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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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221.  地獄のモーテル 《ネタバレ》 
以前にある方のレビューを読んで観たくなったので観てみた。 カントリーな感じとホラーとの組み合わせが良い。 土臭い田舎っぽさが血なまぐささと合う。  正直前半はあんまり面白くないと思った。  B級スプラッタホラーにおいて「田舎のオッチャンの手作りベーコン」ってだけである程度の想像はつく。 だけど一般的なB級スプラッタの想像とはかけ離れた、一筋縄ではいかない展開とか設定がユニークで面白い。 その一筋縄ではいかないところがこの作品をB級スプラッタの良作たらしめてるのかなと思った。 このモーテルの経営者は一見すると親しみの持てる熟年兄妹だ。 その裏で“人間栽培”をしながらも生活感が感じられ、手作りベーコン家業の生計が成り立っている感が面白い。   そしてこの映画は「チェーンソーが出てくるホラー」の中では名作の部類に入るチェーンソー・ホラーだった。 チェーンソーアクションには迫力と狂気がみなぎる。 そしてチェーンソーを持った豚マスク野郎の姿が尋常じゃない。 マジキチな笑い声も聞こえだして「悪魔のいけにえ」のような本気度をみせる。 猟奇ホラー映画の神様降臨の名場面だ。  他にもゾンビだか人間なんだか分からない家畜がユニークで面白い。  最後を迎えたとき正義の光りに包まれ過ぎてるところがホラーにはそぐわない気もする。 人間栽培を営みながらも信仰に熱く、万人にとって善くあろうとしたオッチャンのズレがたまらない。 ほのかにSF的なシュールさも漂う。
[DVD(字幕)] 6点(2013-03-14 00:40:42)
222.  血のエクソシズム/ドラキュラの復活 《ネタバレ》 
ブラムストーカーの原案をもとにつくられた正統派ドラキュラ映画。 原作とは違った展開が楽しめる。 この作品の主役は美女にモテまくる。 お城の雰囲気とドラキュラの存在感はかなり本格的だ。 怪奇映画の名優クリストファーリーの演じる吸血鬼は存在感がヤバすぎる。 真っ赤に血走った目が怖すぎた。 不気味な迫力ナンバーワンの演技だ。 最期の雄叫びの凄まじさに痺れる。 名場面が多すぎる。 ドラキュラロマンに酔いしれる本物のドラキュラ映画。 怪奇映画のど真ん中。
[DVD(字幕)] 8点(2013-03-12 20:59:43)
223.  未知への飛行 《ネタバレ》 
この作品がすごいのはたぶん作品の中で 本気で問題提起が行われるからであろう。 兵器とは悲劇しか生まない。 機械や兵器の威力はすでに人間のコントロールの範疇を超えている。 それを人間が持つこと自体が間違ってるのではないか。 抑止力として兵器を持たねば維持できない国どうしの関係、対話。 もう悲劇の結末がすぐそこに見えているかのようだ。
[DVD(吹替)] 9点(2013-03-12 20:51:46)(良:1票)
224.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
なんだかロケットを作ってるんだかミサイルを作ってるんだかよく分からないシーンも最初はありましたが、 最終的に感動的な映画だった。 そういえば子供のころ僕はペットボトルロケットとかやった(けどあんま興味なかった)。 ロケットっていうのはなんかこう少年心をくすぐるんだろうか。 遠い空の向こうに夢を抱き思いをはせるというのはロマンがあって良い。 自分のそんな心はもうとうの昔に死んでるので、この映画の中にある情熱はとても眩しい。 「父と子はだいたいこういうもんである」みたいのがあってそれがまぁ良かった。 他にも兄弟との比較、仲間と共に一つのことに打ち込むこと、体育会系キャプテンの彼女、 善き理解者でもある担任、進学か就職かなど、十代のころの記憶が甦るようなところが的確に無難に表現されている。 野次馬みたいのもいたけどあんましつこくなくてよかった。 くどいシーンがこれといってなく、 それでいてしっかりと着実に物語が描かれているところが好感の持てる映画だと思います。 ごく自然に感じられる面白さがある。
[DVD(吹替)] 8点(2013-03-12 20:51:37)
225.  ローズ・イン・タイドランド 《ネタバレ》 
テリーギリアムの描く不思議な世界を久しぶりに見た。 テリーギリアムの描く”不思議の国のアリス”は現代風な現実を毒たっぷりにまた独特な視点で強く描き、 それが突拍子もないぶっ飛んだファンタジーと融合する面白いものだった。 最初の現実の荒んだ家庭内風景は「どこが不思議の国のアリスやねん!」って感じで ”不思議の国のアリス”とはあまりにかけ離れた雰囲気でびっくりしたけど。 でも場面場面で不思議の国のアリスのような美しくメルヘンな場面がみられた。 たぶん映画サイレントヒルでも子役を務めたこの少女は非常に美少女だった。 そんな美少女が変な男ときわどい場面がけっこうあったのでなんかドキドキした。 現実と幻想が入り乱れるこの作品で、嫌というほどに現実が浮き彫りになる。 この作品にあるファンタジーとはまったく無責任なものであると思える。 主役の少女にしたって登場人物にしたってみんな現実というものを全く見ようとしないので、 観賞者が逆に登場人物のことが心配になってくる。 そこでイラッとはしないけど気の毒になってくる。 特に主役の少女は自分の世界で生きるしかなかったから必死で自分の世界を作ってるような気がしてなんか健気だ。 宗教女はひどかった。彼女の言う「罪人」とは「自分以外の誰か」のことであるかのようで、自分の「罪」には立派に目をつむる。 そんな風に現実というものにちゃんと向き合っている登場人物が皆無なこの映画は非常にぶっ飛んでいる映画でした。 さらに野暮なこというと、自分の知る映画の範疇でいうと ヤンシュヴァンクマイエルの人形、”悪魔のいけにえ”の食卓、”パンズオブラビリンス”の現実と幻想、”ミツバチのささやき”のラスト、 などをほのかに思い出させる場面があったかもしれない。これもまた個人的な感想。 
[DVD(字幕)] 8点(2013-03-12 20:51:29)
226.  2000人の狂人 《ネタバレ》 
凄く古い映画だった。 村人全員が狂っているという最強の映画。 それもごく自然にごく普通に狂っている。 陽気な音楽にのせてまるで村人の遊びであるかのように残酷な行為が行われる。ハイテンションに。 ちなみに村人全員が南北戦争で虐殺された南部の村民の怨霊である。 それからちょうど100年にあたる100年祭に 村が迎えた北部の人間を一人殺すと村人全員が笑顔になる。子供も老人もである。 残酷なのか楽しいのかよく分からなくなるのはまさに発狂。 とてもチープなんだけど愛おしい。 残酷さとチープさがちょうどいいところでピッタリはまってる感じがする。 まさにドライブイン劇場で多くの人を楽しませたんだろうなって感じの映画。 残酷行為をしてる村人の声を聞くとやっぱ狂ってるな。 村ぐるみというのがよく表れていて良かった。 個人的な欲をいうともっとカンニバリズム色を強くしてほしかった(当時では難しいのか)。 やっぱりカントリーミュージックがヤバいのかな。見てて楽しくなってくるし。 リメイクも面白かったけどこっちは天然な感じがしていい。 スプラッタホラーの原点であり頂点である作品の一つとしてファンの間で語られているので その点も評価。
[DVD(字幕)] 8点(2013-02-11 16:47:27)
227.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
素晴らしい! 唯一の3D映画アバター。それは感動の映像体験だ。 スピルバーグはたぶん嫉妬したであろう。 いや、恐らくすべてのクリエーターが嫉妬したであろう美しすぎる映像世界。 個人の芸術家はこの作品を前に何ができるのか。 この世界を創造したキャメロンはまさに天才である。 自分はこんな素晴らしい世界を見たことがない。 ファンタジー世界を崇拝する者にとっては最高の幸せだ。 完璧に構成された見事な一場面一場面に息を呑み、 圧倒的なスケール感と物凄い迫力にただただ感動するばかりだった。 震えるほど美しい場面がある。それはもう美の極致だ。 SFファンタジー映画はこの映画をしばらくは超えないだろう。 内容はエンターテイメントの次元をとうに超えている。  CGで作られた世界はFFなどのゲーム美術に共通するところもある。 しかしFFなんかよりも遥かに美しい。 いや、これはアメリカ版「ラピュタ」といっても良いくらいに幻想的な世界。 ネイティリはどことなくもののけ姫のサンを彷彿とさせる。  色彩的に青が非常に美しく神秘的。 まるで海のように深く静かに輝く幻想的なムードの青に癒される。 また水の表現が非常に美しい。 これはタイタニックやアビスを監督したキャメロンならではの成せる業。  この作品には人間の原始の美しさとエネルギーで満ちている。 この作品を見ると現在に生きる人類はどれだけ霊や自然との一体感を失ってしまったのかと思う。  ナヴィ族の生活は美しく生のエネルギーに満ち溢れる。 そこで生きる強さと逞しさが生命の強さを思わせていて美しい。 獰猛な獣や奇妙な植物たちが埋め尽くす森こそ正に「命」そのもの。  しかしこの作品で行われるのは人類がこれまでにしてきた残虐な行為だ。 軍人たちが神聖な巨大樹を焼き倒すとき神をも殺した。 巨大樹こそ自然の象徴で、それを欲しいもののために破壊する人間の姿がそこにはある。 そういった自分よりも遥かに大きな神聖なものを破壊してしまうことに「畏れ」のような感情はないのだろうか?  戦闘機をはじめとする背景には、キャメロン映画にあるメカデザインのカッコ良さがみられる。 戦闘機に描かれたドラゴンの絵にはドラゴンの霊が宿ってるみたいでカッコいい。 このアバターは映画史の中で唯一3D映画として語られる映画だと思う。 
[映画館(吹替)] 10点(2013-01-24 23:37:35)(良:2票)
228.  ROCK YOU! ロック・ユー! 《ネタバレ》 
中世の時代背景が自分好みで楽しめた。 その時代を見事に再現しながらロックミュージックを随所に取り入れてる。 普通こんだけ時代を真面目に再現すればそこに近代ロックミュージックを入れるなんてそんな実験的なことしないと思うけど。 大胆だ。 中世とロックの融合は面白かったけど、それをメインに掲げるほどでもなかった。 しかし融合度はなかなか高い。 ロックだけではなく中世風な音楽も聴けてこれがなかなか気に入った。 騎士の精神が非常にカッコいい。 どちらが本当の騎士であるかなんて勝負する前から分かりきってたけど、真剣勝負には燃えた。 ここで燃えたので対決する映画としては余裕で合格点だ。 黒騎士は憎ったらしいけど鎧はカッコ良かった。 奈落から栄光まであって上り詰めた時が気持ちいい。 運命、名声、金、友情、美女、プライド、それからロック、、、男の憧れる全てがある映画だ! 
[DVD(吹替)] 7点(2013-01-13 17:04:18)(良:1票)
229.  スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 
たまに車中で聞く同名ラジオ番組がきっかけでレンタルした。 面白かった!子供と熱血教師の学園映画の、とくに校外学習映画の良作だと思う。 しかしここまで公私混同してる奴はみたことない。 偽教師が自分の好きなハードロックを子供たちに教える。それが研究課題だという。 僕の高校の担任だった恩師も授業中にギター弾いてくれたり、 準備室にメタルのCDやフィギアをたくさん持ち込んでたけど。  ハードロックが沢山出てきたので最初はスクールオブメタルじゃねとか思ったけど 一応はスクールオブロックだった。 自分もメタル好きだけど、メタル好きな人って他の音楽ジャンルを一切認めない傾向ありますが この先生はそうじゃないみたいだった。 すべてが上手くいったので見終えた後はロックした後のように爽快な気分。 こんなことって絶対にないと思う。 こんな上手く行く筈ないし、こんな素敵なこと無いからそれが映画の醍醐味。 ギター、ベース、キーボード、ドラム、コーラス等バンドの子供たちの可愛いプレイがとても良い。 ちょっと差別してるけど照明係や警備係、荷物持ちにマネージャーなどみんながそれぞれ力を合わせてるところがなんか良い。 この偽教師の情熱とハイテンションさがおかしい。 校長先生はやたらとセクシーだ。 教育(授業)とロック(反抗)を通して大切なものが見えてくる、ような気がする。 プチ元気が出る楽しい映画であると思う。 
[DVD(吹替)] 8点(2013-01-13 11:44:35)
230.  レスラー 《ネタバレ》 
ずっと前に見たランボーを少しだけ思い出した。 それと前に見たアンヴィルという映画も思い出す。 内容は非常に男らしい。 観客の男心に共鳴する映画だ。 ドキュメンタリータッチな風味もあり非常にストレートな映画だ。 余分なものが少ないので観る者によく伝わる。 何が男らしいってその真っ直ぐさだ。 自分の夢に命を懸ける姿が非常に感動的。 パッケージではレスラーの顔が見えないようになっていてそれが他の映画とは少し違った趣がある。 その理由がなんとなく分かる。 その理由のひとつをあげるとこの映画の独特な1人称視点。 3人称視点だけど1人称視点に近い撮り方(用語があったけど忘れた)が観客をラムの視点に投影する。 観客の視点がラムの視点と非常に近いところにある場面が多い。 よってラムの顔が見えない時、ラムは観客の自己である。 もう一つの理由はネタバレなのでいえない。 一人の人間を描いたヒューマンな映画で、夢と現実を見事に描く。 ファンの栄光の中にいながら、しかし時代の栄光から遠ざかった男の孤独と現実が切実だけど惹かれる。 (吹き替えで観ましたが)ラムは人間的にも親しみがもてるキャラクターだ。 ファンも友人も多くみんなから親しまれたがしかし孤独だった。 飲み屋の姉さんとの関係、ファンや同僚からの尊敬のまなざし、、、しかし彼と等身大の友人はあまりいなかったのかもしれない。 娘と歩いた時に荒涼とした風景が何ともいえず美しい。 ファンを愛し家族といったヒーローの末路はあまりに感動的だった。 観客にファイトと感動を与えてくれるこの映画は非常に素晴らしいと思う。 これはDVD買うと思う。歳とっても楽しめると思うし。
[DVD(吹替)] 9点(2013-01-13 11:36:43)
231.  スペル 《ネタバレ》 
さすがサムライミ監督といった感じだった。 エンターテイメント性の高い迫力満点のホラー映画だった。 しかし最近のサムライミはスパイダーマンなど万人向けエンターテイナーなので 今の彼がホラー映画をやるにしてもアングラ臭に欠け、描写はファンタジックに傾倒してるなと思う。 しかしお婆さんの迫力は凄い。 このお婆さんの存在感だけは死霊のはらわたの正当な続編といっていい。 スティーブンキング(リチャード・バックマン)の小説に「痩せ行く男」という小説があったが、 その内容を思い出す。 この”スペル”の「呪い」というものが”痩せ行く男”にある「呪い」とそっくりである。 それからジプシーのような連中も出てくる。 ”痩せ行く男(の映画化)”に出てきた毒々しいケーキも、この作品で似たようなものが登場する。 そしてこの映画のヒロインは昔太っていたが今は痩せている。 その設定が「痩せ行く男」の主人公から来ているのではないかとさえ思う。 この映画にはスプラッタは少ないが ジェットコースターのように人をビックリさせる恐怖演出で責めてくる。 この作品では恐怖がお化け屋敷のようにエンターテイメントだ。 汚物描写も出てくるがそれほどには重くドロッとしてない。 でもお菓子をつまみながらこの作品を観賞してるとウゲッってなると思う。 猫好きは見ないでほしい。子猫が可愛いだけに。自分もヤダなと思った。 サムライミお得意?の爆笑スプラッタもあったのでまぁ満足。 死霊のはらわたを思い出させるホラーファンタジーも少しみられる。 さすがサムライミ監督作品は最後の最後まで観客を楽しませる。
[DVD(字幕)] 7点(2013-01-09 23:56:16)(良:1票)
232.  着信アリ2 《ネタバレ》 
なにこれ?怖く無すぎ・・・。っていったらちょっと嘘になるけど。でもただ音とかでビックリするだけ。 Jホラーってあんま見ないし前作も見てませんが。 リング以降のJホラーは怖さをリングの貞子に依存し過ぎてるような気がする。 この着信アリ2ではそれを脱しようと「短髪の貞子」に挑戦してるけどぜんぜん髪型以外は真似してるし、 髪短かったらダメじゃん、日本の怪談として。たぶん「女性の髪が短いのが怖い」って言われるのってあと何十年後か100年後くらい。下手すると来ない。 それからこれもやっちゃいけないことと思うけど続編で恐怖がワールドワイドになっちゃいけない。 たぶん恐怖はその国を超えない。日本の恐怖は日本を超えない。 その土地の恐怖はその土地の人にしか描けない。 だから他国へ行ってその国で恐怖を表現するなんて図々しい気がする。 たぶん世界を超えて得られるものなんて珍紀行みたいな面白さだけだ。 異国の地で日本人がホラーをやってもミステリアスなだけで恐怖ではない。 と、また言い切ってしまえば嘘になるけど。 追いかけてくる少女の笑顔は不気味だ。まるでaphex twinのcome to daddyのPVのようだ。 でもその土地に土着したものを吸収しないでやってもただただファンタジーなだけだ。  他に恐怖の方法がないからって少女に残虐なことし過ぎ。 トリックはあまり面白くないし、警察も導入してるけど間が抜けている。 張りぼてだけでスケールを大きくしても間が抜けるだけだ。 あと、アクション映画じゃないんだから吹っ飛ぶアクションとか欲しくない。 それにホラー映画であってファンタジー映画じゃないんだからラブストーリーもそんないらないというのが僕の意見。 風呂場の死体はよくできてたと思うけどまるで北斗有情破顔拳だ。 楕円の鏡から幻想に至るシーンもたぶんリングからきている。 ヒット故にエンターテイメント色を強くしたため恐怖は色あせてると思う。 前作は観てないけど。 
[DVD(邦画)] 2点(2013-01-09 23:47:03)
233.  ISOLA 多重人格少女 《ネタバレ》 
そういえば多重人格って当時流行ったなぁ。 この作品のタイトルは「多重人格探偵サイコ」と少しかぶるかもしれない。  なんの前知識もなく鑑賞。 ビックリしたのは阪神大震災の被災地を舞台に描いていること。 「復興を心よりお祈りいたします」みたいなことを最初に丁寧に述べておきながら 被災地が舞台である意図は悪意によるものか観客集めにしか見えない(原作があったなんて知らないから)。 恐怖も感動もあまり感じられず、そのくせ被災した土地で生きてる人や犬を呪いで殺していくというのが信じらんない。  なんとなく多重人格ネタとしても面白みがないように思う。 浮遊霊が多重人格者の人格に紛れ込むってアイディアも僕の中にはもう既にあったし、 いつか使おうと思ってたのに、ああもう既にやってたのかと思った。 あとリングの貞子の真似みたいのをJホラーで見ると少しシラケる。 公開当時は週刊誌の背表紙とかで広告観た記憶があるからインパクトはあったのかも。
[DVD(邦画)] 3点(2013-01-09 23:24:20)
234.  奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 
教育と愛のせめぎあいを描いた映画だと思う。 一人の少女を闇から救い出すのは教育であるか愛であるのか。 そこに至るまでの壮絶さを見事に描き出しているとこが素晴らしい。 決して簡単なことではないというのがひしひしと伝わる迫真の演技だった。 迫真の演技とはたぶんこの映画のことを言うんだと思った。 恐らく最近の映画では見ることができないであろう迫力の演技は、 (変な例えですが)あのエクソシスト以上の凶暴さだったかもしれない。 一切の世界を与えられなかったヘレンケラーの心は不条理だ。 そんな彼女の心理状態を見事に伝えた名演技だ。 ヘレンケラーがそんな状態だったなんて知らなかったから驚いた。  正直、この映画を見る前はヘレンケラーの世界は闇だと思っていた。 しかしそうではなく彼女は光を得たのだとこの映画で知ったので安心した。  ヘレンケラーが世界を得た瞬間はとにかく感動的だった。 そしてこの映画は最高のヒューマン映画だった。   当時障がい者の置かれる状況の酷さをこの映画はまた伝えている。 サリバン先生の過去の記憶のシーンは怖かった。 この映画は誰もが光の世界を生きる権利があるということも教えてくれる。    
[DVD(字幕)] 9点(2013-01-01 23:56:34)
235.  アポカリプト 《ネタバレ》 
キ○スト様をフルボッコした映画から3年。 その血なまぐさい衝撃を今度はマヤ文明で!? これは現代のエルトポであろうか? どの場面を切り取っても正に神。まるでナショナルジオグラフィック! 迫力がすごい。並みの映画とはスケールが違う。これが映画だ!とでもいうかのようだ。 並みの映画は反省するしかない。 映像の中に神が宿る映画を久々に見た。 当時の恐ろしい儀式の再現度は神がかり。 博物館や図鑑でしかなかなか見ることのできない文明をハイクオリティーで映像にしただけで資料的価値と意義がある。 なんだか違うと思うけどパゾリーニのアポロンの地獄を思い出した。 この映画は人の原始の美しさ、勇敢さ、そして野蛮さを体感することができる。 音楽が非常に良い。 疫病の巫女少女は印象に残る。 お腹がキリキリと痛むような人間の腐敗ぶりと暴力はパッションに通じるかも? 人間と自然の迫力は僕の知る映画では頂点に近い。
[DVD(吹替)] 8点(2012-12-28 23:15:55)
236.  ヘンリィ五世(1944) 《ネタバレ》 
デパートに買い物に行ったらシェイクスピア名作映画集ってのが500円で売ってたから、 そのうちでもっとも大作っぽいものを選んで買ってみた。 シェイクスピアの文章は難しい。 だから映画の字幕でも読みにくい文章が結構あったけど、 シェイクスピアの名言ともいえそうな素晴らしい言葉も多かった。 若きイギリス国王ヘンリィ五世の、皆を率いる王としての在り方が素晴らしいと思った。 なんとなく高貴で高尚な感じの戦争映画で、最近の映像効果でコテコテの戦争映画よりも面白いかも。 衣装もセットも楽しめて、音楽は素晴らしく、戦場面は土臭くも迫力あり規模が大きいと感じる。 原作は未読。劇場のシチュエーションから始まる物語は観客をひきつける効果あり。 また非常に凝っている。
[DVD(字幕)] 7点(2012-12-28 23:13:36)
237.  ナショナル・トレジャー 《ネタバレ》 
なかなか面白いです。 タイトルだけでワクワクする感じなんですが。 音楽もいいですし。 謎が謎を呼ぶミステリーが面白いです。 そして犯人たちは何となくお利口なんですね。 そんな犯人と主人公らの協力関係がなんとも面白いです。 父さんがいいですね。「20年も無駄にした」とかいっておきながらやっぱ黙ってられないんだなぁみたいなところが。 最近の映画はオタクな青年も大活躍するらしいです。 そこは今まで愉快な黒人のポジションじゃなかったっけ。 ダヴィンチコードで築いたミステリーのジャンルで フリーメイソンという誰もが魅了される謎をテーマにした映画として、 エンターテイメント性もミステリー度もあって良かったと思います。
[DVD(吹替)] 7点(2012-12-28 23:08:32)(良:1票)
238.  メリーに首ったけ 《ネタバレ》 
とっても面白かったです。 どこまでモテない男の気持ちを分かってる映画なんだ!なんて僕なんかは思っちゃいますけど。 ギャグも面白くて笑えました。 この映画のメリーに見るのは初恋の女性のイメージでした。 それで現実ではなかなか上手くいかないところを映画でやってるのが醍醐味でした。 その分だけ他はブラックですが。 何とも毒のありそうな笑いが良い感じです。 とくにチャックに挟んじゃったところが面白すぎて仕方ないです。 キャメロンディアス相変わらず可愛美しいです。 美しい女性に恋する方法も十人十色だと思いました。   誤解を恐れずに言うなら、学園のマドンナの弟がこんなに身ちゃんなわけがない。
[DVD(吹替)] 7点(2012-12-28 23:06:48)
239.  人間人形 デッドドヲル 《ネタバレ》 
基本はC級ホラー。 しかし独特のエロスが面白い。 ある人形作家が作った美しすぎる美女人形。 その美女人形を手にした男はやがて発狂し死す。 人形愛と人形エロスをモチーフにしたこの作品は 生身の女性よりもセクシー・フィギュアが好きな男性は必見。 ダッチワイフとかラブドールのファンの男性はマジ必見な作品である。 球体人形好きにも見てほしい。  ラブドールのエロスが男を魅了してゆく様をまるで「呪い」のように描く。 解釈が変かもしれないけど、この作品は「リング」の影響も感じる。 リングの「呪いのビデオ」はこの作品では「呪いのダッチワイフ」となり、 ダッチワイフの持ち主になった男性(ときに女性)を発狂死させる。  ちょっとアートな感覚と、ちょっとシュールな音楽が何とも言えない。 断片的に回想が入るので話の流れもちょっとだけシュールな感じ。 人形愛独特のエロスがけっこう的確かもしれない。 人形愛=ネクロフィリアという感じがする。  (子供のころ家族でよくファミリー映画とならんで怪談映画を見た。 そんなあるとき父親が家族全員で見るようにこのビデオ借りてきた。 パッケージが怪談ビデオみたいだったからだろうか? マジで引いた) 
[DVD(字幕)] 5点(2012-12-28 22:45:42)
240.  キャットウーマン 《ネタバレ》 
猫好きを魅了するミステリアスなオープニングムービーが秀逸気味。 猫という神秘的な動物に魅了され続けてきた人間の歴史だ。 その猫の神秘さと女性のセクシーさはたぶん相性が良い。 ずっと昔からあったかもしれない女性が美を巡る壮絶な物語。 でも社長夫人はババァだから若い乙女に美で張り合おうなんて図々しすぎ。 嫉妬深さと現実逃避さが醜い。まさに悪女。  野生の力を借りたヒーローアクションもの。  猫好きな陰謀が平均点+1点くらいありそうですが自分も猫好きなので+1点差し上げます。 バスケシーンは大人気ないなぁと思いました。  セクシー・アクションをスタイリッシュな映像と織り交ぜて見せているところが良い。  スピード・アクションが非常にエロス。 正直、外人のセクシーさって強すぎてどうも自分はキモく感じてしまう。 もし外人女性好きでボンテージファッション好き、さらにSM鞭プレイ好きならこの映画はおススメです。  銀行強盗の場面は少しだけマスクみたいだ。 全然違うけど復讐劇と、夜のビルの飛び移りは少しクロウみたいだ。 主人公の同僚は日本語吹き替えだと良いキャラしてる。 2年ぶりの鑑賞です。2度目の鑑賞だったけど楽しんで観れる作品だった。  
[DVD(吹替)] 6点(2012-12-28 22:43:06)
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