221. ブリジット・ジョーンズの日記
イギリス物の笑いは自分にとって当たり外れが大きいのであまり期待せずに見たが、面白かった。主人公に共感こそしないものの、こんな人が友達だったらすごく愛せると思う。男優二人はハマリ役で、ヒュー・グラントが嫌いな自分は思うさま罵れてスッキリした。もはやレネーに関しては言及不要か?このまま女デニーロの道を邁進していただきたい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-27 14:57:12) |
222. おいしいコーヒーの真実
この作品に出てくる米国資本のコーヒーショップで2年ほどバイトしていたが、豆の風味や特徴に関しての知識はやたら勉強させられる割に、産地に関する情報は驚くほど制限されていた。そうか、あのエチオピア・シダモの産地の実情はやはりこうなのか・・想像とあまりかけ離れてはいなかっただけに、改めてグローバル経済の不公平さを思い知り、安穏と暮らす自分の足もとを見直したくなった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-01-27 14:45:19) |
223. カメレオン
藤原竜也の実力を認めないわけではないのだが、いかんせんその可愛いルックスのせいでいくつになっても何を演っても天才子役が頑張っているようにしか見えない。というわけで私にとっては藤原竜也≒ディカプリオであることを再確認した。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-23 20:27:49) |
224. シン・シティ
アメコミ一般に対しての自分の持っていたイメージ通りの映像。あくまでも自分基準の感想なのでこれが映画として成功しているのかどうか分からないが、退屈はしなかった。刺激的だが観た後に何にも残らないので深みゼロ。ただ、レザボア・ドッグスを途中でリタイアした自分でも、モノクロやパートカラーだともっとグロいシーンでも平然と観ていられることに自分で驚いた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-23 20:03:28) |
225. 理想の女
ヘレン・ハントはミスキャストでは?と思ったが、話が進むうちに引き込まれ、ラストにはああ、これはやっぱりヘレンだわーと納得。金持ちの演出が嫌みじゃなくて品があるところが、単純な米国映画とは一線を画す。登場人物のそれぞれが人間らしいエゴを見せても卑しく見えないのは、分を弁えるルールが暗黙の了解で守られているからか。大人の粋が小気味よい物語。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-12-23 19:40:01) |
226. ハチミツとクローバー
原作未読。この手の甘酸っぱい純愛学園もの(?)に感情移入できるような歳ではないが、んなこたぁどーでもいい。女でも「惚れてまうやろ!」な蒼井優のキラースマイル!!もうそれだけでこの映画はOK。見るだけで癒される貴重画像。小5女子と一緒に観ましたが彼女も「か、可愛い~」と目がハートになっておりました。ただし、蒼井優も関めぐみも好みじゃない人にははっきり言って観る価値のない作品かも。ちなみにはぐみの作品を実際に製作したMAYA MAXX氏のインタビューがネットで読める。結構面白い。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-12-21 09:01:20) |
227. イン・ハー・シューズ
《ネタバレ》 長らくキャメロン・ディアスという女優の魅力が解せなくて、前半は役柄まんまに「あー、やっぱりこの女ヤダ!」とイライラしながら観た。でも、だからこそ後半の展開に素直に引き込まれ、最後にはマギーのキャラごとディアスの実力を見直した。詩の朗読シーンが特に印象的で、「頭の良い子だ」と教授にA+をもらった時のマギーの表情がすごく良かった。ジャマイカレストランでの手作り結婚式も、そのゴチャゴチャなんだけどHAPPYな感じが姉妹の新しい門出を象徴しているようで微笑ましくて、映画の中の挙式シーンのベスト10入りしそう(マギーが選んだドレスも本当にローズによく似合ってた)。思いがけず掘り出し物の一作でした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-11-30 00:07:44) |
228. ハリーとトント
《ネタバレ》 富や名声には無縁だろうとも、人生の黄昏時をこんな風に過ごせたら、それはものすごく幸せなことだろう。ラストの海辺の夕日の美しさがこの映画を象徴するようだった。あんなにいつでもどこでも手元に大事に抱いていたのに、最後のお別れでは触れもせずケージ越しにさよならするだけ、っていうのが切なくて、かえってハリーの喪失感が表れていた。これはやっぱり相手が猫だからできること。犬だと抱きしめてワーワー泣いたりしないと格好がつかないような気がする。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-20 22:43:15)(良:1票) |
229. 笑う大天使
安くてもお馬鹿でもアホアホでも楽しめるB級大馬鹿映画ってあるんだろうが、こちらは突っ込む気すら起きない寒い出来だった。間違いなく上野樹里の主演作黒歴史の一端となるはず。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2009-11-17 20:56:06) |
230. 題名のない子守唄
《ネタバレ》 まさに女の人生最悪バージョンを体現している主人公。目が離せないままだんだんと心拍数が上がるように物語に引き込まれ、ラストでようやく「あ、そう言えばトルナトーレ作品だった」と思い出された。最後には観て良かったと思える深い作品なのだが、痛すぎる描写が多くてもう一度観ようと思えない。特に、狂信的な母性愛故の行動とはいえ、いたいけな幼児を後ろ手に縛り上げ執拗に小突き回す愛の鞭シーンは辛かった。あんたは星一徹か?! [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-17 20:45:58)(良:1票) |
231. 男が女を愛する時(1994)
相手を思うからこそすれ違う男女の考え方のパターンを見事に表現していて感心した。ただ共感して勇気づけて欲しい(問題は自力で解決したい)女と、とにかく一刻も早く彼女を窮地から救い出してヒーローになりたい男。両者の間にはひたすら暗くて深い川が横たわる。そのすれ違いが愛故であることにお互いが気づけばもっと幸せになれるのに、気がつかずに無為に傷つけ合う男女がいかに多いことか。かつてジョン・グレイ博士の著書を読んで目から鱗が落ちまくりだった自分は「そうそう、そうなっちゃうんだよなっ!ありがちだよな!」と主人公二人のすれ違い(特に妻のイライラ)にいちいち感情移入してしまった。恐らく一番このパターンに陥りがちな夫のタイプ(=自他共に認める出来過ぎな夫)の役どころにA・ガルシアはまさに適役だったと思う。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-11-17 20:28:22)(良:1票) |
232. 犬と私の10の約束
幼稚園児じゃないんだから、イラスト付きで10の約束を解説されてもな~と苦笑。犬じゃなくてトヨエツに2度ももらい泣きさせられたのは想定外だった。こういうとことん毒のない作品を家族揃って笑って観られるのもあと数年かなぁ・・と思うと何故かスクリーンがぼやけた。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-11-05 12:09:30) |
233. アイ,ロボット
トランスフォーマーよりはちょっとメッセージ性があるものの、ロボット好きな子供と楽しく観られるお約束を外さないSF作品。ラニング博士の「正しい質問をしないと答えないプログラム」で、もっと遊びたい。サニーの無垢と無機質感を併せ持った表情デザインは秀逸だと思う。ただ、まぶたのない無理矢理ウインクはちと不気味だった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-05 12:00:01) |
234. 激突!<TVM>
あの単調な一本道だからこその焦燥感と恐怖、あのロケ地に近い環境に住んでいた経験があるのでヒシヒシ伝わってきた。主人公の独白の必死さ・滑稽さといい、最後まで姿を見せないトラック運転手の不気味さといい、これだけ少ない登場人物と単調な背景ながら約90分全く退屈させないのは驚異的。予算も技術も時間も無くても(撮影期間11日間だとか)傑作が作れてしまう人間の才能を知らしめた一作。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-11-02 21:59:44) |
235. ブラインドネス
《ネタバレ》 バニック・ホラーとしては設定に無理があって突っ込みどころ満載。そこに宗教的な意味を見いだせるなら、話の流れの荒唐無稽さにも納得できるのかも知れないが、そういうバックグラウンドを持たない自分には展開毎のクライマックスシーンで登場人物の行動に必然性が感じられずぶった切り感があった。集団レイプとそこに至る展開がひどすぎるので2度と見たくはないが、スーパーの地下倉庫のシーンで、観客にも失明を疑似体験させる演出には感心した。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-11-02 21:37:33)(良:1票) |
236. 悪いことしましョ!(2000)
ものすごく単純なコミック的展開なので何も考えずに観るが良し。E.ハーレイの悪魔コスプレはどれも似合ってて見ていて楽しい。対照的にブレンダンの方は何を着せても似合わないのが笑えた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-02 20:27:04) |
237. フル・モンティ
あんまり期待せずに観たら意外と面白かった。裸を見せることがテーマなのにとことんセクシーさとは対局にある登場人物たちのトホホな日常。そのあたりの描写がイギリスのコメディとしては下品すぎない演出で素直に楽しめた。「連続殺人犯顔」のR.カーライル、これは当たり役(笑) [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-10-21 21:10:47) |
238. 百万円と苦虫女
《ネタバレ》 「人のセックスを笑うな」を観たばかりで主演つながりであんまり期待していなかったが思いがけず3回ぐらい泣いてしまった。蒼井優の持ち味が最大限引き出されていたように思う。 自己主張が下手で不器用なだけなのに、人知れず我が身の不運を嘆いて生きている人はきっと多いと思うが、そんな人々の肩にそっと手を置いてくれるような作品。人間はいくつになっても自分が変わろうと思えば変われるという希望が沸く。きっと中島は正直に引き留めたところで彼女の意志の強さに自分の存在が勝てないことが証明されてしまいそうで怖かったんじゃないかな。ラストに甘さを残さないのもむしろ爽やかで良い。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-10-17 12:00:48)(良:1票) |
239. ブルース・ブラザース
開き直ってカントリー&ウェスタンを演じるシーンが結構好き。決して王道を行く完成度ではないし品もないけれど、ひたすらソウル・ミュージックへの愛にあふれている。B級コメディの傑作! [DVD(字幕)] 9点(2009-10-17 11:59:26) |
240. ビッグ
《ネタバレ》 すんごい分かりやすい展開なので子供向けなんだろうと観ていたら、実はオトナが楽しむためのファンタジーなんですな。身体が大人なだけで、12歳にしても妙にオツムが幼いようなジョッシュが、大人の恋愛を経験しちゃうことにすごい違和感。というかいくら見た目が大人同士でも、精神年齢で言ったら母子ほども歳が違う男女のベッドインなんて、オエーの一言。ただ、幸か不幸か、ラストにもう一度子供に戻ることを拒否したヒロインの気持ちには深~く共感できた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-17 00:10:01) |