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黒猫クックさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 791
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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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221.  アイアンマン
面白かった。 正直今更新しいヒーローとか言われてもな、って思ってたんですがこのキャラ造形が絶妙なところを狙っていて大変良い。 映画化のスタンスも、純粋に映画として完全に分離した商品としてではなく、原作との連携を前提としている作りが潔いし楽しめると言う点で良くできてると思う。  演出面でロボコップのような画作りがちらほら出てきたように思うけど、偶然なんだろうか。オマージュっぽくてなんか楽しめた。 パワーバランスの作り込みが非常に秀逸で、常に不足感を感じるように見てる側にプレッシャーを掛け続ける展開には舌を巻く。 アクションに頼らないアクションシーンや、CGを大事に扱う画作りなど本当に良くできてる。 悪人をいじめの道具に置き換えて、ひたすら暴力を楽しむ昔気質のアクション映画だったらどうしようかと思ったけど、すべてではないにしろ物を作るプロセスや勝つプロセスに重点が置かれていて安心。  悲壮感が無い、と言う点でストーリーに意外性や主張の深さは全然無いようにも思えるけれど、トレンドとして悪の概念をもう少しリアルなテロリストのありようと合体させたところはアメコミ物として新しかったと思う。 もう少し具体的でも良いように思うけど、現在の技術でそうするとコミックの良さがスポイルされるのかも知れないな、などと思った。  最終決戦のプロットも凄く良かった。 性能で劣る相手をわざわざ全力でボコボコにして蹂躙するようなヒーロー像をわざわざ作って、徹頭徹尾客の心の弱さにつけ込むような作りにしなかったのは安心。 それにしても汚いオッサンにしか見えない主人公が金と立場と、主人公特権の超天才というアイテムをつかって事件を巻き起こすという、神話から受け継がれるほど古くてかび臭くて、努力臭が全くしない化石のような話なのに、それでも面白く感じるというのはやっぱり人間てそういうのを望んでいるんだろうか。  そういうことを知り尽くしているからこそこういう物を作れるんだと思う。そういう意味でやっぱりハリウッドはヨーロッパの文芸作品群と比べるとプロとしての純度がなんか違う様に感じる。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-04-12 18:37:45)(良:1票)
222.  ラスト サムライ
グッとくる要素もあるし、物語の良さや雰囲気の良さもある。 日本人からすると違和感を禁じ得ないんだけれど、日本人が観るということをあまり考慮していないのだろうとおもう。 実際の日本的な時代考証やセットを取り入れると、アメリカ人にとってアジアの異世界にしか見えない訳で、はじめて観るそれをアジアの他国の原風景と区別することは出来ないだろうと思う。  そういう意味で、我々現地人からするとここが違う、あそこが違うと言う風な違和感に、物語への集中力をややそがれてしまうのは仕方ないか。 トムクルーズが「サケーサケー」と叫ぶシーンとかアレレ、みたいな感じだ。  ただ、これはたとえば都内私鉄の駅周辺に昔住んでいたとして、それが10年前というドラマ設定に使われた時のようなものでそんなに重要なことでもないのかも知れない。 あの駅のあの時代はあんなに開けていない、あんな交差点はない、あの地域の人たちはそんな風に思ってない。と言うような相違点があったとしても、そういったバックグラウンド的な部分はドラマ本編の品質にはほとんど影響せず、むしろリアルにすると話の良さをそぐと言うことも十分にあり得ると思う。 受け手のほとんど全員に分からないものを細かく検証しても、10年前のそこにいた人にしか伝わらないだろうし、今そこにいる人にすらスルーされることも出てくるだろう。 逆に「池袋ウェストゲートパーク」というドラマが昔あったが、当時の池袋が分からないのでいまいち分からない、という感じにも似ているのではないかと思う。  我々日本人がこういう日本物を観るときは、ぶらり途中下車の旅やアド街ック天国で自分の街が出てきたときのように、その取り上げ方の正確性にはあまり目を向けない方が良い。 普段はその街のカタログ的なエッセンスを楽しめていたのに、なじみの街が出てくると突然合致度チェックになってしまう。  分かってはいても、どうしてもそういう目で見てしまうのが私たち現地人で、こんな風に冷静に分析でもしないとアメリカ人が楽しんだようにはこの映画が楽しめない。 こんだけ理屈をつけときながら結局まぁ面白かったけどさ、と言う感想になってしまい残念。 日本人以上にアメリカ人が好きな、刹那的な最終決戦とか見所があったのにその都度心のどこかでつっこんでしまっていた。
[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-04-04 17:41:44)
223.  グッバイ、レーニン! 《ネタバレ》 
展開の小説的な流れが凄く好みだった。 お母さんの病状の変遷とかスリルを引き出す小道具になっていて、良くできてるなぁ。 文章だと受け身でそう思えるところを、映像で作るのはなかなか大変だったんじゃないかと思う。 すぐ突っ込みどころがビジュアルで分かってしまうので。 良くできてる。  この映画の主張がどのあたりまで現地の人の考えと一致しているのか分からないんだけれど、少し真剣に世の中を眺めるきっかけにでもなればいいなと感じた。  この映画のキャラクター達の、どうでも良いような努力が生活の柱を作る。 その類の努力すらやってないな、最近。そう言うところを認識するとちょっと良い薬になる。 そう言う部分の活力が無ければただ仕事で人生がすぎてしまうと思う。人それぞれ違うものであろう生活の大切さを少しだけ感じられた。
[DVD(吹替)] 8点(2009-03-21 20:41:02)
224.  マイ・ボディガード(2004) 《ネタバレ》 
わりかし面白かったとは思うけど、2時間超える映画は相応の出来じゃないとなぁ・・・ 前半の問題提起は結構それらしく思えたんだけれど、後半飛躍しすぎ。 無理矢理変更でもさせられたんだろうか。  ラストはあれが良いと思うけど、そこに至るまでがどうも良い部分と変な部分が混在しすぎて悪い部分がただただ目立つ。 とにかくキャストが豪華なので、そこにグイグイ引っ張ってもらえたと思う。   あの国で汚職絡んでたら確認するまでもなく死んでる。数日後突然、交差点に全裸で手足が乱暴に切断された死体が丁寧に服を着せられて寝かされてて、その背中にレイプされたままの表情の生首が乗っかってる。そうでなければもっと酷い事をされてて死体なんか確認のしようがない。って位の想像する。誰でも。 この映画はその知識がないと見ても意味がわからないと思う。
[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-03-21 20:23:08)
225.  バッドボーイズ2バッド 《ネタバレ》 
ここまで話がいい加減に作られていて(ここまで行くとわざとなのか?)、 ここまで慎重にアクションが作られていると、降参。 笑ってすませられるかどうか、きわどいところだったけれど、 笑ってすませといた。
[DVD(吹替)] 6点(2009-02-15 14:49:10)
226.  ロボッツ 《ネタバレ》 
商品として手堅くまとまっていて、話の優しさと相まってとてもいいお話だったと思う。 この映画の一番いいところは、あまり奇妙な大きなテーマをどすんと与えなかったところだと思う。  特に日本製アニメ、その萌えキャラと学園とかRPG的設定を取り除いてみれば、そこまで行くと宗教団体が作る映画と大差なくない?というような生き方論には大変な違和感を持っている。  なんで人間同士がやたら心とか精神とか考えてることをのぞき見しあわなきゃならないのか? なんで自然だの命だの自分らしさだのをいう割には破壊欲を刺激するプロットと映像だけを組み合わせるのか? ものすごい違和感だ。  そんなことよりも、人間らしいキャラがロボットで、まっすぐに冒険するという優しさの大切さの方がよほど大事なんじゃないの? 正直印象に残らないラストだったけれど、「アーいい映画だった」っていうこれが大事。
[DVD(吹替)] 7点(2009-02-15 14:41:47)
227.  ターミネーター3
不覚にも意外と面白かった。悪くないんじゃないのかなと思う。 だけどターミネーターの続編適当にに作んなよな。とも思う。 いつかこれなかったことになるんじゃないかと思っていたら、ホントにそうなった。 それはそうだ。  アクション自体は非常にダイナミックで笑える要素も入っていてよくできている。 プロットが余りにもターミネーター同人的、中身なし。アクションだけでよくぞこれだけ引っ張るものだと感心した。  映画館だから面白かったんだと思うけれど、これを液晶テレビでDVDでみてしまったらと思うとちょっとぞっとした。 だからってbru-rayで出たからってわざわざ借りてみるだろうか、見ないだろうなあ。
[映画館(字幕)] 7点(2009-02-11 16:02:50)
228.  ドゥーマ 《ネタバレ》 
何かの映画の予告編で見たんだと思う。チーターが人間に飼われて騒動を起こすとかそういう見せ方だった。普段ならDVDの本編のじゃまをする他作品の広告なんかみてそれをみたいな、なんてつゆほどにも思わないんだけれど猫科の動物が好きなので、実際に見てみることにした。  想像していたよりもずっと冒険にあふれていて、ずっとまじめでずっと楽しい切ない話だったと思う。親子の関係や、ペットとの関係、新しい友人との冒険といった子供に重要な要素がちりばめられていて、大人が見ても素直に感動できた。  チーターがこの地球上では人間のせいで絶滅の危機にあるという。 そういう現実を受け入れることが出来ない。人間も自然の一部で、それが作り出した人造物や営みも自然の一部、現実世界では淘汰なのだという異説を唱える少数派の学者が居ても良いとは思うけれど、心情的に許せる物ではない。  息をのむほどに美しい、チーターという種が死にゆくという事実が本当に悲しく切ない。 でもそんな現実をほんの一瞬でも忘れられる良い映画だった。
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2009-01-24 15:58:34)
229.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 
普通に面白かったと思う。 CGIもスクリーン上で違和感が無くかなり良くできていたように感じた。 原作を読まずに映画だけで楽しもうと思っているため、物語としての完成度は残念に感じた。  おそらく原作中の細かい記述を映像化しながらプロットを削る方向で構成しているからだと思うが、あまり良い方向に行っていないように感じる。  原作を読んだ人からは原作的でリアルだと思う場面も、読もうと思っていない人から見るとなんでそんなどうでも良いところが細かいんだ?と拍子抜けすることがある。今作は減っていたとはいえそのせいでやっぱり長い。 
[映画館(字幕)] 6点(2009-01-24 15:15:31)
230.  ハリー・ポッターと賢者の石 《ネタバレ》 
意外と面白くなかったですね。 どうしてもうちょっと原作ものとして作り込まなかったのか、残念。 この後原作も読んでみたんですが、1は導入部として雰囲気だけは伝わってきたんですが 入り込めませんでした。  おそらく原作を読み進めている人向けの高級挿絵としての映像化をねらっているんだとは思うんですが、 指輪物語のような完成度は困難なようです。 予算的にムリなものは、原作の山場をどういう風に持って行くかを考えてくれれば見る側としても 楽しめたのではないかと思う。 散漫でふわふわした印象が抜けなかった。
[映画館(字幕)] 4点(2009-01-12 19:42:26)
231.  60セカンズ 《ネタバレ》 
気軽に見られるいかにもハリウッドアクション映画という感じ。 宣伝だとクライムサスペンスなのかと思っていたんですが、実は戦隊ものテイスツあふれる カーアクションでした。  ギャグパートが意外とツボに入ってしまい妙に笑える映画って言う感じでした。 それから、ニコラスケイジがどうしても・・・コミックバンチで大昔やってたギャグマンガ のキャラに見えてしまいシリアスな演技を見てると笑いそうになってしまう。 あのギャグマンガにはニコラスケイジとブルースウィリスに呪いを掛けやがった。  金曜の夜とか土曜の午後に見るのにぴったりな軽めの映画です。
[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-12 19:16:55)
232.  マッハ!!!!!!!! 《ネタバレ》 
重めのテーマにゴリッとアクションが乗っている。 タイがどういう国なのかわからないからどういうものなのか想像に任せて 見入ってしまったけど、こういう風にちゃんと映画になっているのが凄いなと。  なんで日本製の映画ってなんかできが悪いんだろう。 ドラゴンボールとかスラムダンクのテレビ版みたいに、止め画で(口だけ動いてる)さんざん台詞だけ 聞かされるような、そういう様式が映画にまで蔓延してるのが許せない。  心情や舞台背景を説明しすぎな台詞とか、自分が今やっている行動を、説明台詞付きで演技させたりする 演出に至ってはかなり後進国なんだと思わされることがある。 いらないから省かれているバックの設定を、日本のドラマ、アニメや漫画につかりすぎてついつい自分の理解力を棚に上げながら 「説明不足だ」などと感じてしまう自分にも腹が立つ。  そういうことを発見できた。凄く完成されていて、少なくとも日本映画はアニメも含めて外の映画をよく 見て良いところはちゃんと真似した方が良いと思う。 出来るようになってからオリジナリティを見つけた方が良いのではないか。  と、何故かこの映画を見て思った。
[DVD(吹替)] 8点(2009-01-04 21:42:29)
233.  ファンタスティポ
なにこれ?ストーリーとかないし。 何か始まるのか?ってジーッと見ていたら何も起きずに寒いまま終わった。 死霊の盆踊りにちかいテイスツだと思った。
[DVD(字幕)] 1点(2009-01-04 03:19:05)
234.  ターミナル 《ネタバレ》 
微妙な雰囲気が心地よかったです。 見て見ぬふりをしてもらいつつ、明らかに空気のような存在感のなさでもなく、邪魔者でもなく。 そこにいる全ての人を当惑させながら流れるストーリー。 そういう変な雰囲気が良かったです。  特に大きな山場がないんですが、大きな出来事を持ち込まなかったのが良かったんじゃないかと思います。 というのも、立ち往生した主人公が空港に住み着いてしまうという変な出来事じたいが大事件ですから。 主人公の立ち位置がぶれないまま過ぎ去っていく時間がいちばん面白く、もしかしたら状況が動きそうになってくるとなんだかもうちょっとだけ、と切ないような惜しいような気持ちがするのが不思議。  確かにもうちょっとマニアックな作りにした方が面白かったんだと思いますけど、映画会社の都合があるのかな。スピルバーグで万人向けを狙っちゃったのが惜しいような安心して見れるような。そう言う部分まで微妙なバランスでつくられちゃいないかと。偶然ですね。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-04 02:08:51)
235.  茄子 アンダルシアの夏 《ネタバレ》 
駆け引きよし、意地よし、仲間よし、風景よしってかんじでした。 スピード感のある表現がグイグイ引っ張っていってくれるので、 1秒も飽きずにみることが出来ました。  40分くらいの短編て言う、短編映画の使い方を心得た作りが潔くて○ 自転車の知識が無くてもみれるのが良いし、兄弟のつばぜり合いの先の話 っていうのが良いですね~。決着がついてしまったその後の話。  何となくゴールにたどり着いた兄と、これからがスタートの弟という対比が また良いじゃないですか。 満足しました。  声優は、今回そんなに悪くないですね。なんでだろ。 台詞が少ないからでしょうかね。 主役は棒読みでもないし、他のキャラも普通のオジサンがリアルにつぶやいている感じがしたような 気がしないでもない。  偶然だとは思うんだけれどすべてが上手くいってできあがったような感じか。
[DVD(邦画)] 7点(2009-01-03 15:49:45)(良:1票)
236.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 
つまんなくはないけれど・・・っていう感じでした。 途中までは結構普通の殺人ものでグイグイ引っ張っていってくれるんですが、途中からかなり怪しくなってしまって残念。  キャストも良いし、原作も面白いらしいんですが、原作の販促みたいな雰囲気がしてしまいました。 楽しめてもっとつっこんだところが知りたい方は原作を購入してくださいっていう感じなんですかね。  私自身はそういう楽しみ方が出来た試しがありませんが・・・。
[映画館(字幕)] 6点(2009-01-02 14:24:16)
237.  沈黙の聖戦 《ネタバレ》 
普通に面白くてびっくりした。 後期沈黙のなかでは意外とアクションがちゃんと入っているので動揺した。 男に当惑した。 いつものセガールさんをみれて満足した。
[DVD(吹替)] 6点(2009-01-01 22:07:58)
238.  エクソシスト ビギニング 《ネタバレ》 
面白くなかったですね・・・ 目の付け所自体はたぶん悪くないと思うんですが、特殊効果が本当の意味で効果的でなければ成り立たないジャンルにもかかわらず、覚悟の足らないCGIを使ったのがいけない。  CGは一時低予算で速くそれなりの視覚効果が得られる魔法の大道具と思われていましたが、実際はお金以上に、要求される技術水準のハードルがただごとではなく高いものであるから、生半可な覚悟では使ってはいけないものになっているように感じます。  そう言う意味で、大流行したエピソードゼロモノが生半可に粗製濫造されたCGIを使ってしまうようでは失敗しないわけがないかと。 エクソシストのフリークが、グッズコンプリートのために見るような映画でした。
[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2009-01-01 17:23:21)
239.  ウォーリー 《ネタバレ》 
ピクサーの映画のなかでもトイ・ストーリー1と並ぶ・・・かそれ以上か。の超傑作。 小さな子供では飽きてしまうストーリーですが、小さな子も映像にかじりついていました。  最初にエバが登場するシーンでは、明らかに人類的な技術で動作する「機械」から出現するあたり、人類がなんらかの形で介在していることが映像できちんと書き込まれているところに釘付けになり、最初の人類の映像が滅んでしまった人類の置きみやげではないのではないか、と受け手を疑心暗鬼にさせるところがもの凄く新しかったです。  これまでのSFで人類がいない荒廃した地上という設定では、生き残りが人類の残した物を巡って物語りが始まりますが、うーん新しい。でもうっかりエバの登場シーンで仕掛けを見逃したとしても、無人の宇宙に連れて行かれたウォーリーがどうなるのかとかなりはらはらするはず。  それから全編にあふれる脳天気なキャラクタ達の諦めなさや、前向きさ、ストーリーの優しさに大満足でした。 CGだというだけでバカにする人もいるかも知れませんが、ボタン一つでコンピュータが勝手に絵を作り出すのがCGではありません。  手で紙にかかれた原案が、様々な工程に乗って少しずつ人の手によって積み重ねられ、最終的にコンピュータに陰影を付けさせる製品です。 そうして作られたキャラがそれぞれに違ういろいろな意味の大切な物を、それぞれが大切に守る。それに理由が必要なんだろうか、いちいち考えなければ分からないものなんてそれは大切ではないのではないだろうか。そういう気持ちを素直に確認させてくれる、心にズシンと来るテーマではないかと思います。  こういう生活サイズのテーマにもかかわらず、直球勝負で重い。立派! たくさんの人に丁寧に心をこめて作られたキャラ達が、休む間もなく動き、物語をつづる様はCGのもつ、人が作った暖かさにあふれています。  これほどの作品をCGアニメーションで作り上げたということの凄さは、一つのブレークスルーではないでしょうか。 もの凄いインパクトです。
[映画館(吹替)] 9点(2009-01-01 16:47:06)(良:1票)
240.  デビルマン
プレステ1初期の、なんだこれって言うメーカーが出したなんだこれって言うアドベンチャーゲームの、なんだこれって言うおまけムービーみたいな映画だった。  これを撮った須藤監督(だっけ)が撮ったビーバップハイスクール高校与太郎哀歌と言うヤツを罰ゲームで見せられて、デビルマンに2点をつけていたことにショックを受け、謹んで直したのだった。 映画の神よ、どう考えても  年に一度あるかないかのはずれ映画。 いろんな人に警告したい映画。 ある意味貴重   じゃない。  メガトン級の面白なさ。 面白無さ過ぎて大笑いしそうな映画。 ここ何年かで一番面白くない映画。  だと思う。私が間違っていました。もし映画の神様がいるなら、創作物に対する冒涜を犯した僕をどうかお許しください。  っていうかほんとに冒涜してんのは俺じゃないのになんで俺が申し訳なくなってんのかわかんないからこの映画怖い。
[地上波(邦画)] 1点(2008-10-26 19:53:54)
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