったの?」ということに尽き、観客にそれを言われたら堂々たる失敗作ということになるでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2021-09-24 21:07:35)
2224.  悪魔の沼 《ネタバレ》 
デビュー作が話題を呼んでハリウッドに招かれたトビー・フーパ―、でも『悪魔のいけにえ』がなんであんなに高評価なのかが理解不能な自分としては、この第二作は納得のクズ映画でした。ハリウッドとはいっても怪しげな独立プロデューサーの製作で全編安っぽいセット撮影でフーパーも単なるお雇い監督、フーパーが趣味をあまり主張できなかった分基本的な監督としての能力が発揮できるチャンスでもあったのに、出来はご覧の通りです。メル・ファーラーやスチュアート・ホイットマンといった微妙なビッグネームも出演していますが、オードリー・ヘップバーンが妻だった男が出るような作品じゃないでしょ、ファーラーさん。前作に続いてマリリン・バーンズも出演していますけど、彼女と娘役が終始がなる悲鳴のうるさいことといったら、とくに娘の方はもうほとんど超音波でした(笑)。ネビル・ブラントも終始支離滅裂なセリフを呟くだけ、もうこれは完全にキチ〇イというわけです。このキチ〇イ親父が終始カントリーミュージック放送をホテルに流すのはトビー・フーパ―印なんですが、物語は終始夜間で『いけにえ』が真っ昼間の出来事だったのとは対照的、明るい太陽のもとでの凶行とカントリーは妙に親和感があったけど夜間だと単にうるさいだけ。そう言えば後にフレディ・クルーガーで有名になるロバート・イングランドも出てましたが、“Name's Buck... and I'm rarin' to fuck.”という冒頭のセリフは、“キル・ビル”でタランティーノがオマージュし、看護士バックが全く同じセリフを発してましたね。保安官のスチュアート・ホイットマンもいてもいなくてもどうでもイイキャラで、そのくせラストになって全てが終わったところでまるでヒーローみたいな顔して突然に登場、主要な男性キャラはみんな喰われちまったんだからあんたもワニの餌になればよかったんだよ!
[CS・衛星(字幕)] 3点(2021-08-24 22:56:19)
2225.  ミッドウェイ(2019) 《ネタバレ》 
ローランド・エメリッヒが監督なので最低線の期待しかしていませんでしたが、ギリギリの線で予想通りというのが感想です。ぶっちゃけて言えば、『パールハーバー』と『ミッドウェイ(76)』を足して二で割ったような映画ってとこでしょうか。 前半はお約束通り真珠湾攻撃から始まってB-25による東京初空襲までを流す、ここら辺はまるで『パールハーバー』のダイジェスト版リメイクを見せられている感じ。いちおう日本側には豊川悦司・浅野忠信・國村隼といった第一線俳優を使っているけど、あとは無名の日系俳優ばかり、それでも日本語だけはちゃんとしていたのは褒めておきましょう。でも、山本五十六が真珠湾奇襲に成功したことを知るシーン、京都の先斗町みたいなところに居て和服姿でしかも芸妓とくつろいでいるというのは、「そんなバカな!」と叫びたくなりました。三船敏郎なら絶対に撮らせなかったでしょうね。海戦に至る経緯はアメリカ側からの視点が主なんだけど、有名な暗号解読の経緯などはかなり飛ばし気味のあっさり風味、76年版もそうだったけどこの部分を上手く織り込んだ脚本じゃないとミッドウェイ海戦の本質が伝わらないと思います。アメリカじゃ「日本海軍の暗号を解いて待ち伏せして勝った」ということは、ちょっときまりが悪いところもあるのかな? 戦闘シーンはCG全盛時代ですから良くできていて当たり前、そうなると考証やディティールにどれだけ拘っているかが勝負なるでしょうが、ここはレベルがかなり低い。日米ともに艦船の再現度は高いといえますが、海戦シークエンスになるとツッコミどころ満載です。SBDドーントレスの爆撃シーンは臨場感あふれているけど爆弾をリリースする高度があまりに低すぎ、当たり前ですけど高度が高いほど爆弾の位置エネルギーが増すわけで、飛龍に着弾するシーンではいくら甲板が非装甲の日本空母でも甲板が貫けるわけがない、もし専門アドヴァイザーがいたら絶句すること間違いなしの珍シーンです。南雲機動部隊の艦隊陣形もあまりに各艦の距離が近すぎ、だいいちあんな近くに戦艦(金剛型?)がいるわけがない。などなど突っ込みだしたらキリがないんですけど、要は監督以下製作陣がミッドウェイ海戦というものを真剣に調査していないってことなんでしょう。まあ監督がエメリッヒでチャイナ・マネーがたっぷり注ぎ込まれた時点で、もう何を期待してもムダだってことです。 劇中で海戦当日にミッドウェイ島で記録映画を撮影していたジョン・フォードのエピソードが一瞬だけ挿入されていましたね。もし日本が海戦を制してミッドウェイ島を占領したら、戦死していなければフォードが捕虜になっていたかもしれないって、不謹慎かもしれませんがなんか面白くないですか?
[CS・衛星(字幕)] 3点(2021-08-18 23:17:22)(良:1票)
2226.  残酷・異常・虐待物語 元禄女系図 《ネタバレ》 
石井輝男・東映時代ポルノシリーズの一作ですけど、前作が悪名高き『徳川女刑罰史』なのでなんか大人しく感じてしまうのはヘンな感覚です。オムニバス三話構成で狂言回し的な役割で吉田輝雄が各話に登場しますが、まあぶっちゃけてしまえばあまり必要性がないキャラでした。 第一話の『おいとの巻』はありふれた感じの吉原を舞台にした廓悲劇といった感じで、『残酷・異常・虐待』の中で『虐待』パートという位置づけですかね。第二話の豪商の変態娘がヒロインの『おちせの巻』は『異常』パートになるんでしょうが、ストーリー自体は江戸川乱歩チックな趣きがあり、ラストの長吉がおちせを背負ってすすきの原っぱを彷徨うカットは、アンリ・ジョルジョ・クルーゾーの『情婦マノン』パクリというかオマージュでしたね。でもやはり強烈だったのは第三話『残酷』パートの『おみつの巻』でしょうね。まず小池朝雄の狂った殿様は怪演としか言いようがないです。側室の賀川雪絵はなんの脈絡も必然性もなく金粉塗り・ゴールドフィンガー状態にされちゃうところは、もうわけ判らん(笑)。そして『屋敷女』を四十年先駆ける妊婦腹裂き・胎児取り出しシーン、60年代の日本映画とは信じ難い映像です。とは言ってもよく観ればチャチな撮影ですけど、特殊メイクの妊婦の腹を刀で斬り開くところを正面から撮ってるのはちょっと酷い(血は全然出ません)。まあ取り出した胎児が大きめのキューピー人形みたいだったのは失笑ものでしたけどね。 当時の東映のラインナップを振り返ると任侠・実録ものとこういうポルノ路線でほとんどが占められていて、これじゃあ佐久間良子とかの大物女優が逃げ出したのは無理ないかなと思います。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2021-07-21 23:21:33)
2227.  プロフェシー/恐怖の予言 《ネタバレ》 
どうしてこうなっちゃったのかねえ・・・ジョン・フランケンハイマーは御贔屓の監督なんですけどねえ。 まあ一応は環境問題を裏テーマにしているけど、結局はモンスター映画にしたかったんだなってのは理解できます。でもこの二つの要素の繋がりがぎこちなくて、そこに先住民問題までぶっこんでいるからストーリーラインがもうグダグダ。誰が書いた脚本なの?って良く見るとそれはデヴィッド・セルツァー、『オーメン』のオリジナル・ストーリーを考えた人ってことでちょっと有名ですけど、『嵐の中で輝いて』でしっかりラジー監督賞と脚本賞も頂いたちょっと酸っぱい人です。タリア・シャイアの妊娠、怪しい雰囲気の先住民の長老、ランボーのような存在かと思いきや大して活躍もせずに死んじゃうアーマンド・アサンテ、これらは伏線となるのが普通の映画ですけど、そもそも伏線を張る気もないのでとうぜん回収もされずに投げやりとしか受け取れない雑なストーリーテリングです。水俣病まで持ち出して来てメチル水銀中毒の恐ろしさを強調しますが、いくら妊婦でも一回汚染された鮭を食したぐらいで胎児に異常が出るわけはないでしょ。そして“カターディン”とかいうらしいドロドロのクマちゃん、ほんと単なる血まみれのクマにしか見えずセンス・オブ・ワンダーにかけること甚だしい、これじゃあ盛り上がりませんよ。 フランケンハイマーはこの後にも『D.N.A./ドクター・モローの島』で自らのキャリアに泥を塗りたくる大失敗をしでかすのですが、SF・モンスター系は彼には鬼門だったと言えるでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2021-06-24 22:52:29)
2228.  マッド・ナース 《ネタバレ》 
主演のキチ〇イ・ナースの女優、ご面相はお世辞にも美形とは言いかねますが、たしかにナイス・バディでエロさはハイレベルでした。彼女をエロ・ナースに仕立てて3D映画にしたらコスパがいいB級映画が一本撮れるんじゃない?でもなんで3Dなんだろう(笑)。発想はまあ置いとくとしても、肝心の脚本がメタメタな出来ではどうしようもないでしょ。このナースは知能犯的なサイコパスなのかと思いきや(ていうか、そういう設定はこの手の映画ではありふれているぐらい常道)、途中からは小細工もなしに見境なく殺し始め、最後は病院内で阿修羅のごとく職員や患者を殺しまくるありさま。これじゃまるでナース版テッド・バンディか津山三十人殺しですよ。ここまで来ちゃうとこの女の頭の中はどうなってるんだって感じですが、そりゃキチ〇イのやることですから貴方たちに理解できるわけないでしょ、と監督が開き直ってる感じがします。でも実話ではなくあくまでフィクションなんですから、そこら辺はもうちょっとちゃんとして欲しかったですね。あと登場人物、とくに男がみなバカばっかりなので余計疲れます。とくにラストを飾るエロ・ナースの隣人の非モテ男、こんな愚行を仕出かすために前半からチョコチョコ出没して伏線を張っていたとは、こりゃ演じる俳優も情けなくなったことでしょう。 アメリカのナース服ってあんなに胸元が開いていてスカート丈が短いもんなんですかね?こりゃ健康保険制度が無くて高額請求されても入院したくなりますよ(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2021-03-06 22:04:06)(笑:1票)
2229.  クリープショー 《ネタバレ》 
オムニバス好きの自分だけど、これはほんとに面白くなかった。なんと言いますか、各話にオチもなければストーリーテリングにもキレがない。これなら『世にも奇妙な物語』の方がよっぽど愉しめます。まあこのグダグダな展開が「パルプ雑誌のくだらない漫画の映像化なんですよ」とロメロに反論されても、言い訳にもなっていません。各エピソードの登場人物に感情移入できるというかまともなキャラが一人もいないってところは、いかにもロメロ映画って感じでしたけどね。気が付いたところとしては第四話だけが他のエピソードに比べて妙に尺が長い。まあプロット自体は面白いんだけど、木箱に隠れていたモンスターの造形だけは文句をつけざるを得ません、あれじゃ単なるヒヒだろ!このエピソードの本当のモンスターは、あの不細工な鬼嫁だったのかもしれませんがね。まあロメロ信者には悪いけど、彼は自作のゾンビ映画以外になると腕の悪さがバレてしまうんですよ。 そしてやっぱり言及しておかないといけないのは、第五話です。あれだけ大量のゴキブリをどうやって集めたんですかね。『フェイズⅣ/戦慄!昆虫パニック』では蟻の調教師を使って撮影したそうですが、ハリウッドにはゴキブリの調教師なんてのも存在するのかも。まあゴキちゃんたちは演技してるようには見えなかったですがね(笑)。でも殺虫剤やら足で踏みつぶすやら、あの撮影で何匹のゴキブリを殺したんでしょうね、これは倫理にもとる昆虫虐待にほかなりません、香川照之に怒られるぞ(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2021-01-27 21:06:05)
2230.  KILLERS キラーズ/10人の殺し屋たち 《ネタバレ》 
今年はコロナの影響でニコラス・ケイジ出演の映画は公開ゼロとなりそうな雲行きなので、去年製作の本作は彼のほぼ最新作という感じです。でも、何が映っているか判らない夜間撮影・ほとんど全編手ぶれカメラ映像・理解するのが非常に困難なストーリー、と三拍子そろってしまったら、もうこの映画を観てしまったことを後悔するしかありませんでした。 いきなりぶっこまれるニコジーと殺し屋二人の三すくみガン飛ばし大会が五分ちょっと、そして唐突にシークエンスが次の殺し屋に飛ぶのですが、後半まで観れば判りますけど冒頭のシークエンスはクライマックス導入部のカット・フォワードなんでした。こんなことしても話がややこしくなるだけで何の効果もないのですが、監督はこれがカッコイイと思ってたんでしょうね。ニコジーはホテルのオーナー役でこのキャラが狂言回し的な役割を担っているのかと思えばそうでもないし、だいいち後半残り三十分ぐらいまでほとんど画面に登場しなかったかと思います。画面だけではなくストーリー自体も暗く陰鬱で、ほんとどこに取り柄を見つけたらよいか悩みます。ニコラス・ケイジよ、君はもうこんな映画にしかお呼びが掛からないのか!コッポラ一族の名折れだぞ!
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-11-16 00:56:05)
2231.  ミッドウェイ(1976) 《ネタバレ》 
アメリカ合衆国建国200年に合わせて製作された、60~70年代に流行ったオールスター・キャストの戦争映画、そう言えば『遠すぎた橋』を最後にこの手のオールスター戦争映画は過去のものとなってしまいましたね。たしかにアメリカ海軍側はオールスターと呼ぶに相応しい顔ぶれですが、日本側は三船敏郎の他は日系人俳優ばかりでしかもセリフは全部英語。そして驚くべきことはこの“超大作”が撮影期間わずか二ヶ月だったということ。その後編集作業に一年近くかかって完成、つまり観れば判るように膨大な流用フィルムをつなげる方が大変だったというわけです。私が判るだけでも『東京上空三十秒』『トラ・トラ・トラ』『太平洋の嵐』、そしてなんと『空軍大戦略』まで使われています。さすがにこれは機種が確認できないようなロング・ショットの空戦シーンですが、戦中の実写フィルムまで含めてつなぎ方はデタラメ、この映画で新規に撮影した戦闘シークエンスはミッドウエイ島の爆撃だけみたいです。まさに“アメリカ海軍機映像の福袋状態(by上坂すみれ)”でございました。実際、ジャック・スマイトが監督した部分は上映時間の三分の二に満たないぐらいなんですからね。使われた空母も当時は練習空母だったエセックス型のレキシントン、この一隻でアメリカ3空母日本4空母のふりをさせる、それも映すアングルとテロップを替えるだけで済ますという荒業です。これはもうオールスターたちのギャラで予算を使い果たしたのは見え見え、というか製作者側の志しがちょっと低すぎるんじゃない? いちおうチャールストン・ヘストン親子のドラマという要素も盛り込んでますけど、とってつけた感は否めずです。脚本を書いた人はTV畑の人みたいで、本作にはTV放映版も存在しているらしく、たしかにスペシャルTVドラマという感じもしますね。まあ70年代ハリウッドを代表する底抜け超大作であることは確かです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-11-13 19:49:59)(良:1票)
2232.  ショック療法 《ネタバレ》 
古来より若返りの秘術には禍々しさが付き物、そのためには胎児を料理することすら厭わなかった中華帝国皇帝の逸話すら存在するのに、アラン・ドロンが運営するこの療養所の秘薬はまあ大人しい部類じゃないでしょうか。大金を積んでやって来るいわゆる上級国民たちへ羊の胎児にポルトガル人の内臓と血液をカクテルして注射するのがミソ、まあそう言われればそうかもしれませんが大してショックはなかったですね。それよりもショックだったと推測されるのは、“ダーバン”のCMでその渋さが日本中で知れ渡っていた真っ最中に、陽気な音楽にのせてフルチンで砂浜を駆けるドロン様のお姿に女性ファンは驚愕(いや狂喜?)したんじゃないでしょうか。この療養所自体が半分ヌーディスト村みたいなもので、ヌーディズムなんてまだ未知の文化だった日本人には刺激が強かったかもしれません。それにしても70年代のフランスの男優・女優の脱ぎっぷりの良さには感心します。 サスペンスとしてはユルユルもいいとこで、まあ評価はできません。肝心のドロンのキャラがマッド・サイエンティストなのか単なる女好きなのか判断に苦しむようじゃ、どうしようもないですね。アニー・ジラルドのヒロインも、物語の探偵役なのか被害者サイドなのか立ち位置が不明瞭でしたね。ドロンと一夜を共にした朝、まるで少女の様にはしゃぎながらシャワーを浴びるところは苦笑するしかなかったです。たしか彼女は冒頭の問診には自分はレズだと答えていたのに、よっぽどドロンのテクニックが凄かったんでしょう、そりゃあ天下のアラン・ドロンですからねえ(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-06-18 22:07:11)
2233.  狂人ドクター 《ネタバレ》 
“どうか貴方の人生の90分を無駄にしないでください”と言うのがIMDBに載ってる筆頭レヴューです(笑)。いくら何でもここまで酷評せんでもと思いますが、アサイラム系のおバカ映画と違ってそこそこにプロットは整っているし撮影も丁寧(暗いシーンはやはり見にくくて☓)だから、余計にハラが立つんでしょう。自分としてもあのジェームズ・フランコが監督して準主役で出演もしているとなれば多少は期待があったことは否定いたしません。彼は最近は監督業に進出して本作ではプロデューサーまで務めているわけですが、映画製作者としてどこを目指しているのかちょっと心配です。監督クレジットを見るともうひとり女性名があるので、実はこの映画の主導権は彼女の方にあったと思ってあげたいけど、そんなわけないわな。それでこの映画のどこがダメだったのかと振り返ってみると、ヒロインの後半のキャラ変やちょっとしたどんでん返しも盛り込んでいるけど、脚本があまりに平版で盛り上がらなかったところでしょう。言ってみれば、『ヘレディタリー 継承』の超劣化版というのがピッタリかも。そして“エリック・ロバーツが出演している映画には駄作しかない(除く『暴走機関車』)”という恐るべきジンクスが今回も立証されました(笑)。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2020-06-06 22:35:27)
2234.  マックィーンの絶対の危機(ピンチ) 《ネタバレ》 
タイトル・ロールでもちろん主役はスティーヴ・マックイーンだが、“Steven”マックイーンとなっていてアレっと感じますが、“Steven”が本名なんだそうです、まあどうでも良いことですけど。それより驚かされるのはそこで流れるキューバン・スタイル(?)の妙にノリノリの主題歌で(実はバート・バカラックが作ったという説あり)、まるでエルヴィス・プレスリーの映画を観ているような気にさせられます。マックイーン当時28歳で初主演、でも役柄は高校生で友人の級友たちと大活躍(?)するという内容なのでまあ製作者としては青春映画のノリだったのかもしれません。いちおうパラマウントというメジャーが関わっていますが配給関係だけだったみたい、プロデューサーのジャック・H・ハリスは典型的なB級映画屋だったからドライブインシアターなんかで上映するために製作されたのかな。おまけに低予算ですから手を抜けるところは徹底していて、肝心の人喰いアメーバがお食事するところやダイナーが炎上するシーンはどこにもなし、最初観たときは放映時にカットされたのかと思いましたよ。最後のオチも「えっ、ほんとにそれでいいの?」と愕然でしたが、ラストの“?”マークはまさか製作側の自虐ネタなのかもしれませんね。けっきょくこのお話しは一晩の出来事だったわけで、映画史上もっとも短時間で撃退されたモンスターという称号が与えられるんじゃないでしょうか。 ちなみにラストが“?”マークで終わる映画を他にも観た記憶があって「なんだったかな~」と頭をひねったら、思い出しました、ピーター・イエーツの『大列車強盗団』でした。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-04-24 17:20:12)
2235.  世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す 《ネタバレ》 
いきなり主人公の科学者カップルが車を運転しながらイチャつきますが、この手の50年代ハリウッドSF映画のとはちょと設定が違って二人は前日に結婚したばかりのアツアツ・カップルでこれはナンパでも不倫でもないのでご安心を(笑)。このお熱い車にいきなり空飛ぶ円盤が急接近してきて「おおっ」とさせられます。ハリーハウゼンお得意のコマ撮りUFOですけど、ちょっとカクカクした動きはなんか味があります。この映画のエイリアンはバリアを張ったりロボットみたいなスーツを着用したりで時代的には進んだ映画表現かなと思いますけど、チラッと見せるエイリアン本体はちょっと前に話題になったあのインチキ・エイリアン解剖フィルムのエイリアンとそっくり、というか本作のエイリアンこそが元ネタなんでしょうね。 ストーリー自体はお約束の好戦的な“アメリカ万歳!”なわけで、特に語るような要素はありません。戦闘シークエンスでは実写フィルムが多用されていますが、編集は雑です。UFO迎撃にB29が出動してきますが、時期的にはとっくに退役してるけどまだ州空軍あたりにはストックされていたかもしれません。ところが次の撃墜されるシーンになるとB17に変わっちゃってます、それも大戦中に撮影された有名な映像です。ジョージ・パルがオール特撮で『宇宙戦争』を何年も前に世に出しているというのにこの体たらく、ハリーハウゼン特撮の無駄遣いと言いたくもなります。こういう志の低い製作者が駄作を量産してくれたおかげで、ハリウッドのSF映画の進歩が停滞してしまったのは残念なことです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-04-09 20:01:52)
2236.  眠狂四郎 魔性剣 《ネタバレ》 
シリーズ六作目ではあるが、これは今まで観た中ではもっともツッコミどころが満載の問題作でした。唐突に「私を一晩買ってください」と夜鷹の様に迫った女が武家の出と見破られて狂四郎からニヒルなセリフを浴びせられて自害する。この手の捨て台詞は今まで散々女たちに吐いてきた狂四郎でも、さすがにその言葉で死に追いやるとビビっちゃうんでしょうか、あんがい普通の人間じゃんどこがニヒルなんだよ!そこから岩代藩の世継ぎの少年に出会うまでが怒涛のというか超ご都合主義の脚本には失笑させられます。ご都合主義と言えば嵯峨三智子と仲間たちが繰り出す狂四郎抹殺作戦のデタラメぶりで、毒蛇に提灯爆弾そして尼の色仕掛けと笑わせていただきました。どれも狂四郎にはハナからお見通しだったわけですが、「喰える女はとりあえずいただく」という本性には狂四郎も逆らえないみたいです(笑)。本作から円月殺法を披露するシーンでは刀の残像を見せる演出が始まったみたいですが、太陽の光を反射させて相手の眼を眩ますのが奥義としか思えないのはどうしたことだ。まあ円月殺法はウルトラマンのスペシューム光線みたいなものだと納得するしかないですね。やたらと流血シーンがあったりチラッとですが女優の全裸カットがあったりというアダルト指向を感じさせてくれますが、まるで同じ大映のガメラ・シリーズみたいに少年というか子供を前面に出したストーリーテリングはチグハグの極みです。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2020-04-03 23:46:17)(笑:1票)
2237.  ハマーヘッド 《ネタバレ》 
60年代に山ほど製作された007亜流映画の中の、現在ではほとんど忘れられた一編です。なんでこんな珍品がCSで放映されたのかというと、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』公開記念でタランティーノがチョイスした60年代映画を放送する企画の中の一作だったから。まあタランティーノは「俺はこの映画が好きだ」とは語っているけど、決して「これは隠れた傑作だ」とか「万人うけする」とかは一言も言ってないので、念のためお断りしておきます。 まず題名のハマーヘッドとはこの映画の悪役ボスの名前です。これだけで『ゴールドフィンガー』を思い浮かべてしまいますが、ハマーヘッドを演じるピーター・ヴォーン(60・70年代の英国映画で活躍した名バイ・プレイヤー)からしてゴールドフィンガー=ゲルト・フレーベそっくりの風貌ですから、もう狙っています。対するのはヴィンセント・エドワース演じる諜報員チャールズ・フッドというわけですが、とにかくこの映画はフッドやハマーヘッドの素性についてほとんど説明がないので、まるで上映途中から映画館に入ったような気分にさせられます。初っ端に見せられるいかにも60年代風の前衛アート集団の乱痴気パフォーマンスでフッドと出会った不思議ちゃんとしか言いようがない娘が、その後まるで背後霊みたいにフッドに付きまとうところがこの映画のヘンなテイストになっているんです。舞台がリスボンになってからもフッドとハマーヘッドの間にご都合主義で入り込んでくるし、「そんなに世界が狭いわけないじゃん!」と突っ込みたくなります。この娘ジュディ・ギーソンは最初からウザくて堪りませんが、だんだん愛らしく感じてくるのが、この女優さんの力量なのかもしれません。フッドも大してケンカは強くなく、スパイのくせして銃を撃たないどころか手にすることもなく、おまけにストーリー展開もダラダラしてるので映画館で観ていたらきっと睡魔に負けてしまったでしょう。まあいちばんこの映画でヘンだと言わざるを得ないのは、ハマーヘッドは移動にヘリを使うのですが、そのヘリが決して着陸せずハマーヘッドを衣装ダンスみたいな箱に入れてウィンチで降ろすところでしょう。 タランティーノのB級映画愛は判るけど、ここまで来ると凡人には付いてゆけないなあ…
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-10-16 23:36:34)
2238.  続・いそぎんちゃく 《ネタバレ》 
『いそぎんちゃく』をずいぶん前に観てかなりインターバルが開いての鑑賞だけど、監督が代わったせいもあって前作と比べてかなりウェットな仕上がりとなっております。いきなり登場のブルマ姿のJK渥美マリ、いくら何でもこれはムリが過ぎるような気がします。役名は前作と同じ石田浜子だけど、ぜんぜんつながりはございません。両親が死んで農地を親戚に奪われ養家でジャマ者にされて家出して東京に出てくる、絵にかいたような不幸な昭和の女です。ガソリンスタンドの店員からインチキ占いの巫女そして有名写真家のモデルと石田浜子らしく着々と銭を貯めこみますが、高校時代のスケベPTA会長に出会って情をかけたら持ち金全部横領されてすってんてん、それでもレコード会社にスカウトされて歌手デビュー。波乱万丈といえば聞こえもいいけど、すなおにコメディタッチでサクセス・ストーリーにすればいいのに下手にカッコつけて湿っぽいシークエンスを挟むので、観てて嫌になっちゃいます。まあ渥美マリが主演じゃ、これが限界なのかもしれません。 70年は大映がまさに断末魔の苦しみを味わっていた時ですが、この年には『いそぎんちゃく』シリーズと並行して『くらげ』シリーズもリリースしていて、渥美マリはまさに大映の顔といった存在だった感じです。もうやけくそ、破れかぶれです。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2019-07-03 21:03:57)
2239.  ロールスロイスに銀の銃
この映画が『バッド・ボーイズ』の原型で“元祖・バディムーヴィー”と言うことなんだそうだが、現在の眼で観れば単なるテンポの悪い刑事ものでしかありません。なんでも初めてハーレムでロケした映画という名誉もあるそうですが、そりゃ当時の治安状況を考えれば黒人監督じゃないとムリだったでしょうね。棺桶エドと墓掘りジョーンズの刑事コンビも今の視点では単なる類型的すぎるキャラにすぎませんが、何しろこの二人を演じる俳優の演技が酷すぎる。アクションのキレも悪いし、要はこの監督の演出力の問題ということになるでしょう。オシー・デイヴィスといえば監督としてよりもスパイク・リー作品の常連俳優としてのイメージの方が強いわけで、映画監督としての力量は大したことなかったというのが実情だったみたいです。せめてもう少しキレのある脚本だったら傑作になったかもしれない素材だけに、惜しいことしました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-05-11 23:05:23)
2240.  ボディヒート(1992) 《ネタバレ》 
まだヤサグレていたころのドリュー・バリモアをフューチャーしたエロ・サスペンスですが、このときバリモアなんと17歳!もうエロ貫禄十分、この歳で酒・男・薬を極めた女のふてぶてしいまでの迫力は見ものです。といっても脱ぎがあるわけではありません、さすがのハリウッドも未成年を脱がすわけにはいかなかったんでしょうね。他のレヴュアーの方々と同じく、わたくしめもディカプリオを見つけることが叶いませんでした。この時の年齢は18歳ぐらいですから、出ているとしたら冒頭の森の中のブランコあたりのシーンのはずですがね。 バリモア自身はなかなか良い演技だとは思いますけど、根本的にお話しがつまらなすぎです。アイヴィーを単なるサイコパスという風に演じなかったのはこれはこれでバリモアの識見でしょうが、それじゃあサスペンスが成立しにくいし、ドロドロの三角関係としてはパンチがないし、要は中途半端なんです。あとトム・スケリットのキャラもどうかと思いますね、単なるスケベで俗っぽい中年オヤジとしか思えないので脚本としては失敗でしょう。 “暇つぶし用映画“として観れば、可もなく不可もなくというのがせいぜいです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-04-24 19:52:23)
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